JPS594212Y2 - 電磁切換弁 - Google Patents

電磁切換弁

Info

Publication number
JPS594212Y2
JPS594212Y2 JP296280U JP296280U JPS594212Y2 JP S594212 Y2 JPS594212 Y2 JP S594212Y2 JP 296280 U JP296280 U JP 296280U JP 296280 U JP296280 U JP 296280U JP S594212 Y2 JPS594212 Y2 JP S594212Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve seat
valve
stroke
iron core
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP296280U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56104673U (ja
Inventor
清次 小杉
Original Assignee
焼結金属工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 焼結金属工業株式会社 filed Critical 焼結金属工業株式会社
Priority to JP296280U priority Critical patent/JPS594212Y2/ja
Publication of JPS56104673U publication Critical patent/JPS56104673U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS594212Y2 publication Critical patent/JPS594212Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 利用分野 本考案は、小型の電磁操作部によつあ大流量の流体を流
通させる電磁切換弁に関するものである。
従来技術とその問題点 一般に、電磁切換弁おいて大流量の流体を流そうとする
場合には、弁座の口径を大きくすることによって流路断
面積を拡大すればよいが、このように弁座の口径を大き
くすると、それに合わせて弁体即ち可動鉄心の吸着スト
ロークを大きくしなければならず、必然的に電磁操作部
が大型化する。
例えば、実公昭42−15496号公報に記載の電磁バ
ルブは、可動鉄心の運動方向にストッパとしての調整ね
じを設け、この調整ねじて可動鉄心のストロークを変え
ることによって流路断面積を変化させるようにしたもの
であるが、弁座の口径に応じた最大流量を得る場合のた
めに、可動鉄心の吸着ストロークを予め弁座の口径に合
わせてそれを最大に開口し得るストロークに設定してお
かなければならなず、電磁コイルが大型化する。
しかしながら、調整ねじて可動鉄心のストロークを小さ
くしたときには、そのように大きな電磁コイルを必要と
せず、小型の電磁コイルによって十分に大きな吸引力を
得ることができるので、不必要に大きな電磁コイルを用
いていることになる。
このような電磁コイルの大きさは、弁が開き始めるとき
に必要な電磁力によって定まるが、そのような大きさの
電磁コイルを用いた場合、一旦弁が開いた後における十
分な開放位置までのストロークでは、不必要に大きな電
磁力が発生し、大きな無駄が生じることになる。
従って、可動鉄心を吸着して弁を開くためのストローク
をできるだけ小さくしながら、弁の開放には大きなスト
ロークを与え得るようにするのが有効であるが、上記従
来の電磁弁では、電磁コイルで可動鉄心を弁開位置に吸
着するようにしているので、それを実現することができ
ない。
本考案の技術的課題 本考案において解決すべき技術的課題は、可動鉄心を吸
着ストローク完了後においても流体圧作用力により必要
な弁開位置まで変位可能とし、該可動鉄心の吸着ストロ
ークを弁座の口径とは無関係に小さくして電磁操作部を
小型化することである。
技術的手段 上記課題解決のため、本考案においては、弁筺内におけ
る流体の入力ポートと出力ポートとの間の連通路に、出
力ポート側から接離する弁体で開閉される弁座を設けた
ものにおいて、該弁座の出力ポート側に形設した圧力室
に開口する電磁操作部の案内管に、弁座を開閉する弁体
を設けた可動鉄心をばねにより弁座を閉鎖する方向に付
勢して摺動自在に嵌装すると共に、電磁操作部のコイル
への通電により上記可動鉄心を吸着する吸着鉄心を上記
弁座より大径のシールを介して密封状態で摺動可能に嵌
装し、該吸着鉄心をばねで可動鉄心側に付勢して案内管
の係止段部に係止させ、その係止状態において該吸着鉄
心を可動鉄心に対して小さなストロークを持たせた状態
で対向させ、該ストロークと吸着鉄心のストロークの和
を弁座の十分な開放に必要な弁体のストロークに設定す
るという技術的手段を講じている。
作用 上記技術的手段は次のように作用する。
即ち、通電により可動鉄心が吸着鉄心に吸着し、弁座が
僅かに開放すると、この弁座からの流体圧が案内管に弁
座より大径のシールを介して嵌装した吸着鉄心に作用し
、両鉄心はそれらに作用するばねの合成付勢力に抗して
開弁方向へ移動する。
この移動によって弁体が弁座の口径に応じたストローク
で弁座を大きく開放し、所定流量の流体が弁座を流通す
る。
而して、上記吸着鉄心に対する可動鉄心の吸着ストロー
クは小さく、従って、小型の電磁操作部によって大流量
を流せることになる。
即ち、第3図Aの電磁操作部の吸引力特性図において、
可動鉄心による開弁を大きな吸引力部分を利用して弁座
の口径とは無関係の小さなストロークaで行うことがで
き、しかも、開弁後における両鉄心の変位により、同図
Bの流量特性図において通常の電磁切換弁ではQlの流
量しか得られないものをQ2の流量を得ることができる
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
に、第1図において、弁筺1は流体の入力ポート2及び
゛出力ポート3を備え、これらの両ポート2,3は連通
路4により連通せしめられ、該連通路4には弁座5が形
設されている。
弁座5の出力ポート3側に形設された圧力室6に開口す
る電磁操作部7の案内管8は、その内部に吸着鉄心9及
びそれに電磁的に吸着される摺動自在な可動鉄心10が
嵌装され、該可動鉄心10には圧力室6内において弁座
5に接離する弁体11を設け、該可動鉄心10をその段
部10 aと圧力室6の内壁との間に縮設した第1のば
ね12により付勢して弁体11を弁座5に圧着し、それ
を閉鎖させている。
また、上記可動鉄心10は、電磁操作部7への通電によ
り吸着鉄心9に第1のばね12の付勢力に抗して吸着さ
れて第1ストロークaだけ変位し、それにより弁体11
が弁座5を離れてそれを小さく開口するように構成され
ている。
上記吸着鉄心9は、電磁操作部7におけるコイル13の
中心に装着された案内管8内に、上記弁座より大径のシ
ール14を介して密封状態で摺動可能に配設され、その
上面とカバー15との間に縮設した第2のばね16によ
り可動鉄心10の方向に付勢して、下面を案内管8内の
係止段部8aに係止させたもので、この係止状態におい
て閉鎖位置にある可動鉄心10と上記第1ストロークa
だけ離れるように保持させている。
而して、上記可動鉄心10を付勢する第1のばね12と
吸着鉄心9を付勢する第2のばね16との合成付勢力は
、弁座5の開放時に、案内管に弁座より大径のシールを
介して嵌装した吸着鉄心9に作用する圧力流体の作用力
より小さくなるように設定し、これによって両鉄心9,
10が互いに吸着した状態のまま圧力流体の作用力によ
ってカバー15のストッパ一部15 aに吸着鉄心9の
上縁が衝当するまでの第2ストロークbだけ変位できる
ように構成している。
上記第1ストロークaは、可動鉄心10が小型の電磁操
作部によって吸着できる程度に小さいが、それによって
開口する弁座5を通して圧力室6に入力ポートの流体圧
力を導入できる程度のものであり、また第2ストローク
bは第1ストロークaよりも大きく設定したものであっ
て、両ストロークにより弁座5に圧力流体を流すに十分
な開口量が得られる。
なお、図中、17は呼吸孔、18.19は磁気回路を構
成する磁気枠及び磁気板、20は圧力室6をシールする
Oリングを示している。
次に、このように構成した電磁切換弁の作用について説
明する。
電磁操作部7のコイル13への非通電状態を示す第1図
においては、第1のばね12の付勢力によって弁体11
が弁座5に圧接せしめられ、入力ポート2から出力ポー
ト3に至る連通路4は閉鎖されている。
この第1図の状態において、電磁操作部7のコイル13
へ通電すると、磁気枠18、磁気板19、可動鉄心10
及び吸着鉄心9で形成される磁気回路の作用により、可
動鉄心19が第1のばね12の付勢力に抗して吸着鉄心
9に吸着されて、両鉄心9゜10の間に設定された第1
ストロークaだけ変位し、弁座5がまず小さく開口する
従って、この弁座5を通して圧力流体が入力ポート2か
ら出力ポート3へ流通すると共に圧力室6に充満し、そ
の圧力が相互に吸着された可動鉄心10及び吸着鉄心9
に作用して、案内管にシールを介して嵌装した吸着鉄心
の有効断面積に流体圧を乗じた大きさの作用力により、
第1及び第2のばね12.16の付勢力に抗して第2ス
トロークbだけ変位させるため、弁座5はさらに大きく
開口し、これにより大流量の流体が入力ポート2から出
力ポート3へ流通する。
第2図はこの状態を示している。再びコイル13への通
電を遮断すると、可動鉄心10が第1のばね12の付勢
力により復帰し、それに設けた弁体11が弁座5に圧接
して流体を密封する。
また、圧力室6内の流体が出力ポート3へ流出して該圧
力室の圧力が低下することから、吸着鉄心9に作用する
圧力流体の作用力が減少し、結局、吸着鉄心9は第2の
ばね16の付勢力によって案内管8の係止段部8aに係
止するまで復帰せしめられ、第1図の状態となる。
、上記実施例では、本考案を切換方向が2方向のものに
ついて説明したが、本考案は3方向等の切換えを行うも
のについても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電磁切換弁の閉弁状態における断面図
、第2図はその開弁状態における断面図、第3図A、
Bは作用説明図である。 1・・・・・・弁筺、2・・・・・・入力ポート、3・
・・・・・出力ポート、4・・・・・・連通路、5・・
・・・・弁座、6・・・・・・圧力室、7・・・・・・
電磁操作部、8・・・・・・案内管、8a・・・・・・
係止段部、9・・・・・・吸着鉄心、10・・・・・・
可動鉄心、12,16・・・・・・は゛ね、14・・・
・・・シール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁筺内における流体の入力ポートと出力ポートとの間の
    連通路に、出力ポート側から接離する弁体で開閉される
    弁座を設けたものにおいて、該弁座の出力ポート側に形
    設した圧力室に開口する電磁操作部の案内管に、弁座を
    開閉する弁体を設けた可動鉄心をばねにより弁座を閉鎖
    する方向に付勢して摺動自在に嵌装すると共に、電磁操
    作部のコイルへの通電により上記可動鉄心を吸着する吸
    着鉄心を上記弁座より大径のシールを介して密到状態で
    摺動可能に嵌装し、該吸着鉄心をばねで可動鉄心側に付
    勢して案内管の係止段部に係止させ、その係止状態にお
    いて該吸着鉄心を可動鉄心に対して小さなストロークを
    持たせた状態で対向させ、該ストロークと吸着鉄心のス
    トロークの和を弁座の十分な開放に必要な弁体のストロ
    ークに設定したことを特徴とする電磁切換弁。
JP296280U 1980-01-14 1980-01-14 電磁切換弁 Expired JPS594212Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP296280U JPS594212Y2 (ja) 1980-01-14 1980-01-14 電磁切換弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP296280U JPS594212Y2 (ja) 1980-01-14 1980-01-14 電磁切換弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56104673U JPS56104673U (ja) 1981-08-15
JPS594212Y2 true JPS594212Y2 (ja) 1984-02-06

Family

ID=29599762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP296280U Expired JPS594212Y2 (ja) 1980-01-14 1980-01-14 電磁切換弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS594212Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56104673U (ja) 1981-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5815707Y2 (ja) パイロット形方向切換弁
JP4562885B2 (ja) 双方向型パイロット式電磁流路開閉弁と双方向型配管
JPS63502688A (ja) 流体の流れを遮断・制御する装置および方法
EP2115336B1 (en) Solenoid valve having a two piece moving valve element
JP2004512457A5 (ja)
US3765644A (en) Controlled air gap in a solenoid operated valve
JPH10281310A (ja)
US4832313A (en) Solenoid valve
JP3227471B2 (ja) ピストン式パイロット形2方口電磁弁
JP2003314736A (ja) 電磁式の操作装置を備えた弁装置
JPS594212Y2 (ja) 電磁切換弁
JP2001041340A (ja) 電磁弁
JPH041424Y2 (ja)
JPH06100297B2 (ja) 流体制御弁
JP3110444B2 (ja) 電磁弁
JPH0351553Y2 (ja)
JP2638383B2 (ja) 微差圧用弁
JPH041425Y2 (ja)
JPH0434302Y2 (ja)
JP3149527U (ja) 計量機能付き電磁弁
JPS5825182Y2 (ja) 内部パイロツト式4方電磁弁
JP3307696B2 (ja) パイロット式電磁弁
JP2756336B2 (ja) 電磁可逆弁
JPS5815737Y2 (ja) パイロット式2方口電磁弁
JP2006322586A (ja) パイロット式電磁弁