JP2003314736A - 電磁式の操作装置を備えた弁装置 - Google Patents
電磁式の操作装置を備えた弁装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁式の操作装置を備えた弁装置であって、
電磁石の作用によって閉鎖ばねの力に抗して移動可能な
２つの弁部材を備えており、該弁部材が、入口と出口と
の間に配置された互いに断面の異なる弁座を閉鎖若しく
は開放するようになっている形式のものにおいて、弁装
置の構成寸法、即ち所要スペースを小さくし、かつ弁装
置の操作を簡単にし、ひいては弁部材の制御も簡単で、
かつ故障しにくく構成する。 【解決手段】 第１の弁部材４が、断面の大きな第１の
弁座３と協働するようになっていて、かつ該第１の弁座
３の上流側の室から断面の小さな第２の弁座７への通路
６を有しており、前記第２の弁座７が第２の弁部材８と
協働するようになっている。
電磁石の作用によって閉鎖ばねの力に抗して移動可能な
２つの弁部材を備えており、該弁部材が、入口と出口と
の間に配置された互いに断面の異なる弁座を閉鎖若しく
は開放するようになっている形式のものにおいて、弁装
置の構成寸法、即ち所要スペースを小さくし、かつ弁装
置の操作を簡単にし、ひいては弁部材の制御も簡単で、
かつ故障しにくく構成する。 【解決手段】 第１の弁部材４が、断面の大きな第１の
弁座３と協働するようになっていて、かつ該第１の弁座
３の上流側の室から断面の小さな第２の弁座７への通路
６を有しており、前記第２の弁座７が第２の弁部材８と
協働するようになっている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁式の操作装置
を備えた弁装置であって、電磁石の作用によって閉鎖ば
ねの力に抗して移動可能な２つの弁部材を備えており、
該弁部材が、流入部と流出部との間に配置された互いに
横断面の異なる弁座を閉鎖若しくは開放するようになっ
ている形式のものに関する。
を備えた弁装置であって、電磁石の作用によって閉鎖ば
ねの力に抗して移動可能な２つの弁部材を備えており、
該弁部材が、流入部と流出部との間に配置された互いに
横断面の異なる弁座を閉鎖若しくは開放するようになっ
ている形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】前記形式の弁装置は様々な使用のために
公知である。例えば国際公開８８／１０３７６号明細書
に記載の自動車のためのクラッチ装置においては、クラ
ッチの作動が補助力若しくはサーボ力によって助成され
て行われる。クラッチペダルに生ぜしめられる力に応じ
てサーボ力を比例して制御することを目的として、クラ
ッチ遮断のためにも、クラッチ接続のためにも、開放断
面の互いに異なるそれぞれ２つの電磁弁が設けられてい
る。類似の弁装置がガス暖房装置にも使用されている。
公知である。例えば国際公開８８／１０３７６号明細書
に記載の自動車のためのクラッチ装置においては、クラ
ッチの作動が補助力若しくはサーボ力によって助成され
て行われる。クラッチペダルに生ぜしめられる力に応じ
てサーボ力を比例して制御することを目的として、クラ
ッチ遮断のためにも、クラッチ接続のためにも、開放断
面の互いに異なるそれぞれ２つの電磁弁が設けられてい
る。類似の弁装置がガス暖房装置にも使用されている。
【０００３】
【特許文献１】国際公開８８／１０３７６号明細書
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式の弁装置を改善して、弁装置の構成寸法が
小さくなりかつ／又は構造が簡単になり、さらに弁装置
の操作が簡単になり、弁部材の制御も簡単で、かつ故障
しにくく構成することである。
に述べた形式の弁装置を改善して、弁装置の構成寸法が
小さくなりかつ／又は構造が簡単になり、さらに弁装置
の操作が簡単になり、弁部材の制御も簡単で、かつ故障
しにくく構成することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、第１の弁部材が開放断面の大きな
第１の弁座と協働するようになっていて、かつ該第１の
弁座の上流側の室から開放断面の小さな第２の弁座への
通路を有しており、前記第２の弁座が第２の弁部材と協
働するようになっている。
に本発明の構成では、第１の弁部材が開放断面の大きな
第１の弁座と協働するようになっていて、かつ該第１の
弁座の上流側の室から開放断面の小さな第２の弁座への
通路を有しており、前記第２の弁座が第２の弁部材と協
働するようになっている。
【０００６】本発明の有利な実施態様では、少なくとも
第１の弁部材がコンパクト(compact)な、即ち目の詰ん
だ、堅く締まった若しくは密な構成部分として形成され
ており、該構成部分が第１の弁座から第２の弁座への通
路によってのみ貫通されており、該構成部分の外周に閉
鎖ばねが係合している。これによって、磁束の最適な経
路、ひいては第１の弁部材における良好な力状態が得ら
れる。
第１の弁部材がコンパクト(compact)な、即ち目の詰ん
だ、堅く締まった若しくは密な構成部分として形成され
ており、該構成部分が第１の弁座から第２の弁座への通
路によってのみ貫通されており、該構成部分の外周に閉
鎖ばねが係合している。これによって、磁束の最適な経
路、ひいては第１の弁部材における良好な力状態が得ら
れる。
【０００７】有利には、第２の弁部材が長手方向で第１
の弁部材の後に配置されており、通路が第１の弁部材を
有利にはほぼ直線的に貫通している。これによって、第
２の弁部材が完全に閉じられた位置で第１の弁部材と一
緒に閉鎖方向へ作用し、その結果、閉鎖位置が高い圧力
に抗して確実に維持される。弁部材内で圧力媒体を直線
的に流過させるようになっていることによって、弁座間
の比較的長い通路における流動特性が改善される。この
場合有利には、第２の弁座が第１の弁部材自体に形成さ
れている。
の弁部材の後に配置されており、通路が第１の弁部材を
有利にはほぼ直線的に貫通している。これによって、第
２の弁部材が完全に閉じられた位置で第１の弁部材と一
緒に閉鎖方向へ作用し、その結果、閉鎖位置が高い圧力
に抗して確実に維持される。弁部材内で圧力媒体を直線
的に流過させるようになっていることによって、弁座間
の比較的長い通路における流動特性が改善される。この
場合有利には、第２の弁座が第１の弁部材自体に形成さ
れている。
【０００８】開放断面の小さな第２の弁段に対する力状
態を最適にするために、別の有利な実施態様では、第２
の弁部材も密な構成部分として形成されており、該構成
部分の外周に閉鎖ばねが係合している。
態を最適にするために、別の有利な実施態様では、第２
の弁部材も密な構成部分として形成されており、該構成
部分の外周に閉鎖ばねが係合している。
【０００９】構造を簡単にかつ所要スペースを小さくす
るために、両方の弁座及び弁部材が同一の弁ケーシング
内に配置されている。
るために、両方の弁座及び弁部材が同一の弁ケーシング
内に配置されている。
【００１０】本発明の有利な実施態様では、両方の閉鎖
ばねが互いに個別に弁装置のケーシングに支えられてい
る。
ばねが互いに個別に弁装置のケーシングに支えられてい
る。
【００１１】比例的な制御を容易にし、かつ弁段の作動
の正確な順序を保証するために、有利には、第２の弁部
材を負荷する閉鎖ばねのばね力が、第１の弁部材を負荷
する閉鎖ばねのばね力よりも小さくなっている。
の正確な順序を保証するために、有利には、第２の弁部
材を負荷する閉鎖ばねのばね力が、第１の弁部材を負荷
する閉鎖ばねのばね力よりも小さくなっている。
【００１２】本発明の有利な実施態様では、弁ケーシン
グが排気孔を有しており、該排気孔が両方の弁部材の閉
鎖位置で弁の流出部に接続されており、前記排気孔が第
２の弁部材によって該弁部材の弁行程の終端で閉鎖可能
である。この場合有利には、排気孔が第２の弁部材の、
第２の弁座と逆の側に設けられていて、第２の弁部材
の、第２の弁座と逆の側によって閉鎖されるようになっ
ている。
グが排気孔を有しており、該排気孔が両方の弁部材の閉
鎖位置で弁の流出部に接続されており、前記排気孔が第
２の弁部材によって該弁部材の弁行程の終端で閉鎖可能
である。この場合有利には、排気孔が第２の弁部材の、
第２の弁座と逆の側に設けられていて、第２の弁部材
の、第２の弁座と逆の側によって閉鎖されるようになっ
ている。
【００１３】本発明に基づく弁装置の別の有利な実施態
様では、弁ケーシングが、圧力媒体源に接続可能な流入
接続部を有しており、該流入接続部が両方の弁部材の閉
鎖位置で弁の前制御・流出部に接続されており、前記流
入接続部が第２の弁部材によって該弁部材の弁行程の終
端で閉鎖可能であり、この場合に同時に前記流入接続部
からアクチュエータ・接続部への接続通路が開放されて
いる。
様では、弁ケーシングが、圧力媒体源に接続可能な流入
接続部を有しており、該流入接続部が両方の弁部材の閉
鎖位置で弁の前制御・流出部に接続されており、前記流
入接続部が第２の弁部材によって該弁部材の弁行程の終
端で閉鎖可能であり、この場合に同時に前記流入接続部
からアクチュエータ・接続部への接続通路が開放されて
いる。
【００１４】流入接続部とアクチュエータ・接続部との
間の接続通路が、簡単な構造では、第２の弁部材内に加
工成形された孔によって形成されており、該孔が第１の
閉鎖部材に向けられた側で第２の弁座の領域の外側に開
口を有している。
間の接続通路が、簡単な構造では、第２の弁部材内に加
工成形された孔によって形成されており、該孔が第１の
閉鎖部材に向けられた側で第２の弁座の領域の外側に開
口を有している。
【００１５】弁部材の製造及び全体構造を必要な構成部
分の数の減少によって簡単にするために、弁部材自体が
有利には完全に全体を、磁化可能な材料から形成されて
いる。
分の数の減少によって簡単にするために、弁部材自体が
有利には完全に全体を、磁化可能な材料から形成されて
いる。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明を、図１及び図２に縦断面
で示す有利な２つの実施例に基づき説明する。図１に示
す実施例では弁ケーシング１に流入部２が設けられてお
り、該流入部を介して圧力空気が第１の弁座３まで達す
る。開放断面の大きな第１の弁座３が第１の弁部材４、
例えばコンパクトなメインプランジャーの形状の弁部材
によって閉じられ、若しくは開かれるようになってお
り、該弁部材４に、該弁部材を取り囲む第１の閉鎖ばね
５が作用して、該弁部材を開放断面の大きな第１の弁座
３に向けて負荷している。
で示す有利な２つの実施例に基づき説明する。図１に示
す実施例では弁ケーシング１に流入部２が設けられてお
り、該流入部を介して圧力空気が第１の弁座３まで達す
る。開放断面の大きな第１の弁座３が第１の弁部材４、
例えばコンパクトなメインプランジャーの形状の弁部材
によって閉じられ、若しくは開かれるようになってお
り、該弁部材４に、該弁部材を取り囲む第１の閉鎖ばね
５が作用して、該弁部材を開放断面の大きな第１の弁座
３に向けて負荷している。
【００１７】第１の弁部材４内には、第１の弁座３の前
の室から第１の弁部材４の後の室へ延びる１つの通路、
例えば有利にはほぼ直線的に延びる１つの孔６の形状の
通路しか設けられていない。孔６が、第１の弁部材４
の、前記弁座３と逆の側に設けられた第２の弁座７まで
達しており、該第２の弁座の開放断面が前記第１の弁座
３の開放断面よりも小さくなっている。
の室から第１の弁部材４の後の室へ延びる１つの通路、
例えば有利にはほぼ直線的に延びる１つの孔６の形状の
通路しか設けられていない。孔６が、第１の弁部材４
の、前記弁座３と逆の側に設けられた第２の弁座７まで
達しており、該第２の弁座の開放断面が前記第１の弁座
３の開放断面よりも小さくなっている。
【００１８】第２の弁座７が、ケーシング１内にしかも
第１の弁部材４の長手方向で該第１の弁部材４の後に配
置された第２の弁部材８、例えばサブプランジャーの形
状の弁部材によって開放され、若しくは閉じられるよう
になっており、この場合、閉鎖ばね９が前記閉鎖ばね５
の力よりも小さい力で、有利には同じくコンパクトに形
成された第２の弁部材８に作用している。閉鎖ばね５も
閉鎖ばね９も互いに個別に弁装置のケーシング１に支え
られている。図示の実施例ではケーシング１に排気開口
１０を設けてあり、該排気開口がケーシング１の内部の
第３の弁座１１に通じている。第３の弁座１１が第２の
弁部材８によって、該第２の弁部材８を閉鎖ばね９の力
に抗して第２の弁座７から離して該弁部材の開放行程の
終端位置へ移した場合に閉じられるようになっている。
第１の弁部材４の長手方向で該第１の弁部材４の後に配
置された第２の弁部材８、例えばサブプランジャーの形
状の弁部材によって開放され、若しくは閉じられるよう
になっており、この場合、閉鎖ばね９が前記閉鎖ばね５
の力よりも小さい力で、有利には同じくコンパクトに形
成された第２の弁部材８に作用している。閉鎖ばね５も
閉鎖ばね９も互いに個別に弁装置のケーシング１に支え
られている。図示の実施例ではケーシング１に排気開口
１０を設けてあり、該排気開口がケーシング１の内部の
第３の弁座１１に通じている。第３の弁座１１が第２の
弁部材８によって、該第２の弁部材８を閉鎖ばね９の力
に抗して第２の弁座７から離して該弁部材の開放行程の
終端位置へ移した場合に閉じられるようになっている。
【００１９】全体的に磁性材料から形成され若しくは、
少なくとも一部分に磁性材料を含む両方の弁部材４，８
の作動のために、制御電流に比例した磁力を生ぜしめる
制御可能な電磁石１２が弁装置のケーシング１の外側に
設けられている。
少なくとも一部分に磁性材料を含む両方の弁部材４，８
の作動のために、制御電流に比例した磁力を生ぜしめる
制御可能な電磁石１２が弁装置のケーシング１の外側に
設けられている。
【００２０】圧力空気源（図示せず）から到来する圧力
空気若しくは、本発明に基づく弁装置によって制御すべ
きほかの媒体が、少なくとも第２の弁座７の開放の後
に、ケーシング１の内壁と第１の弁部材４との間の間隙
１３を通って弁装置の流出部１４に達し、かつアクチュ
エータ（図示せず）に達する。
空気若しくは、本発明に基づく弁装置によって制御すべ
きほかの媒体が、少なくとも第２の弁座７の開放の後
に、ケーシング１の内壁と第１の弁部材４との間の間隙
１３を通って弁装置の流出部１４に達し、かつアクチュ
エータ（図示せず）に達する。
【００２１】圧力空気は流入部２を通って、さらに第１
の弁部材４内の孔６を通って第１の弁部材４の第２の弁
座７に向かって流過する。電磁石１２に通電していない
状態では、第２の閉鎖ばね９が第２の弁部材８を弁座７
に押圧していて、従って該弁座を密に閉鎖しており、そ
の結果、間隙１３から流出部１４への圧力空気の流過を
阻止している。これに対して、接続されたアクチュエー
タが流出部１４、間隙１３及び排気孔１０を介して排気
されている。
の弁部材４内の孔６を通って第１の弁部材４の第２の弁
座７に向かって流過する。電磁石１２に通電していない
状態では、第２の閉鎖ばね９が第２の弁部材８を弁座７
に押圧していて、従って該弁座を密に閉鎖しており、そ
の結果、間隙１３から流出部１４への圧力空気の流過を
阻止している。これに対して、接続されたアクチュエー
タが流出部１４、間隙１３及び排気孔１０を介して排気
されている。
【００２２】電磁コイルから成る電磁石１２が、圧力空
気の運転時圧力及び閉鎖ばね５のばね力に応じて規定さ
れる最大電流を基準として、該最大電流の一部分に相当
する電流を供給されると、第２の弁部材８が排気孔１０
の弁座１１に向けて引っ張られて、該弁座、ひいては該
排気孔を閉鎖する。これによって、圧力空気が孔６、弁
座７及び間隙１３を通って流出部１４に達し、ひいては
アクチュエータに達する。電磁石１２への電圧を低下さ
せると、閉鎖ばね９の作用に基づき第２の弁部材８が再
び弁座７に押圧されて、流出部１４への空気供給が遮断
され、かつ同時にアクチュエータが再び排気される。
気の運転時圧力及び閉鎖ばね５のばね力に応じて規定さ
れる最大電流を基準として、該最大電流の一部分に相当
する電流を供給されると、第２の弁部材８が排気孔１０
の弁座１１に向けて引っ張られて、該弁座、ひいては該
排気孔を閉鎖する。これによって、圧力空気が孔６、弁
座７及び間隙１３を通って流出部１４に達し、ひいては
アクチュエータに達する。電磁石１２への電圧を低下さ
せると、閉鎖ばね９の作用に基づき第２の弁部材８が再
び弁座７に押圧されて、流出部１４への空気供給が遮断
され、かつ同時にアクチュエータが再び排気される。
【００２３】電磁石を最大電流で負荷する、即ち電磁石
に最大電流を給電すると、両方の弁部材４，８が反対極
に向かって引っ張られ、これによって第１の弁部材４も
第１の弁座３から強い閉鎖ばね５の作用に抗して持ち上
げられ、その結果、大きな断面、即ち第１の弁座の大き
な流過断面が開放され、このことは断面の小さい弁段、
即ち第２の弁座を前もって開放することなしに行われて
もよい。本発明に基づく弁装置は簡単な配置構成で、し
かも１つのケーシングにおいて２つの流過断面（即ち、
第１の弁座の開放断面及び第２の弁座の開放断面）で作
動できるようになっている。
に最大電流を給電すると、両方の弁部材４，８が反対極
に向かって引っ張られ、これによって第１の弁部材４も
第１の弁座３から強い閉鎖ばね５の作用に抗して持ち上
げられ、その結果、大きな断面、即ち第１の弁座の大き
な流過断面が開放され、このことは断面の小さい弁段、
即ち第２の弁座を前もって開放することなしに行われて
もよい。本発明に基づく弁装置は簡単な配置構成で、し
かも１つのケーシングにおいて２つの流過断面（即ち、
第１の弁座の開放断面及び第２の弁座の開放断面）で作
動できるようになっている。
【００２４】前述の実施例は３／２・方向制御弁として
形成されている。排気孔１０を永続的に閉じることによ
って若しくは排気孔１０を省略することによって、２／
２・方向制御弁の実施例も可能である。
形成されている。排気孔１０を永続的に閉じることによ
って若しくは排気孔１０を省略することによって、２／
２・方向制御弁の実施例も可能である。
【００２５】図２に示してあって、同じく３／２・方向
制御弁として形成された実施例においては、弁ケーシン
グ１が圧力媒体源に接続されるようになっているもの
の、この場合、圧力媒体源のための流入接続部１５が弁
ケーシング１の、図１に対して逆の側に設けられてい
る。両方の閉鎖ばね５，９の作用を受けている両方の弁
部材４，８の図２に示す閉鎖位置では、圧力媒体流入部
１５が弁の前制御・流出部１６に接続されており、その
結果、流出部１６に圧力が恒常的に生じている。アクチ
ュエータ・接続部１７からアクチュエータへの圧力媒体
接続は、弁装置の前記位置では遮断されており、それと
いうのは第２の弁部材８が第２の弁座７、ひいては通路
６を閉鎖しているからである。
制御弁として形成された実施例においては、弁ケーシン
グ１が圧力媒体源に接続されるようになっているもの
の、この場合、圧力媒体源のための流入接続部１５が弁
ケーシング１の、図１に対して逆の側に設けられてい
る。両方の閉鎖ばね５，９の作用を受けている両方の弁
部材４，８の図２に示す閉鎖位置では、圧力媒体流入部
１５が弁の前制御・流出部１６に接続されており、その
結果、流出部１６に圧力が恒常的に生じている。アクチ
ュエータ・接続部１７からアクチュエータへの圧力媒体
接続は、弁装置の前記位置では遮断されており、それと
いうのは第２の弁部材８が第２の弁座７、ひいては通路
６を閉鎖しているからである。
【００２６】今、電磁石１２が給電されると、第２の弁
部材８が閉鎖ばね９の作用に抗して弁座７から持ち上げ
られて、該弁部材の弁行程の終端で流入部１５とアクチ
ュエータ・接続部１７とを連通させる。流入部１５とア
クチュエータ・接続部１７との間の連通部が、有利には
図２に示してあるように、第２の弁部材８内に加工成形
された孔１８によって形成されており、該孔が第２の弁
座７の領域の外側で、第１の弁部材４に向いた端面に通
じている。前記連通部は弁装置の該位置では同時に弁の
前制御・流出部１６の圧力媒体供給部に接続している。
部材８が閉鎖ばね９の作用に抗して弁座７から持ち上げ
られて、該弁部材の弁行程の終端で流入部１５とアクチ
ュエータ・接続部１７とを連通させる。流入部１５とア
クチュエータ・接続部１７との間の連通部が、有利には
図２に示してあるように、第２の弁部材８内に加工成形
された孔１８によって形成されており、該孔が第２の弁
座７の領域の外側で、第１の弁部材４に向いた端面に通
じている。前記連通部は弁装置の該位置では同時に弁の
前制御・流出部１６の圧力媒体供給部に接続している。
【００２７】電磁石１２が強く給電されると、第１の弁
部材４も付加的に第１の弁座３から持ち上げられて、該
弁部材の弁行程の終端で再び第２の弁部材８内の通路１
８を閉鎖する。これによって、圧力媒体流入部１５が遮
断され、圧力媒体が前制御・流出部１６からアクチュエ
ータ・接続部１７へ流れ得るようになる。従って、前制
御部若しくはパイロット制御部の圧力も降下されて、か
つ接続されている弁若しくは類似の切換部材が切り換え
られ得る。
部材４も付加的に第１の弁座３から持ち上げられて、該
弁部材の弁行程の終端で再び第２の弁部材８内の通路１
８を閉鎖する。これによって、圧力媒体流入部１５が遮
断され、圧力媒体が前制御・流出部１６からアクチュエ
ータ・接続部１７へ流れ得るようになる。従って、前制
御部若しくはパイロット制御部の圧力も降下されて、か
つ接続されている弁若しくは類似の切換部材が切り換え
られ得る。
【図１】本発明に基づく弁装置の実施例の縦断面図。
【図２】本発明に基づく弁装置の別の実施例の縦断面
図。
図。
１ 弁ケーシング、 ２ 流入部、 ３ 弁座、 ４
弁部材、 ５ 閉鎖ばね、 ６ 通路、 ７ 弁座、
８ 弁部材、 １０ 排気孔、 ９ 閉鎖ばね、 １２
コイル、 １４ 流出部、 １５ 流入接続部、 １
６ 前制御・流出部、 １７ アクチュエータ・接続部
弁部材、 ５ 閉鎖ばね、 ６ 通路、 ７ 弁座、
８ 弁部材、 １０ 排気孔、 ９ 閉鎖ばね、 １２
コイル、 １４ 流出部、 １５ 流入接続部、 １
６ 前制御・流出部、 １７ アクチュエータ・接続部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 エーリッヒ デルフラー
ドイツ連邦共和国 ランツベルク−エルプ
フティング ランツベルガーシュトラーセ
11
(72)発明者 ギュンター マイアー
ドイツ連邦共和国 インゲンリート ゾン
ネンシュトラーセ ３
Ｆターム(参考） 3H106 DA13 DA23 DB02 DB12 DB24
DB32 DC02 DC17 DD02 EE34
GA17 GA19 GA20 GB08 KK03
Claims (13)
- 【請求項１】 電磁式の操作装置を備えた弁装置であっ
て、電磁石の作用によって閉鎖ばねの力に抗して移動可
能な２つの弁部材を備えており、該弁部材が、流入部と
流出部との間に配置された互いに断面の異なる弁座を閉
鎖若しくは開放するようになっている形式のものにおい
て、第１の弁部材（４）が断面の大きな第１の弁座
（３）と協働するようになっていて、かつ該第１の弁座
（３）の上流側の室から断面の小さな第２の弁座（７）
への通路（６）を有しており、前記第２の弁座（７）が
第２の弁部材（８）と協働するようになっていることを
特徴とする、電磁式の操作装置を備えた弁装置。 - 【請求項２】 第１の弁部材（４）がコンパクトな構成
部分として形成されており、該構成部分が第１の弁座
（３）から第２の弁座（７）への通路（６）によっての
み貫通されており、該構成部分の外周に閉鎖ばね（５）
が係合している請求項１記載の弁装置。 - 【請求項３】 第２の弁部材（８）が長手方向で第１の
弁部材（４）の後に配置されており、通路（６）が第１
の弁部材（４）を有利にはほぼ直線的に貫通している請
求項２記載の弁装置。 - 【請求項４】 第２の弁座（７）が第１の弁部材（４）
に形成されている請求項３記載の弁装置。 - 【請求項５】 第２の弁部材（８）が密な構成部分とし
て形成されており、該構成部分の有利には外周に閉鎖ば
ね（９）が係合している請求項２、３又は４記載の弁装
置。 - 【請求項６】 両方の弁座（３，７）及び弁部材（４，
８）が同一の弁ケーシング内に配置されている請求項１
から５のいずれか１項記載の弁装置。 - 【請求項７】 両方の閉鎖ばね（５，９）が互いに個別
に弁装置のケーシングに支えられている請求項１から６
のいずれか１項記載の弁装置。 - 【請求項８】 第２の弁部材（８）を負荷する閉鎖ばね
（９）のばね力が、第１の弁部材（４）を負荷する閉鎖
ばね（５）のばね力よりも小さくなっている請求項１か
ら７のいずれか１項記載の弁装置。 - 【請求項９】 弁ケーシング（１）が排気孔（１０）を
有しており、該排気孔が両方の弁部材（４，８）の閉鎖
位置で弁の流出部（１４）に接続されており、前記排気
孔（１０）が第２の弁部材（８）によって該弁部材の弁
行程の終端で閉鎖可能である請求項１から８のいずれか
１項記載の弁装置。 - 【請求項１０】 排気孔（１０）が第２の弁部材（８）
の、第２の弁座（７）と逆の側に設けられていて、第２
の弁部材（８）の、第２の弁座（７）と逆の側によって
閉鎖可能である請求項９記載の弁装置。 - 【請求項１１】 弁ケーシング（１）が、圧力媒体源に
接続可能な流入接続部（１５）を有しており、該流入接
続部が両方の弁部材（４，８）の閉鎖位置で弁の前制御
・流出部（１６）に接続されており、前記流入接続部
（１５）が第２の弁部材（８）によって該弁部材の弁行
程の終端で閉鎖可能であり、この場合に同時に前記流入
接続部（１５）からアクチュエータ・接続部（１７）へ
の接続通路が開放されている請求項１から８のいずれか
１項記載の弁装置。 - 【請求項１２】 流入接続部（１５）とアクチュエータ
・接続部（１７）との間の接続通路が、第２の弁部材
（８）内に加工成形された孔（１８）によって形成され
ており、該孔が第１の閉鎖部材（４）に向けられた側で
第２の弁座（７）の領域の外側に開口を有している請求
項１１記載の弁装置。 - 【請求項１３】 弁部材（４，８）が磁化可能な材料か
ら成っている請求項１から１２のいずれか１項記載の弁
装置。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| AT539/2002 | 2002-04-08 | ||
| AT5392002 | 2002-04-08 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003314736A true JP2003314736A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=28047149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003104523A Pending JP2003314736A (ja) | 2002-04-08 | 2003-04-08 | 電磁式の操作装置を備えた弁装置 |
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|---|---|
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| JP (1) | JP2003314736A (ja) |
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| US8322376B2 (en) * | 2008-06-09 | 2012-12-04 | Bendix Commercial Vehicle Systems, Llc | Solenoid valve |
| WO2013142552A1 (en) | 2012-03-21 | 2013-09-26 | Bayer Materialscience Ag | Roll-to-roll manufacturing processes for producing self-healing electroactive polymer devices |
| JP2015521366A (ja) | 2012-04-12 | 2015-07-27 | パーカー−ハネフィン コーポレーションＰａｒｋｅｒ−Ｈａｎｎｉｆｉｎ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ | 性能を向上させたｅａｐ変換器 |
| US9761790B2 (en) | 2012-06-18 | 2017-09-12 | Parker-Hannifin Corporation | Stretch frame for stretching process |
| US9978928B2 (en) | 2012-08-16 | 2018-05-22 | Parker-Hannifin Corporation | Rolled and compliant dielectric elastomer actuators |
| US9590193B2 (en) | 2012-10-24 | 2017-03-07 | Parker-Hannifin Corporation | Polymer diode |
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| GB2520369B (en) * | 2014-03-11 | 2016-04-20 | Kam Differentials Ltd | Differential lock |
| EP3067599B1 (de) * | 2015-03-09 | 2017-05-10 | FESTO AG & Co. KG | Ventil |
| DE102016216293A1 (de) | 2016-08-30 | 2018-03-01 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Elektromagnetventil, insbesondere für schlupfgeregelte Kraftfahrzeugbremsanlagen |
| DE102017213736B3 (de) * | 2017-08-08 | 2018-10-25 | Conti Temic Microelectronic Gmbh | Pneumatisches Ventil |
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|---|---|---|---|---|
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| US4442864A (en) * | 1981-09-09 | 1984-04-17 | Shoketsu Kinzoku Kogyo Kabushiki Kaisha | Electromagnetic switching valve |
| BR8807590A (pt) | 1987-06-27 | 1990-05-08 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Dispositivo de embreagem |
| DE3931742A1 (de) * | 1989-09-22 | 1991-04-04 | Knorr Bremse Ag | Magnetventil |
| DE4416279A1 (de) * | 1994-05-07 | 1995-11-16 | Grau Gmbh | Magnetventil |
-
2003
- 2003-04-02 EP EP20030450079 patent/EP1353103A3/de not_active Withdrawn
- 2003-04-08 JP JP2003104523A patent/JP2003314736A/ja active Pending
- 2003-04-08 US US10/408,775 patent/US20040035472A1/en not_active Abandoned
Also Published As
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|---|---|
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| EP1353103A3 (de) | 2003-12-10 |
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