JPS594196B2 - 無機質塗料の模様仕上げ法 - Google Patents

無機質塗料の模様仕上げ法

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JPS594196B2
JPS594196B2 JP6627081A JP6627081A JPS594196B2 JP S594196 B2 JPS594196 B2 JP S594196B2 JP 6627081 A JP6627081 A JP 6627081A JP 6627081 A JP6627081 A JP 6627081A JP S594196 B2 JPS594196 B2 JP S594196B2
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inorganic paint
inorganic
finishing method
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JP6627081A
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博 牧島
稔雄 篠原
幸雄 川原
博 新居
節雄 海老根
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Dai Nippon Toryo KK
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Dai Nippon Toryo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無機質塗料の模様仕上げ法に係る。
最近の火災による死亡事故はプラスチック材料から発生
する有毒ガスに起因するところが大きい。5 これは従
来の難燃性プラスチック材料による火災の防止策がむし
ろ逆効果となり難燃材から発生する有毒ガスがかえつて
死亡事故を引き起こすという結果を招いている。
このことからプラスチック業界の一般的傾向は10今ま
での難燃性にするという考えから、完全無機不燃材を得
ようとする考えに大きく移行しつつある。
従つで塗料業界においても有機質塗料にかえて完全不燃
性である無機質塗料に対する要望が急激に増加している
。15ところで現在、ケイ酸塩系あるいはリン酸塩系無
機質塗料が実用化されているが、多くの場合平滑な面を
得ることを目的としている。
又、該塗料は不燃性であり、かつ著しく高い硬度を示し
ているが、有機物をビヒクルとして使用10した塗料に
比べて可撓性に乏しいことからクラックが発生しやすい
という欠点がある。
本発明は無機質塗膜の特有な性能(例えば不燃性)を失
なうことなくその塗膜の欠陥であつたクラック性及び物
理的性質(耐水性、耐凍結融解性、、’5 耐薬品性、
耐候性)を改良し、しかも凹凸あるいは多彩模様仕上げ
を行なおうとするものである。
即ち、本発明は被塗物に、特定の化合物を展色剤とする
無機質塗料を塗布後、該塗料が半硬化状態に於て、骨材
もしくは骨材と該無機質塗料用の、− ■o 硬化剤よ
りなる混合物を塗布し、ついで自然乾燥もしくは焼付乾
燥せしめることを特徴とする無機質塗料の模様仕上げ法
に関するものである。本発明に於て使用される前記特定
の展色剤としては、ケイ酸カリ、ケイ酸ソーダ、ケイ酸
リチウ、1: 5 ム等のケイ酸塩系:第一リン酸アル
ミニウム、第一リン酸マグネシウム等のリン酸塩系のも
のが使用される。i、一 又本発明に使用される骨材としては、不燃性で且つ塗料
との密着性が良好なものを選択する必要があり、其の他
好ましくは軽量でしかも丸味のあるものがよい。
これらの骨材として例えばガラスビーズ、陶器粉、パー
ライト、シラスバルーン、硅砂、寒水石等が有効である
。使用される骨材の大きさは約0.1μ〜3mmのもの
で、各種混合物が勿論使用可能である。特にガラスビー
ズは球状であることからして感触性が良く、又着色ガラ
スビーズや着色陶器粉は多彩色模様仕上げに有効である
。またパーライト、あるいはシラスパルーン等はそのも
の自体は柔らかく、脆いものであり、従来骨材用として
使用することはむずかしいものであつたが、本発明の如
き無機質塗料と組合せることにより強度が増加し、塗膜
の軽量化に役立つという長所を有する。
前記各種骨材は、一般にいう充填剤的な役割りを果し、
従来の無機質塗料のクラツク性を改良せしめることが出
来るものである。
本発明の無機質塗料は、一般に酸化亜鉛等の硬化剤とと
もに使用されるものであり、それ故前記無機質塗料とは
硬化剤を含むものも包含する。
尚、前記骨材と混合する硬化剤としては、例えば亜鉛、
アルミニウム、ジルコニウベマグネシウム、カルシウム
の塩化物、酸化物、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩
、リン酸塩、硼酸塩、フツ化物等単独又は混合物、ある
いはこれらの化合物にカオリン、セライト等の体質顔料
を加えて熱処理して得られる化合物等があげられる。前
記硬化剤と同一のもの、もしくは、展色剤との混合性が
悪く、また急激な硬化あるいは貯蔵安定性が悪いために
展色剤と一緒に混合出来ないような硬化剤も本発明に於
ては使用可能である。前記骨材もしくは骨材と硬化剤の
混合物は、無機質塗料に対し、両者の比が8:2〜2:
8(重量比)、好ましくは6:4〜4:6の割合になる
ょう塗布することが好ましい。
しかして骨材が多すぎると成膜が困難となり、無機質塗
料が多すぎると模様仕上げが得難いという欠点が現れる
又骨材と硬化剤の混合比は9.5:0.5〜5:5の範
囲が好ましい。更に本発明の仕上げに際して使用される
被塗物としては、石綿セメント板、硅酸カルシウム板、
パルプセメント板、パーライト板、フアイバーグラス板
、石膏ボード、セメント、木材、金属板(鉄板、アルミ
板、亜鉛鉄板)、あるいはこれらを適当なプライマー処
理、例えば無機質塗料でプライマー処理したもの等があ
げられる。
本発明の仕上げ方法は例えば、被塗物上に一般の硬化剤
を含有する前記無機質塗料を50〜500t/イ(好ま
しくは200〜2507/m”)で塗布し、該塗料が半
硬化状態に於て骨材もしくは骨材と硬化剤の混合物を5
0〜10007/M2(好ましくは50〜4007/T
I)の割合で塗布した後常温乾燥もしくは150〜25
0℃で焼付けて、必要により水洗等により余分の硬化剤
を除去し製品とするものである。
かくして得られた製品は無機質塗膜の耐クラツク性を改
良そしめるとともに、凹凸あるいは多彩等の模様仕上げ
の非常に美しいものとなる。
また骨材は無機質塗料に対して非常に親和性をもつてい
るので塗膜との密着性が良好であり、特に硬化剤と骨材
の混合物塗布の場合には、骨材のまわりに硬化剤がまぶ
された状態で適用されるため、塗膜上に塗布された時に
は非常に密着性が向上するという特徴がある。以下本発
明の詳細を実施例により説明する。
まず最初に無機質塗料を下記配合で作成した。前記(B
)を900℃で8時間焼成して、前記(A)と混合して
塗料とした。
実施例 1 骨材配合物1 粉砕後、 前記無機塗料配合1を2007/TIの割合でスレート
板にエアースプレー塗装し、該塗料が半硬化状態のうち
に、前記骨剤配合物1を707/Trlの割合でモルタ
ルガンにて吹き付けを行なつた後、180℃にて30分
の焼付けを行つた。
かくして美しい凹凸面を有するスレート製品が得られ、
又凹凸面塗膜は優れた密着力を有していた。
実施例 2 骨材配合物2 前記無機塗料配合2をスレート板に3007/Trlの
害拾でエアースプレー塗装し、該塗料が半硬化のうちに
、骨材配合物2を200y/Rrlの割合でモルタルガ
ンにて吹きつけを行つた後、180℃にて30分焼付け
た。
実施例 3 骨材配合物3 前記無機塗料配合2をスレート板上に3007/m″の
割合でエアースプレー塗装し、該塗料が半硬化のうちに
骨材配合物3をモルタルガンにて3007/TIの割合
で吹きつけた後、180℃にて30分焼付けた。
実施例 4 骨材配合物4 無機塗料配合1をスレート板に1507/m”の割合で
エアースプレー塗装し、該塗料が半硬化のうちに骨材配
合物4をモルタルガンにて1007/イの割合で吹付け
を行ない常温乾燥させた。
以上のように作成した凸凹面塗膜は、耐クラツク性、耐
水性、耐候性、耐凍結融解性がすぐれると共に従来得ら
れなかつた優れた密着力を有した多彩色模様仕上げ面で
あつた。実施例 5 骨材配合物5 無機塗料配合2をスレート板に2507/m″の割合で
エアースプレー塗装し、該塗料が半硬化状態のうちに骨
材配合物5をモルタルガンにて1007/m″の割合で
吹付けを行ない、180℃にて30分の焼付を行なつた
以上のように作成した凸凹面塗膜は耐クラツク性、耐水
性、耐候性、耐凍結融解性がすぐれるとともに、従来得
られなかつた優れた密着性を有した多彩色模様仕上げ面
であつた。
実施例 6 骨材配合物6 無機塗料配合2をスレート板に1507/イの割合でエ
アースプレー塗装し、該塗料が半硬化状態のうちに骨材
配合物6をモルタルガンにて2007/m”の割合で吹
付を行ない常温乾燥させて最終製品を得た。
比較例 1 有機塗料配合1 骨材配合物7 有機塗料配合1と骨材配合物7の重量比が1:1からな
る混合物を均一に分散させスレート板にモルタルガンに
て吹付け塗装し常温乾燥した。
以上のように作成した凸凹面塗膜に於ては、骨材と塗料
との密着性が悪く又塗膜の耐水性、耐候性、耐凍結融解
性等も劣るものであつた。比較例 2 有機塗料配合1と骨材配合物7の容量比が1:1からな
る混合物を均一に分散させ、スレート板にモルタルガン
にて吹付け塗装し150℃にて30分焼付した。
以上のように作成した塗膜は、骨材と塗料の密着力が劣
り、耐水性、耐候性、耐凍結融解性等も劣るものであつ
た。更に骨材の性状からして感触性は良かつたが、骨材
配合物7特有の柔らかさ、脆さをカバーすることが出来
ず、加重には耐えられなかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被塗物に、ケイ酸カリ、ケイ酸ソーダ、ケイ酸リチ
    ウム、第1リン酸アルミニウム、第1リン酸マグネシウ
    ムからなる群から選ばれた化合物を展色剤とする無機質
    塗料を塗布後、該塗料が半硬化状態に於て、骨材もしく
    は骨材と該無機質塗料用の硬化剤よりなる混合物を塗布
    し、ついで自然乾燥もしくは焼付乾燥せしめることを特
    徴とする無機質塗料の模様仕上げ法。
JP6627081A 1981-05-01 1981-05-01 無機質塗料の模様仕上げ法 Expired JPS594196B2 (ja)

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JPS5963795A (ja) * 1982-10-05 1984-04-11 住友ベークライト株式会社 アデイテイブめつき用積層板の製造方法
JPH085029Y2 (ja) * 1991-07-26 1996-02-14 日立ビル施設エンジニアリング株式会社 伝熱管挿入治具

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