JPS5941538Y2 - フツ素樹脂絶縁同軸ケ−ブル - Google Patents
フツ素樹脂絶縁同軸ケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS5941538Y2 JPS5941538Y2 JP1977080982U JP8098277U JPS5941538Y2 JP S5941538 Y2 JPS5941538 Y2 JP S5941538Y2 JP 1977080982 U JP1977080982 U JP 1977080982U JP 8098277 U JP8098277 U JP 8098277U JP S5941538 Y2 JPS5941538 Y2 JP S5941538Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluororesin
- coaxial cable
- insulated coaxial
- center conductor
- fluorine resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Waveguides (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は絶縁体として押出被覆されたフッ素樹脂を用い
た同軸ケーブルの改良に係わるものである。
た同軸ケーブルの改良に係わるものである。
フッ素樹脂絶縁同軸ケーブルは、耐熱、耐寒、難燃性で
ある等の多くの特長を有している。
ある等の多くの特長を有している。
従来、フッ素樹脂絶縁体は、テープ巻後ヒートシールす
ることにより形成されていたが、この場合製造効率が悪
く、そのためフッ素樹脂を押出被覆により形成すること
が提案されている。
ることにより形成されていたが、この場合製造効率が悪
く、そのためフッ素樹脂を押出被覆により形成すること
が提案されている。
しかしフッ素樹脂の押出温度は、300℃前後と高く、
そのため中心導体として従来の軟銅線又は錫メッキ軟銅
線、錫メツキ銅被覆鋼線を使用したときは、フッ素樹脂
押出時の高熱によって、銅又は錫メッキの酸化が促進さ
れて比較的厚い酸化膜を発生する欠点があった。
そのため中心導体として従来の軟銅線又は錫メッキ軟銅
線、錫メツキ銅被覆鋼線を使用したときは、フッ素樹脂
押出時の高熱によって、銅又は錫メッキの酸化が促進さ
れて比較的厚い酸化膜を発生する欠点があった。
酸化膜の発生はハンダの濡れ性が悪くなり、中心導体の
ハンダ付は作用の能率を害し、接続不良を起し易いと言
う欠点がある。
ハンダ付は作用の能率を害し、接続不良を起し易いと言
う欠点がある。
この欠点を解決するため、中心導体として、軟銅線又は
銅被覆鋼線に銀メッキを施すことも提案されているが、
銀メッキは高価であると共に、製造中に銀メッキ層に傷
がつき易い欠点があった。
銅被覆鋼線に銀メッキを施すことも提案されているが、
銀メッキは高価であると共に、製造中に銀メッキ層に傷
がつき易い欠点があった。
この場合、水分と酸素が存在すると、電気化学的に傷の
場所から銅の腐食が進行し、レッドプレイブ(Red
plague) を生じる。
場所から銅の腐食が進行し、レッドプレイブ(Red
plague) を生じる。
レッドプレイブ層はハンダ濡れ性が悪く、中心導体のハ
ンダ付は作用の能率を害し接続不良を起し易いという欠
点があった。
ンダ付は作用の能率を害し接続不良を起し易いという欠
点があった。
本考案は、ハンダ濡れ性の良好なフッ素樹脂押出被覆絶
縁同軸ケーブルを提供することを目的とし、その特徴と
するところは、中心導体を無機薄層よりなるセパレータ
で被覆しその上をフッ素樹脂押出被覆絶縁体で密着被覆
したことにある。
縁同軸ケーブルを提供することを目的とし、その特徴と
するところは、中心導体を無機薄層よりなるセパレータ
で被覆しその上をフッ素樹脂押出被覆絶縁体で密着被覆
したことにある。
第1図は本考案の一実施例であるフッ素樹脂絶縁同軸ケ
ーブルの断面図である。
ーブルの断面図である。
単線導体又はより線導体である中心導体1は軟銅線又は
銅被覆鋼線又はこれらに錫メッキを施こしたものである
。
銅被覆鋼線又はこれらに錫メッキを施こしたものである
。
この中心導体の表面をガラステープ又はテフロンコーテ
ィングガラステープ又はガラス編組テープ等のセパレー
タ2で密着被覆する。
ィングガラステープ又はガラス編組テープ等のセパレー
タ2で密着被覆する。
このセパレータ2の外周は従来と同様にFEP又はPF
A又はETFE等のフッ素樹脂絶縁体3を厚さ1mm以
上押出被覆し、その上に軟銅線又は錫メッキ軟銅線を編
組した外部導体4で包み、フッ素樹脂又はガラス編組よ
り戊るジャケット5で被覆しである。
A又はETFE等のフッ素樹脂絶縁体3を厚さ1mm以
上押出被覆し、その上に軟銅線又は錫メッキ軟銅線を編
組した外部導体4で包み、フッ素樹脂又はガラス編組よ
り戊るジャケット5で被覆しである。
上記第1図のフッ素樹脂絶縁同軸ケーブルを製作するに
は、中心導体1の外周にセパレータ2をテープ巻又は編
組によって構成し、その外周に押出によって絶縁体3を
形成させる。
は、中心導体1の外周にセパレータ2をテープ巻又は編
組によって構成し、その外周に押出によって絶縁体3を
形成させる。
絶縁体3の外周の外部導体4、ジャケット5は従来の製
法と同様に行なう。
法と同様に行なう。
絶縁体3として用いられるPFAの加熱温度は302〜
310℃、ETFEは270℃相当高温であるため、こ
の押出し等による被覆加工時の熱のため従来の中心導体
1は酸化し易かったが、上記セパレータ2を施こしてお
くことによって中心導体1の酸化膜底生を防止すること
ができ、銀メッキの必要もなく安価となる利点がある。
310℃、ETFEは270℃相当高温であるため、こ
の押出し等による被覆加工時の熱のため従来の中心導体
1は酸化し易かったが、上記セパレータ2を施こしてお
くことによって中心導体1の酸化膜底生を防止すること
ができ、銀メッキの必要もなく安価となる利点がある。
第1表はフッ素樹脂絶縁同軸ケーブルの中心導体のハン
ダ付性を第1図の本実施例と従来のケーブルとを比較し
て示すものである。
ダ付性を第1図の本実施例と従来のケーブルとを比較し
て示すものである。
このとき用いた試験法はJ I S C5038に依り
、230℃、3秒間におけるハンダ濡れ性を比較したも
のである。
、230℃、3秒間におけるハンダ濡れ性を比較したも
のである。
このときの中心導体は錫メッキ軟銅線であり、セパレー
タは0.07mm厚さのガラステープをにラップ巻きし
たものである。
タは0.07mm厚さのガラステープをにラップ巻きし
たものである。
第1表より、従来品は絶縁体の被覆厚さによってハンダ
濡れ性が大きく変化していた。
濡れ性が大きく変化していた。
これは中心導体の表面を加熱して生ずる酸化膜の厚さが
ハンダ濡れ性を防害していることを示すものであるが、
本実施例の場合はセパレータの効果によって差を生じな
い程改善されている。
ハンダ濡れ性を防害していることを示すものであるが、
本実施例の場合はセパレータの効果によって差を生じな
い程改善されている。
以上本実施例のフッ素樹脂絶縁同軸ケーブルは、無機被
覆層よりなる薄いセパレータを中心導体に施こすことに
よってハンダ濡れ性を大「1]に向上させるという効果
を生じている。
覆層よりなる薄いセパレータを中心導体に施こすことに
よってハンダ濡れ性を大「1]に向上させるという効果
を生じている。
上記第1表はFEP押出し絶縁材について試験したもの
であるが、その他PFA又はETFE等のフッ素樹脂押
出被覆絶縁体においても同様の効果を生ずることが推考
される。
であるが、その他PFA又はETFE等のフッ素樹脂押
出被覆絶縁体においても同様の効果を生ずることが推考
される。
本考案のフッ素樹脂絶縁同軸ケーブルの中心導体はハン
ダ濡れ性が向上するという効果をもっている。
ダ濡れ性が向上するという効果をもっている。
第1図は本考案の一実施例であるフッ素樹脂絶縁同軸ケ
ーブルの断面図である。 1:中心導体、2:セパレータ、3:絶縁体、4:外部
導体、5:ジャケット。
ーブルの断面図である。 1:中心導体、2:セパレータ、3:絶縁体、4:外部
導体、5:ジャケット。
Claims (1)
- 中心導体と、この外周に順次設けられた無機材より戊る
セパレータ、押出被覆されたフッ素樹脂絶縁体、外部導
体及びジャケットとより構成されたことを特徴とするフ
ッ素樹脂絶縁同軸ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977080982U JPS5941538Y2 (ja) | 1977-06-20 | 1977-06-20 | フツ素樹脂絶縁同軸ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977080982U JPS5941538Y2 (ja) | 1977-06-20 | 1977-06-20 | フツ素樹脂絶縁同軸ケ−ブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS547388U JPS547388U (ja) | 1979-01-18 |
JPS5941538Y2 true JPS5941538Y2 (ja) | 1984-11-30 |
Family
ID=29000393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977080982U Expired JPS5941538Y2 (ja) | 1977-06-20 | 1977-06-20 | フツ素樹脂絶縁同軸ケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941538Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5092380U (ja) * | 1973-12-25 | 1975-08-04 |
-
1977
- 1977-06-20 JP JP1977080982U patent/JPS5941538Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS547388U (ja) | 1979-01-18 |
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