JPS594148B2 - 電気バリカン - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気バリカンに関する。

従来この種の電気バリカンにおい又は第８図に示すよう
に、ハウジング１′の一側面に電源スイツチボタン２５
′が装着され、且つ前記ハウジング１′の正面に可動刃
操作ボタン２５〃が配設されており、操作を２個所で行
なわなければならないので、使い勝手が悪かった。

本発明は上記の欠点を除去し、電源の大切並びに可動刃
の移動を単一の操作ボタンで行ない得るよう構成して、
使い勝手の良好な電気バリカンを提供することを目的と
する。

以下図面に沿つ℃本発明の電気バリカンを説明する。

第１図乃至第１図において１はハウジングで、両側に内
設された取付柱２，２にビス３，３を介して駆動子４の
一端部が架乗・固設される。

前記駆動子４の側壁５，５は充分な可撓性が持たせられ
ると共に他端部内面に受動アーム部６が内設されていて
、偏心カム１を介しモータ８の駆動力を受けたとき、他
端部外面に延出した駆動アーム部９がその延長方向に対
し直角方向に振動する。

前記駆動アーム部９の先端に例えば２本のピン１０が固
設され℃おり、可動刃１１前部の嵌合孔１２．１２に係
入される。

前記可動刃１１は固定刃１３に対しバネ１４．１４のバ
ネ力を受けて弾圧されつ＼摺動可能に保持されており、
後部には移動アーム１５先端の移動ピン１６を受容する
係入孔１７が設けられていて、移動アーム１５を介し前
進可能に設けられている。

この場合可動刃１１の歯は均一に形成される反面、固定
刃１３の歯は可動刃１１の歯ピッチと略同様の小歯部１
８と前記小歯部１８に大きな歯溝な切込むことによって
形成される犬歯部１９とでなっている。

従って可動刃１１の後退時には、可動刃１１が固定刃１
３の犬歯部１９とのみ噛み合って、相対的に大きく離間
する歯溝に入った髪だけを切断するから、髪に対しスキ
（疎らな切断）動作を行ない得、可動刃１１の前進時に
は可動刃１１は固定刃１３の小歯部１８と噛み合ってカ
ット（密な切断）動作を実現する。

また上記移動アーム１５自体は、駆動子４の振動方向に
充分な可撓性を有し且つ基部に被動ピン２０が突設され
ており、前記被動ピン２０は、ノ・ウジフグ１に穿設さ
れ駆動子４の振動方向、即ち可動刃１１の摺動力向に対
し直角方向に延びる長穴２１からハウジング１外方に突
出するよう設けられている。

更に前記移動アーム１５は、／・ウジフグ１内に前記長
穴２１を挾んで内設された突部２２．２２にビス２３．
２３を介し固設した押え板２４により逸脱が防がれる。

２５は操作ボタンで両側縁に、長穴２１を挾み駆動子４
の振動方向即ち可動刃１１の摺動力向に平行に延びるガ
イド溝２６．２６に係入可能な係入膜２７．２７を具備
していて、ハウジング１外面に摺動可能に装着される。

前記操作ボタン２５内面には接点板２８が付設され且つ
前記被動ピン２０が係入される移動長溝２９が形成され
ている。

前記移動長溝２９は駆動子４の振動方向に延びる水平部
３０と前記水平部３０に対し斜めに且つ可動刃１１に向
って延びる傾斜部３１とでなる。

３２．３２はモータ８並びに電源（図示せず）に好適に
接続される接続端子で、孔３３．３３から挿入され折曲
・固定されて、外面が前記操作ボタン２５の摺動時に接
点板２８と接触するよう設けられている。

更に本発明の動作を詳述する。

いま操作ボタン２５が摺動されずに第６図のオフの位置
にあるとき＆東操作ボタン２５の接点板２８が接続端子
３２．３２に接触せず、モータ８等が駆動されない。

一方操作ボタン２５を第７図ａの位置から第７図すの位
置へ移動する、即ち操作ボタン２５をガイド溝２６．２
６に沿って移動長溝２９の水平部３０に相応する距離だ
け摺動させれば、接点板２８と接続端子３２．３２とが
接触せしめられモータ８が駆動される。

このとき被動ピン２０はガイド溝２６，２６の延長方向
、即ち操作ボタン２５の摺動方向に対し直角方向に延び
る長穴２１内にあって操作ボタン２５の摺動力向への移
動が阻止されると共に、移動長溝２９の水平部３０によ
り操作ボタン２５の摺動方向に対し直角方向への移動が
阻止されるから、可動刃１１は固定刃１３に対し後退位
置に位置せしめられる。

従って、モータ８からの駆動力が偏心カム７、駆動子４
を介し可動刃１１に伝達されれば、固定刃１３上で可動
刃１１が摺動し、スキ動作が行なわれる。

更に操作ボタン２５をガイド溝２６．２６に沿って移動
させれば、第７図Ｃに示す如く、接点板２８と接続端子
３２．３２とは依然として接触され続げ、被動ピン２０
は移動長溝２９の傾斜部３１により、ハウジング１の長
穴２１内を移動する。

従つ℃移動アーム１５を介し可動刃１１が固定刃１３上
において前進位置をとり、カット動作が実現される。

上述のように構成された本発明の電気バリカンによれば
、単一の操作ボタンで、電源の大切並びにスキ・カット
動作の切換を実現でき、使い勝手を極めて良好にし得る
等の顕著な効果を達成する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電気バリカンの分解斜視図、第２図は
同組立状態の部分拡大断面図、第３図および第４図は同
部分拡大背面図、第５図は同部分拡大正面図、第６図は
同部分正面図、第７図ａ〜Ｃは同動作説明図、第８図は
従来の電気バリカンの分解斜視図である。 １・・・ハウジング、２・・・取付柱、３・・・ビス、
４・・・駆動子、５・・・側壁、６・・・受動アーム部
、Ｔ・・・偏心カム、８・・・モータ、９・・・駆動ア
ーム部、１０・・・ピン、１１・・・可動刃、１２・・
・嵌合ＪＬ１３・・・固定刃、１４・・・バネ、１５・
・・移動アーム、１６・・・移動ピン、１１・・・係入
孔、１８・・・小歯部、１９・・・犬歯部、２０・・・
被動ピン、２１・・・長穴、２２・・・突部、２３・・
・ビス、２４・・・押え板、２５・・・操作ボタン、２
６・・・ガイド溝、２７・・・係入膜、２８・・・接点
板、２９・・・移動長溝、３０・・・水平部、３１・・
・傾斜部、３２・・・接続端子、３３・・−ＴＬ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ モータから駆動力を受け、駆動子を介して固定刃に
   対し可動刃を摺動させると共に、スキおよびカット動作
   の切換えを行なうよう固定刃に対し可動刃を進退可能に
   設けた電気バリカンにおい工、電源の大切並びにスキ・
   カット動作の切換を単一の操作ボタンで行なうよう設け
   ることを特徴とする電気バリカン。 ２ 一端が可動刃に係止され、他端がハウジングの可動
   刃の摺動方向に対し直角方向に延びる長大から突出され
   た被動ピンを持つ移動アームと、ハウジングに装着され
   電源並びにモータに接続された接続端子と接触可能な接
   点板が付設され且つ前記被動ピンを受容し前記被動ピン
   を可動刃の摺動力向に対し直角方向に移動させる移動長
   溝が形成されると共に前記ハウジング外面において摺動
   可能な操作ボタンを具備してなる特許請求の範囲第１項
   記載の電気バリカン。 ３ 操作ボタンが可動刃の摺動方向に対して平行に摺動
   可能に設けられ、移動長溝が可動刃の摺動方向に延びる
   水平部と可動刃の摺動力向に対し斜めに且つ可動刃に向
   って延びる傾斜部でなる特許請求の範囲第２項記載の電
   気バリカン。