JPS588278B2 - ひげそり器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は毛入孔を設けだ網刃ととの網刃に対して駆動自
在の切断ユニットを有するひげそり器であって、前記切
断ユニットにカッタを有する切断部材を設け、前記カツ
タに先導カッタを装着し、この先導力ツタを前記力ツタ
に対して移動自在にし、かつ関連の前記力ツタの案内壁
に掛合させたひげそり器に関するものである。

このようなひげそり器については例えばオランダ国特許
出願番号第７４０４６５７号において記載されている。

このような既知の装置において先導力ツタは中心部材に
連結し、この中心部材を湾曲アームにより切断部材に取
付ける。

しかしこのような場合製造中の寸法上の公差および不精
度により先導力ツタを切断部材に取付けた後に先導力ツ
タは一般的に関連のカツタに対して正確な位置をとるこ
とができなくなる。

この欠点を除去するため本発明ひげそり器は前記力ツタ
に対する前記先導カツタの位置決めのため前記案内壁に
隣接する前記力ツタの部分にも前記先導力ツタを掛合さ
せたことを特徴とする。

本発明の或る実施例においては先導力ツタに突出部を設
け、この突出部をカツタに掛合する。

この突出部にフック状端部を設け、このフック状端部を
カツタの背部に掛合させることもできる。

本発明の他の実施例においてはカツタにアームを設け、
このアームを先導力ツタの凹所に掛合させる。

更に本発明の他の実施例においては先導力ツタを予張力
状態の下で案内壁に隣接するカツタ部分に掛合させる。

この予張力を適用することにより製造公差の結果による
遊びを防止することができ、先導カツタの振動も防止し
、をた初期位置から離れた後も先導カツタはこの初期位
置に一層迅速に復帰することができる。

図面につき本発明を説明する。

第１および２図に示すひげそり器にハウジング１を設け
、このハウジングの一部を３個の網刃３のための網刃ホ
ルダ２とする。

この網刃３に毛入孔４を形成する。

第２図の部分断面図で示すように切断ユニット５を網刃
３の内側に配置する。

この切断ユニット５はわかり易くするため第２図におい
て線図的にのみ示すが、第３〜６図につき詳細に説明す
る。

この切断ユニット５を中空スピンドル６（第２図参照）
、歯車７，８およびスピンドル９により電動モータ１０
に連結し、切断ユニットを関連の網刃３に対して回転自
在にする。

歯車７をピン１１に回転自在に支承し、このピン１１を
取付板１２に取付ける。

歯車７に凹所１３を設け、この凹所１３をカバー板１４
により閉鎖する。

この凹所に中空スピンドル６の端部のフランジ１５を収
容する。

このフランジ１５には丸みをつけず、例えば方形にし、
従って四所の形状もこれに対応させることによって歯車
７の回転運動スピンドル６に伝達する駆動連結を生ぜし
める。

ばね１６の大部分を中空スピンドル６内に配置し、中空
スピンドル６と歯車７との間に緊張を生ぜしめ、切断ユ
ニット５の方向にスピンドル６に対して力を発生させる
スピンドル６の円筒部１７を切断ユニット５に圧着させ
るときこの押圧力は切断ユニッ｝Ｋまたこの切断ユニッ
トを介して網刃３に加わり、従って網刃の端縁１８は網
刃ホルダ２に圧着すも例えばひげそり器を使用すること
により生ずる外力が加った場合網刃３は切断ユニットな
らびにスピンドル６とともにばね１６の作用に抗して内
方に押圧される。

スピンドル６と切断ユニット５との間の回転運動の駆動
連結はスピンドル６の端部１９を長方形断面にすること
によって得る。

この端部１９を切断ユニット５の対応の長方形連結開口
２０に掛合させる。

上述したように電動モータ１０との連結は第１および２
図に示す装置の３個の切断ユニットとも同一とし、３個
の歯車７を中心に配置したモータスピンドル９の歯車８
に掛合させる。

切断ユニット５（第３〜６図参照）に切断部材２１と先
導カツタ２３を有する引込部材２２とを設ける。

この切断部材２１を中心本体２４により蔭ほ構成し、こ
の中心本体２４の周縁にカッタ２５を設ける。

この中心本体に連結開口２０を形成する。引込部材２２
に中心板状部２６を設け、この中心板状部に先導力ツタ
２３を連結アーム２７により連結する。

この中心板状部２６に中心開口２８を設ける。

切断部材２１と引込部材２２とは中心板状部２６を中心
本体２４に既知の方法で、．例えば接着または溶着によ
り取付けることにより組合さって切断ユニット５を形成
する。

このとき先導カッタ２３は関連のカツタ２５の案内壁２
９に掛合し、連結アーム２７が弾性であるためこの案内
壁の表面に沿ってカツタ２５に対して先導カッタ２３は
移動することができる。

第５および６図に示すようにカツタ２５にカッタリム３
０とブレード３１とを設ける。

先導力ッタ２３に突出部３２を設け、この突出部をカッ
タリム３０の壁部に掛合させる。

従ってカッタリム３０は先導カッタ２３がカッタ２５に
対してほぼ矢印Ｐ１で示す軸線方向に移動するのを制限
する止部材を構成する。

先導力ツタの休止位置は第５および６図に示す状態であ
るが、このとき連結アーム２７は既に僅かに弾性的に曲
がっており、従って突出部３２はいわゆる予張力状態の
下でカツタリム３０に掛合し、この休止位置において矢
印Ｐ１ の方向にカツタリムに対して力を与える。

先導カツタ２３に湾曲側面３４を設けるが、この湾曲側
面も休止位置にあってはやはり予張力状態の下でカツタ
リム３０の壁部３５に掛合する。

従って壁３５はカツタ２５に対して先導カッタ２３が矢
印Ｐ２で示すほぼ半径方向に移動するのを制限する止部
材として作用する。

側面３４を湾曲形状にしカツタリム３０との接触領域を
減少し従って先導力ツタがカツタに対して移動する際の
摩擦低抗を減少する。

突出部３２にフック状端部３６を設け、このフック状端
部３６をカツタリム３０の後方に掛合させ、先導力ツタ
の矢印Ｐ２ と逆方向の移動を制限する。

先導力ツタ２３がいわゆる予張力状態の下で関連のカツ
タ２５０部分と確実に掛合することによって切断部材と
引込部材との寸法上の公差（例えば製造中に計ける公差
により生ずる）にもかかわらず全ての先導力ツタは適切
な位置において力ツタに掛合する。

予張力の大きさは個別の先導力ツタにつき異なるが、１
個またはそれ以上の先導カツタが関連のカツタに掛合し
てない場合よりも切断ユニットの作用に対する影響が少
ない。

更に先導カツタがカツタに対して予張力の方向と逆方向
に移動した後にはとの予張力により先導カッタを休止位
置に一層速く復帰することができる。

先導力ツタの突出部３２と側面３４とが予張力の下にカ
ツタリム３０の壁３３，３５に掛合するとき案内壁２９
に対する先導力ツタの休止位置は２方向に対して限定さ
れる。

この位置決めは先導力ツタの作用にとって重要なことで
あるが、引込部材と切断部材とを完全に製造する精度に
はもはや依存せず、先導力ツタとカツタとの寸法上の精
度にほぼ依存するだけである。

壁３３，３５は案内壁２９に隣接するカツタの一部であ
るためこれらの壁による位置決めは最も効果的に行われ
る。

予張力が矢印Ｐ２ とは逆の方向に先導力ツタ２３に作
用し、このフック状端部３６がカツタリム３０に掛合す
るよう構成すること勿論である。

第７図に示す実施例において先導力ツタ２３に２個の突
出部３７，３８を設け、この突出部３７，３８により先
導力ツタは予張力状態でそれぞれ力ツタ２５の壁部３９
および４０′に掛合する。

第８図の実施例においてカツタ２５にアーム４１を設け
、このアーム４１を先導カッタ２３の凹所４２に掛合さ
せる。

このアーム４１により先導カツタ２３はカツタ２５に対
して数方向の位置決めを行うことができる。

第９および１０図において力ッタ２５と先導力ツタ２３
の一部ならびに網刃３の一部を線図的に示し、先導カツ
タの作用を説明する。

ひげ４３が毛入孔４に進入した場合このひげは位置Ａに
おいて力ツタ２５と先導力ツタ２３の回転により先導力
ツタ２３の鋭利端縁４４に即座に接触する。

この鋭利端縁４４はひげを切断することなしにひげ４３
に僅かに貫入するよう構成する。

ひげ４３により先導力ツタ２３に加わる反作用力はＰの
方向とは逆の方向に指向する。

この力はカッタ２５の案内壁２９により先導力ッタ２３
に加わる垂力Ｎの成分Ｎ０により相殺される。

説明をわかり易くするため先導カツタ２３と刀ツタ２５
との間の僅かな摩擦力は無視するとすれば垂力Ｎの成分
Ｎ２により先導力ツタ２３を案内壁２９に沿って摺動さ
せる。

案内壁２９と網刃３に掛合するカッタ２５の摺動表面４
５との角度αは９０゜ より小さくすべきである。

特にひげの弾性によりひげ４３は先導カッタ２３ととも
に移動し、カッタ２５の切断端縁４６がひげの位置Ｂに
達する（第１０図参照）。

この結果ひげは網刃３とカツタ２５との共働により切断
される。

このようにして先導力ツタがない場合に切断されるより
もＡとＢとの差に等しい長さだけ長くひげを剃ることが
でき、良好なひげそり効果が得られる。

先導力ツタに作用する予張力および先導カツタが案内壁
２９に沿って移動するとき連結アーム２７の弾性的な偏
向による付加力によねひげが切断された後先導力ツタは
休止位置に一層迅速に復帰する。

休止位置において先導力ツタに対してＰ１（第５図参照
）の方向に作用する予張力は関連のカツタにより支持さ
れ、先導カツタ２３は余分な力で網刃３に押し付けられ
ない。

従って先導カッタと網刃との余分な摩擦損失および摩耗
を回避することができる。

更に摩耗またはよごれで先導力ツタとカツタとの間に摩
擦が増加した場合にもとの予張力により休止位置から移
動した後に先導カッタは増加した摩擦低杭にかかわらず
休止位置に復帰することができる。

更にこの予張力により切断ユニットに対する操作、例え
ばカツタおよび先導力ツタのそれぞれの摺動表面４５
，４７の結合研摩などを簡単に行うことができるという
利点を生ずる。

位置決めのため先導カツタを数個所において関連のカツ
タに掛合させるという上述の構成は図面に示した以外の
形式、例えば振動型ひげそり器にも適用することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は３個の網刃を有するひげそり器の正面図、第２
図は一部を第１図のＩＩ−Ｉ線上の断面と−１−第１図
のひげそり器の側面図、第３図は切断部材と先導力ツタ
とを分離した状態を示す斜視図図２図は第３図に示した
構成部材を組合せた状態の平面図、第５図は第４図の■
一■線上の断面図、第６図は第３図に示す実施例の先導
カツタを有する１個のカツタの斜視図、第７，８図はそ
れぞれ他の実施例の第６図と同様の斜視図、第９および
１０図は先導カツタの作用を示す説明図である。 １・・・ハウジング、２・・・ホルダ、３・・・網刃、
４・・・毛入孔、５・・・切断ユニット、６・・・中空
スピンドル、７，８・・・歯車、９・・・スピンドル、
１０・・・電動モータ、１１・・・ピン、１２・・・取
付板、１３・・・凹所、１４・・・カバー板、１５・・
・フランジ、１６・・・ばね、１７・・・円筒部、１８
・・・端縁、１９・・・スピンドル端部、２０・・・連
結開口、２１・・・切断部材、２２・・・引込部材、２
３・・・先導カツタ、２４・・・中心本体、２５・・・
カツタ、２６・・・中心板状部、２７・・・連結アーム
、２８・・・中心開口、２９・・・案内壁、３０・・・
カツタリム、３１・・・ブレード、３２ ，３７ ，３
８・・・突出部、３３，３５・・・カツタリム壁、３４
・・・湾曲側面、３６・・・フック状端部、３９，４０
・・・カツタ壁部、４１・・・アーム、４２・・・凹所
、４３・・・ひげ、４４・・・鋭利端縁、４５・・・摺
動表面、４６・・・切断端縁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 毛人孔を設けた網刃ととの網刃に対して駆動自在の
   切断ユニットとを有するひげそり器であって、前記切断
   ユニットにカツタを有する切断部材を設け、前記力ツタ
   に先導力ツタを装着し、との生導カツタを前記力ツタに
   対して移動自在にし、かつ関連の前記カツタの案内壁に
   掛合させたひげそり器において、前記力ツタに対する前
   記先導力ツタの位置決めのため前記案内壁に隣接する前
   記方ツタの部分にも前記先導力ツタを掛合させたことを
   特徴とするひげそり器。 ２ 前記先導力ツタに突出部を設け、この突出部を前記
   力ツタに掛合させたことを特徴とする特許請求の範囲１
   記載のひげそり器。 ３ 前記突出部にフック状端部を設け、このフック状端
   部を前記力ツタの背部に掛合させたことを特徴とする特
   許請求の範囲２記載のひげそり器。 ４ 前記力ツタにアームを設け、このアームを前記先導
   力ツタの凹所に掛合させたことを特徴とする特許請求の
   範囲１記載のひげそり器。 ５ 前記先導力ツタを予張力状態の下で前記案内壁に隣
   接するカツタの部分に掛合させたことを特徴とする上述
   の特許請求の範囲１ないし４のいずれか一項に記載のひ
   げそり器。