JPS5939275Y2 - 器具の水平調節装置

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【考案の詳細な説明】本考案は石油燃焼器等の器具本体の水平調節装置に関す
る。

従来の水平調節装置は第１図に示すように器具本体１の
底面に螺合したボルト２によって行っているが、その頭
部３をゴム又は樹脂製のカバー４で保護しているので器
具本体１を立てた後の微調整が困難であり、その上本体
１の固定には別金具を用いなければならなかった。

本考案は上述の如き欠点を除去するために威されたもの
である。

以下本考案の一実施例を第２゜３図を参照して説明する
。

図にお・いて、５は温風式の石油燃焼器等の器具本体で
底面の４角にネジ込み孔６，６・・・・・・が設けられ
ている。

７は一体成型された調節ボルトで、先端のネジ部８、段
部９六角状の頭部１０及び該頭部１０から突出した丸棒
状の突出部１１から成る。

この調節ボルト７は第２図の如くそのネジ部８をもって
ネジ込み孔６内に螺合されている。

１２は上記調節ボルト７を介して本体５を床面１３に固
定するための固定金具であって、両サイドにアンカーボ
ルト１４用のネジ孔１５．１５を有すると共にその内側
に上記本体１のネジ込み孔６．６に対応して挿通孔１６
．１６が形成されている。

この挿通孔１６．１６は固定金具１２の一部を円錐台状
に膨出し、この天井面に穿設されている。

従って、調節ボルト７の突出部１１をこの挿通孔１６に
挿通した場合、この突出部１１の先端部が床面１３に接
触することはない。

１７は公知のブツシュナツトで上記突出部１１に圧入さ
れ、該突出部１１の抜は止めを行っている。

上記調節ボルト７を本体５に螺合する場合は従来のボル
トと同様頭部１０をスパナ等で回転することにより行う
ことができる。

ここで固定金具１２を挿通孔１６をもって突出部１１に
挿通し、更にブツシュナツト１７を圧入して組み立てを
完了する。

この状態で、本体５を所定の床面１３上に立て、アンカ
ーボルト１４をネジ孔１５を介して床面１３に螺入する
ことにより該本体１を床面１３に固定することができる
。

ここで器具本体５に取り付けられた水平器（図示せず）
を見ながらスパナ等で調節ボルト７を回転させ、本体５
の四角を上、下動させることにより、本体５を水平に据
え付けることができる。

ｆ）％、アンカーボルト１４で本体５を固定する前に、
立さ調節を行ってＣよい。

又、ブツシュナツト１７は突出部１１の径ｄが８ｍｍの
場合で約１８０ｋｇ、１０ｍｍの場合で約３２０ｋｇ
のスラット荷重に耐えるので、この種器具に働く外力に
対しては３〜４個で充分と思われる。

叙上のように本考案の水平調節装置によれば、器具本体
を設置してからでも容易に高さ調節が行える上、その組
み立ても極めて簡単であるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の水平調節装置の要部細断図、第２図は本
考案の水平調節装置の要部細断図、第３図はその分解斜
視図である。符号、５：器具本体、７：調節ボルト、１２：固定金具
、１４：アンカーボルト、１７：プッシュナツト。

【実用新案登録請求の範囲】頭部の一方に段付部を介してネジ部を形成すると共に該
頭部の他方に突出部を形成しで戊る調節ボルトを設け、この調節ボルトを上記ネジ部をもって器具本体の底面の
所定箇所に螺合し、この調節ボルトの突出部に挿通孔を
もって固定金具を挿通すると共にブツシュナツトを圧入
して戊る。器具の水平調節装置。