JP2574878Y2 - 電子機器ケースの取付構造 - Google Patents

電子機器ケースの取付構造

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JP2574878Y2
JP2574878Y2 JP1993062102U JP6210293U JP2574878Y2 JP 2574878 Y2 JP2574878 Y2 JP 2574878Y2 JP 1993062102 U JP1993062102 U JP 1993062102U JP 6210293 U JP6210293 U JP 6210293U JP 2574878 Y2 JP2574878 Y2 JP 2574878Y2
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JP
Japan
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piece
tightening bolt
electronic device
device case
screw
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JP1993062102U
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JPH0732980U (ja
Inventor
仁志 長野
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デイエツクスアンテナ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子機器ケースの取付
構造に関し、詳しくはマストに電子機器ケースを取付け
る取付構造についてのものである。
【0002】
【従来の技術】アンテナマスト上端にはパラボラ反射鏡
が取付けられ、アンテナマストの中間には混合器、分配
器、増幅器などを収容する電子機器ケースが取付けら
れ、テレビジョンに電気的に接続されている。この電子
機器ケースのアンテナマストへの取付けは、図6、図7
に示すようにして行われる。
【0003】すなわち、合成樹脂製の電子機器ケース10
1 の背面には四角枠102 が外方に向けて一体的に形成さ
れていて、その縦壁103 には締付ボルト104 を挿通させ
る長孔状の貫通孔105 を穿設する。締付ボルト104 は、
棒部材で形成され、軸部106 の両端からそれぞれ同一方
向に延出するネジ部107 を有するコ字状体で、ネジ部10
7 の先端側にはネジ山108が刻設され、この締付ボルト1
04 の軸部106 が前記貫通孔105 に挿通され、ネジ部107
は縦壁103 の外側に位置して軸部106 を中心に回動自
在に設けられている。
【0004】この締付ボルト104 のネジ部107 を中央内
面に支持凹み109 を有する押圧部材110 の両端に挿通さ
せてネジ山108 に蝶ナット111 を螺着する。図6および
図7の状態は、梱包時あるいは壁への取付時の状態であ
るが、この電子機器ケース101 をアンテナマストに装着
するため締付ボルト104 を回動させてネジ部107 を水平
状にし、押圧部材110 と四角枠102 との間にアンテナマ
ストを挿入して蝶ナット111 を締め込んで固定してい
る。
【0005】この締付ボルト104 を回動させてネジ部10
7 を水平状にした姿勢を保持するため、電子機器ケース
101 背面の軸部106 とネジ部107 との接合内部外方にス
トッパー片112 を膨出させ、このストッパー片112の幅
方向の寸法Lを締付ボルト104のネジ部107 の内側寸法
L’より大きく設定してある。また、このストッパー片
112 とでネジ部107 を挟持させるために保持片113 をス
トッパー片112 の上部に膨出してある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述のような電子機器
ケースの取付構造であると、締付ボルト104 を回動させ
る際、ストッパー片112 の幅方向の寸法Lが、ネジ部10
7 の内側寸法L' より大きく設定してあるため、ネジ部
107 の基端部がストッパー片112 を乗り越えなければな
らないため、締付ボルト104 の回動が重くスムーズに行
われず、また、時にはストッパー片112 やネジ部107 に
破損を生じることがある。
【0007】この電子機器ケース101 のアンテナマスト
への取付作業は、作業員が高所でしかも非常に不安定な
姿勢で作業を行うため、締付ボルト104 は容易に回動
し、ネジ部107 を水平状に保持できる必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、電子
機器ケースの取付けを容易にすべく、電子機器ケースの
背面の貫通孔に、棒状の軸部の両端から同一方向に延出
するネジ部を有するコ字状の締付ボルトの軸部を挿通さ
せ、ネジ部を中央内面に支持凹みを有する押圧部材に挿
通させてネジ部の先端側に刻設したネジ山に蝶ナットを
螺着させ、電子機器ケースをマストに取付ける際、締付
ボルトを回動し水平状のネジ部を保持する弾性ツメ片を
電子機器ケース背面の締付ボルトの軸部とネジ部との接
合内部外方に設け、前記弾性ツメ片の幅方向の寸法を締
付ボルトのネジ部の内側幅方向の寸法より大きく設定し
てネジ部を弾性ツメ片で外方に向けて付勢し、ネジ部を
弾性ツメ片とで挟持する保持片を弾性ツメ片の上部に設
け、締付ボルトを回動させネジ部を弾性ツメ片の外方に
向けて付勢する付勢力に抗して回動させ、締付ボルトの
ネジ部を弾性ツメ片と保持片との間に位置させ、復帰し
た弾性ツメ片の上方に向けて付勢する付勢力でネジ部を
弾性ツメ片と保持片とで挟持するようにした電子機器ケ
ースの取付構造とした。
【0009】
【作用】電子機器ケースをマストに取付ける際、締付ボ
ルトを回動し水平状のネジ部を保持するストッパー片を
電子機器ケースの背面の締付ボルトの軸部とネジ部との
接合内部外方に設け、前記ストッパー片の幅方向の寸法
を締付ボルトのネジ部の内側幅方向の寸法より大きく設
定してあるが、ストッパー片を弾性ツメ片で形成してあ
るため、締付ボルトのネジ部の回動の際、弾性ツメ片は
容易に変形し回動した後は復元してネジ部を支持する。
【0010】
【実施例】本考案を添付する図面に示す具体的実施例に
基づいて以下詳細に説明する。電子機器ケース1は図1
〜図3に示されている。合成樹脂製の電子機器ケース1
の背面には四角枠2が外方に向けて一体的に形成されて
いて、その縦壁3には締付ボルト4を挿通させる長孔状
の貫通孔5を穿設する。
【0011】締付ボルト4は棒部材で形成され、軸部6
の両端からそれぞれ同一方向に延出するネジ部7を有す
るコ字状体でネジ部7の先端側にはネジ山8が刻設さ
れ、この締付ボルト4の軸部6が前記縦壁3の貫通孔5
に挿通され、ネジ部7は縦壁3の外側に位置して軸部6
を中心に回動自在に設けられている。この締付ボルト4
のネジ部7を中央内面に階段状の支持凹み9を有する板
金で形成した押圧部材10の両端に挿通させてネジ山8に
蝶ナット11を螺着する。
【0012】図2および図3の状態は、梱包時あるいは
壁への取付時の状態であるが、この電子機器ケース1を
アンテナマストに装着するため、締付ボルト4を回動さ
せてネジ部7を水平状にし、押圧部材10と四角枠2と
の間にアンテナマストを挿入して蝶ナット11を締め込
んで固定している。この締付ボルト4を回動させてネジ
部7を水平状にした姿勢を保持するため電子機器ケース
1の背面の軸部6とネジ部7との接合内部外方に弾性ツ
メ片12を設け、この弾性ツメ片12の幅方向の寸法L
を、締付ボルト4のネジ部7の内側寸法L’より大きく
設定してある。またこの弾性ツメ片12とでネジ部7を
挟持するため保持片13を弾性ツメ片12の上部に膨出
してある。
【0013】ここで、アンテナマストにこの電子機器ケ
ース1を装着する要領を図4および図5に基づいて説明
する。締付ボルト4を回動させネジ部7を弾性ツメ片1
2の外方に向けた付勢力に抗して回動させると、締付ボ
ルト4のネジ部7は弾性ツメ片12と保持片13との間
に位置し、しかも弾性ツメ片12は復帰して上方に分け
た付勢力で締付ボルト4のネジ部7を保持片13とで挟
持する。
【0014】この際、アンテナマスト21を四角枠2とネ
ジ部7と押圧部材10との間に挿入し、蝶ナット11を締め
込んで電子機器ケース1をアンテナマスト21に装着す
る。四角枠2の横リブ22はアンテナマスト21の外周面に
沿う形状の凹部に形成してある。また、この電子機器ケ
ース1の背面下部には横リブ23に溝24を刻設してその溝
24に締付ボルト4のネジ部7が嵌まるように設定してお
き、梱包時あるいは壁取付時には蝶ナット11をネジ込ん
で押圧部材10を横リブ23に当接させるようにしてある。
【0015】
【考案の効果】本考案は、上述のように、電子機器ケー
スの背面の貫通孔に、棒状の軸部の両端から同一方向に
延出するネジ部を有するコ字状の締付ボルトの軸部を挿
通させ、ネジ部を中央内面に支持凹みを有する押圧部材
に挿通させてネジ部の先端側に刻設したネジ山に蝶ナッ
トを螺着させ、電子機器ケースをマストに取付ける際、
締付ボルトを回動し水平状のネジ部を保持する弾性ツメ
片を電子機器ケース背面の締付ボルトの軸部とネジ部と
の接合内部外方に設け、前記弾性ツメ片の幅方向の寸法
を締付ボルトのネジ部の内側幅方向の寸法より大きく設
定してネジ部を弾性ツメ片で外方に向けて付勢し、ネジ
部を弾性ツメ片とで挟持する保持片を弾性ツメ片の上部
に設け、締付ボルトを回動させネジ部を弾性ツメ片の外
方に向けて付勢する付勢力に抗して回動させ、締付ボル
トのネジ部を弾性ツメ片と保持片との間に位置させ、復
帰した弾性ツメ片の上方に向けて付勢する付勢力でネジ
部を弾性ツメ片と保持片とで挟持するようにした電子機
器ケースの取付構造であるので、締付ボルトを回動する
際、弾性ツメ片が容易に屈曲変形し、回動した後は弾性
ツメ片が復元するので弾性ツメ片と保持片とで締付ボル
トのネジ部を水平状に保持し、電子機器ケースのアンテ
ナマストへの取付作業を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の具体的一実施例の電子機器ケースの斜
視図である。
【図2】本考案の具体的一実施例の電子機器ケースの側
面図である。
【図3】図2の背面図である。
【図4】本考案の電子機器ケースのアンテナマストへの
取付状態の側面図である。
【図5】図4の背面図である。
【図6】従来の電子機器ケースの側面図である。
【図7】図6の背面図である。
【符号の説明】
1…電子機器ケース 5…貫通孔 6…軸部 7…ネジ部 4…締付ボルト 9…支持凹み 10…押圧部材 8…ネジ山 11…蝶ナット 12…弾性ツメ片 13…保持片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器ケースの背面の貫通孔に、棒状
    の軸部の両端から同一方向に延出するネジ部を有するコ
    字状の締付ボルトの軸部を挿通させ、ネジ部を中央内面
    に支持凹みを有する押圧部材に挿通させてネジ部の先端
    側に刻設したネジ山に蝶ナットを螺着させ、電子機器ケ
    ースをマストに取付ける際、締付ボルトを回動し水平状
    のネジ部を保持する弾性ツメ片を電子機器ケース背面の
    締付ボルトの軸部とネジ部との接合内部外方に設け、前
    記弾性ツメ片の幅方向の寸法を締付ボルトのネジ部の内
    側幅方向の寸法より大きく設定してネジ部を弾性ツメ片
    で外方に向けて付勢し、ネジ部を弾性ツメ片とで挟持す
    る保持片を弾性ツメ片の上部に設け、締付ボルトを回動
    させネジ部を弾性ツメ片の外方に向けて付勢する付勢力
    に抗して回動させ、締付ボルトのネジ部を弾性ツメ片と
    保持片との間に位置させ、復帰した弾性ツメ片の上方に
    向けて付勢する付勢力でネジ部を弾性ツメ片と保持片と
    で挟持するようにしたことを特徴とする電子機器ケース
    の取付構造。
JP1993062102U 1993-11-18 1993-11-18 電子機器ケースの取付構造 Expired - Lifetime JP2574878Y2 (ja)

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JPH0732980U JPH0732980U (ja) 1995-06-16
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JPH0547487Y2 (ja) * 1987-05-29 1993-12-14

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