JPS5938920B2 - 被印字体の給送装置 - Google Patents

被印字体の給送装置

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JPS5938920B2
JPS5938920B2 JP1986577A JP1986577A JPS5938920B2 JP S5938920 B2 JPS5938920 B2 JP S5938920B2 JP 1986577 A JP1986577 A JP 1986577A JP 1986577 A JP1986577 A JP 1986577A JP S5938920 B2 JPS5938920 B2 JP S5938920B2
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driving
drive
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JP1986577A
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靖男 大河原
長夫 水谷
稔夫 栗原
正光 野島
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印字機の被印字体の給送装置に関し、更には印
字記録された被印字体をロール状に巻取る給送装置に関
するものである。
従来この種の印字機の給送装置では、被印字体の巻取芯
を回動し、巻取られた被印字体の径を検知して連動する
カムを利用して巻取芯の回転量を制御する方法がある。
しかしこの方法では、被印字体を巻取芯に均一な力で巻
取ることを要し、またカムの応答感度の制約から被印字
体の給送量を高精度に維持することが困難である。ピン
トラクタ方式を採用して所望量給送し、しかるのち被印
字体を巻取芯に巻取る方法は、機構が複雑高価となり且
つ送り穴付の被印字体を用いなければならない制約があ
る等の欠点を有する。本発明の目的は上記欠点を除去し
簡素な機構で被印字体を精度よく所望の給送量を給送且
つ巻取り可能な給送装置を提供し、安価、信頼性に優れ
た印字機を実現することにある。
更に本発明の他の目的は、小動力で被印字体を給送、巻
取りしうる印字機の給送装置を得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明の印字機の給送装置
は被印字体と、被印字体の給送手段と、この給送手段を
駆動する給送駆動手段と、前記給送手段により給送され
た被印字体の巻取手段と、この巻取手段を駆動する巻取
駆動手段と、前記給送駆動手段と巻取駆動手段とを連結
する連結手段と、この連結手段を介して前記給送駆動手
段及び巻取駆動手段の各々に弾性力を蓄勢する原動手段
とよりなる。
次に図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図に於て1は印字ヘッドで、ドットマトリックス印
字ヘッドの如き印字ヘッドの印字先端部を示す。印字ヘ
ツド1は所定の印字行に沿つて走行しうるようにフレー
ム2に支持される。3はインクリボンで、図示されない
駆動装置によつて印字ヘツド1の印字部に巻回給送され
る。
4は被印字体の位置決め部材で、フレーム2に固定され
印字ヘツド1の走行路に隣接配置されている。
5はフレーム2に固定された被印字体受で、位置決め部
材4との空間5aに伝票6を挿入可能に構成されている
7は伝票6の給送ローラで、8は従動口iラである。
ローラ8は必要に応じ伝票6を挟持する如く給送ローラ
7に図示されない駆動手段により圧接される。9は印字
受部材で、空所9aを有し、印字ヘツド1に対向して配
設されている。
印字状態に於ては、印字受部材9は被印字体6を位置決
め部材4の下面に圧接せしめる如く駆動され、該位置決
め部材4の下面から所定の空隙を維持して走行する印字
ヘツド1の印打力をインクリボン3、伝票6を介して受
ける。印字受部材9は印字ヘツド1に接近しうるように
アングル10を介して周知の平行ばね11によつてフレ
ーム2に支持されている。アングル10と一体となつて
動作しうる印字受部材9は印字受駆動部材12に係合す
る印字受ローラ9bと一端フレーム2に懸架されたばね
13の他端を保持するピン9cとを有している。該ばね
13は平行ばね11に抗して印字受ローラ9bを印字受
駆動部材12に圧接し而して印字受部材9を本図の状態
即ち伝票6を空間5aへ挿入可能とする印字受部材9の
待機状態に維持しうるに十分な弾性力を有する。以下第
2図に於て、印字受駆動部材12はフレーム2を構成す
るフレーム2aに定着されたピン19に回動自在に支持
されていて、一端でフレーム2aに保持されるばね14
を懸架し、他端で該ばね14に付勢されて印字受駆動カ
ム15に圧接係合するカムフオロア12aを設けている
また印字受駆動部材12は印字受駆動カム15の回動に
伴い前記印字受ローラ9bを図の上下方向に変位させる
カム部12bを形成する。印字受駆動カム15はフレー
ム2aに軸支されるカム軸16に定着されていて、カム
軸16に対し対称位置に形成された2つの等径の頂部1
5aと鞍部15bを有する。以下第1図で17はウオー
ムホイールで、カム軸16に固着されており、図示され
てないモータにより回動されるウオーム18と噛合つて
いる。
而して(第2図も参照)モータ、ウオーム18、ウオー
ムホイール17、印字受駆動カム15及びカムフオロア
12a1ばね14を含む印字受1駆動部材12等により
一連の印字受部材駆動手段が構成される。以下第3図に
於て20はロール状に巻回された自己発色性の感圧紙よ
りなる被印字体で、フレーム2に軸支される案内ローラ
21,22及び案内ローラ23,24,25を経て給送
ローラ26及び圧接ローラ27よりなる給送手段によつ
て給送された後、巻取芯28に巻取られるように巻回さ
れる。
以下第1図で、前記案内ローラ23,24は印字受部材
9の両側面に定着された取付部材9dにより回動可能に
軸承されている。
29は透明材料で形成されたカバーで、被印字体20の
印字結果を透視可能に保護すると共に前記伝票6の受台
として作用する。
カバー29は一端部にローラ25を軸承し、他端に於て
圧接ローラ27(第3図に図示)を前記給送ローラ26
に弾性的に圧接係合する如く支持している。
またカバー29は被印字体20の挿入及び巻取後の被印
字体20の取出のためにフレーム2に脱着自在に保持さ
れている。以下第3図に於て、30は給送ローラ受部材
で、フレーム2に固着された支軸31に揺動可能に軸支
されていて前記給送ローラ26を固持する給送軸32を
回動自在に支持しており、被印字体20の受台としても
兼用される。即ちカバー29の一部に設けられる開閉可
能の窓部(図示されてない)を開き、印字記録後の被印
字体20に注釈の書込みを可能とする受台として使用す
ることができる。前記給送軸32は両端部付近に軸受3
3を回動可能に軸支しており、一端に爪車34を定着し
ている。以下第5図で、軸受33の溝33aがフレーム
2の切欠部2bに嵌入係合し、フレーム2に固着された
ピン38に軸承される軸受係止部材35が軸受33の肩
部33bを両軸受係止部材35間に懸架されるばね36
に付勢されて弾性的に係止する構造となつているので、
給送軸32をフレーム2の所望の位置に脱着自在に保持
する軸受手段が構成される。給送軸32を軸受33と共
にフレーム2より取外しても、係止部材35はフレーム
2に植設されたストツパ37に当接係止されるので、取
外された給送軸32の挿入の際に支障となるこことはな
い。以下第4図に於て、40は巻取軸で柱状の巻取胴4
1を固着し、一端には回動可能の軸受42を 5挟持す
る如く爪車43を定着し、他端には軸方向にのみ脱着自
在のフランジ部材44を保持する。
フランジ部材44は軸受42を回動可能に支持している
。45は外周に溝45aを形成した調節フランジで被印
字体20を所望の状態に巻取るよう 1に前記脱着自在
のフランジ部材44に対向して巻取胴41にネジ41b
により定着される。
調節フランジ45はフランジ部材44に対し被印字体2
0の巾寸法に対応する位置に固定することができる。4
6は巻取可動片で、一端を巻取胴41の取付部 141
aにピン41bにより揺動可能に支持され、他端はフラ
ンジ部材44の肩部44aに当接係合する。
巻取可動片46、フランジ部材44及び巻取胴41の外
周の軸方向に形成された切欠部41cとにより構成され
る空隙41dは、被印字体20Cの端部の挿入口であり
、被印字体20が巻取胴41に巻取られた後フランジ部
材43を取外すと巻取可動片46は巻取胴41の外径を
小にする方向に変位が可能となり、被印字体20の巻取
胴41への締付力を軽減し被印字体20を図の右方向に
取外すことができる。軸受42はフレーム2cに係合し
、係止部材35′により弾性的に係止される。給送軸受
手段(第5図に図示)と同様の脱着自在の軸受手段によ
り軸架されて、巻取軸40に装着される一連の前記部材
群による巻取芯28が構成される。以下第1図で38は
フレーム2dにより軸支される複数の被印字体保持ロー
ラで、未印字のロール状被印字体20を回動可能に支持
し、前記給送手段によつて給送される際の被印字体20
の滑らない回動を可能にしている。また被印字体保持ロ
ーラ38は、被印字体20の最小ロール径に於ても支持
しうる如くに配設され、前記フレーム2dは未印字の被
印字体20をフレーム2の所定の位置に収容可能にして
いる。前記給送用の爪車34及び巻取用の爪車43は同
一形状をなし、該爪車34,43のそれぞれに爪車回動
用の駆動爪部材50,51及び爪車逆転防止用の係止爪
部材52,53が係合されている〇54,55は爪送り
部材で、各々フレーム2及びノ2aの固定軸56,57
に軸支されている。
爪送り部材54,55はフレーム2及び2cに一端を保
持される。同一のばね定数を有するばね58,59の付
勢力により駆動爪部材50,51が爪車34,43を時
計方向に回動しうるように駆動爪部材50,51をそれ
ぞれピン54a,55aを介して軸支している。爪車逆
転防止用の係止部材52,53は前記固定軸56,57
にそれぞれ回動可能に支持されている。ばね60,61
はそれぞれ一端を駆動爪部材50,51に、また他端に
対応する係止爪部材52,53に懸架されていて、互に
協働する前記駆動爪部材50,51と係止爪部材52,
53を近接する如く付勢し爪車34及び43に確実に係
合させる。前述したように脱着自在の給送軸32が爪車
34と共にフレーム2の所定の位置より取外されると、
駆動爪部材50及び係止爪部材52は互いにばね60に
付勢されて接近するが、駆動爪部材50上に設けられた
ストツパ50aが爪送り部材54に当接して駆動爪部材
50は過度の変位が制限され、またフレーム2に固着さ
れたストツパピン62により係止爪部材52は同様に過
度の変位が制限される。
かくして給送軸32が再び爪車34と共にフレーム2の
所定の位置に挿入されると駆動爪部材50及び係止爪部
材52を爪車34により離間させる方向に変位させ原状
に復しうるような給送駆動手段が構成される。同様に駆
動爪部材51上に爪送り部材55に係合するストツパ5
1aとフレーム2c上に係止爪部材53に係合するスト
ツパピン63が設けられている。巻取用の爪車43を脱
着できるような巻取駆動手段が構成されている。64は
可動ストツノマで、ばね58に付勢された送り爪部材5
4の変位を所望の位置で制限するためにフレーム2に調
節可能に取付けられている。
以下第3図で、ばね61に付勢される巻取用の爪送り部
材55の変位量を制限するために、フレーム2の所定の
位置に形成された開口2eに係合する連動ピン55bが
爪送り部材55に固着されている。巻取駆動手段は、前
記給送駆動手段によつて給送手段を介して一定量給送さ
れた被印字体20を巻取芯28に時計方向に巻取るよう
に爪車43を回動させる。
そして被印字体20を巻取芯28に密着巻しうるように
、被印字体20の給送量に対応して巻取用の爪送り部材
55は変位する。即ち巻取られる被印字体20のロール
径が最小の時には爪送り部材55はばね59に付勢され
て最大の変位をなし、前記ロール径が許容しうる最大径
に達した時には爪送り部材55の変位量は最小となる。
70は給送連結部材で、一端は爪送り部材54上に定着
されたピン54bに回動可能に軸支され、他端は連結部
材71にピン70aを介して互いに回動可能に連結され
ている。
72は巻取連結部材で、一端は連結ピン55bに軸支さ
れ、他端はピン71aを介して前記連結部材71に互い
に回動可能に連結される。
両端部にそれぞれ給送連結部材70と巻取連結部材72
を連結する連結部材71は中央部に於てピンを介して作
動部材73に回動可能に連結される。作動部材73はフ
レーム2に固定された軸74に回動自在に軸支されてい
て、反時計方向への回動時に前記給送及び巻取駆動手段
のばね58,59に蓄勢し、時計方向への回動時に該ば
ね58,59を放勢するように作動する。作動部材73
の変位は、連結部材71、給送連結部材70及び巻取連
結部材72による連結手段を介して爪送り部材54,5
5に伝達される。爪送り部材55の支点である固定軸5
7と作用点である連結ピン55bの間の距離を給送用の
爪送り部材54の支点である固定軸56と作用点である
ピン54bとの距離より大きくとり、爪送り部材54,
55の支点と駆動爪部材50,51の連結部である力点
間の距離を同一になるように構成してあるので、作動部
材73の反時計方向の回動時には、先ず連結部材71が
ピン70aを支点として反時計方向に変位させ、而して
巻取連結部材72を介して爪送り部材55をばね59に
抗して連結ピン55bが開口2dの上縁に当接する。更
に引続き作動部材73が反時計方向に変位をすると連結
部材71はピン71aを支点として時計方向に回動をな
し而して爪送り部材54をばね58に抗して反時計方向
に給送連結部材70を介して変位させることができる。
75はカバー29に定着されたストツパで、給送用の駆
動爪部材50に係合している。
爪送り部材54が可動ストツパ64に当接している状態
(以下待機状態という)に於て、爪車34に時計方向の
回転力が与えられても駆動爪部材51がストツパ75に
妨げられて爪車34の歯より逸脱することはない。而し
て給送及び巻取作動の可能なロール状の被印字体20の
搬送手段が説明された。以下第2図で、80は搬送駆動
部材で、フレーム2aに固定された軸81に軸支されて
いて、一端は前記被印字体搬送用の作動部材73に当接
するように係合し、他端はカムフオロア80aを保持し
ている。カムフオロア80aは前記カム軸16に固着さ
れた搬送駆動カム82の外周に係合している。搬送駆動
カム82は前記印字受駆動カム15と同一形状をなし所
定の位相角を有して配設されている。かかる構成に於て
、次に作用を説明する。
第1図に於て、伝票6が空間5aに被印字体20に重ね
合わせる如くに挿入され給送ローラ7と従動ローラ8に
挟持された後、外部からの印字指令に基づき図示されな
いモータが回動しウオーム18、ウオームホイール17
を介して(以下第2図参照)カム軸16を矢印方向に回
転させる。
印字受駆動カム15の回動に伴い印字受駆動部材12は
ばね14に付勢されて反時計方向に回動し同時に印字受
部材9をアングル10に設けた印字受ローラ9bを介し
ばね13に抗して上昇させる。印字受部材9は、伝票6
、被印字体20を位置決め部材4の下面に圧接せしめ、
而して伝票6の上面は所望の間隙をおいて印字ヘツド1
(第1図に図示)に対向する。印字受駆動部材12がば
ね14に付勢されて変位をしている時、搬送駆動部材8
0は搬送駆動カム82に押上げられ、作動部材73を待
機位置より給送用及び巻取用のばね58,59(共に第
1図に図示)に抗して搬送準備位置73′に変位させる
。而してカム軸16に対し印字受駆動部材12がばね1
4に付勢された軽負荷作動時に、搬送駆動カム82は前
記ばね58,59の各々蓄勢する作動を行う。印字受駆
動部材12のカムフオロア12aが印字受駆動カム15
の鞍部15b上に達し、同時に搬送駆動部材80のカム
フオロア80aが搬送駆動カム82の頂部82aに達す
るとカム軸16は外部指令に基づき停止する。前述した
作動部材73の搬送準備位置73′に至る作用を詳述す
ると、以下第3図に於て作動部材73の反時計方向への
回動により連結部材71はピン70aを支点として反時
計方向に変位し而して巻取用の爪送り部材55をばね5
9に抗して開口2eの上縁によつて当接されるまで変位
させる。(以下第6図参照)巻取用の係止爪部材53に
よつて爪車43は反時計方向への回転(以下逆転という
)を阻止されているので巻取芯28(第3図に図示)を
逆転させることなく駆動爪部材51は本図に示す巻取準
備位置に変位する。而して巻取駆動手段のばね59に駆
動力が蓄勢される。更に作動部材73が時計方向への回
動を続行すると連結部材71はピン71aを支点として
時計方向に回動を始め、給送連結部材70を介して爪送
り部材54をばね58に抗して駆動爪部材50を所定の
給送準備位置(第7図の駆動爪部材50の位置)に変位
させる。(以下第7図参照)かくして被印字体20(第
3図に図示)を搬送すべく給送1駆動手段のばね58に
駆動力を蓄勢させるための作動部材73の反時計方向へ
の変位は終了する。以下第2図に於て、位置決め部材4
に当接させられた伝票6′、被印字体20′が印字ヘツ
ド1によりインクリボン3(いずれも第1図に図示)を
介して所望の印字記録をされると再度カム軸16は矢印
方向に回動させられる。印字受駆動カム15が印字受駆
動部材12をばね14に抗して印字準備位置12′より
原状への復帰作動を生ぜしめる。印字受駆動部材12の
時計方向への変位は、平行ばね11及びばね13に付勢
されて印字受ローラ9bを介して該印字受駆動部材12
に当接係合している印字受部材9の原状への復帰作動を
惹起する。かくして伝票6、被印字体20は位置決め部
材4と印字受部材9とによる拘束を解かれると搬送可能
の状態になる。
更に続行するカム軸16の回動は、印字受駆動カム15
により印字受部材9を原状に復帰させると共に、搬送駆
動カム82及び搬送駆動部材80を介して作動部材73
の搬送準備位置73′J.り搬送の為の原位置への復帰
動を可能にする。以下第7図及び第3図に於て、上記作
動部材73の時計方向への角変位は給送用及び、巻取の
ばね58,59の放勢によつて惹起される。
即ち常時、作動部材73はばね58,59に付勢されて
いるので、搬送1駆動カム82(第2図に図示),の回
動に従い、作動部材73は時計方向に回動を始める。先
ずばね58に付勢されて駆動爪部材50を介し爪送り部
材50は爪車34を時計方向に回動(以下正転という)
し被印字体20を給送手段を通じて所定量だけ給送する
ように可動ストツパ64に当接するまで変位する。上記
給送に追従して(以下第6図参照)ばね59の放勢によ
り爪送り部材55は時計方向に回動を始め、給送駆動手
段により給送された被印字体20を巻取芯28に巻取る
爪送り部材55は、給送手段によつて挟持された被印字
体20が巻取芯28との間で、緊張するまで、ばね59
に付勢されて変位をする。
巻取用の爪送り部材55の該変位量は被印字体20の給
送量に対応するもので、巻取芯28に巻取られた被印字
体20のロール径によつて異る。被印字体20を巻取芯
28に密に整巻するためには給送手段と巻取芯28の間
で前記ロール径に拘らず被印字体20を緊張させておく
ことが望ましい。
このことは爪送り部材55がばね59に付勢されて回動
する余裕を有することを意味するが、給送用の駆動爪部
材50は、給送後の位置に於てストツパ75に妨たげら
れて爪車34の歯より離脱することが不能であるので、
前記巻取駆動手段の残留駆動力によつて被印字体20を
介して給送用の爪車34を所望の変位量を越えて変位さ
せることはない。前述した作動部材73の待機位置より
搬送準備への作勤行程で給送駆動手段に蓄勢する以前に
巻取駆動手段に蓄勢するような構成を採つた目的は、給
送用の駆動爪部材50が待機位置より給送準備位置への
移動中に起る爪車34からの離脱時に巻取駆動手段の前
記残留駆動力に依る被印字体20を介しての爪車34の
不要の回動を阻止することに在ることは明白である。
以下第2図に於て、搬送駆動カム82が搬送駆動部材8
0を搬送準備位置80′より原状に復帰させるとカム軸
16は停止せられてカム軸16の印字及び搬送という作
動の一行程は終了する。
本実施例にてはカム軸16の一回転で該作動の二行程を
実行しうる。また以上で説明した被印字体20の搬送時
に、同時に伝票6も図示されない別の駆動手段により給
送されて、印字及び給送の作動の一行程は終了する。
以下第1図に於て、被印字体20は上記印字及び搬送動
作中に、印字受部材9の昇降作動及び被印字体20の搬
送作動のために印字受部材9に当接走行するが、被印字
体20は、印字受部材9に支持される案内ローラ23,
24に巻回されているため、自己発色性の感圧紙を被印
字体20として使用しても印字受部材9の面と直接過度
に摺動することなく発色汚れを生ずることは殆んどない
以下第3図で、被印字体20が巻取芯28に巻取られる
と、カバー29を圧接ローラ27と共にフレーム2から
取外す。次に給送ローラ受部材30を支軸31を支点と
して反時計方向に給送軸32と共に回動操作すると、巻
取芯28をフレーム2aより取出すことができる。以下
第4図参照。
フレーム2の外部に取出された巻取芯28のフランジ部
材44を巻取軸40より抜き外すと、巻取可動片46は
、巻取芯外径を小にする方向に変位させることが出来る
ので、密に巻込まれた被印字体20のロールを軸方向に
容易に抜き出すことが可能となる。以下第1図で、未使
用のロール状に巻回された被印字体20を装置に巻回す
る時は、被印字体20を被印字体保持ローラ38に保持
されるようにフレーム2dに装着し、被印字体20の一
端を案内ローラ21,22,23,24の順に印字受部
材9の空所9aを貫通させ巻回し、フレーム2に対し開
口する如く変位している給送ローラ受部材30の外面を
巻回して(以下第3図参照)フレーム2の外部に取外さ
れている巻取芯28に被印字体20の前記一端を巻込む
巻取芯28をフレーム2c(第4図に図示)の所定の位
置に嵌入装着した後、給送ローラ受部材30を閉じて給
送軸32をフレーム2の所定の位置に嵌入させて、前記
給送軸32と巻取芯28をそれぞれの駆動手段に係合さ
せる。巻回操作中にたるんだ被印字体20を巻取芯28
に設けた調節フランジ45を時計方向に回動操作して印
字に支障のない程度に緊張させる。而して、カバー29
をフレーム2の所定の位置に装着すると、被印字体20
は給送ローラ26に圧接する圧接ローラ27に挟持され
て装置への挿入巻回操作は終了する。以上の説明で明ら
かなように本発明実施例の印字機の給送装置は所望の給
送量を給送手段にたより、給送された被印字体を巻取手
段によつて巻取るので高精度な給送量を維持できる0ま
た巻取手段を駆動する巻取駆動手段は所定の大きさの弾
性力の放勢を利用しているので巻取芯の巻取径に関係な
く、給送された被印字体を過不足なく容易に巻取ること
が可能であり、給送駆動手段に弾性力を蓄勢する以前に
巻取駆動手段の残留弾性力の解放を阻止して蓄勢作動を
行うように構成してあるので、所定の給送巻取作動時外
に被印字体を誤給送する等の外乱を惹起することはない
更に給送、巻取の駆動力として弾性力を利用することに
よつて給送、巻取動作時以外の行程を前記弾性力の蓄勢
作動に充当できるので動力源を小さくすることが可能で
ある。更に給送、巻取駆動手段を構成する爪送り機構は
各々ほぼ同一部材群で構成されるので、量産上極めて有
利かつ簡素であり信頼性が高い。また簡素な機構で、給
送及び巻取手段が、それぞれの駆動手段から係脱容易で
あるため、被印字体の交換等の操作性に優れている利点
も併せ有する。また上述の実施例は本発明の精神を逸脱
しない程度に変更をすることができることは言うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の印字機の断面を含む要部側
面図。 第2図は第1図1−1線に沿う印字受手段と搬送手段の
駆動手段を示す断面図。第3図は第1図の搬送手段を示
す要部斜視図。第4図は巻取芯を説明する断面図。第5
図は給送手段の軸支状態の説明図。第6図,第7図は搬
送手段の作動関係を示す説明図。2e・・・・切欠部、
26・・・・給送ローラ、27・・・・圧接ローラ、3
2・・・・給送軸、34,43・・・・爪車、35,3
5′..・・軸受係止部材、40・・・・巻取軸、50
,51・・・・駆動爪部材、52,53・・・・係止爪
部材、54,55・・・・爪送り部材、70・・・・給
送連結部材 71・・・・連結部材、73・・・・巻取
連結部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被印字体と、被印字体の給送手段と、この給送手段
    を駆動する給送駆動手段と、前記給送手段により給送さ
    れた被印字体の巻取手段と、この巻取手段を駆動する巻
    取駆動手段と、前記給送駆動手段と前記巻取駆動手段と
    を両手段が独立に作動し得るように連結する連結手段と
    、この連結手段を介して前記給送駆動手段および前記巻
    取駆動手段の各々に被印字体の給送および巻取駆動のた
    めの弾性力を蓄勢する原動手段と、から構成され、前記
    巻取駆動手段の被印字体巻取駆動は、前記給送駆動手段
    の前記蓄勢力による被印字体の給送作動に追従して前記
    蓄勢力により駆動し、且つ給送駆動手段の駆動完了時に
    おいて、給送手段と巻取手段間の被印字体の張力で制限
    されることを特徴とする被印字体の給送装置。
JP1986577A 1977-02-25 1977-02-25 被印字体の給送装置 Expired JPS5938920B2 (ja)

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JP1986577A JPS5938920B2 (ja) 1977-02-25 1977-02-25 被印字体の給送装置

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JPS52113816A JPS52113816A (en) 1977-09-24
JPS5938920B2 true JPS5938920B2 (ja) 1984-09-19

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