JPS5938648B2 - 磁気ヘツド - Google Patents
磁気ヘツドInfo
- Publication number
- JPS5938648B2 JPS5938648B2 JP49130962A JP13096274A JPS5938648B2 JP S5938648 B2 JPS5938648 B2 JP S5938648B2 JP 49130962 A JP49130962 A JP 49130962A JP 13096274 A JP13096274 A JP 13096274A JP S5938648 B2 JPS5938648 B2 JP S5938648B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- recording
- permeability material
- magnetic head
- magnetic permeability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高周波磁気記録用記録及び或いは再生磁気ヘッ
ド（以下、単に磁気ヘッドと称す）に関する。
ド（以下、単に磁気ヘッドと称す）に関する。
近来、磁気記録の高周波数化は著しい進歩を示し最近で
は、１０ＭＨ２以上の記録再生も可能になつている。
は、１０ＭＨ２以上の記録再生も可能になつている。
かくのごとき高周波数化は、磁気ヘッドの磁気コアを構
成する材料の進歩によつて可能になつて来たことは周知
のとおりであり、パーマロイ、センタスト等の金属高透
磁率材料により構成された磁気コアから、フェライトの
作成加工技術の確立とともにフェライトを用いた磁気コ
アヘと移行して来たといつてよい。しかしながら、磁気
記録の高周波数化への要求は止まるところを知らず、さ
らに数＋ＭＨ２から１００ＭＨ２の記録再生の可能な磁
気ヘッドの出現が待たれている。このような超高周波磁
気記録に耐える磁気ヘッドの磁気コア材料としては、フ
エロクスブラーナの単結晶等が有望とされているが、こ
れは、単結晶の作成がきわめて困難であり、その実用化
は早期には期し難い。
成する材料の進歩によつて可能になつて来たことは周知
のとおりであり、パーマロイ、センタスト等の金属高透
磁率材料により構成された磁気コアから、フェライトの
作成加工技術の確立とともにフェライトを用いた磁気コ
アヘと移行して来たといつてよい。しかしながら、磁気
記録の高周波数化への要求は止まるところを知らず、さ
らに数＋ＭＨ２から１００ＭＨ２の記録再生の可能な磁
気ヘッドの出現が待たれている。このような超高周波磁
気記録に耐える磁気ヘッドの磁気コア材料としては、フ
エロクスブラーナの単結晶等が有望とされているが、こ
れは、単結晶の作成がきわめて困難であり、その実用化
は早期には期し難い。
このように、超高周波記録に耐える好適な磁気コア材料
が存在しないことから、最近、再び、金属高透磁率材料
が注目されはじめている。
が存在しないことから、最近、再び、金属高透磁率材料
が注目されはじめている。
すなわち、金属高透磁率材料の薄膜を電気的絶縁層を介
して多層に積層することにより、高周波における渦電流
損を抑制し、高周波帯域における透磁率の低下を低減せ
しめ、さらに、薄膜化することにより、内部磁化の方向
を実質的に膜面の２次元内に封じ込めることにより、フ
エロクスブラーナ同様の高周波特性を有せしめようとす
るものである。ところでかくのごとき積層金属高透磁率
材料を用いた作動ギャップを有する磁気コアは具体的に
は、たとえば第１図に模型的に示したごとく構成する。
すなわち、金属高透磁率材料の薄層１の間に電気的絶縁
層２を挿入した積層高透磁材料を用い、作動ギャップ３
およびコイル４の巻回用窓５を有する磁気コアを形成す
るにあたり、作動ギャップ３は、上記積層高透磁率材料
の各層を切断するごとく設け、上記金属高透磁率材料の
薄層の各層は、それぞれ、略独立の磁気回路を形成する
ごとく構成しなければならない。かくのごとき磁気コア
を有する磁気ヘッドを用いて記録媒体に信号を記録する
ときには、第２図に模型的に示すごとく、磁気ヘッドの
磁気コアの積層状態に対応して、記録条６の間に非記録
条７が介在するごとく記録されることとなる。なお、第
２図の矢印は記録媒体の走行方向を示す。しかして、周
波数数＋ＭＨｚの記録再生を目的とするときは、上記積
層高透磁率材料の金属高透磁率材料の厚さは数μｍ以下
ときわめて薄くする必要があり、一方、電気的絶縁層の
厚さも、十分の絶縁を保証するためには、上記金属高透
磁率材料の厚さに対して無視し得るほど薄くすることは
不可能であり、非記録条７の存在が無視し得ない。かく
のごとく記録された記録媒体から、上述のごとき磁気ヘ
ツドを用いて信号を再生するときには、記録媒体を磁気
ヘツドとのトラツクに垂直方向の相対位置を厳密に制御
しなければならない。すなわち、数μｍ以下の僅かのず
れが、再生出力信号を大きく変動させることになる。本
発明は、かくのごとき欠点を除去した、積層金属高透磁
率材料を磁気コアの主構成材料として用いた磁気ヘツド
を提供することである。
して多層に積層することにより、高周波における渦電流
損を抑制し、高周波帯域における透磁率の低下を低減せ
しめ、さらに、薄膜化することにより、内部磁化の方向
を実質的に膜面の２次元内に封じ込めることにより、フ
エロクスブラーナ同様の高周波特性を有せしめようとす
るものである。ところでかくのごとき積層金属高透磁率
材料を用いた作動ギャップを有する磁気コアは具体的に
は、たとえば第１図に模型的に示したごとく構成する。
すなわち、金属高透磁率材料の薄層１の間に電気的絶縁
層２を挿入した積層高透磁材料を用い、作動ギャップ３
およびコイル４の巻回用窓５を有する磁気コアを形成す
るにあたり、作動ギャップ３は、上記積層高透磁率材料
の各層を切断するごとく設け、上記金属高透磁率材料の
薄層の各層は、それぞれ、略独立の磁気回路を形成する
ごとく構成しなければならない。かくのごとき磁気コア
を有する磁気ヘッドを用いて記録媒体に信号を記録する
ときには、第２図に模型的に示すごとく、磁気ヘッドの
磁気コアの積層状態に対応して、記録条６の間に非記録
条７が介在するごとく記録されることとなる。なお、第
２図の矢印は記録媒体の走行方向を示す。しかして、周
波数数＋ＭＨｚの記録再生を目的とするときは、上記積
層高透磁率材料の金属高透磁率材料の厚さは数μｍ以下
ときわめて薄くする必要があり、一方、電気的絶縁層の
厚さも、十分の絶縁を保証するためには、上記金属高透
磁率材料の厚さに対して無視し得るほど薄くすることは
不可能であり、非記録条７の存在が無視し得ない。かく
のごとく記録された記録媒体から、上述のごとき磁気ヘ
ツドを用いて信号を再生するときには、記録媒体を磁気
ヘツドとのトラツクに垂直方向の相対位置を厳密に制御
しなければならない。すなわち、数μｍ以下の僅かのず
れが、再生出力信号を大きく変動させることになる。本
発明は、かくのごとき欠点を除去した、積層金属高透磁
率材料を磁気コアの主構成材料として用いた磁気ヘツド
を提供することである。
以下、図面により、本発明を詳細に説明する。
第３図は、本発明の一例を模型的に示したものであり、
コイル４を巻回した主磁気コア１０と、作動ギヤツプ３
を構成するヘツド先端チツプ８よりなる。上記主磁気コ
ア１０は、金属高透率材料１と電気的絶縁層２よりなる
積層金属高透磁率材料により構成し、該主磁気コア１０
の先端に積層構造を有せざる高透磁率材料よりなるヘツ
ドチツプ８を密着せしめたものである。かくのごとく構
成した磁気ヘツドは、主磁気コア部が高周波特性のすぐ
れた積層金属高透磁率材料により構成されているため、
高周波特性にすぐれ、かつ、作動ギヤツプ部は、積層構
造を有せざる高透磁率材料により構成されているため、
記録媒体への記録に主磁気コアを構成する積層金属高透
磁率材料の構造の影響が緩和され、単に積層金属高透磁
率材料のみにより磁気コアを形成したときに現われる記
録条、非記録条の縞状記録の問題は解決される。したが
つて、本発明による磁気ヘツドは、超高周波磁気記録に
きわめて有用な磁気ヘツドであることがわかる。なお、
上記実施例では、積層構造を有せざる高透磁率材料より
なる作動ギヤツプ形成チツプを主磁気コアの上面全体を
覆うごとく構成したが、第４図に示すごとく、作動ギヤ
ツプのごく近傍のみを積層構造を有せざる高透磁率材料
で構成しても同様の効果が期待されるのは明らかである
。
コイル４を巻回した主磁気コア１０と、作動ギヤツプ３
を構成するヘツド先端チツプ８よりなる。上記主磁気コ
ア１０は、金属高透率材料１と電気的絶縁層２よりなる
積層金属高透磁率材料により構成し、該主磁気コア１０
の先端に積層構造を有せざる高透磁率材料よりなるヘツ
ドチツプ８を密着せしめたものである。かくのごとく構
成した磁気ヘツドは、主磁気コア部が高周波特性のすぐ
れた積層金属高透磁率材料により構成されているため、
高周波特性にすぐれ、かつ、作動ギヤツプ部は、積層構
造を有せざる高透磁率材料により構成されているため、
記録媒体への記録に主磁気コアを構成する積層金属高透
磁率材料の構造の影響が緩和され、単に積層金属高透磁
率材料のみにより磁気コアを形成したときに現われる記
録条、非記録条の縞状記録の問題は解決される。したが
つて、本発明による磁気ヘツドは、超高周波磁気記録に
きわめて有用な磁気ヘツドであることがわかる。なお、
上記実施例では、積層構造を有せざる高透磁率材料より
なる作動ギヤツプ形成チツプを主磁気コアの上面全体を
覆うごとく構成したが、第４図に示すごとく、作動ギヤ
ツプのごく近傍のみを積層構造を有せざる高透磁率材料
で構成しても同様の効果が期待されるのは明らかである
。
第１図は磁気コアを積層金属高透磁率材料により構成し
た従来の磁気ヘツドの模型的見取図、第２図は、上記磁
気ヘツドにより記録媒体に信号を記録したときの記録状
態の上面図であり、第３図および第４図は、本発明によ
る磁気ヘツドの模型的見取図である。
た従来の磁気ヘツドの模型的見取図、第２図は、上記磁
気ヘツドにより記録媒体に信号を記録したときの記録状
態の上面図であり、第３図および第４図は、本発明によ
る磁気ヘツドの模型的見取図である。
Claims (1)
- １ 数μｍ以下の厚さの金属高透磁率薄膜を、該金属高
透磁率薄膜の厚さに対して無視できない厚さの電気的絶
縁層を介して、積層してなる主磁気コアと、単層高透磁
率材料からなる作動ギャップ部とを有することを特徴と
する磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49130962A JPS5938648B2 (ja) | 1974-11-15 | 1974-11-15 | 磁気ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49130962A JPS5938648B2 (ja) | 1974-11-15 | 1974-11-15 | 磁気ヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5157421A JPS5157421A (ja) | 1976-05-19 |
| JPS5938648B2 true JPS5938648B2 (ja) | 1984-09-18 |
Family
ID=15046689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP49130962A Expired JPS5938648B2 (ja) | 1974-11-15 | 1974-11-15 | 磁気ヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5938648B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4203085A1 (de) * | 1992-02-04 | 1993-08-05 | Bayer Ag | Bei raumtemperatur lagerfaehige gemische und ihre verwendung als bindemittel in beschichtungsmitteln |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5247457Y2 (ja) * | 1971-08-07 | 1977-10-28 |
-
1974
- 1974-11-15 JP JP49130962A patent/JPS5938648B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5157421A (ja) | 1976-05-19 |
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