JPS5938268A - ポリオレフイン樹脂の接着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリオレフィン樹脂を塗装した金属面に強固に
接着する方法に関するものである。こｔＬまでポリオレ
フィン樹脂は化学構造が非極性であること、表面張力が
きわめて小さいこと等から異種材料との表面接着はほと
んど不可能に近いとされ、接着、塗装等二次加工の必要
な分野への進出はきわめでまれであっｊこ。その反面、
ポリオレフィン樹脂なかでもポリプロピレン系樹脂は機
械的性質、耐熱性、経済性等から自動車部品、弱電部品
への需要が増加しつつあり、なかには接着性の必要な分
野への進出もみられる。たとえば自ＩＩＪ車の外装部品
であるサイドプロテクターもその一つである。

これまでサイドプロテクターは接着剤であるシリコンシ
ーラントやウレタンシーラント等の接着性から熱可塑性
ポリエステルエラストマーや軟質塩化ビニール樹脂が使
用されているが、価格、経時による接着強度の低下、軽
量化等からポリプロピレン系樹脂への転換が検討されて
いる。この場合障害となるのはポリプロピレン系樹脂と
接着剤との密着性である。ポリプロピレン系樹脂と接着
剤との密着性を改良する手段としてブライマーの使用、
接着層としての変性ポリオレフィンの使シｆリプロピレ
ン系樹脂の表面処理等について当研究者が種々検討した
ところおどろくべきことにポリプロピレン系樹脂成形品
の表面を低温プラズマ処理することによってウレタンシ
ーラントと強固に接着することをみいだし本発明に至っ
たものである。本発明における低温プラズマ処理とは圧
力１０ｙｗＨｆ以下好、ましくは０．１〜１．０　ｍｔ
　ＩＩｆの酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム等のガス体
、好ましくは酸素をグロー放電、高周波放電等の放電に
より励起して低温プラズマを発生させ、この雰囲気下で
ポリオレフィン樹脂を成形しで得られる成形品を置いて
前記プラズマ処理する方法であり、処理する強度は処理
直後の被処理物の表面ぬれ張力が８８ダイン／ｄ以１−
が必要であり、それ以下だと接着に対して処理した効果
があらオ〕れない。又、処理が強ずぎるとポリプロピレ
ン系樹脂表面の分解等がおこり接着力が低下する傾向が
みられる。この様なことから処理強度は被処理面の表面
ぬれ張力が３８ダイン／ｄ以」−６５ダイン／Ｃ−以下
になることが望ましく、４２ダイン／Ｃ−以上６５ダイ
ン／Ｃ−以下がより望ましい。

本発明におけるポリオレフィン樹脂組成物はエチレン−
プロピレン系共重合体又はエチレシープロピレンージェ
ン系共重合体を主成分とする単独又は調合組成物であり
、場合により炭酸カルシウム、タルク等の無機質充填剤
やプロセスオイル等の有機質充填剤を混合することも可
能である。

本発明における接着剤は空気中のＩＩ、０で硬化が進む
一成分型のウレタンシーラントであり、■ 市販のものとしてはベタシール５５１（サンスター化学
）がある。以下に実施例を示す。

実施例１ 住友ノーブレンＡＤ　５７１　（ＭＩｏ、６、ブロビレ
ンーエチレンブロックコボクマー）を押出成形にて５ｙ
ｔｍｐｐのテストピースを作成し高周波低温プラズマ発
生装置を用いテストピース表面の−ル５５１（サンスタ
ー化学）を用いて塗装した金属板に接着し、接着後１０
日経時して剪断剥■［強度を測定した。

比較例１ 低温プラズマ処理直後の表面ぬれ張力を８２〜８５ダイ
ン／Ｃ−になる様処理した他は実施例１と同じ試験をお
こなった。

比較例２ 低温プラズマ処理直後の表面ぬれ張力を７０ダイン／ｃ
ｊ（水にぬれる）になる様処理した他は実施例１と同じ
試験をおこなった。

比較例３ 住友ノーブレンＡＤ５７１を押出成形にて５ＷＩＬＶ厚
のテストピースを作成した。表面処理として１．１．１
−　）リクロルエタンにて８０秒間蒸気処理°した。こ
のテストピースを実施例１と同じ方法にて接着、剪断剥
離強度を測定した。

比較例４ 実施例と同じ樹脂、表面処理方法にて作成したテストピ
ースをエポキシ系接着剤にて接着、剪断剥離強度を測定
した。

表−１に実施例１、比較例１．２．　Ｂ、　４の結果を
示す。

表−１剪断剥離強度測定結果

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ポリオレフィン樹脂成形品の接着層に耳坩芋低温プラズ
   マを照射して接着面の表面ねれ張力を８８ダイン／　ｃ
   ｄ以」二６５ダイン／　ｃｄ以下に表面処理した後、１
   成分型ウレタンシーラントを用い該接着面と塗装金属面
   とを強固に接着する方法。