JPS5936436Y2 - 発泡積層シ−ト - Google Patents

発泡積層シ−ト

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Publication number
JPS5936436Y2
JPS5936436Y2 JP1873679U JP1873679U JPS5936436Y2 JP S5936436 Y2 JPS5936436 Y2 JP S5936436Y2 JP 1873679 U JP1873679 U JP 1873679U JP 1873679 U JP1873679 U JP 1873679U JP S5936436 Y2 JPS5936436 Y2 JP S5936436Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
laminated sheet
foamed
particles
paper
maleic anhydride
Prior art date
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Expired
Application number
JP1873679U
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English (en)
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JPS55118727U (ja
Inventor
彰 河南
Original Assignee
積水化成品工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 積水化成品工業株式会社 filed Critical 積水化成品工業株式会社
Priority to JP1873679U priority Critical patent/JPS5936436Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は発泡積層シートに関する。
更に詳しくは、この考案はポリウレタン樹脂発泡板と凹
みのある紙表面の間に、合成樹脂の発泡粒子を介在させ
ることにより、吸音性と断熱性を増大せしめた発泡積層
シートに関する。
吸音効果を有するシートとして合成樹脂発泡板に多数の
通孔を穿設したものが知られている。
しかし通孔の穿設が難しく、高価になるという問題点が
あった。
この考案はこれらの事情に鑑みなされたもので、その主
要な構成上の特徴の一つは、紙とポリウレタン樹脂発泡
板との間に発泡粒子を均一に敷つめ接着固定したことに
あり、これによって簡単に製造でき且つ安価な吸音シー
トが得られる。
すなわち、きわめて安価な発泡粒子を使用し、これによ
ってシート内部に適当な区画空間を形成して音の伝達を
犬さく阻止し、且つ発泡粒子の表面に督けるきわめて微
細な凹凸によって著しく音の吸収度を高めることができ
る。
この考案に使用される紙は、ある程度の強度を有すれば
よく、クラフト紙や防水紙が一般に用いられる。
合成樹脂発泡粒子の合成樹脂としては、ポリ塩化ビニル
、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポ
リスチレン、スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂など
が挙げられる。
これらの樹脂中、スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂
で無水マレイン酸含量が2〜25重量優重量物重合度5
00〜4000のものの使用が好ましい。
ことに無水マレイン酸含量7〜10重量袈、平均重合度
900〜2000のものを用いると、熱による劣化や水
分による断熱性能の低下が少なく、好適である。
この考案の”発泡粒子”とは、上記の合成樹脂の粒子中
に発泡剤を含浸せしめられた発泡性ビーズを常法により
予備発泡させた粒子状のものおよび場合により発泡体を
粉砕したものが含まれる。
その多くは、使用目的等によって異なるが、少なくとも
紙上に万遍なく均一に冠せられ、かつ出来上り成品の所
望する表面の凹状が構成されるよう選定される。
例えば直径として5〜15間程度で、発泡倍率20〜8
0倍程度が好適である。
しかし、この考案では、所謂予備発泡した粒子を用い、
これを紙との成形時に若干の二次発泡を行い融着による
接着を期待する場合を含み、従ってこのような場合の粒
子の大きさは二次発泡のことを考慮して選定することが
望まれる。
発泡粒子と紙との接着は紙の表面及び/または発泡粒子
に亜麻仁油などの水性溶液や酢酸ビニル樹脂系の接着剤
でコーティングしてむいて行うか、場合によってはホッ
トメルト型接着剤を添加し加熱することによって行うか
何れであってもよい。
接着剤は、合成樹脂の材質によってことなり、その材質
に適したものを選択利用される。
一般には酢酸ビニル樹脂系の溶剤(例えばメタノール)
型の接着剤の利用が好ましく、更に発泡粒子を加熱して
二次発泡を行わせ、接着剤による接着以外に融着による
強固な接着を得ることも可能である。
この考案にち・いてポリウレタン樹脂発泡板は、ポリウ
レタン樹脂による発泡原液より板状に成形されたものが
使用できる。
ここで発泡原液はポリオール、やや過剰のジイソシアネ
ート、架橋剤、触媒、発泡剤、気泡サイズ調節剤などの
通常の割合よりなり、発泡倍率約30〜80板厚約1〜
20間が好ましく、更に軟質のものが好ましい。
以下図に示す実施例に基いてこの考案を説明する。
なお、これによってこの考案が限定されるものではない
発泡積層シート1は、表面層2と、裏面層3との間に合
成樹脂の発泡粒子4,5・・・を均一に分散し接着固定
して構成されている。
前記表面層2はクラフト紙で、その表面に多数の凹凸を
有し、裏面層3は約51rtrILの軟質ポリウレタン
樹脂発泡板であり、前記発泡粒子4,5・・・は平均粒
径:約7.6關φ、その材料はスチレン−無水マレイン
酸共重合樹脂(無水マレイン酸含量:8.5重量%、平
均重合度:約1000)の粒子(直径:約2間)を発泡
(発泡倍率=55倍)させたものであり、これらの発泡
粒子は接着剤によって一平面上に万遍なく均一に敷つめ
られ固着されている。
この発泡積層シート1は、以上の構成よりなるので、き
わめて安価な吸音シートとして使用できる。
つまり、表裏面層2,3間にかいて発泡粒子4.5・・
・の間に形成される区画空間(空隙)によって音の伝達
が大きく阻止され、且つ発泡粒子4゜5・・・の表面に
きわめて微細な凹凸が存在するので音の吸収力が大きく
、従って安価な壁面吸音シートとして使用できる。
もちろん、この発泡積層シート1は、表裏面層2,3間
に断熱性の高い発泡粒子4,5・・・及び断熱空間を備
えているので断熱シートとしても使用できる。
更にこの発泡積層シート1は、その表面層(紙)2に多
数の凹凸を、裏面層(ポリウレタン樹脂発泡板)3に伸
縮性をそれぞれ有するので、全体として屈曲性を有し、
曲面に沿って貼りつけることができる。
次にこの発泡積層シート1の製造方法を簡単に説明する
1ず裏面層3の上に接着剤として亜麻仁油を塗布し、そ
の上に発泡粒子4,5・・・を万遍なく且つ均一に分散
して敷きつめ(1層)、更にその上に前記と同様の接着
剤を塗布した表面層2を貼りつけ、同時に表面層2側が
縦横に規則的に並フ凸模様(多数のボッボッ)のついた
ロール(図示省略)で連続的に押圧することによって紙
表面に多数の凹模様のついた発泡積層シートが得られる
以上の実施例とは異なり、第2図のことくポリウレタン
樹脂発泡板3aに裏面保護膜68に設けることもできる
もちろん、この場合はこの裏面を表面として使用するこ
とも可能である。
なむ、保護膜としては、ポリ塩化ビニル樹脂、布、紙を
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る発泡積層シートの一実施例を示
す断面図、第2図は他の実施例を示す第1図相当図であ
る。 1.1a・・・発泡積層シート、2,2a・・・紙、3
゜3a・・・ポリウレタン樹脂発泡板、4,5,4a。 5a・・・発泡粒子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 紙の上に合成樹脂の発泡粒子を万遍なく且つ均一に
    敷つめ、更にその上にポリウレタン樹脂発泡板を積層し
    てなり、紙表面が凹みを形成するように構成されたこと
    を特徴とする発泡積層シート。 2 合成樹脂発泡粒子が、無水マレイン酸成分を2重量
    %以上含有し重合度が500以」二のスチレン−無水マ
    レイン酸共重合樹脂発泡粒子である実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の発泡積層シート。
JP1873679U 1979-02-14 1979-02-14 発泡積層シ−ト Expired JPS5936436Y2 (ja)

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JP1873679U JPS5936436Y2 (ja) 1979-02-14 1979-02-14 発泡積層シ−ト

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JPS55118727U JPS55118727U (ja) 1980-08-22
JPS5936436Y2 true JPS5936436Y2 (ja) 1984-10-06

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ID=28846542

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