JPS5933081B2 - 化粧板の製造方法 - Google Patents
化粧板の製造方法Info
- Publication number
- JPS5933081B2 JPS5933081B2 JP8660678A JP8660678A JPS5933081B2 JP S5933081 B2 JPS5933081 B2 JP S5933081B2 JP 8660678 A JP8660678 A JP 8660678A JP 8660678 A JP8660678 A JP 8660678A JP S5933081 B2 JPS5933081 B2 JP S5933081B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative
- groove
- decorative sheet
- sheet
- decorative board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は化粧板の製造方法に関するものである。
従来の化粧合板を第１図ないし第３図を用いて説明する
。
。
すなわち、従来の化粧合板は、第１図ないし第３図に示
すように、心材１と、この心材１の両面にそれぞれ貼着
された表面材２｜３と、表面材２に被着された化粧シー
ト４からなり、これら化粧合板の側端部上部が目地部を
構成するために切断されている。しかしながら、第１図
の化粧合板においては目地底５が心材１に形成されて凹
凸状となるため美感が損なわれ、また第２図の化粧合板
においては、目地底６が表面材２に形成されて平担とな
るが反面カット深さが浅いため鋭さにかけ、さらに第３
図の化粧合板においては、化粧シート４を目地底Ｔにも
被着してその美感および鋭さを保持しているが、目地底
７上の化粧シート４も表面板２上の化粧シート４も同一
柄であるため柄表現力に劣るという問題を有している。
したがつて、この発明の目的は美感の優れた化粧板の製
造方法を提供することである。この発明の一実施例を第
４図ないし第１図を用ぃて説明する。
すように、心材１と、この心材１の両面にそれぞれ貼着
された表面材２｜３と、表面材２に被着された化粧シー
ト４からなり、これら化粧合板の側端部上部が目地部を
構成するために切断されている。しかしながら、第１図
の化粧合板においては目地底５が心材１に形成されて凹
凸状となるため美感が損なわれ、また第２図の化粧合板
においては、目地底６が表面材２に形成されて平担とな
るが反面カット深さが浅いため鋭さにかけ、さらに第３
図の化粧合板においては、化粧シート４を目地底Ｔにも
被着してその美感および鋭さを保持しているが、目地底
７上の化粧シート４も表面板２上の化粧シート４も同一
柄であるため柄表現力に劣るという問題を有している。
したがつて、この発明の目的は美感の優れた化粧板の製
造方法を提供することである。この発明の一実施例を第
４図ないし第１図を用ぃて説明する。
すなわち、この実施例は、第４図に示すように心材１の
両面にそれぞれ表面材２、３を貼着した合板の表面に角
溝８を形成する。一方、第５図に示すように、表面に印
刷層９を形成したシート１０を準備する。この印刷層９
は、角溝８に対応する対応部分９ａにおいては、通常の
印刷インクに感温変化インクを混入したものにより柄表
現し、その他の角溝８に対応しない非対応部分９ｂにお
いては通常の印刷インクで柄表現を行う。この場合、感
温変色インクは、その主成分がハロゲン化金属複塩（Ｈ
ｇＩ２、Ｃｕｌ）で配合比率３％のバインダ（硝化綿）
を混入したものを使用する。また、印刷層９の対応部分
９ａは角溝８の幅より少し大きめにとる。つぎに、第６
図に示すように、表面材２の上面に角溝８と印刷層９の
対応部分９ａを対応させて接着剤によりシート１０を被
着し、このシート１０を印刷層９とともに角溝８の中央
部で切断する。その後、第Ｔ図に示すように、７００〜
７５℃にコントロールされた加熱ロール１１を角溝８内
に挿入することにより、シート１０を角溝８に被着させ
るとともに、加熱により角溝８内の印刷層９の対応部分
９ａを赤褐色に変色させ、切断機（図示せず）により第
７図の一点鎖線で示す位置Ａ３Ｂ３Ｃを切断して化粧合
板を製造する。この実施例は、このようにして化粧合板
を製造するため、角溝８内の印刷層９のみが変色して柄
表現力が向上する。しかも、この実施例では印刷層９の
対応部分９ａの幅を角溝８の幅より広くしたため、第６
図に示すようにシート１０を表面材２の上面に載置する
ときに、その位置が多少ずれても角溝８には印刷層９の
対応部分９ａが対応して角溝８内の印刷層９の変色は確
保される。すなわち、加熱ロール１１は、第７図に示す
ように角溝８内の印刷層９にのみ圧接するため表面材２
上にある印刷層９の対応部分９ａが変色されず、美しい
仕上がりを確保できる。なお、第８図に示すように、表
面材２上に感温変色剤（主成分Ｈｇ［２，ＣｕＩ硝化綿
）入り接着剤１２を０．７詣の厚さに塗布し、この接着
剤１２上にパターン紙１３を接着し、第９図に示すよう
にＶカツト溝１４を０．７〜０．８ｍ１Ｌの深さで形成
し、この化粧板を７５２℃の乾燥機に通し加熱すること
により接着剤１２のＶカツト表面１２ａを赤褐色に変色
させることもできる。以上のように、この発明の化粧板
の製造方法は、溝内に感温変色インク混入印刷層を挿入
し加熱ローラで加熱して溝内の印刷層を変色させるよう
にしたため、美感の優れた化粧板を製造できるという効
果を有する。
両面にそれぞれ表面材２、３を貼着した合板の表面に角
溝８を形成する。一方、第５図に示すように、表面に印
刷層９を形成したシート１０を準備する。この印刷層９
は、角溝８に対応する対応部分９ａにおいては、通常の
印刷インクに感温変化インクを混入したものにより柄表
現し、その他の角溝８に対応しない非対応部分９ｂにお
いては通常の印刷インクで柄表現を行う。この場合、感
温変色インクは、その主成分がハロゲン化金属複塩（Ｈ
ｇＩ２、Ｃｕｌ）で配合比率３％のバインダ（硝化綿）
を混入したものを使用する。また、印刷層９の対応部分
９ａは角溝８の幅より少し大きめにとる。つぎに、第６
図に示すように、表面材２の上面に角溝８と印刷層９の
対応部分９ａを対応させて接着剤によりシート１０を被
着し、このシート１０を印刷層９とともに角溝８の中央
部で切断する。その後、第Ｔ図に示すように、７００〜
７５℃にコントロールされた加熱ロール１１を角溝８内
に挿入することにより、シート１０を角溝８に被着させ
るとともに、加熱により角溝８内の印刷層９の対応部分
９ａを赤褐色に変色させ、切断機（図示せず）により第
７図の一点鎖線で示す位置Ａ３Ｂ３Ｃを切断して化粧合
板を製造する。この実施例は、このようにして化粧合板
を製造するため、角溝８内の印刷層９のみが変色して柄
表現力が向上する。しかも、この実施例では印刷層９の
対応部分９ａの幅を角溝８の幅より広くしたため、第６
図に示すようにシート１０を表面材２の上面に載置する
ときに、その位置が多少ずれても角溝８には印刷層９の
対応部分９ａが対応して角溝８内の印刷層９の変色は確
保される。すなわち、加熱ロール１１は、第７図に示す
ように角溝８内の印刷層９にのみ圧接するため表面材２
上にある印刷層９の対応部分９ａが変色されず、美しい
仕上がりを確保できる。なお、第８図に示すように、表
面材２上に感温変色剤（主成分Ｈｇ［２，ＣｕＩ硝化綿
）入り接着剤１２を０．７詣の厚さに塗布し、この接着
剤１２上にパターン紙１３を接着し、第９図に示すよう
にＶカツト溝１４を０．７〜０．８ｍ１Ｌの深さで形成
し、この化粧板を７５２℃の乾燥機に通し加熱すること
により接着剤１２のＶカツト表面１２ａを赤褐色に変色
させることもできる。以上のように、この発明の化粧板
の製造方法は、溝内に感温変色インク混入印刷層を挿入
し加熱ローラで加熱して溝内の印刷層を変色させるよう
にしたため、美感の優れた化粧板を製造できるという効
果を有する。
第１図ないし第３図は従来の化粧合板の断面図、第４図
ないし第７図はこの発明の一実施例である化粧板の製造
方法の説明図、第８図および第９図は参考例の説明図で
ある。 １・・・・・・心材、２，３・・・・・・表面材、８・
・・・・・角溝、９・・・・・・印刷層、１１・・・・
・・加熱ロール。
ないし第７図はこの発明の一実施例である化粧板の製造
方法の説明図、第８図および第９図は参考例の説明図で
ある。 １・・・・・・心材、２，３・・・・・・表面材、８・
・・・・・角溝、９・・・・・・印刷層、１１・・・・
・・加熱ロール。
Claims (1)
- １ 板表面に溝を形成し、化粧シートを準備し、この化
粧シート上の前記溝の対応位置に感温変色インクを付着
し、この化粧シートを前記板表面に被着させて前記溝の
中央部で切断し、加熱ロールを前記溝内に挿入すること
により前記化粧シートを溝内面に被着させるとともに前
記溝内の感温変色インクを加熱変色させて化粧板を製造
することを特徴とする化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8660678A JPS5933081B2 (ja) | 1978-07-14 | 1978-07-14 | 化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8660678A JPS5933081B2 (ja) | 1978-07-14 | 1978-07-14 | 化粧板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5514234A JPS5514234A (en) | 1980-01-31 |
| JPS5933081B2 true JPS5933081B2 (ja) | 1984-08-13 |
Family
ID=13891661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8660678A Expired JPS5933081B2 (ja) | 1978-07-14 | 1978-07-14 | 化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5933081B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0481118U (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-15 | ||
| JPH07270760A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-20 | Rhythm Watch Co Ltd | 表示パネルの固定構造 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5845527A (ja) * | 1981-09-12 | 1983-03-16 | 「寿」精版印刷株式会社 | 印刷物のインキ濃度測定方法及び装置 |
| JPH0622067Y2 (ja) * | 1985-01-11 | 1994-06-08 | トヨタ自動車株式会社 | パワ−ウインド制御回路 |
| JPH0674782U (ja) * | 1994-02-17 | 1994-10-21 | 株式会社アルファ | 自動車用パワーウィンド装置 |
-
1978
- 1978-07-14 JP JP8660678A patent/JPS5933081B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0481118U (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-15 | ||
| JPH07270760A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-20 | Rhythm Watch Co Ltd | 表示パネルの固定構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5514234A (en) | 1980-01-31 |
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