JPS592966Y2 - バス用暖房装置 - Google Patents

バス用暖房装置

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Publication number
JPS592966Y2
JPS592966Y2 JP18039879U JP18039879U JPS592966Y2 JP S592966 Y2 JPS592966 Y2 JP S592966Y2 JP 18039879 U JP18039879 U JP 18039879U JP 18039879 U JP18039879 U JP 18039879U JP S592966 Y2 JPS592966 Y2 JP S592966Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
air
piping
duct
hot air
Prior art date
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Expired
Application number
JP18039879U
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English (en)
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JPS5698610U (ja
Inventor
孝光 森久保
Original Assignee
日野自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日野自動車株式会社 filed Critical 日野自動車株式会社
Priority to JP18039879U priority Critical patent/JPS592966Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バス用暖房装置に係り、特に冷却系統の配管
を車室内に延設し、温水が循環するこれらの配管からの
熱を効率よく利用でき、しかも車室内を均一な温度で暖
房できるようにしたバス用暖房装置に関する。
まずバス用暖房装置の従来例について説明すると、第1
図において、1はリアエンジン型のバスと、エンジン2
の冷却系統の配管3は車室内又は車室外に暖房用の配管
3aとして延設され、数個所に配設された温風吹出部4
内及びデフロスタ用の配管5に温風を送り込むデフロス
タ用の温度吹出部6内を温水が循環するように構成され
ているが、温風吹出部4は、1個当りの容積が比較的大
きいため、車室内に数個所程度しか配設できない。
該温風吹出部は、第2図に示すように空気吹出用の吹出
穴7aが形成されたカバー7と、該カバー内で放熱面積
が広くなるように構成された放熱器3bと、該放熱器に
空気を当て、温風を吹出穴7aから車室内に送風する送
風ファン8とから構成されている。
またリターンエアの吸込口は、通常温風吹出部4の窓側
等に設けられており、その位置は室内温度の最も低温の
部分となっていた。
このような従来例によると、延設された配管3aの多く
の部分が車室外又は車室内に露出しているため、暖房効
率が余りよくなく、また温風吹出部4は車室内に数個所
しか配設できないため該温風吹出部の付近が必要以上に
暖かくなる反面、他の個所では暖房効果が少なく、暖房
むらが生じる欠点があった。
またリターンエアの吸入口が温風吹出部4の窓側等の室
内温度の最も低温部に設けられていたため、吸入される
エアの温度が低く、それだけ暖房効率が低いばかりでな
く、リターンエアが気流を生ずる座席付近は車室内で最
も寒い場所となり、座席によっては快適さが損われると
いう欠点があった。
本考案は、上記した従来技術の欠点を除くためになされ
たもので、その目的とするところは、車室内に延設され
たエンジン冷却用の配管の熱を効率よく利用すると共に
車室内の暖房がむらなく快適に行なわれるようにするこ
とである。
エンジンの冷却系統の配管を車室内に暖房用の配管とし
て延設し、該配管を両端が閉じられたダクトで覆い、該
ダクトの車輌の左右方向中央側に複数の温風吹出口を形
成し、かつ該ダクトの車輌の前後方向中央付近にリター
ンエアの吸込管を接続し、該吸込管と前記ダクトとの接
続部付近のダクト内に車輌の前後方向に温風を送風する
一対の送風ファンと前記配管に接続された放熱器とを配
設し、前記吸込管の吸込口は車輌の天井付近に設けられ
、該天井付近の高温の空気を取り入れて前記放熱器で更
に加熱して前記複数の吹出口から車輌の左右方向中央に
向けて温風を吹き出すように構成したことを特徴とする
ものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明する。
第3図において、9はリアエンジン型のバス、10はエ
ンジンで、該エンジンを冷却するための冷却用配管11
は車室9a内に暖房用の配管11 aとして延設され、
暖房装置12内及びデフロスタ用の配管13に温風を送
り込む温風吹出し部14内を温水が循環するように構成
されている。
15はダクトで、適宜の個所に複数の、好ましくは多数
の温風吹出穴15aが形成されており、配管11 aを
覆い、この状態で両端が閉じており、該ダクトの中央付
近には、車室のリターンエアを取り入れるための吸込管
16が接続されている。
吸込管16は第6図に示すように窓17.17間のスペ
ースを利用して車体18に埋設されており、上方には空
気中のごみ等をろ過するためのフィルター19が天井付
近に設けられた吸込口16aに取り付けられている。
なお吸込口16 aは図示のように1個所のみに設けず
ダクトを設けて上部の数個所に分散してもよい。
ダクト15内には、第4図に示すように、該ダクトと吸
込管16との接続部15b付近の下方に一対の送風ファ
ン20及び21が配設され、これら送風ファン20.2
1の間に吸込管16からのリターンエアが吸い込まれ、
車輌の前後方向に送風するようになっている。
送風ファン20.21のそれぞれの下流側には配管11
aに接続された放熱面積の大きい放熱器22.23が
配設されている。
そして該天井付近の高温の空気を取り入れて放熱器22
.23で更に加熱して多数の吹出口15 aから車輌の
左右方向中央に向けて温風を吹き出すように構成されて
いる。
なおこの暖房装置12は第3図においては、車輌の片側
に配設するように図示されているが、実際には第5図に
示すように両側に設けるものである。
本考案は上記のように構成されており、以下その作用に
ついて説明する。
車室9a内の暖房中は、一対の送風ファン20及び21
が回転し、吸込管16から車室内上方の高温の空気が吸
い込まれ、該空気はこれらのファンによりダクト15の
車輌の前後方向に送られる間に放熱器22及び23並び
に配管11 aの熱で暖められ、ダクト15の側方に設
けられた複数の温風吹出口15 aから車室9a内にほ
ぼ均等に吹き出され、第5図に矢印で示すように座席2
4の下方、即ち乗客の足元に当るところを暖めながら、
反対側の流れとぶつかって中央付近を上昇し、天井9b
に当って後、該天井に沿って窓17側へそれぞれ流れ、
吸込管16から吸い込まれ、再び放熱器22.23で暖
められて同様に車室9a内を循環する。
なお車室9a内のちりやほこりはフィルター19により
取り除かれ、該フィルタを定期的に交換すれば、車室9
a内の空気は常に清浄に保たれる。
また該フィルターに活性炭等の脱臭剤を用いれば車室9
a内の悪臭を暖房しながら取り除くこともできる。
またリターンエアは、天井付近から吸込口16 aに取
り入れられるので、乗客が座る座席付近にはノターンエ
アの冷たい気流が生ずることが全くなく、すべての座席
付近は温風のみで満たされることになる。
本考案は、上記のように構成され、作用するものである
から、従来例に比べ、配管11a内の温水の熱が効率よ
く利用でき、また多数の温風吹出口15aにより車室内
のほとんど全域をカバーでき、暖房むらがなくなり、車
室内のどの席も均等に暖められ、快適な室内環境が得ら
れる効果がある。
また吸込管16のリターンエアの吸込口16 aを天井
付近に設けたので、座席部にリターンエアが戻って寒い
ということがなく、シかも上方の高温の空気を取り入れ
ることができるので一層効率がよく、また足元が暖かく
、対流が順調に行なわれ、床部と天井部の温度差も少な
くなる等従来例に比べ格段に優れた効果が得られるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来例に係り、第1図はバス用暖房
装置を示す斜視図、第2図は放熱器及び温風吹出部の縦
断面図、第3図から第6図は本考案の実施例に係り、第
3図はバス用暖房装置を示す斜視図、第4図は要部拡大
斜視図、第5図は暖房時の車室内の空気の流れを示す図
、第6図はリターンエアの吸込管及びダクト等の配置を
示す側面図である。 11はエンジンの冷却系統の配管、11 aは暖房用の
配管、12はバス用暖房装置、15はダクト、15aは
温風吹出口、15bは吸込管の接続部、16はリターン
エアの吸込管、20.21は送風ファン、22.23は
放熱器である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの冷却系統の配管を車室内に暖房用の配管とし
    て延設し、該配管を両端が閉じられたダクトで覆い、該
    ダクトの車輌の左右方向中央側に複数の温風吹出口を形
    威し、かつ該ダクトの車輌の前後方向中央付近にリター
    ンエアの吸込管を接続し、該吸込管と前記ダクトとの接
    続部付近のダクト内に車輌の前後方向に温風を送風する
    一対の送風ファンと前記配管に接続された放熱器とを配
    設し、前記吸込管の吸込口は車輌の天井付近に設けられ
    、該天井付近の高温の空気を取り入れて前記放熱器で更
    に加熱して前記複数の吹出口から車輌の左右方向中央に
    向けて温風を吹き出すように構成したことを特徴とする
    バス用暖房装置。
JP18039879U 1979-12-27 1979-12-27 バス用暖房装置 Expired JPS592966Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18039879U JPS592966Y2 (ja) 1979-12-27 1979-12-27 バス用暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18039879U JPS592966Y2 (ja) 1979-12-27 1979-12-27 バス用暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5698610U JPS5698610U (ja) 1981-08-04
JPS592966Y2 true JPS592966Y2 (ja) 1984-01-27

Family

ID=29690830

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JP18039879U Expired JPS592966Y2 (ja) 1979-12-27 1979-12-27 バス用暖房装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141918A (ja) * 1982-02-17 1983-08-23 Hitachi Ltd 自動車用冷房装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5698610U (ja) 1981-08-04

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