JPS5927308Y2 - 自動車の室内構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ドア本体の内側壁面に取着されるアームレ
ストの取付部分に工夫を施した自動車の室内構造に関し
、アームレストの開放握持部とドアトリムとの間に清涼
飲料水等の筒状小型容器を保持可能にすることによシ、
ドライブ時の便宜性を高めることを目的としたものであ
る。

従来、この種のアームレストにおいては、例えば実開昭
５０−１０９３２０号公報に開示されているように、ア
ームレスト本体を合成樹脂等により中空一体成形により
形成し、その上面に開口部を設けて該中空部を物入れと
すると共に、該アームレスト本体をドアパネルに着脱自
在に固定してなる構成を存するものがある。

しかしながら、このような従来構造のものでは、ドアパ
ネル面とアームレスト本体の上面に開口した開口部との
間の間隔が狭く、清涼飲料水等の筒状小型容器を挿入保
持し得るような工夫が例等施されていなかった。

この考案は、上記した従来構造に改良を施すことを目的
としたもので、その要旨とするとろろは、ドア本体の内
側壁面の所定位置に、開放握持部と取付基部とからなる
アームレストを取付けてなる構成を有するものにおいて
、該アームレストの開放握持部内側面に凹面部を設け、
該凹面部に対向するドア本体の内側壁面を形成するドア
トリム側に凹陥部を設けるとともに、該凹陥部と前記凹
面部との間に筒状小型容器を差込み保持可能にしたこと
を特徴とするもので、以下、図示の実施例に基づいて説
明する。

第１図から第３図に示すように、図中１は自動車のドア
本体である。

該ドア本体１の室内側内側壁面は、ドアトリム２で形成
され、該ドアトリム２の所定位置には、アームレスト３
が取付けられている。

該アームレスト３は取付基部４と開放握持部５とから構
成され、該開放握持部５の内側面には円弧状の凹面部５
ａが凹設され、一方、該凹面部５ａに対向する前記ドア
トリム側には縦長の凹陥部２ａが形成されている。

該凹陥部２ａは上側が滑らかなテーパ面２ｂになってい
るとともに、その下側底部は水平面２ｃとなっていて、
前記アームレスト３の開放握持部内側面に凹設した凹面
部５ａとの間の対向空間を清涼飲料水等の比較的小型の
筒状容器Ｘの差込み収納部６としてなる構成を有するも
のであ−る。

しかして、前記筒状容器Ｘをドアトリム２とアームレス
ト３の開放握持部５との間に形成した収納部６に上側か
ら差込むと、筒状容器Ｘの周側面は凹陥部２ａ及び凹面
部５ａとで挾持され、一方その底面部は凹陥部２ａの水
平面２ｃ上に載置されるため、安定性良く保持すること
ができる。

以上説明したように、この考案に係る構成によれば、自
動車の室内、つまり内′本体の内側壁面に取着されるア
ームレストの取付部分に清涼飲料水等の筒状小型容器が
差込み保持可能な収納部を形成したことから、ドライブ
中、手許において一時的に容器を手離すことができ、従
来のように、完全に飲み放すまで容器を手に持たざるを
得なかった不都合の解消を図ることができるなど、実用
上非常に便利な作用効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る自動車の室内構造の一実施例を
示す説明図、第２図は第１図Ａ部における要部拡大斜視
図、第３図は第２図Ｂ−Ｂ線における縦断側面図である
。 １・−・ドア本体、２・・・ドア） ＩＪム、２ａ・・
・凹陥部、３・・・アームレスト、４・・・取付基部、
５・・・開放握持部、５ａ・・・凹面部、６・・・収納
部、Ｘ・−・筒状小型容器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ドア本体の内側壁面の所定位置に、開放握持部と取付基
   部とからなるアームレストを取付けてなる構成を有する
   ものにおいて、該アームレストの開放握持部内側面に凹
   面部を設け、かつ該凹面部に対向するドア本体の内側壁
   面を形成するドアトリム側に凹陥部を設けるとともに、
   該凹陥部と前記面部との間に筒状小型容器を差込み保持
   するように構成したことを特徴とする自動車の室内構造
   。