JPS5925933A - 加工性のすぐれたフエライト系ステンレス薄鋼板の製造法 - Google Patents
加工性のすぐれたフエライト系ステンレス薄鋼板の製造法Info
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- JPS5925933A JPS5925933A JP13467382A JP13467382A JPS5925933A JP S5925933 A JPS5925933 A JP S5925933A JP 13467382 A JP13467382 A JP 13467382A JP 13467382 A JP13467382 A JP 13467382A JP S5925933 A JPS5925933 A JP S5925933A
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- rolled
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
- C21D8/0205—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips of ferrous alloys
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- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はフェライト系ステンレス薄鋼板の製造法、特に
製造工程を簡略化しうる加工性のすぐれたフェライト系
ステンレス薄鋼板の製造法に関するものである。
製造工程を簡略化しうる加工性のすぐれたフェライト系
ステンレス薄鋼板の製造法に関するものである。
以下の説明において特別な場合を除き、フェライト系ス
テンレス鋼とは通常11〜20 % Cr、0.1チま
でのC,1%までのMn 、 1 %までのSIs O
,05チまでのNを含むものであシ転炉又は電気炉で溶
製し、インゴット法で作られる場合は分塊圧延によシス
ラブとなし、また連続鋳造法の場合は直接スラブとなし
、之を熱間圧延法によシ熱延鋼帯とし、熱延板焼鈍を行
った後、1回の冷間圧延又は中間焼鈍をはさんだ2回以
上の冷間圧延を行い、次いで、最終焼鈍を施して製品と
されるものをいう。
テンレス鋼とは通常11〜20 % Cr、0.1チま
でのC,1%までのMn 、 1 %までのSIs O
,05チまでのNを含むものであシ転炉又は電気炉で溶
製し、インゴット法で作られる場合は分塊圧延によシス
ラブとなし、また連続鋳造法の場合は直接スラブとなし
、之を熱間圧延法によシ熱延鋼帯とし、熱延板焼鈍を行
った後、1回の冷間圧延又は中間焼鈍をはさんだ2回以
上の冷間圧延を行い、次いで、最終焼鈍を施して製品と
されるものをいう。
ステンレス薄鋼板の製造過程において、熱延板焼鈍は通
常800〜850℃で2時間以上の箱焼鈍する方法が採
用されている。この熱延板の箱焼鈍は(1)成形に際し
て発生するりジングを軽減すること、(2)深絞り性を
向上させること、(3)冷延性を向上させることに技術
的な意味があシ、従来工程においては、この熱延板の箱
焼鈍が必須条件とされていた。
常800〜850℃で2時間以上の箱焼鈍する方法が採
用されている。この熱延板の箱焼鈍は(1)成形に際し
て発生するりジングを軽減すること、(2)深絞り性を
向上させること、(3)冷延性を向上させることに技術
的な意味があシ、従来工程においては、この熱延板の箱
焼鈍が必須条件とされていた。
一般にフェライト系ステンレス薄鋼板のリジングを軽減
させるには、α、γ2相域で大圧下熱延を行い、再結晶
を促進させることが良いことが知られており、γ相の領
域を増すC、N 、 Mn等の含有風を増すことでリジ
ングは軽減出来ると直われている。しかしながらこのよ
うなγ相の多いままで熱延を終了した場合、γ相は熱延
ままの状態では硬いマルテンサイト相に変化する。従っ
てこの−1ま冷延した場合には硬くてもろいので、冷延
性が著しく悪く、又r値も著しく低くなる。そのため1
1J記した箱焼鈍を行い、マルテンサイト相をフェライ
ト相と炭化物に変態させているが、本発明者等はAtを
0.08%以上添加することにより、γ→α変態が短時
間で起こることに着目し、粗圧延工程では従来技術通り
α、γ2相領域で大圧下熱延を行うことにより、再結晶
を促進させて組織を微細化させることでリジング特性の
改善をはかり、粗圧延終了後短時間保熱又は加熱を行っ
て(i)r→α変態の促進および(ii) ALHの析
出促進によるNの固定化をはかることによシ、熱延板焼
鈍なしごも冷延性に支障がなくr値が向上出来ることを
見い出した。
させるには、α、γ2相域で大圧下熱延を行い、再結晶
を促進させることが良いことが知られており、γ相の領
域を増すC、N 、 Mn等の含有風を増すことでリジ
ングは軽減出来ると直われている。しかしながらこのよ
うなγ相の多いままで熱延を終了した場合、γ相は熱延
ままの状態では硬いマルテンサイト相に変化する。従っ
てこの−1ま冷延した場合には硬くてもろいので、冷延
性が著しく悪く、又r値も著しく低くなる。そのため1
1J記した箱焼鈍を行い、マルテンサイト相をフェライ
ト相と炭化物に変態させているが、本発明者等はAtを
0.08%以上添加することにより、γ→α変態が短時
間で起こることに着目し、粗圧延工程では従来技術通り
α、γ2相領域で大圧下熱延を行うことにより、再結晶
を促進させて組織を微細化させることでリジング特性の
改善をはかり、粗圧延終了後短時間保熱又は加熱を行っ
て(i)r→α変態の促進および(ii) ALHの析
出促進によるNの固定化をはかることによシ、熱延板焼
鈍なしごも冷延性に支障がなくr値が向上出来ることを
見い出した。
即ち、本発明者は)Azo、08〜0.5%、C0,0
3〜0.1%を含んだフェライト系ステンレス鋼におい
ては、仕上圧延開始前に粗圧延片を900〜1100℃
の温度範囲で10分以内保持又は加熱することによシ、
従来必須条件とされていた熱延板の箱焼鈍を行わずにそ
のまま冷間圧延を行っても、箱焼鈍を行ったと同等以上
の作用効果が得られることを見い出し、本発明を完成さ
せたものである。
3〜0.1%を含んだフェライト系ステンレス鋼におい
ては、仕上圧延開始前に粗圧延片を900〜1100℃
の温度範囲で10分以内保持又は加熱することによシ、
従来必須条件とされていた熱延板の箱焼鈍を行わずにそ
のまま冷間圧延を行っても、箱焼鈍を行ったと同等以上
の作用効果が得られることを見い出し、本発明を完成さ
せたものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図はCr 17%、C0,05%、 N 100
ppm+At0.15%及び0.06%含有した厚さ2
00m17)フェライト系ステンレス鋼スラブを100
0℃の温度で2時間加熱後、4ノ臂ス(120m→80
+mn→4゜調→20調)で20調とし、そのまま仕上
圧延した場合と仕上圧延開始前に900℃で5分〜15
分。
ppm+At0.15%及び0.06%含有した厚さ2
00m17)フェライト系ステンレス鋼スラブを100
0℃の温度で2時間加熱後、4ノ臂ス(120m→80
+mn→4゜調→20調)で20調とし、そのまま仕上
圧延した場合と仕上圧延開始前に900℃で5分〜15
分。
1000℃で5分〜15分、1100℃×0秒〜10分
保持加熱後仕上圧延した熱延板を出発累月として、熱延
板焼鈍を行うことなく1回の冷間圧延で最終厚みとした
場合の製品の7値(ランクフr−ド値)とりジング高さ
くμm)と熱延条件の関係を示したものである。同図か
らAtO,06%を含有した素材の場合は、仕上熱延開
始前に保熱又は加熱した場合にもr値の向上は認められ
ないが、At0.15チを含有した素材の場合は、その
ような熱処理を行うことによシ、r値が向上することが
わかる。
保持加熱後仕上圧延した熱延板を出発累月として、熱延
板焼鈍を行うことなく1回の冷間圧延で最終厚みとした
場合の製品の7値(ランクフr−ド値)とりジング高さ
くμm)と熱延条件の関係を示したものである。同図か
らAtO,06%を含有した素材の場合は、仕上熱延開
始前に保熱又は加熱した場合にもr値の向上は認められ
ないが、At0.15チを含有した素材の場合は、その
ような熱処理を行うことによシ、r値が向上することが
わかる。
Atが高い場合にr値向上の理由はこの熱処理でγ−十
α変態が促進することと、ktNが析出するためである
。
α変態が促進することと、ktNが析出するためである
。
リジング特性は粗圧延工程における2相域熱延の再結晶
挙動によってほぼ決まるので、粗圧延終了後、このよう
な熱処理を行っても同図に示す如く殆んど影響を受けな
いが、γ量が増すような1100℃加熱の場合には、r
値は劣化するがリジングの軽減効果がみられる。r値が
劣化する理由は、AtNの析出量が減少することと、熱
延ま捷の状態でマルテンサイト相が増すためであり、リ
ジングが低下する理由は、仕上熱延工程も、2相領域で
かつ再結晶微細化が生じること及び、熱延ままの状態で
硬い相が増すため冷延焼鈍工程で再結晶しがたい(10
03<110>方位の再結晶微細化が進むためと考えら
れる。
挙動によってほぼ決まるので、粗圧延終了後、このよう
な熱処理を行っても同図に示す如く殆んど影響を受けな
いが、γ量が増すような1100℃加熱の場合には、r
値は劣化するがリジングの軽減効果がみられる。r値が
劣化する理由は、AtNの析出量が減少することと、熱
延ま捷の状態でマルテンサイト相が増すためであり、リ
ジングが低下する理由は、仕上熱延工程も、2相領域で
かつ再結晶微細化が生じること及び、熱延ままの状態で
硬い相が増すため冷延焼鈍工程で再結晶しがたい(10
03<110>方位の再結晶微細化が進むためと考えら
れる。
本発明でAt0.08%以上と規定したのは、0.08
チ未満のklでは粗圧延終了後の熱処理効果がないから
であυ、At0.5%以下としたのは、0.5%を超え
るAt添加でも添加量を増す程r値向上効果はみられる
が、At添加量を増すととは、経済的でないので上限を
0.5%としたものである。Cを0,03%以上とした
のは、これ未満のC値ではr値は向上するが、リジング
が急激に劣化するからであり、Cを0.1%以下とした
のは、0.1%を超えるとr値が低下し、のびが劣化す
るためである。スラブ加熱温度を950℃以上としたの
は、この950℃未満の温度では、粗圧延領域での再結
晶微細化が不十分でリジング特性の向上効果が少ないか
らである。
チ未満のklでは粗圧延終了後の熱処理効果がないから
であυ、At0.5%以下としたのは、0.5%を超え
るAt添加でも添加量を増す程r値向上効果はみられる
が、At添加量を増すととは、経済的でないので上限を
0.5%としたものである。Cを0,03%以上とした
のは、これ未満のC値ではr値は向上するが、リジング
が急激に劣化するからであり、Cを0.1%以下とした
のは、0.1%を超えるとr値が低下し、のびが劣化す
るためである。スラブ加熱温度を950℃以上としたの
は、この950℃未満の温度では、粗圧延領域での再結
晶微細化が不十分でリジング特性の向上効果が少ないか
らである。
本発明で粗圧延材の熱処理条件を900〜1100℃の
温度範囲で10分以内としたのは次の理由による。熱処
理温度900℃以上としたのは、900℃未満の温度で
は、仕上熱延工程での温度降下が著しく特に熱延板焼鈍
なしの工程で処理した場合r値向上効果がないからであ
、!7.1100℃以下としたのは、1100℃を超え
る温度では、AtNの析出が少なく、γ量減少効果がな
いのでr値が向上しないからであシ、熱処理温度を10
分以内としたのは、これ以上の長時間加熱でも効果があ
るが、10分を超えると熱延能率が低下し、経済的でな
いからである。
温度範囲で10分以内としたのは次の理由による。熱処
理温度900℃以上としたのは、900℃未満の温度で
は、仕上熱延工程での温度降下が著しく特に熱延板焼鈍
なしの工程で処理した場合r値向上効果がないからであ
、!7.1100℃以下としたのは、1100℃を超え
る温度では、AtNの析出が少なく、γ量減少効果がな
いのでr値が向上しないからであシ、熱処理温度を10
分以内としたのは、これ以上の長時間加熱でも効果があ
るが、10分を超えると熱延能率が低下し、経済的でな
いからである。
以上熱延板焼鈍を行うことなく、製品厚みまで冷延後仕
上焼鈍を行う工程の場合について説明したが、本発明は
、熱延板焼鈍を900〜1100℃で数分の連続焼鈍を
行う場合や、800〜850℃で数時間の箱焼鈍を行う
工程を適用してもr値向上効果があることは言うまでも
ない。
上焼鈍を行う工程の場合について説明したが、本発明は
、熱延板焼鈍を900〜1100℃で数分の連続焼鈍を
行う場合や、800〜850℃で数時間の箱焼鈍を行う
工程を適用してもr値向上効果があることは言うまでも
ない。
次に本発明を実施例に従って具体的に説明する。
実施例I
Co、oso%、N O,010%、At0.20%、
Cr17%。
Cr17%。
残部Fe及び不純物からなる厚さ200間の連続鋳造ス
ラブを5/4スで厚さ20mの粗圧延片とした。
ラブを5/4スで厚さ20mの粗圧延片とした。
粗圧延終了後の温度は1000℃で6つた。この粗圧延
片を直ちに仕上熱延して3.8咽の熱延板としたもの(
比較法)と、1000℃の温度で5分間保持後仕上熱延
して3.8鰭の熱延板としたもの(本発明法)の2種類
の熱延板を作成した。これらの熱延板を熱延板焼鈍なし
の1回の冷延で厚さ0.7間まで冷間圧延後、840℃
で2分間の焼鈍を行った。比較のため、AtO,05%
を含む以外は同一の化学成分組成のスラブについても同
一工程で処理した。第1表にこのようにして製造した製
品のr値、リジング特性を示した。表に示した如く、本
発明の如<Atを含有し、粗〜仕上熱延間で1000℃
で5分間保持した場合は、r値、リジングともに良好な
特性を示した。
片を直ちに仕上熱延して3.8咽の熱延板としたもの(
比較法)と、1000℃の温度で5分間保持後仕上熱延
して3.8鰭の熱延板としたもの(本発明法)の2種類
の熱延板を作成した。これらの熱延板を熱延板焼鈍なし
の1回の冷延で厚さ0.7間まで冷間圧延後、840℃
で2分間の焼鈍を行った。比較のため、AtO,05%
を含む以外は同一の化学成分組成のスラブについても同
一工程で処理した。第1表にこのようにして製造した製
品のr値、リジング特性を示した。表に示した如く、本
発明の如<Atを含有し、粗〜仕上熱延間で1000℃
で5分間保持した場合は、r値、リジングともに良好な
特性を示した。
第1表 製品特性
実施例2
C0,045%、 N O,010q6.AtO,15
%、 Cr 17チ、残部F@及び不純物からなる厚さ
200畷の連続鋳造スラブを1150℃で2時間加熱後
5ノ9ス(170++on−+120mm→70wI→
40瓢→20咽)で厚さ20闇の粗圧延片とした。つい
でとの粗圧延片を1000℃の温度で10分保持したも
のと、このような中間保熱なしのものを仕上熱延して3
.8間の熱延板とした。ついでこの熱延板を1000℃
に加熱し空冷後、厚さ0.7mまで冷延した後840℃
で2分間の焼鈍を行った。第2表にこのようにして製造
した製品のr値、リジング特性を示しだ。本発明の如く
、粗〜仕上間で1000℃で10分間保持した場合は、
r値が向上していることがわかる。
%、 Cr 17チ、残部F@及び不純物からなる厚さ
200畷の連続鋳造スラブを1150℃で2時間加熱後
5ノ9ス(170++on−+120mm→70wI→
40瓢→20咽)で厚さ20闇の粗圧延片とした。つい
でとの粗圧延片を1000℃の温度で10分保持したも
のと、このような中間保熱なしのものを仕上熱延して3
.8間の熱延板とした。ついでこの熱延板を1000℃
に加熱し空冷後、厚さ0.7mまで冷延した後840℃
で2分間の焼鈍を行った。第2表にこのようにして製造
した製品のr値、リジング特性を示しだ。本発明の如く
、粗〜仕上間で1000℃で10分間保持した場合は、
r値が向上していることがわかる。
第2表 製品特性
実施例3
C0,065%、No、015%、AtO,15%、C
r 17%。
r 17%。
残部Fe及び不純物からなる厚さ250關の連続鋳造ス
ラブを1050℃の温度で2時間加熱後6パ2ス(20
0m−+160tam→115膿→70間→40鵡→2
0■)で厚さ20■の粗圧延片とした。ついでこの粗圧
延片を直ちに仕上圧延したもの(比較法)と、975℃
で5分間保熱後仕上熱延したもの(本発明法)の2種の
熱延板を作った。ついで熱延板焼鈍を行うことなく1回
の冷延で厚さ0.7 ttmまセ冷間圧延を行い、84
0℃で2分間の焼鈍を行った。第3光にこのようにして
製造した製品のr値、リジング特性を示した。本発明の
如く、粗〜仕上間で975℃で5分間保持した場合はr
値が向上していることがわかる。
ラブを1050℃の温度で2時間加熱後6パ2ス(20
0m−+160tam→115膿→70間→40鵡→2
0■)で厚さ20■の粗圧延片とした。ついでこの粗圧
延片を直ちに仕上圧延したもの(比較法)と、975℃
で5分間保熱後仕上熱延したもの(本発明法)の2種の
熱延板を作った。ついで熱延板焼鈍を行うことなく1回
の冷延で厚さ0.7 ttmまセ冷間圧延を行い、84
0℃で2分間の焼鈍を行った。第3光にこのようにして
製造した製品のr値、リジング特性を示した。本発明の
如く、粗〜仕上間で975℃で5分間保持した場合はr
値が向上していることがわかる。
第3表製品特性
実施例4
C0,055%、NO,010%、kl 0.15 %
y Cr 17%残部Fe及び不純物からなる厚さ2
00調の連鋳ス97” f 5 z4スで〔200咽→
120調→80調→40咽→10g〕で厚さ10間の粗
圧延片とした。ついでその粗圧延片を直ちに3パスで厚
さ3.7咽の熱延板とした。又本発明の方法に従い粗圧
延片を1000℃の温度で1分保定後、仕上圧延して熱
延板としたものも製造した。これらの2条件で製造した
熱延板を熱延板焼鈍することなく冷間圧延して厚さ0.
7咽の冷延板とした後、840℃で2分の焼鈍を行った
。このようにして作った材料のr値、リジングを第4表
に示した。本発明の如く、粗〜仕上間で1000℃で1
分間保持した場合はr値、リジングともに向上している
ことがわかる。
y Cr 17%残部Fe及び不純物からなる厚さ2
00調の連鋳ス97” f 5 z4スで〔200咽→
120調→80調→40咽→10g〕で厚さ10間の粗
圧延片とした。ついでその粗圧延片を直ちに3パスで厚
さ3.7咽の熱延板とした。又本発明の方法に従い粗圧
延片を1000℃の温度で1分保定後、仕上圧延して熱
延板としたものも製造した。これらの2条件で製造した
熱延板を熱延板焼鈍することなく冷間圧延して厚さ0.
7咽の冷延板とした後、840℃で2分の焼鈍を行った
。このようにして作った材料のr値、リジングを第4表
に示した。本発明の如く、粗〜仕上間で1000℃で1
分間保持した場合はr値、リジングともに向上している
ことがわかる。
第4表設品特性
実施例5
C0,050%、NO,012%、 At0.12%、
Cr17%z残部Fe及び不純物からなる厚さ200m
の連鋳スラグを57ぐス(200mm→120悶→80
+n+a→40鴫→10 wm )で厚さ10−の粗圧
延片とした。ついでとの粗圧延片を1000℃の温度で
1分保定しだ後3ノやスで厚さ3.7 mの熱延板とし
た。
Cr17%z残部Fe及び不純物からなる厚さ200m
の連鋳スラグを57ぐス(200mm→120悶→80
+n+a→40鴫→10 wm )で厚さ10−の粗圧
延片とした。ついでとの粗圧延片を1000℃の温度で
1分保定しだ後3ノやスで厚さ3.7 mの熱延板とし
た。
比較のため、lOW+の粗圧延片を直ちに3・寄ス圧延
した熱延板も試作した。
した熱延板も試作した。
これらの2条件で製造した熱延板を熱延板焼鈍すること
なく冷間圧延して厚さ0.7+mnの冷延板とした後、
840℃2分の焼鈍を行った。このようにして作った材
料のr値、リジングを表5に示した。本発明法で製造し
た薄鋼板はr値が向上していることがわかる。
なく冷間圧延して厚さ0.7+mnの冷延板とした後、
840℃2分の焼鈍を行った。このようにして作った材
料のr値、リジングを表5に示した。本発明法で製造し
た薄鋼板はr値が向上していることがわかる。
第5表装品特性
第1図は、熱延板焼鈍なし工程で処理した材料のr値、
リジングに及ぼす熱延中の熱処理効果を示す図である。 葛 / 図
リジングに及ぼす熱延中の熱処理効果を示す図である。 葛 / 図
Claims (1)
- AtO,08〜0.5 % 、 CO,03〜0.1%
を含むフェライト系ステンレス鋼スラブを、粗圧延機お
よび連続仕上圧延機から構成される熱間圧延機で熱間圧
延し、次いで冷間圧延することにょシフエライト系ステ
ンレス薄鋼板を製造するにあたり、前記スラブを950
℃以上に加熱して粗圧延し、得られた粗圧延片を900
〜1100℃の温度範囲で10分以内保持加熱後、仕上
圧延を行うことを特徴とする加工性のすぐれたフェライ
ト系ステンレス薄鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13467382A JPS5925933A (ja) | 1982-08-03 | 1982-08-03 | 加工性のすぐれたフエライト系ステンレス薄鋼板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13467382A JPS5925933A (ja) | 1982-08-03 | 1982-08-03 | 加工性のすぐれたフエライト系ステンレス薄鋼板の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5925933A true JPS5925933A (ja) | 1984-02-10 |
JPS6261646B2 JPS6261646B2 (ja) | 1987-12-22 |
Family
ID=15133885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13467382A Granted JPS5925933A (ja) | 1982-08-03 | 1982-08-03 | 加工性のすぐれたフエライト系ステンレス薄鋼板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925933A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6126723A (ja) * | 1984-07-18 | 1986-02-06 | Kawasaki Steel Corp | 冷延板の成形加工性および表面性状の優れたフエライト系ステンレス熱延鋼帯の製造方法 |
JPS61253324A (ja) * | 1985-04-30 | 1986-11-11 | Kawasaki Steel Corp | クロム系ステンレス鋼板の製造方法 |
US5076346A (en) * | 1987-06-17 | 1991-12-31 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Air conditioner |
EP0952233A1 (en) * | 1998-04-21 | 1999-10-27 | KABUSHIKI KAISHA KOBE SEIKO SHO also known as Kobe Steel Ltd. | Steel wire rod or bar with good cold deformability and machine parts made thereof |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH02114295U (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-12 |
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1982
- 1982-08-03 JP JP13467382A patent/JPS5925933A/ja active Granted
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JPS6126723A (ja) * | 1984-07-18 | 1986-02-06 | Kawasaki Steel Corp | 冷延板の成形加工性および表面性状の優れたフエライト系ステンレス熱延鋼帯の製造方法 |
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