JPS5925888Y2 - ジエツトル−ムにおける補助流体噴射装置 - Google Patents

ジエツトル−ムにおける補助流体噴射装置

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JPS5925888Y2
JPS5925888Y2 JP17683177U JP17683177U JPS5925888Y2 JP S5925888 Y2 JPS5925888 Y2 JP S5925888Y2 JP 17683177 U JP17683177 U JP 17683177U JP 17683177 U JP17683177 U JP 17683177U JP S5925888 Y2 JPS5925888 Y2 JP S5925888Y2
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auxiliary nozzle
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一 鈴木
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は一般に圧縮空気を利用して緯入れを行なうジ
ェットルームにおける緯入れ装置に関・し、特に、圧縮
空気を噴射する主ノズルの他に、補助圧縮空気を噴射す
る補助ノズルを備えた緯入れ装置に関するものである。
かかる緯入れ装置の筬は、第1図に示すように、緯入れ
時に使用する流体並びに緯糸の案内を行なうため各板書
1に織り前側(テンプル3側)に開放する凹部又は案内
路1aを有する変形筬が普通である。
緯入れは、主ノズル5からの流体噴射により緯糸6をこ
の変形筬の凹部1a内で飛走させて、経糸4の開口又は
杼口内に挿入することにより行なわれる。
主ノズル5がらの噴射流体だけでは緯糸6の飛走側遠距
離が不足し勝ちで緯糸6の安定した飛走状態を得られな
いため、複数個の補助ノズル2(図を簡略にするため1
個だけを示す)を緯糸飛走方向に沿って設けそれ等がら
の噴射流体2′の助けを借りて緯糸6を凹部1aに沿っ
て案内する。
第1図の緯入れ装置では、緯入れ時には、筬に設けた凹
部1a中を緯糸が飛走し、筬打ち時には、筬が補助ノズ
ル2と共に織り前側に移動して凹部1aの大体最深部で
筬打ちが行なわれる。
筬は、緯糸を繰り返し筬打ちするため消耗品であり、そ
の寿命は永久的なものではなくある期間毎に新品と交換
する必要がある。
第1図に示すような変形筬は当然製造コストが通常の直
線筬より相当高いため、織機の運転コストも高くつく。
この欠点及びその他の欠点(本願と同一の出願人による
特願昭52−112729号(特開昭54−46960
号公報)に詳細に説明した)を解消できる緯入れ装置を
第2図乃至第4図に示す。
第2図及び第3図の緯入れ装置では、筬は通常の直線筬
である主流1Aと、上述した凹部又は案内路1aが形成
された変形筬である補助筬1Bとから構成されており、
補助筬1Bの織り前側に補助ノズル2が配置される。
これ等の部材IA、IB及び2はスレー7に通常の方法
で取り付けられ、緯入れ時には、スレー7が第3図に実
線で示す位置にあって補助筬1Bの凹部1a内を緯糸が
主ノズル及び補助ノズル2からの噴射流体の作用で飛走
して緯入れが行なわれ、筬打ち時には、スレー7が第3
図に鎖線で示す位置に回動して補助筬1Bか゛経糸開口
外に出て、主流1Aによる筬打ちが行なわれる。
8は圧縮空気を補助ノズル2に供給する導管である。
第4図の緯入れ装置は、主流1Aと補助流1Bの間に補
助ノズル2が配置されており、補助流1Bに設けられた
四部1aは織り前側ではなく主流側に開放している点を
除いて、第2図の緯入れ装置と実質的に同一と考えてよ
い。
また、前記のように主流とは別の補助流によって案内路
を形成したものとして特公昭35−10224号公報に
示されたものがあり、またこれに補助ノズルを組み合せ
た緯入れ装置としては、例えば特開昭47−7576号
公報や特開昭51−109366号公報に示された構成
のものがある 上述した補助流及び補助ノズルを用いた緯入れ装置にお
いては、例えば第3図から明らがなように、緯入れを行
なうために補助ノズル2を補助流1Bとともに緯糸4の
開口内に入れ、筬打ちを行なうために経糸開口から出す
必要がある。
このような形式の緯入れ装置では緯入れのための補助流
及び補助ノズルが経糸開口内に侵入する際に両者がそれ
ぞれ単独に下側経糸を押・し分けて入ることになり、こ
の結果以下に説明するような緯入れ機能に重大な障害を
及ぼす問題を生じることになる。
即ち、例えば第2〜4図に示した緯入れ装置において、
補助流1Bの各板書の頂部によって押し分けられた下側
の経糸4は次に補助ノズル2の頂部によっても押し分け
られることになるが、このとき経糸4の1部が補助流歯
によって押し分けられた方向と反対の方向に補助ノズル
2によって押し分けられる場合が多々ある。
この現象は補助ノズル2が補助流1Bよりも長い状態に
あっても同様に生じる。
このため、経糸4が補助流歯の案内路1aを形成する面
に引っ掛かって1部経糸の開口遅れが生じたり、最悪の
場合は経糸4が案内路1a上に乗ってしまい、この状態
で緯入れが行なわれることにより、飛走されてくる緯糸
が前記異常状態にある経糸と接触し、緯入れミスを発生
することになる。
また、経糸4が前記のような異常状態のとき、同経糸に
過剰張力がかかり1.経糸切れの発生という事態が生じ
てしまう。
この考案の目的は前記従来装置の欠点を解消するもので
、筬とは別の補助流によって緯糸の案内路を形成し、こ
の案内路に緯入れ方向に配設した補助ノズルから流体を
噴射して緯入れを行なう緯入れ装置において、補助流及
び補助ノズルが経糸開口内に侵入するとき、経糸の開口
状態に異常をきたすことなく円滑に経糸の押し分けを行
なうことができるようにすることにある。
上記目的からこの考案によるジェットルームにおける補
助流体噴射装置は、筬に沿って緯入れ方向に延びる案内
路を有し、緯入れ時に主ノズルがらの噴射流体により緯
糸を前記案内路を通して飛走させる該緯糸の飛走を助け
る補助流体を噴射するため、緯入れ方向に所定の間隔を
おいて前記案内路と対応する位置に複数の補助ノズルを
配設し、各補助ノズルの先端側を尖らせ、その頂端を単
一の補助流歯の緯入れ方向厚さより薄く形成するととも
に前記補助ノズルをその頂端が単一の補助流歯の緯入れ
方向厚さ内に位置するように同補助板書に対応して配設
したことを特徴とするもので、これにより補助流及び補
助ノズルが経糸開口内に侵入するとき、円滑な経糸の押
し分けを行なうことができる。
従って、補助ノズルは容易に経糸開口に挿入される。
この考案は添付図面に例示のためにだけ示した好適な実
施例についての下記の説明から一層容易に明らかとなろ
う。
第5図〜第7図は第4図に示した型の緯入れ装置にこの
考案を適用した実施例を示す図であるが、この考案はこ
の型の緯入れ装置に限定されるものではない。
例えば、図示した補助ノズルと公知の案内路を形式した
補助流との組み合わせにより構成される緯入れ装置にお
いても本考案を適用することができる。
第5図は第4図の主流1Aを除いて補助流1Bの案内路
1a側から見た場合の図に相当する。
補助ノズル2は第7図から明らかなように、経糸進行方
向に細長い卵形に形式され、また頂端2aをくさび状に
して尖らせである。
くさび2aの頂縁2bは第7図のように上から見た場合
、緯糸の進行方向(矢印で示す)に対して直交するよう
に延びている。
さらに、補助ノズル2は頂端2aが補助流1Bを構成す
る単一の補助流歯の緯入れ方向厚さ内に位置するように
同補助板書に対応して配設しである。
また、くさび2aを形成する面のうち、緯糸進行方向に
関して下流側の面2Cには、補助流体を噴射する開口2
dが穿設される。
開口2dはそこから出る補助流体を、下流側の補助流歯
によって形成される案内路1a内に向けるようになって
いる。
以上のように構成した本考案は緯入れを行なうために、
例えば第3図の仮想線から実線の位置へ移行して経糸開
口内に侵入するとき、各補助流調が下側の経糸を押し分
け、次にこの押し分けられた経糸補助ノズル2が押し分
けることになるが、同補助ノズル2の頂端2aが対応す
る補助流調の緯入れ方向厚さ内に位置しているため、同
頂端2aは補助流調によって押し分けられた経糸の空間
内に侵入していくことになり、経糸4は第6図及び第7
図の実線で示すように、補助流調によって押し分けられ
た方向と同一方向に補助ノズル2によっても押し分けら
れ、仮想線で示したような経糸4の交錯現象を生じるこ
とがない。
なお、本考案を実施する場合、経糸に対する影響をより
少なくするために、補助ノズルに最も近い補助流調の中
心線(経糸方向)と同補助ノズルの同じく中心線が図示
のように整列する構成にしたり補助ノズルと中心線が一
致する補助液1Bの扱歯の案内路1aを形成する上部湾
曲部1bが同補助ノズル2の頂端と若干オーバーラツプ
する構成にすることができる。
また、前記実施例では補助ノズル2の頂端2aを尖らせ
る手段としてくさび状の形成を説明したが、本考案はこ
のような状態に特定されることはなく、例えば補助ノズ
ル2の頂端2aを針先状に形成して尖らせるなど、他の
手段を用いることも可能である。
また、補助ノズル2は平面的に見た形態が必らずしも卵
形に形成する必要はなく、円形状やその他の形状として
も本考案を構成することができる。
但し、補助ノズル2を平面的に見た形態が第7図のよう
に卵形に形成され、補助ノズル2の横断面における緯糸
方向の長さが経糸方向の長さより小さくなるように形成
した場合は下記に述べる様な効果をさらに奏することが
できる。
一般に、杼口は上下の経糸及び筬により作られる三角形
の形状であるがら、筬に近い位置では上下の経糸間の距
離が長くなり、この位置で緯入れを行なえば、経糸の開
口が不十分な場合でもその影響が緯糸に及ぶことがない
ので、この位置は緯糸を飛ばすには有利な位置である。
しがし、第1図の緯入れ装置のように変形版を使用した
り、第2図乃至第4図に示す緯入れ装置のように主流近
くで補助液を使用する場合、補助ノズルは凹部又は案内
路のなるべく近くに設置することが緯糸搬送の上で望ま
しい。
しかし、補助ノズルは緯糸搬送を助成するに足る空気量
を噴射する必要があるために、その直径は、所定の大き
さが必要であり、このため特に補助流調の緯入れ方向の
厚さが補助ノズル2のそれよりも小さい場合や補助ノズ
ル2を主液に近づけた場合、様々な問題を生じる。
第8図は例えば第4図の緯入れ装置を補助液1Bにある
案内路1aを通る水平面で切断した部分拡大断面図で、
この図から分かるように、補助ノズル2はできるだけ案
内路1aに近付けることが望ましく、また断面が円形で
あり且つ主液1A及び補助液1Bの筬歯ピッチPと比較
してその直径が相当に大きいため、次の扱歯との間隔が
狭くなりその間を経糸が通るので、経糸4にかなり無理
な力がか・つて急激な屈曲を受ける。
そのため経糸の毛羽立ちが移くなって経絡みを起こし、
杼口の不良開口を生じ、正常な緯入れができなくなる。
延いては経糸が切断して効率良い機台の運転を阻害する
また、経糸に異常張力がか・るため製織された布に経ず
りが発生し、布の風合、地合が悪くなる。
前述の卵形に形成した補助ノズル2の場合はその横にあ
る経糸への干渉を可能な限り少なくするので、経糸に上
記した影響を及ばすことがない。
即ち、補助流側を尖らすことによって、中心線を一致さ
せて組み合った補助流調と補助ノズルとに関し、当該補
助流調に隣接する補助流調と当該補助ノズルとの間の隙
間(そこを経糸が通る)をなるべく広くとることができ
、また、主流側を尖らすことによって主流歯との間の隙
間も広くすることができるので、その分だけ補助液の案
内路及び補助ノズルを主流近くに設けうるので緯入ミス
は減り、安定した製織を行なうことができる!また、主
液と補助液の筬歯ピッチは一般には異なるが、補助流調
のピッチを狭くして主流歯のピッチと同等にし、しかも
、補助ノズルを補助液に接触させても、補助ノズルの補
助流側か尖っているために、経糸はスムースに補助ノズ
ルと補助流調の間の隙間を通り、経糸の毛羽立ちが発生
しない。
また、第6図に点線9で示すように補助ノズルを補助流
調に接触させるか一体に形成することもできる。
以上のように、本考案は補助ノズルの先端側を尖らせて
その頂端を単一の補助板書の緯入れ方向厚さより薄く形
威し、同補助ノズルをその頂端が単一の補助板書の緯入
れ方向厚さ内に位置するように同補助流調に対応して配
設することによって、緯入れ時に補助筬及び補助ノズル
が経糸開口内に侵入するとき、経糸が補助ノズルとそれ
に対応する補助板書とによって確実に同一方向に押し分
けられ、1部の経糸が補助ノズルと補助板書との間で交
錯するような現象が生じないので、正確な開口状態を得
ることができ、その結果経糸の開口不良による緯入れミ
スの発生や過剰張力による経糸の切断等の不具合をなく
すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案を適用できる異なる型の緯
入れ装置を示す斜視図、第3図は第2図の緯入れ装置の
作用説明図、第4図はこの考案を適用できる別の緯入れ
装置の斜視図、第5図はこの考案による緯入れ装置の概
略正面図、第6図は第5図の左側面図、第7図は第6図
の平面図、第8図は従来の緯入れ装置の第7図に相当す
る図である。 図中、1Aは主液、1Bは補助筬、1aは案内路、2は
補助ノズル、2aは補助ノズルの頂端、4は経糸、5は
主ノズル、6は緯糸である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筬に沿って緯入れ方向に延出した案内路を形成する複数
    の補助板書を設け、前記案内路と対応する位置に緯入れ
    方向に所定の間隔をおいて複数の補助ノズルを配置し、
    主ノズルからの噴射流体により緯糸を前記案内路を通し
    て飛走させるとともに前記補助ノズルから噴射される補
    助流体により緯糸を飛走させるようにしたジェットルー
    ムにおいて、前記各補助ノズルの先端側を尖らせ、そC
    頂端を単一の補助板書の緯入れ方向厚さより薄く形成し
    、前記補助ノズルをその頂端が単一の補坦板書の緯入れ
    方向厚さ内に位置するように同補坦板書に対応して配設
    したことを特徴とするジェットルームにおける補助流体
    噴射装置。
JP17683177U 1977-12-29 1977-12-29 ジエツトル−ムにおける補助流体噴射装置 Expired JPS5925888Y2 (ja)

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JPS54106362U JPS54106362U (ja) 1979-07-26
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