JPS5925736B2 - 改良された熱処理ガラス板の製法 - Google Patents

改良された熱処理ガラス板の製法

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JPS5925736B2
JPS5925736B2 JP11624482A JP11624482A JPS5925736B2 JP S5925736 B2 JPS5925736 B2 JP S5925736B2 JP 11624482 A JP11624482 A JP 11624482A JP 11624482 A JP11624482 A JP 11624482A JP S5925736 B2 JPS5925736 B2 JP S5925736B2
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cooling
treated glass
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガラス板にクラックが入った時にもクラック
が自走しないとともに耐風圧強度が充分で、且つ熱割れ
しない高層ビルの窓用として最適な熱処理ガラスを製造
する方法に関するものである。
例えば、高層ビルにおいては、窓ガラス板の耐風圧向上
を計るため、10〜20朋程度の特厚のガラス板が使用
されている。
この様な特厚のガラス板を使用すると、重量が著るしく
増大するという欠点があるとともに、板厚の厚い熱線吸
収ガラスや着色コートガラス板を使用した場合には、特
に熱割れの危険性が高くなるという欠点がある。
軽量化対策、熱割れ防止対策のために風冷強化ガラス板
を使用することも可能であるが、風冷強化ガラス板は破
損時細かい多くの破片になるため、高層ビルに風冷強化
ガラス板を使用すると破損した時高層ビルの窓からガラ
ス板の破片が降り落ちるという危険があり好ましくない
又強化ガラス板の一種として表面圧縮応力が高く、且つ
破片数密度の小さい化学強化ガラス板もあるが、この化
学強化ガラス板は傷がついた場合の強度低下が著るしい
とともに強化処理工程に長時間を要するため実用に不適
である。
更に10m/m以上の特厚ガラスにおいては自然放冷で
さえ手強化硝子の製造ができないので従来前記の如き改
良されたガラスの使用例がなかった。
先に、本出願人は、従来の強化ガラス板とは異なり、ガ
ラス板にクラックが入った時にもクラックが自走せず、
かつ耐風圧強度が充分で熱割れしない高層ビルの窓ガラ
ス用あるいはスパンドレル用として最適な熱処理ガラス
、即ち板厚が5〜15mmの熱処理ガラス板であって、
その熱処理ガラス板の中央引張応力σtが85kg/c
f?L〜200kg/iの範囲にあり、かつ、その表面
の圧縮応力σCと中央引張応力σtとの比σC/σtが
1.5〜3.0の範囲にある断面応力分布を持つ熱処理
ガラス板を提供した。
本発明は、かかる熱処理ガラス板の工業的な製造方法を
提供することを目的として研究を重ねた結果得られたも
のであり、その要旨は、板厚5mm〜15 mmのガラ
ス板を6008C〜660℃に加熱した後、このガラス
板を該ガラス板の板厚をh(m戴冷却速度をk(’C/
秒)とした時、hk≧45となる様な冷却能を与えて1
〜20秒間1次風冷してガラス板の表面温度を450〜
560°Cまで更に好ましくは500〜520℃に低下
させ、次いでこのガラス板を100〜500℃の温度、
更に好ましくは300〜400℃の温度に保持された対
向した加熱板間に通して450’C以下まで徐冷し、そ
の後更に2次風冷し、この処理されたガラス板の中央引
張応力σtが85〜200kg/iの範囲となり、かつ
その表面圧縮応力σCと中央引張応力σtとの比σC/
σtが1.5〜3.0の範囲となる様に制御したことを
特徴とする改良された熱処理ガラス板の製法に関するも
のである。
ソーダ・ライムガラスよりなるガラス板を軟化点温度域
(600℃〜700℃)まで加熱した後直ちに、このガ
ラス板の両面に空気を吹き付けて急冷して強化した従来
の普通の強化ガラス板は、100 ’Okg/cit〜
1500 kg/antの表面圧縮応力と、その断面方
向の中心部に表面圧縮応力の約l/2の引張応力が発生
し、その断面応力分布は第1図に示した様になる。
そしてこの強化ガラス板が破壊した時はガラス板に発生
したクラックが自走し、そして上記中央引張応力の大き
さによって一義的に決まる破砕密度、例えば40〜20
0個15C1rL角をもって細かく割れてしまう。
又、半強化ガラス板は、300〜600 kg/iの表
面圧縮応力と250〜400kg/dの中央引張応力σ
tと、1.5未満のσC/σtの比とを有し、その断面
応力分布を第2図に示した様になり、この半強化ガラス
板が破壊した場合には、細かい破片をもって割れないも
のの、破壊時ガラス板に発生したクラックは自走し、ガ
ラス板の端部まで及んでしまう。
又、化学強化ガラス板は、1000 kg/i〜300
0kg/CI?Lの表面圧縮応力と10〜60kg/d
の中央引張応力とを有し、その断面応力分布は、第3図
に示した様になり、この化学強化ガラス板が破壊した場
合には、風冷強化ガラス板とは異なリフラックが自走す
ることはないが耐スクラッチ性に劣り実用性がない。
これに対し、本発明により製造される熱処理ガラス板は
、その中央引張応力が85〜200kg/dの間に低く
コントロールされ、かつその表面圧縮応力σCと中央引
張応力σtとの比σC/σtが1.5〜3.0の範囲に
コントロールされて表面圧縮応力も127〜600 k
g/cyrtの範囲、更に好ましくは250〜350
kg/iに低く抑えられ、第4図に示した様な断面応力
分布にされているので、この熱処理ガラス板にクラック
が入った時その破壊線が自走せず、細かい破片をもって
割れない。
しかも、この熱処理ガラス板は板厚5〜151mを有し
、かつ127 kg/=〜600 kg/cyyt、更
に好ましくは250〜350kg/iの表面圧縮応力を
持っているので耐風圧強度は、同一厚みの生板の2倍以
上で用土充分な強度であり、かつ熱割れすることもない
例えば、板厚が6mmで中央引張応力σtが250kg
/d、表面圧縮応力σcが500ky/i(a c/σ
t−2)の熱処理ガラス板は、中央引張応力が高すぎる
ためにガラス板にクラックが入った場合、クラックが自
走するとともに破砕片が細かくなって、第5図に示す様
な破砕パターンとなり、破砕片が窓から落下する危険性
が高くなって好ましくない。
又、板厚が8mmで中央引張応力σtが300kg/c
r?L、表面圧縮応力σcが580kg/cr7L(σ
C/σt=1.93)の熱処理ガラス板も同様に中央引
張応力が高すぎるためにガラス板にクラックが入った場
合、クラックが自走するとともに破砕片が細かくなって
第6図に示す様な破砕パターンとなリ、破砕片が窓から
落下する危険性が高くなって好ましくない。
又、板厚が12m7ILで中央引張応力σtが、250
kg/ffl、表面圧縮応力σcが380kg/ff1
(a c/σt=1.52)の熱処理ガラス板も同様に
中央引張応力が高すぎるためにガラス板にクラックが入
った場合、クラックが自走するとともに破砕片が細かく
なって第7図に示す様な破砕パターンとなり、破砕片が
窓から落下する危険性が高くなって好ましくない。
又板厚が6mmで、中央引張応力atが60ky/i、
表面圧縮応力σcが120に9/=(即ちσC/σt=
2.0)のガラス板は中央引張応力が低いためガラス板
にクラックが入った場合クラックは自走しないが耐風圧
強度が低く好ましくない。
一方本発明により製造される熱処理ガラス板例えば実施
例1〜7のサンプルの熱処理ガラス板の破砕パターンは
それぞれ第8〜14図の様になり、ガラス板にクラック
が入った場合クラックの自走が抑えられ破壊線が何本も
ガラス板の一端から他端まで入ることがなく、窓からガ
ラス板の破砕片が落下するのを防ぐことができる。
又、熱割れ防止及び風圧破壊防止に要求される表面圧縮
応力127kg/cWrL以上、特に好ましくは250
kg/crttより高い表面圧縮応力を有しているので
、熱割れする危険性が少く、又耐風圧強度も充分である
なお、ガラス板が割れる時、クラックの自走が抑えられ
て破壊線(ヒビ)がガラスの一辺から他辺まで及ばない
様にされたものが窓からガラス板の破砕片が落下する危
険性が少なく好ましいが、ガラス板の一辺から他辺まで
及ぶ破壊線(ヒビ)が一本程度あっても窓からの破砕片
の落下の危険性が実際土中ないので、この種の一本程度
の破壊線(ヒビ)の存在は、本発明により製造された熱
処理ガラスの破砕パターンとして許される。
例えは第13図に示された様な破砕パターンは許される
次に、本発明の熱処理ガラス板の製法の具体例について
説明する。
第1図は本発明の熱処理ガラス板を製造するために使用
される一具体例の装置を示したものであり、図において
1は熱処理されるガラス板、2はローラーバース、3は
ガラス板の搬送ロール、4はガラス板の加熱装置、5は
対向して設けられた第1の冷却吹口、6は対向して設け
られた加熱板、7は対向して設けられた第2の冷却吹口
を示す。
上記ガラス板1は、ローラーバース内を搬送ローラーに
より水平に搬送しながら、あるいは水平に摺動しながら
ガラス板を熱処理するのに充分な温度まで、例えば60
0〜660°Cまで加熱される。
ローラーバース3から取出されたガラス板は、ローラー
バースの出口に隣接して設けられた冷却空気を吹き出す
第1の冷却吹口5の間に移動され、この第1の冷却吹口
5がら空気をガラス板の板厚・hmm、冷却速度・K0
C/secとしたときhK≧45となる様な冷却能を与
えて1〜20秒間吹き付けてガラス板をその表面温度が
450〜560°C好ましくは500〜520°Cにな
るまで冷却し、次いで100°C〜500℃、特に好ま
しくは300°C〜400°Cの温度を有する加熱板間
に上記ガラス板を移動させ、この加熱板間で450℃以
下好ましくは400°C以下まで徐冷し、次いで加熱板
間から取出して第2の冷却吹口間に移動させ、この第2
の冷却吹口間でガラス板に空気を吹き付けて更に冷却し
てガラス板温か100〜300°Cまで低下したならば
、第2の冷却吹口から取出して所定の応力値及び応力分
布をもった熱処理ガラス板とする。
本発明において、所定の表面圧縮応力、中央引張応力、
及び断面応力分布を得るため、上記した600〜660
°Cまでのガラス板の加熱、hK≧45の冷却能と1〜
20秒間の第1次冷却、第1次冷起による450〜56
0°Cまでの冷却、100〜500°Cの加熱板間での
ガラス板温450℃以下までの徐冷及びこれら条件の組
み合せが重要である。
前述した本発明の熱処理ガラス板の製法は、ローラーバ
ースを利用したものであるが、この方法に限らず、ガス
バースを利用してガラス板を水平に搬送しながら加熱し
、ガスバースの出口から出た直後、加熱ガラス板を熱処
理する方法、あるいはガラス板を吊手により吊下げて搬
送しながら加熱炉内で加熱し、この加熱炉の出口から出
た直後、加熱ガラス板を熱処理する方法などによっても
同様に製造することができる。
又、本発明方法により熱処理する際、加熱板内で徐冷し
た後、第1の冷却吹口に戻して2次冷却する様にすれば
、第2の冷却吹口を省くことができ、設備費を低減させ
ることができる。
実施例 上記した装置を用いてソーダ・ライムガラス板を第1表
に示した条件で熱処理し、得られた熱処理ガラス板の中
央引張応力σt、表面圧縮応力σC1σC/σt、耐風
圧性を示す許容荷重(破壊確率171000以下)、熱
割れ試験結果(熱割れするまでのガラス板中央部と周辺
部の温度差)を同じく第1表に示した。
又実施例1〜7の熱処理ガラス板及び比較例1〜3の熱
処理ガラス板についてJISR3206の6−5に規定
された破壊試験を行なった時の破壊した時の破砕パター
ンを第8〜13図に示した。
本発明の方法により、中央引張応力σtが85〜200
kg/iの範囲となり、かつその表面圧縮応力σCと
中央引張応力との比σC/σtが1.5〜3.0の範囲
にある熱処理ガラス板が得られる理由については次の様
に考えられる。
軟化したガラス板を急冷すると、ガラス板断面の温度分
布は遷移状態を経て定常状態になる。
通常ガラス板中心部の温度が固化温度(560〜570
℃)を通過する時の温度分布(表面と中心の温度差)が
ガラス板の強化度即ち中央引張応力と表面圧縮応力を決
定する。
本発明はこのガラス板固化前後の温度の変化を単純な冷
却とはちがった履歴を与えることにより操作し好ましい
応力を得るものである。
即ち、ガラス板表面温度のみ固化温度以下になった状態
(この時点で中央部はまだ軟化している)でガラス板の
冷却を中止し200〜500℃の雰囲気で徐冷すること
により表面の温度、固化状態は変化させず、中央部のみ
固化を遅らせることにより残留応力を緩和させ中央引張
応力を小さくすることが可能となるのである。
又、10〜15 m / mの硝子については板厚が厚
いため自然放冷ですらσt≦200kg/dにコントロ
ールするととが不可能であり、本発明のように適切な徐
冷操作をすることが必要である。
上記実施例及び比較例におけるガラス板の表面圧縮応力
は東芝風冷強化硝子表面応力計FS−M−30により測
定し又中央引張応力は次の様に測定したものである。
・中央引張応力の測定 第16図の様にガラス板サンプル11を水平に保持し、
端面に垂直にHe−Neレーザ12を光源に偏光子13
、レンズ14、絞り15を通した直線偏光Aを入射する
ガラス板11面に平行および垂直な方向を条々y、zと
し、入射方向をXとする。
入射光の振動方向はy −z面で各軸に対し、45°の
角度になるようにする。
ガラス板11の端面から入射された直線偏光Aは、ガラ
スに内在するy −z平面の主応力差によって、位相差
を生じ、第17図の様にy −z軸と45°の角度に軸
を持つ楕円→円→楕円→直線(入射光と直交)→楕円→
円→楕円→直線と偏光が変わり、位相差360°で元の
入射光と振動方向が同じ直線偏向に戻る。
この偏光はガラスの中で散乱され、光軸と直角をなすy
−z平面内の、y”z軸と45°の方向から観察する
と、第18図のB又第19図の様に1波長ごとのドツト
状に見える。
フロートガラス板の散乱は非常に小さいため、観察しよ
うとする散乱光は微弱である。
このため、マイクロ・チャンネル・イメージ・インテン
シファイヤーを内蔵した暗視装置を使い、高感度テレビ
・カメラ16を通してモニタテレビ17上に散乱光のド
ツト・パターンを映し出す。
ポジション・アナライザー18と組み合わせて実時間で
長さを読みとる。
このドツト1つが360° (1波長)の位相差に対応
するので、この実長さを測定することにより光弾性定数
を使い、主応力差を知ることができる。
ここで求めた主応力差△σより中央引張応力σyを下式
により求める。
主応力差 △σ σy:応力の平面方向の成分、即ち中央引張応力 σZ:応力の厚み方向の成分(σ2=0 )λ:レーザ
光波長(632,m p、 −He −N eレーザ) lλ:360°の位相差に対応する光路差−〇二元弾性
定数2.63mμ/cm/kg/cr?t(フロート板
) なお、本発明により製造される中央引張応力σtが85
〜200kg/ml、表面圧縮応力σCが127〜60
0 kg/ffl、更に好ましくは250〜350 k
g/caの熱処理ガラス板の上記各応力値とは、第20
図の様に熱処理ガラス板の周辺部の4点Pと中央部の1
点Qの5点における測定値を平均したものであり、平均
値として捕えたものである。
以上の様に、本発明によれば、耐風圧強度が実用上充分
で、かつ熱割れすることがなく、更にクラックがガラス
板に入ってもクラックが自走せず、細かい破片に割れる
ことがない熱処理ガラスを提供することができる。
このガラス板は割れても破片の一部あるいは全体が窓枠
から脱落する危険性が少なく、ビル、住宅等の建築用ガ
ラス板とじて有用である。
特にガラス板の破片の落下の危険性のないガラス板が要
求される中、高層ビル用の窓用ガラス板として本発明の
方法により製造された熱処理ガラス板は最適である。
中でも、熱割れの危険性の高い窓用、あるいはスパンド
レル用に使用される熱線吸収ガラス板、着色コートガラ
ス板熱線反射ガラス等のガラス板に対し、本発明により
製造された熱処理ガラス板は好適である。
又、本発明により製造されたガラス板は耐風圧強度及び
熱割れ強度が向上され、又クラック自走防止がなされて
いるので、例えば、従来10mmN。
のガラス板が使用されていた中高層用の窓ガラス板を本
発明により製造された6mm厚の熱処理ガラス板に、又
12myrt厚の従来の生板ガラスを本発明による8m
m厚の熱処理ガラス板に、又19mm厚の従来の生板ガ
ラスを本発明による12mrIL厚の熱処理ガラス板に
置き換えることができ、ガラス板の軽量化を計ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜第3図は、従来の強化ガラス板の厚さ方向の断面
の応力分布図、第4図は本発明の方法により製造された
熱処理ガラス板の厚さ方向の断面の応力分布図、第5〜
7図は比較例に係るガラス板の破砕パターン図、第8〜
14図は本発明の方法により製造された熱処理ガラス板
の破砕パターン図、第15図は本発明を実施するための
装置の一具体例に係る概略図、第16図はガラス板の中
央引張応力を測定するための装置の概略図、第17〜1
9図はガラス板の中央引張応力の測定原理を示すための
説明図、第20図は応力の測定点を示す説明図である。 1:熱処理されるガラス板、2:ローラーハース、3:
搬送ロール、4ニガラス板の加熱装置、5:第1の冷却
吹口、6:加熱板、7:第2の冷却吹口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 板厚5龍〜15mmのガラス板を600°C〜66
    0℃に加熱した後、このガラス板を該ガラス板の板厚を
    h(im)、冷却速度をK(’C/秒)とした時hK≧
    45となる様な冷却能を与えて1〜20秒間1次風冷し
    てガラス板の表面温度を450〜560℃まで低下させ
    、次いでこのガラス板を100’C〜500℃の温度に
    保持された対向した加熱板間に通して450℃以下まで
    徐冷し、その後更に2次風冷し、この処理されたガラス
    板の中央引張応力σtが85〜200 y/=の範囲と
    なり、かつその表面圧縮応力σCと中央引張応力σtと
    の比σC/σtが1.5〜3.0の範囲となる様に制御
    したことを特徴とする改良された熱処理ガラス板の製法
    。 2 加熱されたガラス板を4秒〜10秒間1次風冷する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱処理ガ
    ラス板の製法。 3 加熱板の温度を300℃〜400℃に保持したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱処理ガラス
    板の製法。 4 板厚5mrn〜15龍のガラス板をローラーハー
    ス炉内を水平に搬送させなから6000C〜660°C
    に加熱した後ローラーハース炉から水平に取出して対向
    した1次冷却吹口間に入れて1次風冷してガラス板の表
    面温度を450〜560℃まで低下させ、次いで100
    °C〜500°Cの温度の対向した加熱板間に適して4
    50℃以下まで徐冷し、その後更に対向した第2次冷却
    吹口に通して2次風冷することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の改良された熱処理ガラス板の製法。 5 ガラス板をローラーハース炉内を水平に摺動させて
    加熱することを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    改良された熱処理ガラス板の製法。
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