JPS5924283B2 - シングルフエ−サの圧力ロ−ル - Google Patents

シングルフエ−サの圧力ロ−ル

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Publication number
JPS5924283B2
JPS5924283B2 JP16285678A JP16285678A JPS5924283B2 JP S5924283 B2 JPS5924283 B2 JP S5924283B2 JP 16285678 A JP16285678 A JP 16285678A JP 16285678 A JP16285678 A JP 16285678A JP S5924283 B2 JPS5924283 B2 JP S5924283B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
pressure roll
wall thickness
pressure
single facer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16285678A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5590715A (en
Inventor
雅俊 上迫
正 平川
裕幸 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP16285678A priority Critical patent/JPS5924283B2/ja
Publication of JPS5590715A publication Critical patent/JPS5590715A/ja
Publication of JPS5924283B2 publication Critical patent/JPS5924283B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 近年ライナー紙質の低級化に伴い、第1図に示すような
シングルフエーサによる芯紙1とライナー2の貼合時に
段割れ(ライナー、芯紙共に切れる現象)、貼合不良等
が発生するトラブルが生じている。
段割れと貼合不良は裏腹の関係にある。即ち、段割れが
発生する場合には振動振幅が大きいため、圧カロール3
の変位規制を行なうことがある(ストッパにより)。そ
して規制を行なうと段割れは発生しないが、ロールは撓
み振動をしているので、紙の両端付近で貼合不良が生ず
る。又段割れ及び貼合不良は機械の共振時に起ることが
多く、振動面からの対策が望まれていた。第2図は従来
の一般的な圧カロール3aの構造を示し、ロール肉厚4
aは均一に形成され、又外径部5aにはニップ圧及び自
重による撓みを考慮して、ロール外径にクラウニングが
施されていることが多いが、このクラウニングは撓みの
矯正を目的としており、以下に詳述する本発明(ロール
の肉厚を変化させること)とは技術的思想を異にするも
のである。
さて前述の段割れ及び貼合不良対策としては次の点が考
えられる。
(a)共振時に於ける振動振幅及び振動加速度を下げる
(b)共振速度を下げる。
(c)共振時の衝撃荷重をロール幅全長に分布させる。
ところで従来の圧カロールの構造をもつて前記(a)(
b)(c)に対する全ての対策を満すことは次に示す理
由によつて困難であつた。
即ち、圧カロールを均一肉厚として肉厚を増大すると、
前記(a)(b)の条件は満すが(c)の条件は満さな
い。又圧カロールを均一肉厚として肉厚を減少すると、
前記(c)の条件は満さないためである。本発明は前記
従来の欠点を解消するために提案されたもので、中空ロ
ールの肉厚を中央部が最も薄く、両端部が最も厚くなる
ようにして、段割れ及び貼合不良を防止したシングルフ
エーサの圧力ロールを提供せんとするものである。
以下図面の実施例について本発明を説明すると、本発明
の実施例を示す圧カロール3bは第T図に示す如く、中
空ロールの中央部肉厚6bが最も薄く、両端部肉厚Tb
が最も厚くなるようにしたもので、第1図の一般的なシ
ングルフエーサの圧力ロール3の位置に用いられる。
なお、第□図に於ける5bはロール外径部、14bはロ
ール内径部、15は軸受である。次に一般的なシングル
フエーサである第1図について説明すると、共振時に於
ける下段ロール8と圧カロール3は相対的に振動し、同
両ロール8、3は芯紙1及びライナー2を介して衝突す
るが、ロールは撓み振動をしているため最初はロール中
央部が強く当る。
しかし本発明の圧力ロール3bを用いると、その中央部
肉厚6bは最も薄いので、口ールは断面変形をし、下段
ロール8との衝突当り面の長さは漸次増加して衝撃荷重
はロール全長に分布し、単位長さ当りの芯紙1及びライ
ナー2にかかる衝撃荷重を減少させることができる。又
圧力ロール3bの肉厚は両端部肉厚7bが最も厚くなる
ようにしたので、ロール中央部の肉厚と等しい均一肉厚
とした圧力ロールに比べ、質量が増し、ロールの曲げば
ね定数も大きくなるが、質量効呆の方が大きく、共振速
度は下る。なお、第1図の9は上段ロール、10は糊付
ロール、11,12はガイドロール、13は貼合された
片面段ボールである。ここで芯紙1は上下段ロール9,
8の噛合せにより段成形され、糊付ロール10によつて
糊付けされ圧力ロール3でライナー2に押付け貼合され
る。第3図は圧力ロール肉厚と共振周波数の関係(面長
2200mm1外径300φ 圧力ロール、外径300
φ×60t上段ロール、外径300φ×40t下段ロー
ルの場合)を示す線図でφる。
第4図、第5図及び第6図は芯紙とライナーの貼合状態
に於ける圧力ロールの凹み状態のモデル図を示し、第4
図は圧力ロール3aの肉厚(均一)が厚い場合、第5図
は圧力ロール3aの肉厚(均一)が薄い場合、第6図は
本発明による肉厚の場合であり、16は紙(芯紙とライ
ナー)、δ1,δ2及びδ3は夫々第4図、第5図及び
第6図に於ける圧力ロール表面の凹み状態を示すもので
ある。第8図はラインスピードと振動振幅の関係(第3
図と同様の条件、圧力ロール寸法は以下の通り)を示す
線図である。Aは圧力ロールの均一肉厚20tの場合の
実測値Bは圧力ロールの均一肉厚60tの場合の実測値
Cは本発明による圧力ロールの場合の実測値第9図はラ
インスピードと振動加速度の関係(第3図と同様の条件
、圧力ロールの寸法は以下の通り)を示す線図である。
Aは圧力ロールの均一肉厚20tの場合の実測値Bは圧
力ロールの均一肉厚60tの場合の実測値Cは本発明に
よる圧力ロールの場合の実測値ここで第8図及び第9図
に於けるA(均一肉厚20t)、B(均一肉厚60t)
の比較から、前述の(4)の対策を行なうためには、明
らかに肉厚は厚いものほど良いことが分る。
又前述の(b)に対しても第3図に示すように肉厚は厚
いものが良いことが分る。次に(c)の効果を狙うため
には、第4図及び第5図のモデルに示されている如く、
肉厚の厚いロールは剛体に近いため、共振時の衝撃荷重
を断面変形で分布化する働きが少なく、中央付近に衝撃
荷重が集中し、段割れの最も大きな原因となる(第4図
)。
第5図の肉厚の薄いロールでは、断面変形がし易く、均
等な荷重分布となるため、単位長さ当りの紙にかかる衝
撃荷重は減少し、段割れ防止対策となる。このように圧
力ロールの肉厚の大小には対策上、一長一短がある。本
発明は最も局部荷重がかかり易いロール中央部は肉厚が
最も薄いものとして荷重を周辺に分布させ、一方振動振
幅、振動加速度を小さくし、共振速度を下げるため両端
部の肉厚が最も厚くなるようにしたものである。
この本発明の圧力ロールによると、第6図のように局部
荷重は生ぜず、第8図及び第9図のCに示す如く振動振
幅、振動加速度の大きさは、B(肉厚60t)のものと
余り変らない。Cの加速ロール寸法は中央部20t、ロ
ール端部60t(面長2000mm)で、12,520
Rとしたものである。肉厚の設計はテーパ状、円形状等
のものが考えられるが、何れにしても同様の効果が得ら
れると予想される。
一例として円形状とする場合には、幾可学的に以下の式
で半径Rが求められる。但しx:ロール中央部の肉厚y
:ロール端部の肉厚 l:面長 なお、加圧ロールの実用上の肉厚は15t〜80t程度
であるが、局部荷重がかかると考えられるのは45t以
上であり、それ以下では漸次ロール中央周辺に分布が進
み、25t以下では分布荷重となる。
以上説明した如く本発明の圧力ロールは、中空ロールの
肉厚を中央部が最も薄くしたので、口ールは断面変形し
て下段ロールとの衝撃当り面の長さは漸次増加し、衝撃
荷重はロール全長に分布し、単位長さ当りの紙にかかる
衝撃荷重を減少させることができる。
従つて圧力ロールの均一肉厚が厚い場合に生ずるような
、衝撃荷重が中央部に集中化することを避けることがで
きるため、共振時の段割れ、貼合不良等を防止できる。
又本発明は中空ロールの肉厚を両端部が最も厚くなるよ
うにしたので、ロール中央部の肉厚と等しい薄い均一肉
厚とした圧力ロールに比べ、質量が増し、ロールの曲げ
ばね定数も大きくなるが、質量効果の方が大きく、共振
速度は下る。
共振速度が下ると、ロールの慣性力が小さくなるので、
振動振幅、振動加速度の絶対値が減少し、貼合時の衝撃
力、衝撃エネルギーを小さくすることができる。従つて
前記の中央部の肉厚を最も薄くした場合の効果と合せて
、共振時の段割れ及び貼合不良を回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的なシングルフエーサの側面図、第2図は
従来のシングルフエーサに於ける圧力ロールの1部断面
正面図、第3図は圧力ロール肉厚と共振周波数の関係を
示す線図、第4図、第5図及び第6図は夫々従来及び本
発明による場合の芯紙とライナーの貼合状態に於ける圧
力ロールの凹み状態のモデル図、第7図は本発明の実施
例を示す圧力ロールの1部断面正面図、第8図はライン
スピードと振動振幅の関係を示す線図、第9図はライン
スピードと振動加速度の関係を示す線図である。 図の主要部分の説明、3b・・・・・・圧力ロール、6
b・・・・・・中央部、7b・・・・・・両端部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中空ロールの肉厚を中央部に最も薄く、両端部が最
    も厚くなるようにしたことを特徴とするシングルフエー
    サの圧力ロール。
JP16285678A 1978-12-29 1978-12-29 シングルフエ−サの圧力ロ−ル Expired JPS5924283B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16285678A JPS5924283B2 (ja) 1978-12-29 1978-12-29 シングルフエ−サの圧力ロ−ル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16285678A JPS5924283B2 (ja) 1978-12-29 1978-12-29 シングルフエ−サの圧力ロ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5590715A JPS5590715A (en) 1980-07-09
JPS5924283B2 true JPS5924283B2 (ja) 1984-06-08

Family

ID=15762539

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JP16285678A Expired JPS5924283B2 (ja) 1978-12-29 1978-12-29 シングルフエ−サの圧力ロ−ル

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JP (1) JPS5924283B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60213447A (ja) * 1984-04-04 1985-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 工業用ロボツト
JPS6165789A (ja) * 1984-09-07 1986-04-04 ソニー株式会社 産業用ロボツト
JPS62188688A (ja) * 1986-02-15 1987-08-18 日東精工株式会社 産業用ロボツトの工具姿勢制御装置
JPS62199377A (ja) * 1986-02-21 1987-09-03 日東精工株式会社 産業用ロボツトの工具姿勢保持装置
JPS62277286A (ja) * 1986-05-21 1987-12-02 フアナツク株式会社 水平関節型ロボツト

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JPS62199377A (ja) * 1986-02-21 1987-09-03 日東精工株式会社 産業用ロボツトの工具姿勢保持装置
JPS62277286A (ja) * 1986-05-21 1987-12-02 フアナツク株式会社 水平関節型ロボツト

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