JPS5923358B2 - 水性ビルト液体洗浄剤組成物 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水性ビルト（ｂＵｉｌｔ）液体洗浄剤組成物に
関するものである。

更に特にこれは中に特定のヒドロトロープ系の含有によ
つて得られる水性、ビルト液体洗浄剤組成物の貯蔵安定
性の改良に関するものである。

水性ビルト洗浄剤組成物は、適正な予防措置がとられて
いない場合には室温及びｏ℃以下の温度で、相分離を導
く貯蔵安定性に困まらされることは周知である。

更に、水性ビルト液体洗浄剤組成物は通常には均質な、
透明な液体であることを必要とし、これはまた特別な予
防措置を要する。安定な、均質な、透明な液体を得る普
通のプラクチスの一つは水性ビルト液体組成物に液体組
成物中の特定の成分を可溶化するヒドロトロープを配合
することである。この目的のためにヒドロトロープ、例
えば尿素、エチルアルコール、トルエン一、クメン一及
びキシレンスルホネートが通常に使用される。しかしな
がら、このヒドロトロープが所望の効果を与える一方、
必要とされる量はかなり多く、又は特定の水性ビルト液
体洗浄剤組成物に関してこれらは必要な程度の均質性、
透明性及び貯蔵安定性を生じない。現在一般式 （式中Ｒはメチル、ジメチル又はイソプロピル残基であ
り、そしてＭ＝Ｈ．ＮＨぃ置換ＮＨ４又はアルカリ金属
、例えばナトリウム又はカリウム）のスルホネート型ヒ
ドロトローブ、及び一般式（式中Ｒは４−１０炭素原子
を有する飽和アルキル残基、そしてＭはＨ．ＮＨぃ置換
ＮＨ４又はアルカリ金属、例えばナトリウム又はカリウ
ムである）のアルカンホスフイン酸を含むヒドロトロー
プ系はビルト水性液体洗浄剤の均質性、透明性及び貯蔵
安定性を著しく改良することが判明した。

スルホネート型ヒドロトロープ単一と比較して、この組
合わせ物は使用されるスルホネート型ヒドカトロープの
量を著しく減少することが可能になる一方、同時に全体
のヒドロトロープ効果を改良し、そしてアルカンホスフ
イン酸単一に関しても同様である。スルホネート型ヒド
ロトロープはトルエンキシレン一及びクメンスルホネー
ト、好ましくはナトリウム塩の形であるが、所望に応じ
てカリウム、アンモニウム及び置換アンモニウム塩もま
た使用できる。

ナトリウム、トルエン一及びキシレンスルホネートが特
に好適である。他のヒドロトロープはモノアルカンホス
フイン酸であり、そこではアルカン残基は分枝してもよ
いが、好ましくは直鎖であり、かつ４−１０炭素原子を
含有する。

これは酸形又はモノ又はジアルカリ金属、例えばナトリ
ウム又はカリウム、アンモニウム及び置換アンモニウム
塩の形で使用できる。モノオクタンホスフイン酸が特に
適している。本発明に使用されるスルホネート型ヒドロ
トロープの量は組成物の０．７５−８．５重量％であり
、そしてモノアルカンホスフイン酸の量は組成物の０．
５−２．５重量％、好ましくは１−２重量％、ただし、
ナトリウムキシレンスルホネートの場合には、モノアル
カンホスフイン酸の量が１％又はそれ以下であるならば
このスルホネートは４％以上が使用されるべきである。
このヒドロトロープ系は水性ビルト液体洗浄剤組成物、
即ち活性合成洗浄剤組成物及び無機ビルダ一塩を含有す
る組成物に含有される時には良好な安定性、透明性及び
均質性を供する。このビルダ一塩はナトリウム又はカリ
ウムオルト一、ピロ一及びポリホスフエート、及びナト
リウム又はカリウムカーボネート及びこれらの混合物を
含む。本発明の利点はビルダ一塩としてナトリウム又は
カリウムカーボネートのようなアルカリ金属カーボネー
トを含有する水性液体洗浄剤組成物で特に得られる。

この液体に存在する無機ビルダ一塩の量は１−２５重量
％で変わり、そして好ましくは５ないし１５重量％の間
にある。カーボネートビルト液体洗浄剤では望ましくな
い外皮形成（ＩｎｃｒｕｓｔａｔｉＯｎ）及び土壌再沈
着を阻止するため多価電解質を含有させることが有用で
ある。

この多価電解質は例えばポリアクリレート、無水マレイ
ン酸とエチレンの共重合体又はビニルメチルエーテルと
無水マレイン酸の共重合体である。３５００−２２００
０の分子量を有するポリアクリル酸が特に適している。

使用される多価電解質の量は０．５−５重量％、好まし
くは１−３重量％で異なる。液体洗浄剤組成物は簡単な
活性合成洗浄剤、例えばアルキル鎖に１０−２４炭素原
子を有するアルキルアリールスルホネート、アルカン鎖
に１０２４炭素原子を有するアルカンスルホネート、ア
ルキル鎖に２０−２４炭素原子を有するアルキルエーテ
ルサルフエート及び１−１０モルのアルキレンオキシド
、例えばエチレンオキシド及びプロピレンオキシド、非
イオン性合成洗浄剤、即ちＣｌＯ−Ｃ２４第一又は第二
アルコール、Ｃ９−Ｃｌ８アルキルフエノール、石けん
、両性表面活性剤等へ５−３０モルのアルキレンオキシ
ドの付加物を含んでもよいが、本発明の利点は洗浄剤活
性材料の三成分系、即ち陰イオン＋非イオン＋石けんを
含む水性ビルト液体洗浄剤組成物で特に得られることが
判明した。

陰イオン性合成洗浄剤はＣｌＯＣ２４アルキルベンゼン
スルホネート（アルカリ金属として、例えばナトリウム
、カリウム、アンモニウム又は置換アンモニウム塩）で
あり、非イオンは３ないし２５モルのエチレンオキシド
と縮合されたエトキシル化線状Ｃ８−Ｃ２２アルコール
であり、そして石けんは主として二量体化オレイン酸か
らなる重合体脂肪酸のナトリウム又はカリウム、アンモ
ニウム又は置換アンモニウム塩である。陰イオン、非イ
オン及び石けんの量は各々５１５、１−５及び１−５％
で異なる。他の陰イオン、非イオン及びＣｌＯ−Ｃ２４
脂肪酸の石けんを含む石けんがまた前記に指定したもの
の代りに使用できる。この組成物は更に通常の成分、ケ
イ酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、螢光体、土壌沈殿防止剤
、あわ立て調整剤又はあわ立て増進剤、香料、殺菌剤、
酵素、不透明化剤、再沈積防止剤等を含んでもよい。

ここで本発明を下記の実施例により例示する。

実施例 １下記の成分から液体洗浄剤調合品を製造した
本実施例はモノオクタンホスフィン酸単一は透明な、均
質な液体を生じないこと、そして１８２０％のナトリウ
ムキシレンスルホネート（４０．７％活性材料）と共に
のみ室温と−４℃の両方で、透明な、均質な液体が得ら
れることを示す。

これらの二つのヒドロトロープの組合わせ物、例えば１
０％のナトリウムキシレンスルホネート（４０．７％活
性材料）と１％のモノオクタンホスフイン酸が既に透明
な、均質な液体を生じ、即ち殆ど５０％もナトリウムキ
シレンスルホネートの減少が得られる。実施例 実施例１と同じ方法で下記の組成物を製造した。

実施例実施例１で炭酸ナトリウムにより炭酸カリウムに
置換えることは類似の結果を生じ、ナトリウムトルエン
−又はクメンスルホネートによりナトリウムキシレンス
ルホネートに置換えることも同様である。

実施例 下記の二つのビルト液体洗浄剤を製造した：変化量のｘ
、ｙ、及びｚを使用し（ｘ＝０−３０％、Ｙ＝０−３０
％、ｚ＝０−３％）、そしてこの液体を室温及び変化す
る温度（−４℃及び室温）で５回、各４８時間貯蔵した
。

この生成物の透明性、均質性及び安定性を評価すると、
これらは液体が透明でかつ均質であるならば満足すべき
ことが判明し、変化する温度の場合で、結晶があるなら
ば、これは再び迅速に溶解し、又はこの時には一時的な
曇りのみがある。下記の結果が得られた： ｘ＝１０−２０％、 ｚ＝１％、 又はｙ＝２−１０％ ｚ＝２％だる時に液体Ａが満足すべきであった。

ｘ＝１２−１４％ ｚ＝１％、 又はｘ＝２−１０％ ｚ＝２％ 又はｙ＝１０−１２％ ｚ＝１％、 又はｙ＝２−６％ ｚ＝２％である時に液体Ｂが満足すべきであった。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ヒドロトロープ系が （Ａ）式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中Ｒ＝メチル、ジメチル又はイソプロピルそしてＭ
   はＨ、アルカリ金属、ＮＨ＿４又は置換ＮＨ＿４である
   ）のスルホネート型ヒドロトロープ、及び（Ｂ）式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中Ｒは飽和Ｃ＿４−Ｃ＿１＿０アルキル残基そして
   ＭはＨ、アルカリ金属、ＮＨ＿４又は置換ＮＨ＿４であ
   る）のアルカンホスフィン酸、の混合物を含み、しかも
   （Ａ）の量が組成物の０．７５−８．５重量％であるこ
   と、そして（Ｂ）の量が組成物の０．５−２．５重量％
   であること、（Ｂ）が１％又はそれ以下である時にナト
   リウムキシレンスルホネートの場合には（Ａ）が４％以
   上であることを特徴とする、リン酸塩又は炭酸塩ビルダ
   ー塩及び活性洗浄剤、そしてヒドロトロープ系を含む水
   性ビルト液体洗浄剤組成物。 ２ 組成物が更に３５００−２２０００の分子量を有す
   る、０．５−５重量％のアルカリ金属ポリアクリレート
   を含有することを特徴とする特許請求の範囲１による組
   成物。 ３ 組成物が陰イオン性及び非イオン性合成洗浄剤を含
   有する活性洗浄剤及び二量体化オレイン酸のアルカリ金
   属石けんの三成分混合物を含むことを特徴とする特許請
   求の範囲１及び２による組成物。 ４ アルカンホスフィン酸がモノオクタンホスフィン酸
   であることを特徴とする特許請求の範囲１−３による組
   成物。 ５ 組成物が１−２５重量％のナトリウム又はカリウム
   オルトー、ピロー、ポリリン酸塩、炭酸塩又はこれらの
   混合物を含有することを特徴とする特許請求の範囲１−
   ４による組成物。