JPS59223504A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JPS59223504A
JPS59223504A JP58094943A JP9494383A JPS59223504A JP S59223504 A JPS59223504 A JP S59223504A JP 58094943 A JP58094943 A JP 58094943A JP 9494383 A JP9494383 A JP 9494383A JP S59223504 A JPS59223504 A JP S59223504A
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JP
Japan
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layer
belt
tread rubber
belt cover
tire
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JP58094943A
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English (en)
Inventor
Tomohiko Kogure
知彦 小暮
Yukio Tozawa
幸雄 兎沢
Toshihiko Suzuki
俊彦 鈴木
Tadayoshi Hiraga
平賀 忠良
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C9/00Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
    • B60C9/18Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 利料からなるコードをタイヤ周方向に対してほぼO°と
じだベルト力バ一層を配置した構造の空気入りラジアル
タイヤの、特に、高速走行時における耐久性及び乗心地
を向上し得るようにした空気入りラジアルタイヤに関す
るものである。
これまで高速性能、特に、高速面j久性能を向上させる
対策に関して数多くの提案がなされている。ところが従
来の提案は、基本的にラジアルタイヤのベルト剛性、つ
まり、高速回転時の遠心力に耐する剛性を高めることと
タイヤの発熱を低く抑止することを目的としている。
具体的には下記のように、 A,ベルト層の最外層上に熱収縮性月利からなるコード
をタイヤ周方向に対してほぼ0°としたべルト力バ一層
を配置する。
B.特にトレッド肩部、すなわちベルト層の端部におい
て前記ベルトカバ一層のコードの密度を高める。
c.トレッド部に低発熱性のトレッドゴムを用いる。
しかし、上記A,B,Cについては、各々次に述べるよ
うな問題があり高速性・面j人件等に優れるタイヤが提
供されるに至っていないのが現実である。すなわち、 A.  ベルト層の最外層上に配置され、熱収縮性材料
からなるコードをタイヤ周方向に対してほぼO”とした
ベルトカバ一層は、ベルト層全体よL,iフイヤヨカ。
liilll性ヶ、あ、高よ性ヤ高ゎ   1・ること
を目的としている。
特に、熱収縮拐料からなるコードはタイヤ加硫工程中の
熱により収縮し、大きな初期張力を持ち剛性を高めるの
に有利なものである。
しかし、ラジアルタイヤの製法上の問題から、前述[大
きな初期長77 Jを発揮していないことが判明した。
すなわち、ラジアルタイヤは、通常その金型をタイヤ中
央で周方向に2分割したものと、ラフアル方向に複数分
割したものとがあるが、コスト・メンテナンス士多くの
場合、前者(2ノ割タイプ)が用いられている。この場
合、グリーンタイヤを金型に挿入する際、グリーンタイ
ヤの夕(径は金型より突出した溝部等より小さくなけれ
ば挿入できない。従って、金型突出部よりやや小さく成
型したグリーンタイヤを金型内で膨張させ加硫すること
になる。
通常、この際、5%前後の径方向拡大をさせる。との時
、ヘルトカバ一層の巻きはじめと巻き終りのスズライス
部のラップした部分が、十分に堅固ですべりが発生しな
ければベルトカバ一層はあらかじめ初期の張力を有する
ことになる。
さらに径方向拡大の後、金型内で熱を加えて。
加熱する際もベルトカバ一層の熱収縮力をこのラップし
た部分で十分に支えられないと、すなわち、前述したラ
ップ部分で層間すべりを発生してしまうと、熱収縮によ
る初期張力が得られず高速性向上が期待どおり得られな
くなってしまう。
B.タイヤトレッド肩部、すなわちベルト層の端部ば、
高速回転時遠心力による変形が大きく、このだめ、ベル
ト層の端部においてベルトカバ一層のコードの密度を高
めることが必要になる。しかし、ベルトカバ一層のコー
ドの密度を高めすぎると、面ゴ久性が低下することが判
明した。これは、コードを保護すべきコートゴムの量が
コードとコード間においてエンド故をアンプするととも
に減少するためと思われ、特に、比較的大きな荷重で長
時間走行する際は、トレッド部の蓄熱により高密度ベル
トカバ一層の破壊が発生しやすく、コードの高密度化に
も限度があり、実用に至っていないのが現実である。
C0高速性に優れるタイヤは、高速耐久性に優れること
はもちろん高速走行時の操縦性・安定性に優れることも
必要である。このため、踏面トレッドゴムの摩擦係数を
増々高めることが必要となり、従って、トレッドコムは
増々発熱性が高くなり、]111j久性にとって不利な
方向となる。そこで、従来よりトレンドゴムをキャップ
トレッドゴム層とベーストレットコム層の2層構造にし
て、発熱を最少限にくいとめることが提案されている。
しかし、逆に2層構造にして多量の低発熱ゴムを挿入す
ると、トレッドコム層全体の剛性が低下し高速耐久性が
かえって低下してしまうことが判明した。寸だ、2層構
造の場合の表面層すなわちキャップトレッドゴム層と内
面層すなわちベーストレンドゴム層の様々な組み合せに
関する最適なる設計指針が得られていないのが現状であ
る。
本発明は上述した問題点を解消すべく検討の結果、尋か
れたものである。
従って、本発明の目的は、特に、ベルトカバ一層を有し
、トレッド部をキャップトレッドゴム層とベーストレッ
トゴム層の二層17Iil造としたタイヤの、特に、高
速走行I1.!lにおける面j人件及び乗心地を向上し
得るようにした空気入りラジアルタイヤを提供すること
にある。
すなわち本発明は、左右一対のビート部と、該ビード部
に連なる左右一対のザイドゥオール部と、該サイドウオ
ール部間に位置するトレッド部からなり、該左右一対の
ビード部間に、タイヤ周方向に対するコード角度が70
’〜90’であるカーカス層が装架され、寸だトレッド
部におけるカーカス層上に、タイヤ周方向に対するコー
ド角度が10°〜30°で交差する複数層のベルト層を
配置し、さらに該ベルト層の最外層上に、熱収縮性桐材
からなるコードをタイヤ周方向に層 対してほぼ0°としたヘルドカバー艙配置した空気入り
ラジアルタイヤにおいて、前記ベルトカバ一層は、前記
ベルト層の全11肩を覆う外側ベルトカバ一層と、該外
fil!Iベルトカバ一層とベルト層との間に位置せし
めてベルト層の両端”部にそれぞれ配置しノこ内側ベル
トカバ一層とから構成し、前記外側ベルトカバ一層及び
内側ベルトカバ一層の補強コートの配置密度を55〜7
0本150+nm幅とすると共に、前記各内側ベルトカ
バ一層の幅を前記ヘルド層の全幅の15〜40%とし、
また前記トレッド部は、キャップトレッドゴム層とペー
ストレットゴム層とから構成し、このベーストレッドコ
ム層には、fallδが0.2 以下のゴムを用い、前
記キャップ(・レッドゴム層には、1a11δが04以
上で、後述する(1)式で求められるαの値を06以下
とすると共に、後述する(2)式で求められるMの値を
15〜30 Kg/cmとしたゴムを用いたことを特徴
とする空気入りラジアルタイヤを、その要旨とするもの
である。
1ず本発明に至った経過を実、験例と共に説明する。
A、ベルトカバ一層の構成 従来技術Aの項で述べたように、ベルトカバ一層のスプ
ライス部が加硫工程で層間すべりケ生ずるとベルトカバ
一層のコードの初期張力が減少し、高速性が劣ることが
判明した。表1はベルトカバ一層の4)4成と高速性及
び初期張力をまとめだものである。
高速性は195/60R15サイズのスチールベルト層
の最外層にベルトカバ一層を有するタイヤを用いて、φ
■700noaドラム上でB □ Km/11X 2 
hr予備走行後3hr冷却し、その後121Km/hよ
り30分間毎に8Km/hつツスヒートアッフシテ24
1KI+!/11にて終了する方法で評価した。
なお、室温38°C7内圧2.1 K9/ad 、荷重
425に9゜リム6−JJX15の条件である。
寸だ、初期張力は成型時のベルトカバ一層のスプライス
量と加硫後タイヤのスプライス量を比較して差が小さい
ほど初期張力が太きいものと推定した。すなわち、スプ
ライス部における層間ずべりの小さいものは、十分な熱
収縮応力がベルトカバ一層のコードに作用し、初期張力
が大きいと推定される。
第1表から明らかなように、初期張力を大きくするには
例5,6.7の如く1枚のベルトカバ一層を複数層に連
続して巻き込むことが有利である。
しかし、5の場合はベルト層の端部に過度の収縮応力が
加わり、金型トレッドグロファイルとタイヤ内圧充填時
グロファイルとのズレが多く、耐久性、とりわけ比較的
重荷重で長時間走行する際の耐久性が劣る。さらに、ス
チールベルト層が過度の収縮応力により変曲点を持つよ
うになり、やはり、くり返し耐久性を低下させる。
6の場合は、高速耐久性・初期張力について比較的良い
レベルにあるものの、ベルト層の金山にわたって、2重
層のペルー・カバ一層を配置した構造を有する故に、)
・レッド中央部の剛性が過多でろシ乗心地性能が劣り、
がっ、重量も9゜ 重い。
7の場合は、ベルト層より折り返し分だけ巾広の一層の
ベルトカバ一層を巻きつけだ後に折り返すものであるが
、スプライス部が同一個所に集中し、ユニフォーミティ
(UF)を悪化させる一因となり、かつ、折り返えす成
型方法も複雑となり実用的でない。
一方、3,4の例は一層のベルトカバ一層を配置した構
造故、初期張力も不足し、また、ベルトカバ一層の絶対
的剛性量も不足し、十分な高速性を有しない。
1.20例は、ベルト層全1コにわたると1層のベルト
カバ一層と、両ベルト層の端部に1層のベルトカバ一層
をイ」加したものである。1゜2とも同一の力・・−剛
性を有するにもかかわらす2の方が高速耐久性に優れて
いる。これは、1の如くにベルト層の端部のベルトカバ
一層が外周側に配置されると成型・加硫工程におけるス
ゲライス部層間ずへりが発生しやすく、外周側の初期張
力が小さくなるためと思われる。さらに、外周側カバ一
層で発生したスプライス部層間すべりが内周側層のスプ
ライス部層間すべりまで誘発しているとも考えられる。
しかし、2の場合は、外周側に全中カバ一層が配置され
ているため、比較的スプライス部が強固であり、特に、
内側層ベルト端カバ一層の初期張力が十分に保持されて
おり、高速耐久性のレベルが高い。
以上の如く、ベルトカバ一層のコードの初期張力を保持
し、かつ、乗心地、 UF等に優れたベルトカバ一層の
構成は、 外周11111層にベルト食中にわたる外側
ベルトカバ一層と内周側層にベルト層の両端部をおおう
内側ベルトカバ一層とによるものが最良の方法である。
この場合、内側ベルトカバ一層の巾はベルト層の全中の
15%以上有しないと剛性が不足し、ベルト層の全中の
40%以下でないと乗心地が悪化し、望寸しくけ18%
〜28%が良い。
B、ベルトカバ一層のコードのエンド数ベルトカバ一層
のコードは高密度化すればするほどベルトカバ一層の剛
性は高まり、従って、高速耐久性も向上する。しかし、
一方で高密度化するほどにコードを保tfAするコート
ゴム量が相対的に減少し、比較的重荷重の条件で長時間
走行する耐久性が低下することが判明した。
195/6’0R15サイズにてφ600mm)ラム上
に高さlQmmの突起を設けて空気圧2.0 K976
yd 、速度1001りII+//1〕、荷重700に
9条件にて10000 Km走行する方法で馴久性を評
価した。(たたし、室温38°C)ベルトカバ一層の構
造は前記Aで述べた外側ベルトカバ一層とベルト層の両
錯11を覆う内側ベルトカバ一層(第1表の2参照)の
構造でエンド数40本/ 50 am 11から5エン
ドつつ増して評価すると、50本15Qmm巾までは何
の故障も発生しなかったが、55本/ 50 am d
)以上では、ベルトカバ一層あるいはベルト層にはがれ
故障が発生した。すなわち、高速耐久性を向上するため
にベルトカバ一層のコードを高密度化しても、重荷重で
突起物を乗り越える耐久性において50本750mm巾
が限度である。そこで、本発明者らは、ベルトカバ一層
のコートの高密度化をはかるべく、ベルト層の近傍の蓄
熱を抑止する方法としてトレッドゴム層を2層構造にし
てベルト層(ベルトカバ一層)に接するトレンドゴム層
すなわちベーストレッドゴム層を低発熱性ゴムにして、
同様のエンド数と重荷重、突起耐久性に関する実験を実
施した。その結果、t;Inδが0.2以下のベースト
レッドゴム層においてカバーコートを70本/ 50 
mm巾にまで高密度化してもイIIJら故障を発生しな
いことを見出したのである。
先にAで実験した第1表の2のベルトカバ一層構成、す
なわち、ベルト層の外周側にあって外周側に金山の外側
ベルトカバ一層、ベルト層と外側ベルトカバ一層との間
にベルト層両端をおおう内側ベルトカバ一層のある構造
で、コードのエンド数を55本150mm巾とし、1層
構造キャップトレンドを用いたタイヤは、高速性が23
3”Vh x 02分であり、かつ、重荷重突起111
I久性が満足なレベルでなかったものに対し、中≠≠ト
レッド部を2層構造にしてベーストレッドゴム層をfa
nδ020以下(好ましくは0.20〜0.05 ) 
     ’の低発熱性ゴムにし、かつ、70本/ 5
0 mm巾のカバーコード材を用いたタイヤは、高速性
が241Km/h X 30分を完走し、かつ、重荷重
突起耐久試験においても伺ら故障を生じないものであっ
た。
かように、ベルトカバ一層のコードのエンド数は、ダブ
ルトレンド構造を有する場合、55〜70本750mm
1]が高速・重荷重1耐久性とも優れ、好ましくは60
〜65本750mm巾が望寸しい。
C,ダブルトレッド構造 トレッド構造はベルト層近傍の発熱性という観点で多い
に耐久性に関与している。従って、トレッドゴムの発熱
性を抑止することが面1久性に有利と言える。しかし、
一方で高速走行時の操縦性・安定性、ひいては、危険回
避性能を高めるべく踏面とのグリップ力を高めることが
重要である。一般にグリップ力を高めるゴムは、おのず
とヒステリシスロスの多いもの−1すなわち、発熱性の
高いものであり両者が相反する関係にある。
本発明者らの実験によれば、トレッドゴム表面のグリッ
プ力は、ヒステリシスロスを表わす1;Illδが少な
くとも0,4以上でないと、必要最少限の操縦性を発揮
しないことがわかり、さらに、安全性を高めるべ(ta
nδが0.4よりも大きい領域(好捷しくけ0.4〜0
7)で高速性と高速走行性を両立させるダブルトレッド
構造について研究を進めた。
なお、ここでいう賄δとけ60°Cにおける20H2゜
初期歪10係、歪振巾2%条件の粘弾性スペクトロメー
ターによって測定されたものを言う。
トレンドゴム層は路面に接するキャンプトレッドゴム層
(添字C)と、このキャップトレッドゴム層とベルトカ
バ一層の中間にあるベーストレンドゴム層(添字1))
との2層よりなり、各々平均厚みtc、tb、損失係数
tanδc、 tallδl〕とすると、キャップトレ
ッドゴム層の発熱ハic xunδCに比例すると考え
られる。まだベーストレッドゴム層がキャップトレッド
ゴム層の発熱を部断する効果は、ベーストレッドゴム層
の厚みtbが厚いほどよく、かつ、ベーストレッドゴム
層の発熱が低いほど良くなる。すなわち、遅断効果はt
 l)/Ia、δbの大きさに関係すると考えられる。
そこで、高いfanδのキャップトレッドゴム層を有す
る場合、高速耐久性を維持するベース層の構造を、次の
αなる指数で検討した。
分子は発熱の大きさ、分母は遮断効果の度合をあられす
第2図に示すように、tanδ=04の1層トレンド構
造のタイヤを基準にして、各種ダブルトレッド構造タイ
ヤの高速性を評価したととる(いずれもキャンプ層面1
δは04以」=)αが0.6以上になると耐久性が低下
する。すなわち、キャップ1−レッドゴム層の踊δを太
きくした場合、キャップトレッドゴム層の肉厚tcをう
すくするか、ペーストレッドゴム層の肉厚tbを厚くす
るか、ベーストレッドゴム層の師δ(tanδb)を小
さくするかしてαを06以下に保てば高速性を維持しつ
つ高速走行時の安全性が保たれるわけである。
以上述へたように、キャンプトレンドゴム層fanδC
を0.4以上に大きくし、 αが06以下、好捷しくば
α=02〜0.4にすることが望捷しい。
高速性に関しては前述した発熱の問題に加えて、トレッ
ドゴムのモジュラスも見逃すことはできない。特に、キ
ャンプトレッドゴム層に比して低発熱性のベーストレッ
ドゴム層はモジュラスが低く、ペーストレットゴム層の
厚みを増しすぎるとトレッドゴム層全体のモジュラスが
低下して高速耐久性に不味が生ずる。このため、本発明
者らはトレッドゴム層全体のモジュラスMを下式の如く
に表わして検討した。
M −= tc X Modc + tb X Mod
bなお、ここでいうモジュラスu ioo%伸長時の値
を言う。
第3図に示ず如くMが15 KvcTL以上で高速性は
、わずかに向上し、Mが15 K9/cm9上で低下す
る傾向を示しだ。従って、ダブルトレッド構造において
Mが少なくとも15I(μm以上である    9□こ
とが必要である。しかし、Mが大きくなると乗心地性能
が悪化するので30 K9/cm9上でなければならな
い。好捷しくけ、17〜22Kg/CfILが良い。
以下本発明を実施例により図面を参照しつつ具体的に説
明する。
第1図は本発明の実施例からなる空気入りラジアルタイ
ヤを示す断面説明図である。
図においてEは、本発明の実施例からなる空気入りラジ
アルタイヤであって、左右一対のビート部1と、このビ
ート部1に連なる左右一対のサイドウオール部2と、こ
のサイドウオール部2間に位置するトレソト部6からな
り、この左右一対のビート部1間に、タイヤ周方向に対
するコート角度が70’〜90°であるカーカス層4が
装架され、寸たトレッド部6におけるカーカス層4上に
、タイヤ周方向に対するコード角度が、■(丁〜;30
°で交差する複数層のベルト層5を配置し、さらにこの
ベルト層5の最外層上に、熱収縮性月別からなるコード
をタイヤ周方向に対し7てほぼ0°としたベルトカバ一
層6を配置することにより構成されている。
そして、本発明においては、特に、前記ベルトカバ一層
6を、前記ベルト層5の全幅を覆う外側ベルトカバ一層
6uと、この外側ベルトカバ一層6uとベルト層5との
間に位置せしめてベルト層50両ψ111i部にそれぞ
れ配置した内(II+ベルトカバ一層6dとから構成し
、この外側ベルトカバ一層6u及び内側ベルトカバ一層
6dの補強コードの配置密度を55〜70本150mm
幅とすると共に、前記各内側ベルトカバ一層6dの幅W
dを前記ベルf層5の全幅の15〜40係としである。
また前記トレッド部3は、キャップトレッドゴム層3c
とベーストレッドゴム層31)の2層構造に構成されて
おり、このベース!・レットゴム層31〕には、踊δが
0.2以下のコムを用い、前記キャンブトレットゴム層
6Cには、冊δが0.4以上で、下記(1)式で求めら
れるαの値を0.6以下とすると共に、下記(2)式で
求められるMの値を15〜30Kg/CIILとしたゴ
ムが用いられている。
α二1c×1;InδC・・・・・・・ (1)式) たたし tc・・・・・キャップトレッドゴム層の肉厚。
1b・・・・・ペーストレットコム層の肉厚。
tanδC・・・キャップトレッドゴム層の損失正接。
」a11δb・・・ペーストレンドゴム層の損失正接。
M二tc X Modc + tb X Modb  
・・・・・ (2)式1c・・・・・・・・・キャップ
]・レットコム層の肉厚。
tb・・・・・・・・ベーストレッドゴム層の肉厚。
MOdC・・・・・・キャンプトレッドゴムの100%
伸長時におけるモジュラス。
MOdb・・・・・ベーストレットゴムの100%伸長
時におけるモンユラス。
さらに、この構造を説明すると、本実施例において前記
カーカス層4は、外側のカーカス層4uと内側のカーカ
ス層4dの2層から構成されている。そしてその両端部
は、前記ビード部1に位置するビートワイヤ7及びビー
ドフィラー8の周りに内側から外側に向って巻き上げら
れている。またこれら内外各カーカス層のコードニハレ
ーヨンコードが用いられ、タイヤ周方向に対するコード
角度はそれぞれ90”としである。
まだ前記ベルト層5も本実施例において、外側のベルト
層5uと内側のベルト層5(1の2層から構成されてい
る。そしてこれら各ベルト層のコードにはスチールコー
ドが用いられ、タイヤ周方向に対するコード角度はそれ
ぞれ24°で互いに交差せしめである。
さらに上述したベルト層5の最外層、つ捷り外側のベル
ト層5u上に配置された前記内側ベルトカバ一層は、本
実施例においてそのコードにはナイロンコートが用いら
れ、タイヤ周方向に対するコード角度はOoとしである
本発明は上述したように構成したから、ベルトカバ一層
を、ベルト層の全幅を覆う外側ベルトカバー 層と、こ
の外fllljベルトカッ・一層トベルト層との間に位
置せしめてベルト層の両端部にそれぞれ配置した内側ベ
ルトカバ一層とから構    構成すると共に、トレッ
ド部を、キャップトレッドゴム層トベーストレッドゴム
層との2層構造としたタイヤの、特に、高速走行時にお
ける耐久性及び乗心地を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例からなる空気入リラジアルタイ
ヤを示す断面説明図、第2図及び第3図はそれぞれ実験
の結果を示す図である。 1・・・ビード部、2・・・サイドウオール部、6・・
・トレッド部、4・・・カーカス層、5・・・ペルー・
層、6・・・ベルト力・・一層、6u・・外側ベルトカ
バ一層6d・・・内側ペルー・カか一層、6C・・キャ
ノプトレツー・コム/L31)・・・ ペーストレッド
ゴム層。 代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士 斎 下 和 彦 第1UA 【

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 左右一対のビード部と、該ビード部に連なる左右一対の
    サイドウオール部と、該サイドウオール部間に位置する
    トレッド部からなり、該左右一対のビード部間に、タイ
    ヤ周方向に対するコード角度が70゛〜90°であるカ
    ーカス層が装架され、またトレッド部におけるカーカス
    層上に、タイヤ周方向に対するコード角度が10°〜3
    0°で交差する複数層のベルト層を配置し、さらに該ベ
    ルト層の最外層上に、熱収縮性材料からなるコードをタ
    イヤ周方向に対してはIま0”としだべ層 ルトカハー治配置した空気入りラジアルタイヤにおいて
    、前記ベルトカバ一層は、前記ベルト層の全幅を覆う外
    側ベルトカバ一層と、該外側ベルトカバ一層とベルト層
    との間に位置せしめてベルト層の両端部にそれぞれ配置
    した内側ベルトカバ一層とから構成し、前記外側ベルト
    カバ一層及び内側ベルトカバ一層の補強コードの配置密
    度を55〜70本150龍幅とすると共に、前記各内側
    ベルトカバ一層の幅を前記ベルト層の全幅の15〜40
    チとし、捷だ前記l・レッド部ハ、キャップトレッドゴ
    ム層とベーストレッドゴム層トから構成し、このベース
    トレッドゴム層には、帥δが0.2以下のゴムを用い、
    前記キャップトレッドゴム層には、帥δが04以上で、
    下記(11式で求められるαの値を0.6以下とすると
    共に、下記(2)式で求められるMの値を15〜30K
    g/cIrLとしたゴムを用いたことを特徴とする空気
    入りラジアルタイヤ。 tanδb ただし tc・・・・・・キャップトレッドゴム層の肉厚。 tb・・・・・・ベーストレッドゴム層の肉厚。 fanδ。・・・キャップトレッドゴム層の損失正接。 fanδb・・・ベーストレッドゴム層の損失正接。 M二tc X Modc +tb X Modb  ・
    ・・・・・(2)式ただし tc・・・・・・・・キャップトレッドゴム層の肉厚。 t1〕・・・・・・・・・ベーストレンドゴム層の肉厚
    。 Mode・・・・・・キャップトレッドゴムの100係
    伸長時におけるモジュラス。 MOd b・・・・・・ベーストレッドゴムの100%
    伸長時における七/ユラス。
JP58094943A 1983-05-31 1983-05-31 空気入りラジアルタイヤ Pending JPS59223504A (ja)

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JP58094943A JPS59223504A (ja) 1983-05-31 1983-05-31 空気入りラジアルタイヤ

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JP (1) JPS59223504A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61295103A (ja) * 1985-06-24 1986-12-25 Bridgestone Corp 高速走行に適した空気入りラジアルタイヤ
JPS6361604A (ja) * 1986-09-03 1988-03-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JPS63315305A (ja) * 1987-06-18 1988-12-23 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りラジアルタイヤ
EP1384601A1 (de) * 2002-07-23 2004-01-28 Ralf Bohle GmbH Fahrzeugreifen
JP2016525484A (ja) * 2013-07-29 2016-08-25 カンパニー ジェネラレ デ エスタブリシュメンツ ミシュラン 薄手補強製品及びかかる補強製品を有するタイヤ

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