JPS5921766Y2 - トラカ−ル - Google Patents

トラカ−ル

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Publication number
JPS5921766Y2
JPS5921766Y2 JP6928779U JP6928779U JPS5921766Y2 JP S5921766 Y2 JPS5921766 Y2 JP S5921766Y2 JP 6928779 U JP6928779 U JP 6928779U JP 6928779 U JP6928779 U JP 6928779U JP S5921766 Y2 JPS5921766 Y2 JP S5921766Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
inner needle
tube
outer tube
protector
Prior art date
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Expired
Application number
JP6928779U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55168304U (ja
Inventor
俊樹 寺山
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by オリンパス光学工業株式会社 filed Critical オリンパス光学工業株式会社
Priority to JP6928779U priority Critical patent/JPS5921766Y2/ja
Publication of JPS55168304U publication Critical patent/JPS55168304U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえば硬性内視鏡などによる腹腔内の検
査等に先立って腹壁を穿孔するトラカールに関する。
一般にトラカールは外套管と内針とから形成されている
のがほとんどであり、その一例が第1図ないし第3図に
示されている。
すなわち、第1図中aは挿入管すの後端に手元部Cを一
体に取着してなる外套管で、この外套管aの手元部Cに
は一対のシリンダ体d、dが取着され、外套管aの軸方
向と直交する方向に連通ずるシリンダ室eを形成してい
る。
そして、このシリンダ室e内にばねjによって付勢され
るピストンfが摺動自在に挿入されている。
このピストンfには、中途に貫通孔gが、端部に操作部
りがそれぞれ形成されていて、その貫通孔gを経て第2
図に示す内針iが外套管a内に挿脱自在に挿入され、第
3図に示すトラカールを形成している。
この内針iの挿入によって、内針iの刃先部にと挿入管
すとの先端にトラカールの尖頭部が形成される。
そして、このように形成されたトラカールを用いて、図
示しない腹壁を穿孔する場合には、まず外套管a内に内
針iを挿入する。
すなわち、ピストンfの操作部りをばねjの弾性力に抗
して押圧操作して貫通孔gを外套管aの径に合致させ、
内針iを外套管aの後端から貫通孔gを経て挿入する。
これにより、内針iと外套管aとの装着がなされ、この
のち内針iの操作部りを・押圧操作して、内針iの刃先
部kを外套管aとともに図示しない気膜状態にある腹壁
の検査部位に穿刺し、検査孔を形成する。
そして、この検査孔が外套管aの先端部にて保持された
のち、内針iを外套管aから引き抜く、すると外套管a
の径は自動的にピストンfの周囲によって閉塞され、腹
腔内の気膜ガスの流出が防止される。
すなわち、シリンダ室e、ピストンf、ばねjにより気
膜ガス流出防止機構nが形成される。
こののち、外套管aに図示しない腹腔鏡の光学視管部を
、内針iの挿入時と同様にピストンfの操作部りを操作
して、貫通孔gを経て挿入し腹腔内を観察するようにな
っている。
しかしながら、気膜ガス流出防止機構nを形成するピス
トンfとシリンダ体d、dとは、一般的に気密効果をも
たせるため、そしてさらにはスムーズかつ迅速にピスト
ンfに作動させるため、両者とも金属部材で形成されて
おり、ピストンfの操作部りを充分に押圧操作しないと
、内針iを外套管aに挿入する際、内針iの刃先部kが
ピストンfの周面に当接して刃先部kを傷めたり、ある
いは腹腔鏡の光学視管部を外套管aに挿入する際、壊れ
やすい光学視管部の先端がピストンfの周面に当接して
光学視管部を損傷させたりするなどの不具合を生じる。
この考案は上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、気膜ガス流出防止機構を形成するピ
ストンの周面に弾性部材からなる保護体を設けて、ピス
トンの誤作動による外套管に挿入された内針、検査具の
先端をピストンの当接から保護し、内針、検査具の先端
の損傷を防止するようにしたトラカールを提供しようと
するものである。
゛以下、この考案の一実施例を図面を参照して
説明する。
第4図中1はトラカールの外套管で、これは挿入管2の
後端に手元部3を一体に取着して形成され、この外套管
1内の軸方向に沿って内針4が挿脱自在に挿入されてい
る。
この内針4は、先端に錐形状をなす刃先部5が、後端に
フランジ形状をなす操作部6がそれぞれ形成されていて
、その刃先部5は外套管1の先端から突出し、トラカー
ルの尖頭部を形成している。
そして、この外套管1に挿入された内針4は、手元部3
に取着されたOリング14によって、外套管1と内針4
との摺動面を密封保持している。
また、図中15は気膜ガス流出防止機構で、これは手元
部3の両側に取着された一対のシリンダ体7.7から形
成され、このシリンダ体7,7内に外套管1の軸方向と
直交する方向に連通ずるシリンダ室8を形成している。
そして、このシリンダ室8内に摺動自在にピストン9が
嵌挿されている。
このピストン9は第6図に示すように一端にフランジ状
の操作部10を、中途に内針4の外径あるいは図示しな
い光学視管部の外径よりやや大きな径で形成された貫通
孔11を有して形成されている。
そして、このピストン9の他端には弾性部材たとえばゴ
ム等で円筒状に形成された保護体16が設けられている
すなわち、保護体10はピストン9の周面に渡って形成
された凹部17に巻装され、確実にピストン9の周面に
固定されているものである。
そして、このように形成されたピストン9は、シリンダ
室8内に配設されたばわ18の弾性力によって常時操作
部10側へ付勢され、そのピストン9の貫通孔11に上
記内針4が摺動自在に貫通して、外套管1内に挿入され
ている。
そして、この内針4を外套管1内から取り付すことによ
り第5図に示すようにピストン9がばね18の弾性力に
よって貫通孔11とともに自動的に移動し、外套管1内
を閉塞して、気膜ガスの流出防止がなされる。
このとき、ピストン9に設けられた保護体16は、外套
管1内に臨む位置に位置するようになっている。
これら、シリンダ体7,7、ピストン9により気膜ガス
流出防止機構15が形成される。
なお、12および13はシリンダ室8を気密状態に保持
する蓋体である。
しかして、このように形成されたトラカールを1用いて
図示しない腹壁を穿刺する場合、まず外套管1に内針4
を挿入してトラカールを形成する。
この操作としては、まずピストン9の操作部10を手指
等により押圧操作した貫通孔11と外套管1との径を合
致させたのち、内針4を外套管1の後′端から挿入する
これにより、外套管1と内針4との取り付けがなされる
この操作時において、操作部10の操圧操作が充分にな
されずに内針4が挿入されたような場合、内針4の刃先
部5は保護体16に当接して、その当接力が保護体16
に吸収され、刃先部5が保護される。
したがって、かりに内針4の挿入の際ピストン9を誤操
作しても、内針4の刃先部5の損傷を防止することがで
きる。
こののち、内針4と外套管1とによって形成されたトラ
カールの操作部6を手指等により押圧操作して、内針4
を外套管1とともに魚腹状態にある腹壁の検査部位に穿
刺する。
そして、外套管1の先端部が腹壁に保持されたのち、内
針4の操作部6を副操作して、外套管1内から取り出す
すると、この内針4の取り出しに伴い、ピストン9がば
ね18の弾性力によって、保護体16とともに自動的に
操作部10側に移動する。
そして、第5図に示すように外套管1の径が保護体16
によって閉塞され;腹腔からの気膜ガスの流出が防止さ
れる。
この閉塞時において、保護体16はピストン9の一部と
なっているため、保護体16による気密性能の劣化およ
びピストン9の移動を損うことはない。
ついて、内針4を取り出した外套管1内に図示しない腹
腔鏡の光学視管部を挿入する。
この操作としては、まずピストン9の操作部10を上記
内針4の挿入時と同様に押圧操作して、貫通孔11と外
套管1との径を合致させたのち、その光学視管部を挿入
する。
これにより光学視管部の挿入がなされ、腹腔内の検査が
なされる。
この光学視管部の挿入操作時において、操作部10の押
圧操作が充分なされずに光学視管部が挿入されたような
場合、光学視管部の先端は保護体16に当接して、その
当接力が保護体16に吸収され、壊れやすい光学視管部
の先端が保護される。
したがって、かりに光学視管部の挿入の際ピストン9を
誤操作しても、光学視管部の先端の損傷を防止すること
ができる。
このように、魚腹ガス流出防止機構15を形成するピス
トン9に弾性部材からなる保護体16を設けて、ピスト
ン9の誤動作による外套管1に挿入された内針4の刃先
部5および検査具であるところの光学視管部の先端をピ
ストン9の当接から保護するようにしたから、誤って内
針4の刃先部5あるいは光学視管部の先端をピストン9
に当接させても、刃先部5および光学視管部の先端の損
傷を防止することができる。
なお、上述した実施例では、弾性部材で形成された円筒
状の保護体を用いて、これをピストンの周方向に渡って
形成された凹部に巻装して、ピストンに取り付けるよう
にしたが、第7図に示すようにピストン20の一部周面
に円形の凹部を形成し、この凹部に円形に形成された保
護体21を取り付けるようにしても上記実施例と同様の
効果を得ることができる。
以下説明したようにこの考案によれば、魚腹ガス流出防
止機構を形成するピストンの周面に弾性部材からなる保
護体を設けて、ピストンの誤作動による外套管に挿入さ
れた内針および検査具の先端をピストンの当接から保護
するようにしたから、誤って内針および検査具の先端を
ピストンに当接させても、その先端の損傷を確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の従来の外套管を示す縦側断面図、第
2図は従来の内針を示す側面図、第3図は第1図に示す
外套管と第2図に示す内針とによって形成された従来の
トラカールを示す縦側断面図、第4図はこの考案の一実
施例を示す縦側断面図、第5図は同実施例の外套管を示
す縦側断面図、第6図は同実施例のピストンを示す外観
図、第7図はこの考案の他の実施例を示す外観図である
。 1・・・・・・外套管、4・・・・・・内針、5・・・
・・・刃先部(尖頭部)、9・・・・・・ピストン、1
5・・・・・・魚腹ガス流出防止機構、16・・・・・
・保護体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に操作部を中途部に貫通孔を有するピストンをシリ
    ンダ内に摺動自在に嵌挿させたピストン式気密バルブか
    らなる気膜ガス流出防止機構を備えた外套管と、この外
    套管に挿脱自在に挿入される内針あるいは検査具からな
    るトラカールにおいて、内針の尖頭部あるいは検査具の
    先端が当接するピストンの周面に弾性部材からなる保護
    体を配設したことを特徴とするトラカール。
JP6928779U 1979-05-23 1979-05-23 トラカ−ル Expired JPS5921766Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6928779U JPS5921766Y2 (ja) 1979-05-23 1979-05-23 トラカ−ル

Applications Claiming Priority (1)

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JP6928779U JPS5921766Y2 (ja) 1979-05-23 1979-05-23 トラカ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS55168304U JPS55168304U (ja) 1980-12-03
JPS5921766Y2 true JPS5921766Y2 (ja) 1984-06-28

Family

ID=29303118

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JP6928779U Expired JPS5921766Y2 (ja) 1979-05-23 1979-05-23 トラカ−ル

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