JPS5921172Y2 - 交流エレベ−タの制御装置 - Google Patents

交流エレベ−タの制御装置

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JPS5921172Y2
JPS5921172Y2 JP10343482U JP10343482U JPS5921172Y2 JP S5921172 Y2 JPS5921172 Y2 JP S5921172Y2 JP 10343482 U JP10343482 U JP 10343482U JP 10343482 U JP10343482 U JP 10343482U JP S5921172 Y2 JPS5921172 Y2 JP S5921172Y2
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low
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剛 大平
昭則 渡辺
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株式会社日立製作所
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【考案の詳細な説明】 本考案は交流エレベータの制御装置の改良に関するもの
である。
従来、交流エレベータの制御方式として直流制動力を用
い、帰還制御方式を応用した方式がある。
すなわち、高速用電動機により高速運転を行ない、一定
距離走行後減速位置に達すると高速用電動機を電源から
切離す。
これと同時に、サイリスタを含む制御整流回路から、低
速用電動機に直流電流を流す。
これにより、低速側電動機は制動力を発生しエレベータ
を減速せしめる。
この場合、安定した着床精度と良好な乗心地を得るため
、一般には帰還制御方式を導入し制御整流回路のサイリ
スタを制御し、適切な制動力を発生せしめ、エレベータ
を減速させる。
この方式は現在、良好なエレベータ特性を得ているが、
反面、制動時間中の運動エネルギーは熱として消費され
るため、電力量がそれだけむだとなると同時に、エレベ
ータ機械室内の温度が上昇する欠点を有している。
また、交流エレベータの他の制御方式として、低速側電
動機に切替えたあと、その回生制動トルクを利用して減
速させることも公知である。
この場合には、低速側電動機に交流電源を接続して、そ
の同期速度以上の速度範囲で回生制動トルクが得られる
エレベータが低速側電動機の同期速度まで減速すると、
この電動機はモータリングに切換り、予定の位置に達す
るまで、低速走行を続ける。
そして予定の位置で交流電源を切離すとともに、電磁ブ
レーキにより停止させるのである。
この状態を第9図破線で示している。
この方式では、減速時において、エレベータのもつ運動
エネルギーを電源へ回生させるため、省電力の効果が期
待できる。
しかし、低速側電動機の同期速度まで減速したあとは、
トルクの制御ができないため、どうしても、一旦低速走
行領域を作り、その後に予定位置へ達したことによって
電磁ブレーキなどによって停止させなければならない。
この低速走行期間は、エレベータにとって、明らかに無
駄時間(無制御区間)であって、運転に要する時間が長
くなり、エレベータの輸送能力が大幅に低下することに
なる。
本考案の目的は、低速走行期間を無くして輸送能力を向
上するとともに、省電力化並びに滑らかな減速特性を得
ることのできる交流エレベータの制御装置を提供するに
ある。
本考案の特徴とするところは、誘導電動機を用いた交流
エレベータにおいて、減速時、減速指令と電動機速度と
の偏差に応じて上記電動機の回生制御トルクを制御する
ことにより、電力回生を行ないつつ速度指令に追従して
滑らかに減速すると共に、電動機速度が少なくとも上記
回生制動トルクと負荷トルクとの平衡点以前の低速度に
なったことを検出して、上記電動機に速度指令に応じた
直流制動電流を給電することにより、速度指令に追従し
て滑らかに制動停止させるように構成したところにある
このように構成することによって、エレベータの運動エ
ネルギーを電源に回生じて省電力化を図る一方、回生制
動に引き続いて他の制動力を滑らかに作用させて停止さ
せることができるので、長時間に亙る低速走行を無くし
て運転能率および乗心地を向上させることができる。
以下、第1図〜第5図に図示する実施例によって本考案
を説明する。
第1図は、本考案による交流エレベータ制御装置の一実
施例主要回路図である。
図において1及び2は夫々高速側及び低速側の誘導電動
機(以下IMと略称する)である。
これらのIMは通常、6極と24極に選ばれるものが多
く、従って同期速度は4:1の比である。
図においては、1と2のIMは別体に構成されるように
図示しているが、一体に構成されて2巻線を有するもの
でもよく、また上記極数比もこれに限るものではない。
さて、これらのIMI及び2は直結され、速度発電機3
電磁ブレーキ4などを介しシー15に連結される。
シーブ5は、ロープを介してエレベータケージ6とカウ
ンターウェードアをつるべ状に吊って昇降駆動する。
上記高速側IM1は、3相交流電源8へ、主接触器9、
逆並列サイリスタ10並びに高速側接触器11を介して
接続されている。
そして、エレベータの起動加速時は、速度指令と実速度
の偏差にもとづき逆並列サイリスタ10を点弧制御して
、エレベータの速度制御を行う。
また、低速側IM2は、低速側接触器12により、上記
3相交流電源8へ接続される。
図においては、上記逆並列サイリスタ10の出力端から
交流電源を得ているが、サイリスタ10の入力端からと
ってもよい。
この低速側IM2は、主として保守運転時の低速走行の
必要性から設置されるものであって、運転速度は30〜
40m/mm程度に選ばれるのが普通である。
しかしながら、この低速側IM2は、エレベータの減速
時に有効に利用することができる。
即ち、主接触器9と高速側接触器11を投入し、サイリ
スタ10の点弧制御により、高速側IMIを制御してエ
レベータを起動加速し、所望の速度で運転したあと、減
速点に達すれば、高速側接触器11を遮断し、低速側接
触器12に切換えるのである。
このとき、エレベータの速度は、低速側IM2の同期速
度よりはるかに高いのが通例であり、低速側IM2は回
生制動トルクを発生し、エレベータを減速させることが
可能である。
しかも、上記逆並列サイリスタ10を、必要に応じて点
弧制御すれば、制動トルクを調整でき、従ってエレベー
タの減速時の速度制御が可能である。
本考案においては、上記回生制動装置の外に、直流制動
装置を高速側IMIに付加している。
即ち、主接触器9の出力端に、制御整流回路13を接続
し、その直流側端子を高速側IMIの任意の2端子に接
続している。
上記制御整流回路13は、一例として、トランス131
.サイリスタ132及び133から成り立っている。
このサイリスタ132,133を点弧制御することによ
り、高速側IMIに直流制動トルクを発生させ、その大
きさを調整することができる。
14は速度指令装置で、その出力と速度発電機3の出力
とを比較器15で突合せ、それらの偏差を移相器161
及び162へ伝える。
移相器161は、逆並列サイリスタ10を位相制御する
ために設けられ、一方移相器162は制御整流回路13
のサイリスタを位相制御するために設けられたものであ
る。
17は後述する切換点検出装置で、一例としてエレベー
タの速度信号を人力し、内部判断のもとに、移相器16
1及び162へ切換信号を送出するものである。
第2図は、第1図における速度指令装置14によって与
えられる速度指令電圧を時間に対して表わしたものであ
る。
加速時については本考案と直接関係ないので図示省略し
ている。
また、具体的回路構成は、積分器やトランジスタとコン
デンサの組合せなどにより得られることは明らかであり
図示を省略している。
第3図は、移相器161及び162の具体的回路構成例
を示す。
図において、入力端子には比較器15の出力電圧e =
ep−esが与えられ、後述するリレー34の接点34
aを介してコンデンサ19を充電する。
このコンテ゛ンサ19の電圧はトランジスタ20のベー
スへ与えられるこのトランジスタ20のコレクタは抵抗
21を通して制御電源端子(1)に接続される。
エミッタは、抵抗22とコンデンサ23の直列接続点に
接続されている。
また上記コンデンサ23の電圧はユニジャンクション・
トランジスタ(UJT)に与えられる。
このUJTは抵抗25とパルストランス26を介して電
源に接続されており、入力電圧eの大きさに応じて、パ
ルストランス26から異なる時点に位相制御されたパル
スを取出すことが出来る。
なお27は定電圧ダイオードである。
第4図は、上記移相器161,162の入力電圧に対す
る位相角特性図である。
第5図は、第1図における切換点検出装置17の一例を
示す回路図で、入力端子28には、速度発電機3の出力
電圧epが与えられる。
トランジスタ29は、抵抗30,31.32及び33か
らなる抵抗ブリッジにより動作規制され、抵抗33に与
えられる上記入力電圧epが、所定値より下廻ると導通
して、リレー34を短絡消勢する。
このリレー34の接点は、前述した移相器161,16
2(第3図)の入力部に挿入されている。
ただし、移相器161にはメイク接点34aが挿入され
るが、移相器162にはブレイク接点が挿入され、両者
は切換えられるように構成されるものとする。
以上の構成において、本考案の動作を説明する。
まず、第1図において、エレベータの起動指令により、
主接触器9、高速側接触器11を投入し、逆並列サイリ
スタ10により高速側IMIが速度制御され、エレベー
タは加速し、第2図に示す減速指令点へ到達したものと
する。
図示しない階床制御器(フロアコントローラ)により、
この減速指令点が検出されると、高速側接触器11を遮
断し、低速側接触器12が投入される。
一方、速度指令装置14の出力電圧esと速度発電機3
の出力電圧epとが比較され、その偏差e =ep−e
sが、2組の移相器161及び162へ与えられる。
しかしながら第5図において、エレベータが十分高い速
度にあることから、電圧epも十分に高いため、トラン
ジスタ29は非導通状態にあり、リレー34は付勢され
ている。
従って第3図に示す移相器161側回路では、接点34
aが閉じており、上記偏差に応じて位相制御されたパ
ルスを発生する。
従って第1図において、移相器161から逆並列サイリ
スタ10群へ点弧信号が与えられ、低速側IM2の回生
制動トルクを調整して、エレベータ速度を指令に追従し
て減じさせエレベータの運動エネルギーを、電源へ回生
する。
このとき、他方の移相器162は、第3図における入力
端子18の後方に、リレー34のブレイク接点34 b
が挿入されているため、不動作状態にあり、制御整流回
路13は作動しない。
この状態は、第6図に示すIMのすベリートルク特性図
において、高速側IMIのトルクカーブTHMから、低
速側IM2のトルクカーブTLMへ移動した状態である
例えば定格積載量を積み上昇運転しており、電動機軸換
算の負荷トルクをT1−とすれば、a点→TLM2へ移
行した状態となる。
重負荷上昇時は、停止しやすい条件のため、偏差e−e
p−eSは比較的小さくなり、第4図に示すサイリスタ
の通流角θは小さく制御される。
従って第6図における低速側IM2の回生制御トルクは
、TLM2のように比較的小さいものとなる。
もちろん、上記偏差eの時々刻々の変化により制動トル
クの大きさが連続的に調整されるものであるが、説明を
簡単にするため、上記トルクカーブTLM2に沿ってエ
レベータが減速され、すべりS。
なる速度となった場合を考える。
切換点検出装置17は、この実施例においては、上記速
度S。
を検出して、移相器161を162へ切換えるものであ
る。
即ち、第5図においてずべりS。に対応する電圧をeS
oとするとき、トランジスタ29のベースへ与えられて
いるバイアス電圧Ebは、トランジスタの動作電圧(ベ
ース・エミッタ間電圧)Vbeニ対しEb = seo
+ Vbeなる関係に選CfFしているため、エレベー
タ速度が低下し、速度発電機3の出力電圧epが、すべ
りS。
に相当する電圧eSoまで低下するとトランジスタ29
が導通し、リレー34は消勢される。
従って第3図において移相器161の回路は、接点34
aの開路により不動作となる一方、図示しない移相器
162の回路ではブレイク接点34 bの閉路により動
作を開始する。
従って第1図において、低速側IM2の回生制動トルク
を制御していた逆並列サイリスタ10が不動作となり、
一方、高速側IMIに直流制動トルクを発生させ、かつ
その大きさを制御する制御整流回路13が動作を開始す
る。
この場合、直流制動トルクも、回生制動トルク同様、偏
差eに応じて、実速度epを指令esに一致させるよう
に帰還制御により制御され、エレベータが完全に停止す
るまで有効である。
このため第6図に示すように、すべりS。
なる速度以下では、回生トルクTLMに代り、破線で示
す直流制動トルクTDBによって減速停止される。
ところで、上記の回生制動から直流制動への切換えは、
スムーズでなければエレベータの乗心地を損う。
この実施例においては第3図に示す移相器のもつ特性に
よってスムーズな切換えを可能としている。
即ち、接点34 aが開放された場合、トランジスタ2
0のベース電圧が急激に低下しないようコンデンサ19
が設けられている。
従って接点34 aの開放以前の電圧e =ep−es
に充電されたコンデンサ19の放電特性によって通流角
θは漸減し、回生制動トルクTLMは、第7図b−+S
Nのように漸減する。
一方、移相器162の回路では、接点34 bが投入さ
れて動作を開始する訳であるが、やはりコンデンサ19
の電圧は急激に入力電圧eになるものではなく、その充
電特性によって通流角θは漸増させられる。
従って直流制動トルクTD8も第7図S。→Cに示すよ
うに漸増する。
これらのトルクの和か゛エレベータに作用するので、l
) −+ C間において滑らかな制動トルクの移行が行
われる。
このように、エレベータの比較的高速時に回生制動を利
用し、低速時に直流制動を利用する場合には次のような
効果が期待できる。
即ち、(1)高速時にエレベータ系のもつ運動エネルギ
ーを電源に回生でき省電力化が図れる。
(2)第6図から明らかなように、回生制動トルクは低
減領域では消滅するが、これを直流制動によって補うこ
とにより、高速から停止まで有効に制動トルクを作用さ
せ得る。
(3)第8図に示すように、回生制動トルクは高速領域
で大きく、またIMの直流制動トルクは比較的低速領域
で大きいのが普通であり、これら両者の特質を巧みに利
用することにより、全範囲に亙って、大きな制動トルク
を得ることができる。
(4)全範囲に亙って帰還制御を行なうことが可能なた
め、第9図に示すように、従来の破線で示す回生制動方
式に比べ、実線で示すように直線的な減速停止が可能と
なり、減速時間t1を短縮し、エレベータの輸送能力を
向上させることができる。
(5)上記にともない、テラスのない連続した速度特性
が得られ、エレベータの乗心地が向上する。
(6)回生及び直流制動トルクを第7図に示すように夫
々漸減及び漸増させれば、回生から直流制動への移行を
スムーズに行うことができ、エレベータの乗心地を損わ
ない。
第10図は、本考案による更に他の実施例を示すもので
、IMとして一巻線二速度電動機を用いたものである。
起動加速時には、主接触器9、高速側接触器11並びに
短絡用接触器35を投入することによって、巻線端子U
2.V2及びW2間に3相交流を印加すると、ダブルス
ター2Y結線の例えば4極IMとなる。
一方、減速時には高速側接触器11及び短絡用接触器3
5を開放し、低速側接触器12を投入し、巻線端子U1
.■1及びW1間に3相交流を印加するとテ′ルタ(J
)結線の例えば8極IMとなる。
従って、デルタ結線時の同期速度は、ダブルスタ一時の
半分の速度となり、回生制動が可能である。
この場合、必要に応じて前実施例同様にサイリスタ10
によって回生制動トルクの制御を行なう。
エレベータが減速し、切換点を検出するとサイリスタ1
0をしぼるかあるいは接触器12を開放するとともに、
制御整流回路13を駆動する。
この直流出力電圧は、端子U1とW2との間に印加され
強力な直流制動トルクを得ることができる。
この場合にも、必要に応じてサイリスタ132,133
により、制動トルクの制御を行う。
第11図は、更に他の実施例を示すもので、第10図に
おける直流制動回路を改良したものである。
即ち、逆並列サイリスタ10中のサイリスタ101及び
103のみを点弧することによって電源端子S→接接触
器1ス21 端子S→接接触器1与29 の2つの径路で直流電流を流し、直流制動をかけるよう
にしたものである。
また、このままでは半波整流された直流電流であるため
脈動が大きく、制動トルクが弱くかつ、騒音を発生する
これを防止するため端子W1とUl並びに■1とU1間
に夫々フライホイル用のサイリスタ36及び37を接続
する。
従って直流制動時には、黒塗りしたサイリスタ101.
103.36及び37が使用される。
またこれらのサイリスタはゲート信号を与えっばなしと
するだけでなく、必要に応じて位相制御することにより
、制動トルクの制御が可能である。
従ってサイリスタ10全体を制御して回生制動の制御を
行ない、エレベータの速度の低下にともない、サイリス
タ102.104の点弧角をしぼり、サイリスタ101
,103のウエートを大きくして行けば自動的に直流制
動に移行させることも出来る。
更に、過減速された場合にもサイリスタ102,104
の点弧を再開すればモータリングも可能である。
その他の点については第10図と同様に制御できる。
上記第10図、第11図においては、高速側IM1と低
速側IM2とを、−巻線二速度IMによって構成する場
合につき説明したが、第1図の構成を採り、かつ低速側
IM2自身を一巻線二速度IMとすることもできる。
このように構成した場合には、低速側IM2の多極側巻
線を利用して回生制動をかけるようにすれば、その同期
速度を著しく低くすることができるため、エレベータの
かなりの低速領域まで回生制動が可能となり、省電力の
効果は大きくなる。
前記の切換点の検出を行うための一回路側を第12図、
第13図に示している。
第12図において、エレベータの速度と、負荷を差動増
幅器により突合せるのであるが、両検出値には次の如き
設定が必要である。
即ち、第6図におけるすべりSlの回転数で速度発電機
3の発生する電圧によって、抵抗48.49で分圧され
た接続点の電圧をe。
となるよう設定する。他方、負荷検出装置の出力電圧も
抵抗50.51の接続点において、全負荷時にC8なる
電圧を生ずるように設定する。
全負荷上昇の場合を考え、トランジスタ52のベース電
圧が、eoの電圧にあり、ニレ及−夕が、十分に回生制
動の効果が現われるような高速運転中であれば、速度検
出電圧はe。
より大きい。従ってトランジスタ53がオン、52がオ
フしている。
このためリレー54は付勢されている。
回生制動により減速したエレベータが、第6図における
すべりSlに相当する速度となると、上記設定により、
速度検出によりトランジスタ53のベースに与えられる
電圧はe。
となる。提って、これ以上、エレベータの速度が低下す
ればトランジスタ53がオフし、52がオンする。
これによりリレー54は短絡消勢されるので、このリレ
ー54のオン、オフにより切換点を検出することかで゛
きる。
一方、無負荷上昇あるいは全負荷下降の場合には、第6
図のすべりS3の点のエレベータ速度のとき、負荷検出
値と速度検出値が第12図において一致するように設定
される。
これにより第6図S1→S2→S3の範囲を、如何なる
条件のもとでも、検出することが可能となるのである。
第13図は、上記負荷検出電圧を昇降別に切換えて第1
2図へ供給するための回路図である。
即ち、エレベータケージ内の負荷が秤装置などによって
検出されても、電動機軸へ与えられる負荷トルクとして
は、昇降方向で逆方向になるからである。
図において端子a、l)間には秤装置などの負荷検出装
置の出力が接続される。
この検出値はトランジスタ55により増幅されるが、そ
の出力は、上昇運転時には接点56を通してエミッタ抵
抗57から取り付し、他方下降運転時には接点58を通
してコレクタ抵抗59の下端から取出すようにする。
この出力端子c、dは第12図の負荷検出電圧端子へ接
続される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による交流エレベータ制御装置の一実施
例構成図、第2図は減速時の速度指令を示す図、第3図
は移・相器の一実施例回路図、第4図はその位相角特性
図、第5図は回生制動から他の制動への切換点検出装置
の一実施例回路図、第6図、第7図及び第8図は本考案
を説明するためのすベリートルク特性図、第9図はエレ
ベータの速度特性図、第10図および第11図は本考案
による他の実施例主回路構成図、第12図および第13
図は切換点検出装置の他の実施例回路図である。 1・・・・・・高速側誘導電動機、2・・・・・・低速
側誘導電動機、3・・・・・・速度発電機、4・・・・
・・電磁ブレーキ、5・・・・・・シーブ、6・・・・
・・エレベータ・ケージ、7・・・・・・カウンターウ
エート、8・・・・・・3相交流電源、9・・・・・・
主接触器、10・・・・・・逆並列サイリスタ、11・
・・・・・高速側接触器、12・・・・・・低速側接触
器、13・・・・・・制御整流回路、14・・・・・・
速度指令装置、15・・・・・・比較器、16・・・・
・・移相器、17・・・・・・切換点検出器、35・・
・・・・短絡用接触器、36゜37・・・・・・フライ
ホイル・サイ ノスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エレベータ駆動用誘動電動機と、停止点に向って漸減す
    る減速指令を発生する装置と、上記電動機の速度を検出
    する装置とを備えた交流エレベータにおいて、減速時に
    上記減速指令と上記電動機速度との偏差に応じて上記電
    動機の回生制動トルクを制御する回生制動制御装置と、
    上記速度検出装置出力を入力し、少なくとも上記回生制
    御トルクと負荷トルクとの平衡点以前の低速度になった
    ことを検出する切換点検出手段と、この検出手段に応動
    し、上記減速指令に追従して上記電動源に直流制動電流
    を給電する装置とを備えたことを特徴とする交流エレベ
    ータの制御装置。
JP10343482U 1982-07-07 1982-07-07 交流エレベ−タの制御装置 Expired JPS5921172Y2 (ja)

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