JPS5919991B2 - 珪素純鉄鋼材の２段酸洗法 - Google Patents
珪素純鉄鋼材の２段酸洗法Info
- Publication number
- JPS5919991B2 JPS5919991B2 JP9033577A JP9033577A JPS5919991B2 JP S5919991 B2 JPS5919991 B2 JP S5919991B2 JP 9033577 A JP9033577 A JP 9033577A JP 9033577 A JP9033577 A JP 9033577A JP S5919991 B2 JPS5919991 B2 JP S5919991B2
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- Japan
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- pickling
- steel materials
- silicon steel
- stage
- pure silicon
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23G—CLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
- C23G1/00—Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
- C23G1/02—Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts with acid solutions
- C23G1/08—Iron or steel
- C23G1/086—Iron or steel solutions containing HF
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- ing And Chemical Polishing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、珪素純鉄鋼材の磁性焼鈍後に生する酸化スケ
ールを除去するための２段酸洗法に関する。
ールを除去するための２段酸洗法に関する。
ワイヤスプリングリレー等に使用されている１０％珪素
純鉄鋼板でなるアマチュアやコア類は、磁性焼鈍後に酸
化スケール（珪酸、珪酸鉄、三二酸化鉄、酸化鉄等）が
生ずる。
純鉄鋼板でなるアマチュアやコア類は、磁性焼鈍後に酸
化スケール（珪酸、珪酸鉄、三二酸化鉄、酸化鉄等）が
生ずる。
この酸化スケールは、めつき前処理工程の酸洗工程にて
除去されるが、この場合の酸洗法として、２段酸洗法が
採用されている。この２段酸洗は、従来次のように行わ
れている。（１）初段酸洗：硫酸１５０〜２５０θ／ｌ
）酸性弗化アンモン５０〜７５９／ｌ）液中鉄量５０ｙ
／ｌのエッチング液を、温度６０±５℃の加温状態とし
、これに被処理材である１％珪素純鉄鋼板を３０〜６０
秒間浸漬し、その後活性化のために水洗する。
除去されるが、この場合の酸洗法として、２段酸洗法が
採用されている。この２段酸洗は、従来次のように行わ
れている。（１）初段酸洗：硫酸１５０〜２５０θ／ｌ
）酸性弗化アンモン５０〜７５９／ｌ）液中鉄量５０ｙ
／ｌのエッチング液を、温度６０±５℃の加温状態とし
、これに被処理材である１％珪素純鉄鋼板を３０〜６０
秒間浸漬し、その後活性化のために水洗する。
（２）後段酸洗：後段酸洗として、電解酸洗を行う。
この電解酸洗は、酸洗液として、硫酸３００〜５００９
／ｌ）硫酸ソーダ１００〜２００１／ｌ）酸性弗化アン
モン３０〜６０９／ｌのものを用い、かつ液中鉄量が５
０１／ｎ以下の状態で電解を行う方法で、印加電圧５Ｖ
以上、電流密度１５Ａ／ ｄ７７Ｚ’、温度２５〜３５
℃の条件で１００〜２００秒電解する。しかしこの従来
方法によると、後段酸洗に電解酸洗を採用しているので
、部品を固定する引掛治具（これは後のめつき工程にお
いても使用される）の洗端チップ部が電解酸洗によつて
溶解するという不具合がある。
／ｌ）硫酸ソーダ１００〜２００１／ｌ）酸性弗化アン
モン３０〜６０９／ｌのものを用い、かつ液中鉄量が５
０１／ｎ以下の状態で電解を行う方法で、印加電圧５Ｖ
以上、電流密度１５Ａ／ ｄ７７Ｚ’、温度２５〜３５
℃の条件で１００〜２００秒電解する。しかしこの従来
方法によると、後段酸洗に電解酸洗を採用しているので
、部品を固定する引掛治具（これは後のめつき工程にお
いても使用される）の洗端チップ部が電解酸洗によつて
溶解するという不具合がある。
この溶解防止手段としては、先端チップ部にチタン線を
使用する方法があるが、チタン材が高価であるので、治
具費用が高くなる。また上記従来方法によると、被処理
材の表面にエッチビットが生ずるという欠点がある。す
なわち、電解エネルギーによるエッチングと、酸素ガス
圧下での溶解機構が素材結晶面によつて大きく変化し、
表層の結晶粒が非常に小さくなると粒界面が非常に多く
なり、その粒界面が部分的にしかも選’択的にエッチン
グされるため、エッチピットが生ずるのである。このエ
ッチピットが生ずると、酸洗後の洗浄において、このエ
ッチピット内まで洗浄されなくなり、酸洗液が残留する
。このようにエッチピット内に酸洗液が残留することは
、その後めつきを行う上では問題とならないが、めつき
後に行われる洋白薄板の抵抗溶接にて溶接不良（ビーリ
ング引き剥しテストにおける残径なく不良）を生ずる。
このことは、微視的にはめつきと素材との密着が悪いこ
とを意味する。従つて、このような素材表面でもエツチ
ピツトが生じない酸洗法を採用する必要があり、その対
策として、電解酸洗の際の酸洗液の粘性を高くすること
が考えられるが、これを行うと、高排出スラツジの原因
２となるので、この粘性アツプによる方法は採用しえな
い。本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし
、珪素純鉄鋼材の酸化スケールを完全に除去することが
でき、特異素材の場合でもエツチピツトが生ずることな
く高いめつき品質が得られ、しかも治具の消耗も大巾に
軽減しうるような２段酸洗法を提供することにある。
使用する方法があるが、チタン材が高価であるので、治
具費用が高くなる。また上記従来方法によると、被処理
材の表面にエッチビットが生ずるという欠点がある。す
なわち、電解エネルギーによるエッチングと、酸素ガス
圧下での溶解機構が素材結晶面によつて大きく変化し、
表層の結晶粒が非常に小さくなると粒界面が非常に多く
なり、その粒界面が部分的にしかも選’択的にエッチン
グされるため、エッチピットが生ずるのである。このエ
ッチピットが生ずると、酸洗後の洗浄において、このエ
ッチピット内まで洗浄されなくなり、酸洗液が残留する
。このようにエッチピット内に酸洗液が残留することは
、その後めつきを行う上では問題とならないが、めつき
後に行われる洋白薄板の抵抗溶接にて溶接不良（ビーリ
ング引き剥しテストにおける残径なく不良）を生ずる。
このことは、微視的にはめつきと素材との密着が悪いこ
とを意味する。従つて、このような素材表面でもエツチ
ピツトが生じない酸洗法を採用する必要があり、その対
策として、電解酸洗の際の酸洗液の粘性を高くすること
が考えられるが、これを行うと、高排出スラツジの原因
２となるので、この粘性アツプによる方法は採用しえな
い。本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし
、珪素純鉄鋼材の酸化スケールを完全に除去することが
でき、特異素材の場合でもエツチピツトが生ずることな
く高いめつき品質が得られ、しかも治具の消耗も大巾に
軽減しうるような２段酸洗法を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明においては、後段酸洗
を行うに、過酸化水素と酸性弗化アンモンとを主成分と
する化学研磨液を用いたことを特徴とする。
を行うに、過酸化水素と酸性弗化アンモンとを主成分と
する化学研磨液を用いたことを特徴とする。
次に本発明の実施例を、１％珪酸純鉄鋼材のスケール除
去に例をとつて説明する。
去に例をとつて説明する。
実施例 １
実施例 ２
（初段酸洗）
使用酸洗液として上記実施例１の初段酸洗で使用した酸
洗液中のＮＨ４Ｆ−ＨＦのみをＮａＦ−ＨＦにかえ、こ
れを６０〜８０９／ｌ含ませた。
洗液中のＮＨ４Ｆ−ＨＦのみをＮａＦ−ＨＦにかえ、こ
れを６０〜８０９／ｌ含ませた。
（後段酸洗）上記実施例１と同じ。
なお、上記実施例における後段酸洗に用いた酸洗液は、
三菱ガス化学製の化学研磨液である。
三菱ガス化学製の化学研磨液である。
上記実施例１，２においては下記のようなエツチング特
性が得られた。（１）表面が鏡面光沢となりＨｍａｘ（
最大凹凸深さ）２〜４μ程度となり、エツチピツトを生
じなかつた。
性が得られた。（１）表面が鏡面光沢となりＨｍａｘ（
最大凹凸深さ）２〜４μ程度となり、エツチピツトを生
じなかつた。
（２）エツチング量は３．８〜７．６η／ｄであり、寸
法減少は１０〜３０μであつた。
法減少は１０〜３０μであつた。
（３）酸化スケール除去後、銅−ニツケルークロムめつ
きが施され、洋白薄板の電気抵抗溶接がなされたが、こ
の溶接部のピーリング残径テストにおいては、非常に良
好な溶接強度を示した。
きが施され、洋白薄板の電気抵抗溶接がなされたが、こ
の溶接部のピーリング残径テストにおいては、非常に良
好な溶接強度を示した。
（４）スケール除去後のめつき品の塩水噴霧試験、ピン
ホール試険、密着度の試験において、従来より優れた試
験結果を得た。なお、上記各実施例の後段酸洗で使用し
た化学研磨液単独でもエツチングを試みたが、均一エツ
チングができず、表面にエツチポツトを生じ、半光沢か
無光沢面に近い外観を呈した。
ホール試険、密着度の試験において、従来より優れた試
験結果を得た。なお、上記各実施例の後段酸洗で使用し
た化学研磨液単独でもエツチングを試みたが、均一エツ
チングができず、表面にエツチポツトを生じ、半光沢か
無光沢面に近い外観を呈した。
また、熱硫酸や塩酸等のみの処理では、表面仕上りの均
一な光沢面が得られなかつた。以上述べたように、本発
明によれば、珪素純鉄鋼材のスケール除去が完全に行え
、エツチピツトの発生がなくなるので、後のめつき処理
あるいは溶接工程等において密着強度あるいは溶接強度
の大なるものを得ることができる。
一な光沢面が得られなかつた。以上述べたように、本発
明によれば、珪素純鉄鋼材のスケール除去が完全に行え
、エツチピツトの発生がなくなるので、後のめつき処理
あるいは溶接工程等において密着強度あるいは溶接強度
の大なるものを得ることができる。
Claims (1)
- １ 珪素純鉄鋼材を磁性焼鈍した後に生ずる酸化スケー
ルを除去するに当り、弗化物及び硫酸を主成分とするエ
ッチング液により加温状態にて初段酸洗を行い、その後
、過酸化水素と酸性弗化アンモンとを主成分とする化学
研磨液により後段酸洗を行うことを特徴とする珪素純鉄
鋼材の２段酸洗法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9033577A JPS5919991B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | 珪素純鉄鋼材の２段酸洗法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9033577A JPS5919991B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | 珪素純鉄鋼材の２段酸洗法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5425225A JPS5425225A (en) | 1979-02-26 |
| JPS5919991B2 true JPS5919991B2 (ja) | 1984-05-10 |
Family
ID=13995639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9033577A Expired JPS5919991B2 (ja) | 1977-07-29 | 1977-07-29 | 珪素純鉄鋼材の２段酸洗法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5919991B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6293008B1 (en) * | 1994-03-23 | 2001-09-25 | Dyconex Pantente Ag | Method for producing foil circuit boards |
| US6085414A (en) * | 1996-08-15 | 2000-07-11 | Packard Hughes Interconnect Company | Method of making a flexible circuit with raised features protruding from two surfaces and products therefrom |
| KR100654513B1 (ko) * | 2001-04-09 | 2006-12-05 | 에이케이 스틸 프로퍼티즈 인코포레이티드 | 실리콘함유 전기강 스트립의 피클링 방법 |
| JP4709731B2 (ja) * | 2006-11-17 | 2011-06-22 | 三菱重工業株式会社 | 耐食性めっき層形成方法および回転機械 |
| US8128754B2 (en) | 2008-11-14 | 2012-03-06 | Ak Steel Properties, Inc. | Ferric pickling of silicon steel |
-
1977
- 1977-07-29 JP JP9033577A patent/JPS5919991B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5425225A (en) | 1979-02-26 |
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