JPS59199463A

JPS59199463A - 包装容器

Info

Publication number: JPS59199463A
Application number: JP6842483A
Authority: JP
Inventors: 昭二榊山; 孝夫吉田
Original assignee: Terumo Corp
Current assignee: Terumo Corp
Priority date: 1983-04-20
Filing date: 1983-04-20
Publication date: 1984-11-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■３発明の背景技術分野本発明は、包装容器に関するものである。詳しく述べる
と、ビールオープン性が良好でかつ医療用容器等の保存
用に好適なブリスター包装容器に閏、するものである。

先行技術血液バッーグ、輸液バッグ等のプラスチック製医療用容
器には、例えばＡＣＤ液、ＣＰＤ液等のような抗凝固剤
ないし抗凝血剤が収納されており、該抗凝固剤の作用に
より採血時または輸血時における血液の凝固を防止して
いる。しかして、このような薬液を収納した医療用容器
は、保存用の合成樹脂製密閉容器に収納して保存されて
いる。また、菓子、チョコレート、プリン、バター、ヨ
ーグル１〜．味噌等の食品も、同様に合成樹脂製密閉容
器に収納して保存されている。

このような包装用密閉容器としては、最近、開口部周縁
にフランジ部を形成してなるトレ一部の該フランジ部に
ホットメルト接着剤層を介して蓋体をビールオープン可
能にヒートシールしてなる、いわゆるブリスター包装容
器が広く使用されている。このよう従来のブリスター包
装容器は、トレ一部がプラスチック製であるためにその
成形状の理由から円形であるか、あるいは収納物の点か
ら正方形ないし長方形の必要がある場合にはコーナ一部
が湾曲して形成されている。このため、ヒートシール部
１は、第１図および第２図に示づように、前記トレ一部
の開口周縁２に沿ってほぼ平行して帯状に形成されてい
るのが現状である。

しかしながら、第１〜２図に示づ−ようなブリスター包
装容器３にあっては、蓋体５のコーナ一部（剥離開始部
）４から蓋体５を剥離しようとすると、ヒートシール部
１の縦幅Ａ、Ｂ全体に対して初期剥離力を作用させる必
要があるので、初期剥離強度が大きくなる。このため、
蓋体５のトレ一部からの剥離に最初は大ぎな力を要する
という問題点があった。

■１発明の目的したがって、本発明の目的は、新規な包装容器を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、ビールオープン製
が良好でかつ医療用容器秀の保存に好適なブリスター包
装容器を提供づ゛ることにある。

これらの開目的は、開口周縁にフランジ部を形成してな
るトレ一部の該フランジ部にホットメルト接着剤層を介
して益体をビールオープン可能にヒートシールしてなる
包装容器において、少なくとも一つのビール開始部を該
接着部に設け、該ビール開始部の接着部を前記蓋体の剥
離力作用線に対して外方へ突出する形状に形成したこと
を特徴とする包装容器により達成される。

また、本発明は、突出先端部の角度が１００’以下であ
る包装容器である。さらに、本発明は、突出先端部が連
続して複数個形成されてなる包装容器である。また、本
発明は、突出先端部が複数個でありかつその先端位置が
ほぼ同一である包装容器である。さらに、本発明は、突
出先端部が複数個でありかつそのうちの中央の突出先端
部がより外方に突出した位置にある包装容器である。本
発明は、突出先端部が丸味を帯びてなる包装容器である
。さらに　本発明は、トレ一部が実質的に方形でありか
つ前記突出先端部がコーナ一部の少なくとも１個所に形
成されてなる包装容器である。

■０発明の詳細な説明つき′に、図面を参照しながら本発明の一実施例を説明
する。すなわち、第３〜５図に示すように、本発明によ
る包装容器１３は、合成樹脂、アルミニウム等、好まし
くは合成樹脂のシートで盆状につくられかつその開口部
周縁にフランジ部１６を形成してなるトレ一部１７のフ
ランジ部１６に対応する側の蓋体１５の全面にホットメ
ルト接着剤層を設け、該ホットメルト接着剤層を介して
蓋体１５、例えば平坦な蓋体がビールオープン可能にビ
ー１〜シールされている。なお、該ホラ１〜メルト接着
剤層はトレ一部１７のフランジ部１６または蓋体１５の
トレ一部１７との接層部分に帯状に設けてもよい。

しかして、前記小ツトメル１へ接着剤層を介してヒート
シールされた帯状接着部１１には少なくとも一つのビー
ル開始部が設（）られ、該°ピール開始部の帯状接着部
１１を、蓋体１５の剥離力作用線に対して外方に突出す
る形状に形成されている。

これはと−１−シール用金型をこの形状にすることによ
り形成することができる。例えば、第５〜６図に示すよ
うに、少なくとも一つのコーナ一部を剥離開始部１４と
し、該コーナ一部において蓋体１５の剥離力作用線Ｘ−
Ｘ−に対して外方に突出して前記接着部１１が形成され
ている。第６図の場合は、この突出先端部１８が複数個
（例えば３個）形成されているため、波形を呈しており
、各突出先端部１８（凸部）は中心点Ｙからほぼ同一距
離（半径Ｒｓ　）にあり、外側凸部位置Ｒ２と内側凸部
位置８丁とは、Ｒ１≦Ｒ２であることが望ましい。

第７図は、本発明による包装容器の他の実施例を示すも
ので、同様に蓋体１５の剥離力作用線に対して外方に突
出して形成されている接着部１１のうち、中央部の突出
先端部１８がＣ線位置で最も外方に突出し、ついで両端
部の突出先端部１８がｂ線位置で外方に突出し、つぎに
中火部の内側四部がＣ線位置に、両端部の内側四部がｄ
線位置に、また内側凸部がｅ線位置になるように形成さ
れてａ５す、このような配置により剥離が極めて容易に
なる。ずなわら、従来の包装容器のように、開口周縁１
２に沿って平行に形成されている接着部であれば初期剥
離力が幅Ａに対して作用するはずであるが、本発明の場
合、まず最初に中央の突出先端部にのみ僅かな剥離力を
作用させれば該部分における剥離が始まり、ついで比較
的小さな剥離力を作用させれば両端の突出先端部にＪ５
　Ｌプる剥離が始り、該部分の剥離が進行している間に
中央の突出先端部の剥離が終り、ざらに両端の突出先端
部の剥離がほぼ終了してから他の部分の剥離が始まるか
らである。

第８図は、本発明による包装容器のさらに他の実施例を
示すもので、接着部１１の突出先端部１８の末端が丸味
を帯びている場合又゛ある。

第９図は、本発明による包装容器の別の実施例を示すも
ので、接着部１１の突出先端部１８が１個の場合であり
、突出部分が大きくかつその角度が小さい場合にはその
先端が丸味を帯びていてもよいことはもらろんである。

しかして、前記突出先端部は初１１１］剥離ツクが小さ
くて済むような形状であればいかなる形状であってもよ
いが、通常その角度が１００°以下であることが好まし
い。

なお、本発明においてビールオープンとは、少なくとも
２枚のシート状物を接着してイ≧る密封体の該接着部を
互いに接着方向と反対方向に剥離して開封づ−る操作を
いう。

本発明による包装容器を構成する材１′！１としては合
成樹脂が好ましいが、例えば血液バッグ、輸血バッグ等
のごとき薬液入りプラスデックＩｌｌ医療容器の保存用
包装容器の場合には、トレ一部材料としてポリオレフィ
ン層（外Ｈ）上にガスおよび水蒸気遮断性を有する層（
中間層）を介してポリオレフィン層（内層）を積層して
なるラミネー１−が好諌しく、また蓋体材料としてはポ
リアミド層（内層）、ガスＪ′３よび水蒸気遮断性を有
づ−る層く中間層）およびヒートシールに対して耐熱性
を右する層（外層）を順次積層しでなるラミネー１−が
好ましく、この蓋体は通常平坦である。

トレ一部の外層ｄ３よび内層を構成覆るポリオレフィン
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等があり、こ
の好ｌましくはその保形性ならびに耐熱性が優れている
点からポリプロピレンである。

その厚さは、それぞれ５００〜６００μｍＬである。

また、トレ一部の中間層を構成するガスおよび水蒸気遮
断性を有する層としては、エチレン−ビニルアルコール
共重合体層が好まく、その厚さは約５０μ都である。

蓋体の内層を構成するポリアミドにより蓋体の強度が保
たれるが、中間層を構成７るガスおよび水蒸気遮断性を
有する層としては、ポリ塩化ビニリデンまたはエチレン
−ビニルアルコール共重合体が好ましく、ポリ塩化ビニ
リデンは、通常ポリオレフィン、特に二軸延伸ポリプロ
ピレンフィルムに積層されて使用され、通常ポリオレフ
ィンフィルムの厚さは２０〜４０μ空である。また、前
記ポリ塩化ビニリデンの厚さは５〜１０μｍである。外
層を構成するヒートシールに対して耐熱性を有する樹脂
としてはポリエチレンプレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレート等のポリニスアル、ナイロン等のポリアミ
ド、ポリプロピレン宿があり、好ましくはポリエチレン
テレフタレートで゛ある。その厚さは１０〜３０μｍｔ
１り了ましくは１２〜２５μ丑である。

ホントメルト接着剤としては種々のものが使用できるが
、−例を挙げると、トレ一部材の内層がポリプロピレン
の場合には、ホットメルト接着剤のポリエチレン対ポリ
プロピレンの重量比は２０８０〜５０　：　５０で、内
層がポリエチレンの場合にはポリエヂレン対ポリプロピ
レンの小量比は８０：２０〜５０　：　５０である。な
お、本発明において使用されるホラ１ヘメルト接ｒｉ剤
はピー１〜シールの熱により接着される側の部材ととも
に溶融し接着づるものであり、ビールオープンが容易な
ものであれば特に限定されるものではない。

つす゛に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明す
る。

実施例厚さ５００μｍ７Ｌのポリプロピレン層（外層）上に厚
さ５０μ童のエヂレンービニルアルコール共重合体層（
中間層）およびさらに・その上に厚さ５００μｍのポリ
プロピレン層（内層）を積層してなるラミネー１〜の１
〜レ一部内に輸液バッグを収納し、ついで、厚さ１０μ
蛮のポリアミド層（内層）上に厚さ１０ｔｌｒｎのポリ
塩化ビニリデン層（中間層）Ｊ５よびさらに厚さ２０μ
ｍのポリエチレンテレフタレート層（外層）を積層して
なる平坦な蓋体を、第６図に示づような形状の接着部と
してホットヌル１〜接着剤層（ポリエヂレン対ポリプロ
ピレン−６５：　３５　）を介して前記形状の金型てじ
一トシールした。このときの剥離開始時の最大剥離強度
およびシール強度は、第１表のとＪ５　Ｙ’あった。

比較例　１〜２実施例と同様’Ｊ　：／Ｊ法において、それぞれ第１図
〈比較例１）および第２図（比較例２）に示ず形状の接
着部どじ−Ｃボッ］〜メルト接接着を介し−Ｃヒートシ
ールした以外は同様な方法をｂなったところ、第１表の
結果が得られた、剥離開始時最大剥離強度（ｋｇ）　　　　２．１　　　４，３　　　　
ｔ、０シ一ル強度（ｋｌ”’ｃｍ）１〜１．５　１〜１
．５　１〜１．５■９発明の具体的効果以上述べたように、本発明による包装容器は、開口部周
縁にフランジ部を形成してなるトレ一部の該フランジ部
にホットメルト接着剤層を介して蓋体をビールオープン
可能にヒートシールしてなる包装容器において、少なく
とも一つのビール開始部を該接着部に設（プ、該ビール
開始部の接着部を前記着体の剥離力作用線に対しで外方
へ突出する形状に形成してなるものであるから、剥離開
始時に接着部に作用ずぺぎ剥離力の幅が小さくてすむの
で初期剥離力が極めて小さくて済む。また、突出先端部
の角度が１００°以下である揚台には、特に初°期剥離
力が小さくて済む。さらに、突出先端部が３１続して複
数個形成されていれば剥離力の分散効果が大きく、特に
そのうちの中央の突出先端部がより外方に突出している
場合には剥離力低減効果が著しい。また、突出先端部が
丸味を帯びていても同様な効果があることはもちろんで
ある。

さらに、トレ一部が正方形、長方形等の方形である場合
にはそのコーナ一部の湾曲部に少なくとも１個所前記突
出先端部を形成さければ、剥１開が極めて容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１〜２図は従来の）゛リスクー包装容器におけるヒー
トシール部を示１部分平面図、第３図は本発明による包
装容器の斜視図、第４図は本発明による包装容器の部分
断面側面図、第５図ｔＪ本発明による包装容器の平面図
、第６〜９図は本発明による包装容器のヒートシール部
の他の実施例を示田部分平面図でｄりる。１１・・・ビー１−シールされた接着部、１２・・・間
口周縁、１３・・・包装容器、１４・・・コーナ一部、
１５・・・蓋体、１６・・・フランジ部、１７・・・ト
レ一部、１８・・・突出先端部、ｘ−Ｘ−・・・剥離力
作用線。

Claims

【特許請求の範囲】〈１）開口部周縁にフランジ部を形成してなる１〜レ一
部の該フランジ部にボットメルト接着剤層を介して蓋体
をビールオープン可能にヒートシールしてなる包装容器
において、少なくとも一つのビール開始部を該接着部に
設け、該ビール開始部の接着部を前記蓋体の剥離力作用
線に対して外方へ突出する形状に形成したことを特徴と
づる包装容器。（２）突出先端部の角度１ｆｉ　１００　’以下である
特許請求の範囲第１項に記載の包装容器。く３）突出先端部が連続して複数個形成されてなる特許
請求の範囲第１項または第２項に記載の包装容器。（４）突出先端部が複数個でありかつその先端位置がほ
ぼ同一である特許請求の範囲第３項に記載の包装容器。（５）突出先端部が複数個でありかつそのうらの中央の
突出先端部がより外方に突出した位置にある特許請求の
範囲第３項に記載の包装容器。（６）突出先端部が丸味を帯びてなる特許請求の範囲第
２項ないし第５項のいずれか一つに記載の包装容器。（７）トレ一部が実質的に方形でありかつ前記突出先端
部がコーナ一部の少なくとも１箇所に形成されてなる特
許請求の範囲第１項ないし第６項のいずれか一つに記載
の包装容器。