JPS59196851A - β−ヒドロキシプロピオニトリルの製造方法 - Google Patents

β−ヒドロキシプロピオニトリルの製造方法

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JPS59196851A
JPS59196851A JP7144383A JP7144383A JPS59196851A JP S59196851 A JPS59196851 A JP S59196851A JP 7144383 A JP7144383 A JP 7144383A JP 7144383 A JP7144383 A JP 7144383A JP S59196851 A JPS59196851 A JP S59196851A
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JP
Japan
Prior art keywords
acrylonitrile
hydroxypropionitrile
catalyst
formaldehyde
reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP7144383A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuro Nakahama
中浜 哲朗
Yasuyuki Takayanagi
高柳 恭之
Yukinobu Hara
原 幸伸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nitto Chemical Industry Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (目的及び背景) 本発明はβ−ヒドロキシプロピオニトリルの製造方法、
特にアクリロニトリルの水利反応にょるβ−ヒドロキシ
プロピオニトリルの製造方法に関するものである。
β−ヒドロキシプロピオニ)・リルは、医薬、農薬、高
分子原料をはじめとする多くの有機合成品の原木゛l、
中間体とじて有用な化合物である。
β−ヒドロキシプロピオニしリルの製造方法としては従
来種々の方法が知られている。
例えば、原料としてエチレンオキサイドと青酩を用いる
方法(米国特許第24511430号明細,七)がある
。このブ)法によれば比較的容易かつ高収率でβ−ヒド
ロキシプロピオニトリルを得ることかできる。しかしこ
の方法は原料のt’−I醇が,II :qsに大きな毒
性を有するため、原料の入手、1′h地に大きな制限を
受け、工業的製法として必ずしも最良の方法とは占−え
ない。
一力もう一つの経済的な製造法として、合成繊維原料と
して大量安価に供給されているアクリロニトリルの水和
による方法がいくつか試みられている。
例えは、大過剰の水と少%(のアルカリ金属水酸化物触
媒のイf在下に高温、液相でアクリロニトリルを水和さ
せてβーヒドロキシプロピオニI・リルを得る方法(米
国特IM第3024267り明M11,鼻()がある。
この方法によりβ−ヒドロキシプロピオニトリルの選択
率を向−1ニさせることば可能であるが、そのためには
反応率を低くおさえることが不可欠であり、結果として
収率は最高48%にしか達せず工業的製法として大きな
欠点を有する。
また第4級アンモニウムヒドロキサイド触媒及υホルム
アルデヒドの共存下でアクリロニトリルの水利を行なう
方法(ドイツ17 n公開第28557945)明細書
)がある。この方法によればβ−ヒドロキシプロピオニ
トリルの収率は59〜69%に向1−するが、末だ経済
的製法とは言いがたい。
このように塩基性触媒ドでのアクリロニトリルの水利反
応によるβ−ヒドロキシプロピオニトリルの合成反応で
は通常、主生成物のβ−ヒドロキシプロピオニI・リル
のほか、副生物として多量のヒスシアノエチルエーテル
及びアクリルアミドなとが生じるため大幅な収率の低下
を引きおこし、これら副反応の抑制が重要な課題となっ
ている。
以1−のような状況の中で不発明治らは工業原料として
人h1、安価に製造されているアクリロニトリルを原料
とし、しかも従来以上の高収率を上げイ1するβ−ヒド
ロキシプロピオニトリルの経済的な1業製法を開発すべ
く鋭怠研究を行なった結果、第3級アミンを触媒とし、
ホルムアルデヒドまたはその低重合体の共存下でアクリ
ロニトリルの水和を行うことにより、容易に高収率でβ
−ヒトロキシプロピオニトリルルか得られることを見出
して本発明に到達した。
(構成) すなわち、本発明は水性媒体中で第3級アミンを触媒と
しホルムアルデヒドまたはその低張合体の共存下でアク
リロニトリルの水和を行なうことを特徴とするβ−ヒド
ロキシプロピオニトリルの製造方法である。
本発明の方法を式で示すと次のよフになる。
1 CN                CNCN   
            CNホルムアルデヒド共存下
でのアクリロニトリルの水和反応を第4級アンモニウム
ヒドロキサイド触媒を用いて行なう方法は前記のドイツ
特許公開第2ft55794号明細書に記載されている
。しかし第4級アンモニウムヒドロキサイド触媒は強塩
基性であるため共存ホルムアルデヒドどうしのカニフッ
0反応を急速に誘導し、生成するキ酸により触I!L塩
基を消費するため水利反応の反応率を低下させる欠点を
イイする6また選択率も最高75%程度であるため、収
率も59〜69%に低ドしてしまいj′業的製法として
は不十分であった。
しかし本発明の方法によれば、共存ホルムアルデヒドの
カニフッ口反応による消費を極力紙上″さ旦、かつビス
シアノエチルエーテルなどの副反応物の/l成を大幅に
低減できるためβ−ヒトロキンプ[1ビオニトリルの収
率は一挙に80%まで向上、〜せ青る。
以上に本発明の一月ψ的実施態様について説明する。
アクリロニトリルの水和反応は水性媒体中にて伯なわれ
る。水性媒体としては、例えは水、または水−乙ルコー
ル、水−ジオキサン、水−テトラヒドロフランあるいは
水−ジ7チルスルホキシドなどの#シ合液が用いられる
が、工業的には水だけを用いる反応が経済的に有利であ
る。混合溶媒を用いる場合は水と壱機溶媒の比率ば1・
1がら9:1(重量比)程度が好ましい。
アクリロニトリルの仕込a IJIは反応液全hiに夕
・1して25正績%以下、特に2〜10小埴%か好まし
い。
触媒としては第3級アミン、例えばトリメナルアミン、
トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリエタノール
アミン、トリー1so −プロパツールアミン、ジエチ
ルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、N、
N−ジメチルアミンプロピオニトリル、N、N−ジメチ
ルアニリン、ピリジン及びその誘導体、イミダゾール及
びその誘導体、アンハーラ−(1・IRA−93のよう
な高分子第3級アミンなどが用いられるが、通常は入「
が容易で取り扱いやすいトリエチルアミン、トリエタノ
ールアミンなどを用いるのが有利である。触媒使用h)
は原料アクリロニトリル1モルに対して0.01〜0,
5モル程度が好ましい。
反応時に共存させるホルムアルデヒド又はその低重合体
としては、ホルムアルデヒド水溶液(ホルマリン)、ガ
ス状ホルムアルデヒF、トリオキサン、及びパラホルム
アルデヒドのいずれでもよく、またこれら2種以」二の
混合物でもよいが、通常は安価でしかも取り扱いが岩易
なホルマリンまたはパラホルムアルデヒドを用いるのが
有利である。ホルムアルデヒドの使用量はアクリロニト
リルに対し0.5〜20 <;qモル&(ましくは1〜
lO倍モルである。ホルJ・アルデヒドの低重合体を用
いる場合If I゛l”位ホルムアルデヒドのモiし故
に換)’>:してトニ記の価を適用する。
反応I晶瓜は常温〜100°Cの間で11なえるか、反
1j右速四及び選択率なとの点で40〜80°Cか特に
好ましい。
反応11f間は反応条件によって異なり2.IfL畠3
0分へ・20時間で十分であるが、1〜12時間になる
ように反応条件を調節するのが4〜に々fましい。
)M k: 4g合物からのβ−ヒ1−ロキシプロピオ
ニトリルの分囚及び精製は有機溶剤による抽出と抽出液
のノん留、あるいは反応液を直接減圧蒸留することによ
り容易に行なうことができる。使用したホルムアルデヒ
ドは蒸留により回収され再使用される。
以下実施例により本発明をさらに共体的に説明するが、
本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1 il、i度9(、攪拌機、冷却コンデンサーおよびh″
A1A1ドロー1した反応器にアクリロニトリル5.O
g、35%ホルマリン15.0 g、及び水78.6g
を仕込み700Cに加温する。次いでトリエチルアミン
1.4gを加え、攪拌下70°Cで6時間反応な行なっ
た。反応後冷却し、中和した後反応液の−・部を分取し
てカスクロマトグラフ法で分析した結果、5.8gのβ
−ヒドロキシプロピオニトリル(収−<j86%)の生
成を確認した。また副生物としてビスシアノエチルエー
テル0.5g (収、’JIX)が確認された。
比1咬例1 ホルマリンを加えなかった以外はすべて実施例1と・同
様に行なったところ、1.58のβ−ヒドロキシプロピ
オニトリル(収率22%)が生成した。また副生物とし
てヒスシアノエチルエーテ7+zt、Og(収−イイ1
7%)、アクリルアミド0.3g (収率4%)も確認
された。
比較例2 トリエチルアミンの代りにペンシルトリメチルアンモニ
ウムヒドロキサイト水溶液(30%)5gを触媒に用い
た以外は実施例1と全く同様に反応を行なった結果、4
.1gのβ−ヒドロキシプロピオニトリル(収率61%
)、1.0gのビスシアノエチルエーテル(収率[%)
か得られた。
実施例 実施例1と同様の反応器に5゜Ogのアクリロニトリル
、 5.0gのパラホルムアルデヒド及び88.8g、
の水をイ1込ミ70°Cに加温する。次いで1.4gの
トリエチルアミンを加え70°Cでs ++!1間反応
全反応った。
反応終了後、実施例1と同様の後処理と分析を行なった
結果、5.5gのβ−ヒ)・ロキシプロピオニトリル(
収率82z)を得た。また副生物として0.4gのビス
シアノエチルエーテル(収率7χ)の生成を認めた。
実施例3 実施例1と同様の反応器に5.Jのアクリロニトリル、
25.0gの35%ホルマリン及び6a、ogの水を仕
込み60°Cに加熱する。次いで2.0gのトリエタノ
ールアミンを加え、攪拌下80 ’C″で10時間反J
、l−1を行なった。反応後、実施例1と同様の後処理
及び分析を行なったところ、5.3gのβ−ヒドロキシ
プロピオニトリル ビスシアノエチルエーテル(収率8%)を副生じていた
(効果) 実施例から明らかなように、本発明方法による時は80
%近くまたはそれ以上の収率でβ−ヒドロキシプロピオ
ニトリルを取得でき、第3級アミン以外の触媒を用いた
場合、あるいはポルムアルデヒドまたはその低重合体を
共存させなかった場合にくらへて収率の増加及び副生物
の減少という点で優れていた。
出願人 日東化学工業株式会社 代理人 弁理士  青麻昌二

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水性媒体中で第3級アミンを触媒としホルムアルデヒド
    またはその低重合体の共存ドでアクリロニトリルの水和
    を行なうことを特徴とするβ−ヒドロキシプロピオニト
    リル
JP7144383A 1983-04-25 1983-04-25 β−ヒドロキシプロピオニトリルの製造方法 Pending JPS59196851A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4822649B2 (ja) * 2000-08-04 2011-11-24 インヴィスタ テクノロジーズ エスアエルエル 3−ヒドロキシアルカンニトリルおよびヒドロキシアミノアルカンの製造方法

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JP4822649B2 (ja) * 2000-08-04 2011-11-24 インヴィスタ テクノロジーズ エスアエルエル 3−ヒドロキシアルカンニトリルおよびヒドロキシアミノアルカンの製造方法

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