JPS5919412Y2 - リング状樹脂マグネットの成形金型 - Google Patents

リング状樹脂マグネットの成形金型

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Publication number
JPS5919412Y2
JPS5919412Y2 JP1952378U JP1952378U JPS5919412Y2 JP S5919412 Y2 JPS5919412 Y2 JP S5919412Y2 JP 1952378 U JP1952378 U JP 1952378U JP 1952378 U JP1952378 U JP 1952378U JP S5919412 Y2 JPS5919412 Y2 JP S5919412Y2
Authority
JP
Japan
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template
mold
magnetic
magnetic material
ring
Prior art date
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Expired
Application number
JP1952378U
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English (en)
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JPS54121978U (ja
Inventor
加津衛 剣持
保 若畑
則久 本勝
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
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Expired legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁性材料と樹脂材料との混線材料を磁場中で成
形することにより磁気的に配向せしめるようにしたリン
グ状樹脂マグネットの成形金型に関するものである。
一般に、磁気異方性の強いフェライト粉と熱可塑性プラ
スチックとを混練した材料を磁場中で成形することによ
り、磁気的に配向した成形品を得る方法は既に公知であ
り、特にリング状成形品を放射状に配向する例は多い。
その原理はリングの内径を形成する型部材から外径を形
成する型部材へ磁力線を発生させておき、然る後にフェ
ライト粉入りの樹脂をキャビティに充填することにある
こうした原理上、一般的な多数個取りの方法では次のよ
うな不具合を生ずる。
つまり普通には複数のキャビティを金型分割面に並置す
るが、キャビティの近接部分で磁力線の方向が相殺する
ようになり、部分的に磁場が弱くなり、そのためリング
状成形品の円周方向の配向度が不均一になるという欠点
があった。
すなわち、第1図はその一例を示す図であり、矢印で示
す磁力線がコア1とコア2の近接する部分で向き合って
いるため、成形品3,4の斜視で示す部分の配向度が低
くなるという欠点があった。
また成形品3,4の間隔を十分に設ければ、上記欠点は
緩和されるが、金型の大きさが多くなり、適用できる成
形機も大きいものになり、コスト的にも、作業性の上で
も不都合となるという欠点があった。
本考案はこのような従来の欠点を解消し、円周方向の配
向度を均一に保つ多数個取の金型を提供するものである
即ち、複数個のキャビティをコア軸上に積み重ねるよう
に配置し、コア軸を1本とする事を基本とするものであ
る。
第2図および第3図は本考案の一実施例を示し、図中、
可動側取付板25は底板26を固定し、磁性体の底板2
6は磁性体の磁芯27および側板28を支持している。
コイル29は磁芯27の周囲に設けられて側板28に囲
まれている。
非磁性体のプレート30および非磁性体の第三の型板3
1は側板28に固定され、非磁性体の突出プレート32
は磁芯27と摺動可能な状態で組み込まれている。
また、磁性体の第二の型板33.33’、非磁性体のプ
レート34.34’、磁性体の第二の型板35.35’
はそれぞれ別々に固定され、各々別々に第三の型板31
との接触面上をスライド可能であり、ピン穴を有する。
前記ピン穴と固定側に設けられたアンギュラ−ピン36
.36’とでプレート開閉手段を構成する上記第一の型
板33.33’および第二の型板35゜35′には磁芯
27と対向してキャビティ37および38をなす穴が設
けられ、プレート34および34′には磁芯27と摺動
可能に嵌合する半円凹部および溝39が設けられている
第一の型板33は外周部において側板28および第二の
型板35と接触している。
非磁性体の固定側取付板40と非磁性体の第四の型板4
1は固定され、アンギュラ−ピン36゜36′を支持し
ている。
上記第四の型板41にはキャビティ38に接続するよう
にランナー溝42が設けられ、ランナ溝42に接続する
スプル一孔43が取付板40および第四の型板41を貫
通して設けられている。
こうしてなる金型はコイル29に電流を通すことにより
図に示す矢印の如く磁路が形成される。
然る後にスプル一孔43より溶融した磁性材料と樹脂材
料との混線材料を圧入することによりキャビティ38お
よび37に充填され、がつ充填された樹脂中の磁性粉は
磁力線の方向に配向される。
そして金型に充填した樹脂が冷却固化した後に第5図に
示すように型開きすると、第一の型板33゜33′、プ
レート34.34’、第二の型板35.35’、アンギ
ュラ−ピン36.36’によりガイドされて型開きとと
もにそれぞれ矢印の方向にスライドし、アンギュラ−ピ
ン36.36’が第二の型板35および35と離れるこ
とによりスライドを停止する。
二枚のプレート34.34’がスライドすることにより
リング44は離型可能となり、更に型開きを行なうこと
により突出プレート32は固定側と係合し、引き続き型
開きを行なうことにより突出プレート32は磁芯27と
ともに摺動して相対的に固定側へ移動する。
この時、リング44および45も突出プレート32と連
動して磁芯27から外れる。
このようにして第6図に示すようにリング44とリング
45はゲート46により接続され、リング45はランナ
ー47と接続され、ランナー47はスプルー48と接続
された成形扉が得られる。
ここにスプルー48は第4図におけるスプル一孔43と
、ランナー47は同じくランナー溝42と、リング45
はキャビティ38と、リング44はキャビティ37と、
ランナー46は溝39と各々対応するものである。
そして、第4図に示す成形扉のランナーを切断して所得
の形状のリング状マグネットを得ることができ、然る後
適応な磁化手段を用いて着磁される。
こうしてなる金型は汎用成形機を適用できるという利点
を有する。
第5図は本考案の応用例を示し、図中、磁芯49は大径
部50および小径部51を有する異径コアとし、それぞ
れキャビティ52.53を形成する穴を有する磁性体の
型板54.55を設け、第一の型板54と第二の型板5
5の間に非磁性体プレート56を設(する。
そして、プレート56には小径部51に対応する穴が設
けられ磁芯49の異径部に組み合わされる。
こうしてなる金型は、リング径の異なる成形扉を同時に
得られる利点を有する。
ここで、磁性材と樹脂材との混線材料の注入はライナー
により行なわれる。
尚、以上の実施例ではともに2コ取りの金型を示したが
、本考案はこれに拘束されず、三コ以上でも可能にする
ものであることは云うまでもない。
以上のように本考案によれば、磁気回路を構成するコア
軸の軸方向に複数のキャビティを設けたので、成形され
るリング状樹脂マグネットの円周方向の配向度を均一に
して多数個取り可能な金型を構成することができ、その
金型の大きさも1個取り金型とほぼ同程度の大きさにす
ることもできる等、その実用的価値は極めて大なるもの
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の金型の平面図、第2図は本考案の金型の
一実施例を示す断面図、第3図はその金型の型開き動作
を説明するための図、第4図は同金型により成形される
成形扉の斜視図、第5図は本考案の金型の他の構成例を
示す要部断面図である。 5.25・・・・・・取付板、6,26・・・・・・底
板、7,27゜49・・・・・・磁芯、8,28・・・
・・・側板、9,29・・・・・・コイル、31・・・
・・・第三の型板、33.33’・・・・・・第一の型
板、34゜34′・・・・・・プレート、35.35’
・・・・・・第二の型板、36゜36′・・・・・・ア
ンギュラ−ビン、40・・・・・・取付板、41・・・
・・・第四の型板、37.38・・・・・・キャビティ
、チー溝、43・・・・・・スプル一孔。 42・・・・・・ラン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の端部にコイルが配置され他方の端部がリング状樹
    脂マグネットの内径を形成する磁性材よりなる磁芯と、
    この磁芯の一端にキャビティを形成する所定の間隔をも
    って対向して設けられた磁性体よりなる第1の型板、お
    よび第2の型板と、前記第1の型板および第2の型板と
    磁芯とを少なくとも型閉じ状態において磁気的に接続す
    る磁性体よりなる側板及び底板と、前記第1の型板と第
    2の型板の間にそれぞれの一方の板面と接して設けられ
    、前記キャビティを部分すると共に磁芯の半径方向に分
    割可能な非磁性体の一対のプレートと、前記第1の型板
    および第2の型板の両側にあって他方の板面とそれぞれ
    接して設けられる非磁性体の第3および第4の型板とを
    具備し、型開き動作により少なくとも上記2枚のプレー
    トが型開き方向と垂直な方向に開くプレート開閉手段を
    備えたリング状樹脂マグネットの成形金型。
JP1952378U 1978-02-15 1978-02-15 リング状樹脂マグネットの成形金型 Expired JPS5919412Y2 (ja)

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JPS54121978U JPS54121978U (ja) 1979-08-25
JPS5919412Y2 true JPS5919412Y2 (ja) 1984-06-05

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