JPS59193299A - カチオン電着塗装装置 - Google Patents

カチオン電着塗装装置

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JPS59193299A
JPS59193299A JP6721383A JP6721383A JPS59193299A JP S59193299 A JPS59193299 A JP S59193299A JP 6721383 A JP6721383 A JP 6721383A JP 6721383 A JP6721383 A JP 6721383A JP S59193299 A JPS59193299 A JP S59193299A
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JP
Japan
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coated
coating
electrodeposition
electrode
paint
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JP6721383A
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Yoshinobu Takahashi
芳信 高橋
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電着塗装装置の改良に関し、特に塗料槽内に
配設される電極として、一部に電気絶縁性材料が被覆さ
れている電極を用いる電着塗装装置に係るものである。
近年、電着塗装は特色ある塗装方法として広〈実施され
ている。その概要は、被塗装物を一方の極として、他方
の極である塗料槽内もしくは他方の極を内部に設けた塗
料槽内に収容されている電着塗料中に浸漬し、両電極間
に直流電圧を印加することにより被塗装物の表面に電着
塗膜を形成させる方法である。
しかしながら、この電着塗装方法においては、一般に高
電圧、高電流を必要とし、通常の平板状被塗装物に対し
ては150ないし400ボルトの電圧およびldm当り
約1アンペアの電流が必要とされている。例えば、小型
の乗用自動車の車体を電着塗装する場合には、電着塗料
中に浸漬される塗装初期の電流は約1000アンペアに
も達するといわれている;このため、被塗装物が電着塗
料中に浸漬される直後において、被塗装物とこの被塗装
物と対抗する電極との間に急激に流れる高電流によって
、被塗装物の表面に形成される電着塗膜に異常を生じて
、ピンホール、段付き等の塗装不良が発生ずることはも
とより、電着塗料への浸漬直後における電流の集中によ
って電着塗膜が異常に付着する不具合を生ずることがあ
る。
本発明は、上記の不具合を解消するためになされたもの
で、その目的は、被塗装物が電着塗料中に浸漬される時
、被塗装物と電極との間に急激に流れる高電流を抑制し
、塗装初期における塗装不良の発生および電着塗膜の異
常付着を防止することができる電着塗装装置を提供する
ことにある。
本発明の上記目的は、電着塗料を収容している塗料槽の
長手方向上方にコンベアを架設するとともに、このコン
ベアと平行に直流電源の一方の極に接続されている給電
レールを架設し、前記コンベアに給電レールに接触しつ
つ被塗装物を支持して前記塗料槽の電着塗料中に搬入す
る物品支持具を間隔を有して複数個設け、前記塗料槽の
長手方向に直流電源の他方の極に接続されている電極を
複数個配設し、この複数個の電極のうち、少なくとも被
塗装物が電着塗料中に搬入される側の電極を、一部に電
気絶縁性材料を被覆した電極とじたことを特徴とする電
着塗装装置によって達成、することができる。
以下、本発明の一実施例を添付図面に従って詳細に説明
する。
第1図は本発明に係る電着塗装装置の概略側断面図、第
2図は第1図の■−■線に沿った断面図を示すものであ
る。第1図および第2図において、1は母型に形成され
ている塗料槽であって、それ自体導電性材料で造られ、
その内側は電気絶縁性材料よりなる被覆層2が形成され
ている。この塗料槽1には被塗装物Wの表面に塗膜とし
て形成させるためのカチオン型の電着塗料3が収容され
ている。そして、この塗料槽1の長手方向上方にはコン
ベア4が架設されている。このコンベア4は被塗装物W
を1駁送するために、塗料槽1の搬入側から順次下方に
向けて傾斜し、塗料槽1の上方では水平に形成され、搬
出側では順次」一方に向けて傾斜して配設されている。
また、コンベア4の下方には、このコンベア4と平行に
給電レール5が架設されており、この給電レール5は塗
料槽Iの上方のみに架設され、支持部材6によってコン
ベア4に支持されている。そして、この給電レール5は
直流電源7からの導線8によって陰極側に接続されてい
る。更に、コンベア4には給電レール5に接触しつつ被
塗装物Wを懸垂して、塗料槽1内の電着塗料3中に搬入
するための導電性の物品支持具9が吊下されており、こ
の物品支持具9は適当な間隔を有して複数個設けられて
いる。
また、塗料槽1の内部の長手方向には直流電源7からの
導線10によって陽極側に接続されている複数個のフェ
ライト電極棒11 (以下、電極棒という)が配設され
ている。この電極棒11は第3図の一部破断断面図に示
すように、電気絶縁性材料で被覆された導線部A、接合
部B、電気絶縁性材料の被覆部Cおよびフェライト露出
部りとからなっている。更に、詳細には、直流電源7か
らの導線10に接続される導線12は電気絶縁性材料か
らなる被覆層13が形成されており、この導線12の露
出部14はボルト15によってステンレス、ニッケル、
クロム等からなる金属丸棒16に接合されている。また
、この金属丸棒X6の表面には導電性材料からなる被覆
部材17を介在してフェライト焼結体18が被包されて
おり、導線12の露出部14と金属丸棒16の接合部B
には合成樹脂等の電気絶縁性材料からなる被覆層19で
固められ、電極棒11を形成している。
そして、一部の電極棒11には、ゴム、合成樹脂、アス
ベスト等の電気絶縁性材料からなる被覆層20が形成さ
れている。すなわち、塗料槽1の長手方向両側部には図
示を省略した支持部材によって複数個の電極棒11が間
隔をおいて直立に支持されており、底部には塗料槽1の
長手方向に延びる電極棒11と横方向に延びる電極棒1
1が支持部材によって複数個支持されている。そして、
この電極棒11のうち、被塗装物Wが研料槽1の電着塗
料3中に搬入される側および1駁出される側の電極棒1
1は、ブ部に電気絶縁性材料からなる被覆層20が形成
されている。この被覆層20は、被塗装物Wが電着塗料
3に搬入される側の電極棒11が最も被覆率が大きく、
塗料槽1の中心部に近くなるに従って被覆率が小さくな
っている。また、被塗装物Wが電着塗料3から搬出され
る側の電極棒11は搬入側とは逆に搬出側がら中心部に
近くなるに従って被覆率が大きくなっている。更に、塗
料槽1の両側部に直立に支持されている電極棒11のう
ち、被塗装物Wの入槽側の二つの電極棒11は、隔膜ボ
ックス21て囲まれており、この隔膜ボックス21の前
面(被塗装物Wが通過する側)のみ隔膜22が設けられ
ているとともに、この隔膜ボックス21の内部には極液
23が満たされている。そして、この隔膜ボックス21
は同様な構成で電極棒11の一つおきに設けられている
上記のように構成された電着塗装装置において、被塗装
物Wをコンベア4に懸垂されている物品支持具9に吊下
し、これを第1図に示す矢印の方向にコンベア4を駆動
させ、物品支持具9が給電レール5の所に搬送されると
、この物品支持具9が給電レール5に接触して被塗装物
Wに陰極電位が与えられる。続いてコンベア4の動きに
つれて被塗装物Wの一部が陽極側に帯電されている電着
塗料3の中に搬入されて電気的に接続される。その際、
被塗装物Wと電極棒11との間に急激に流れる高電流は
、塗料M1内の被塗装物Wの搬入側に支持されている電
極棒11の電気絶縁性被覆層20によって数秒ないし数
分の間一時的に抑制され、塗装不良の発生および塗膜の
異常付着が防止される。更に、電着塗料。中に浸漬され
るに従って被覆N20の遮蔽効果が薄れ、それにつれて
電流も除々に上がり、被塗装物Wが被覆層20の形成さ
れていない電極棒11の位置に搬送されてきた時、その
電流は所定に設定された値となり電着塗装作用が進行さ
れる。
斯かる状態で一定時間直流電流が流され、所定の電着塗
膜が形成された被塗装物Wは、電着塗料3から1駁出さ
れるとともに、物品支持具9が給電レール5から離れて
被塗装物Wに対する電流の供給が遮断される。斯くして
、所定の電着塗膜が形成された被塗装物Wはコンベア4
によって水洗工程および乾燥工程等の後処理工程(図示
ゼず)に搬送されて完全な電着塗膜として完成される。
なお、本発明の電着塗装装置では、被塗装物を陰極に帯
電し、塗料槽1の内部に設けられている電極棒11を陽
極に帯電したカチオン電着塗装装置によって説明したが
、カチオン電着塗装装置とは極性を逆にしたアニオン電
着塗装装置にも適用することができる。また、本発明に
おいては、塗料槽Iの内部に電気絶縁性材料によって被
覆N2を形成したもので説明したが、塗料槽1自体を合
成樹脂等の電気絶縁性材料で造ることもできる。
更に、本発明では電極棒11への被[120の形成を電
着塗料3の表面上方がら下方に向けて一部を被包した実
施例で説明したが、第4図および第5図に示すように形
成することができる。ずなゎぢ、第4図は電極棒11の
通電面に電気絶縁性の被覆層20を分割して形成させた
ものであり、第5図は電極棒11の通電面に電気絶縁性
の被覆層20を全体に形成し、その被覆層2oの表面に
複数個の貫通孔24を設けたものである。
なお、電極としてフェライト電極を用いた例で説明した
が、カヂオン電着の場合は電極は陽極となり、電極自身
の溶出を考えねばならず、この観点からすれば、フェラ
イト電極は電気絶縁性材料で被覆の有無にかかわらず溶
出はほとんどない。
しかしながら、ステンレス例えば5US316を同様に
用いた場合、露出部分の溶出のみならず、電気絶縁性材
料被覆物との間にすきまが生した場合は、すきま部分の
5US316は溶出が激しく、短期間に切損等が生じる
場合があるので注意を要する。
以上説明したように、本発明の電着塗装装置においては
、電着塗料槽の長手方向に配設されている電極のうち、
少なくとも被塗装物が電着塗料中に搬入される側の電極
を、一部に電気絶縁性材料が被覆されている電極とした
から、被塗装物が電着塗料中に搬入された際には電極棒
に形成されている電気絶縁性材*4からなる被覆層によ
って、被塗装物と電極棒との間に急激に流れる高電流を
数秒ないし数分の間一時的に抑制することができるので
、高電流が流れる時に誘発されるビンポール、段付き等
の塗装不良の発生および被塗装物に形成される電着塗膜
が異常に付着するのを防止することができる効果がある
。また、前処理工程において被塗装物表面に施されるリ
ン酸亜鉛、リン酸鉄等の化成処理のムラによる電着塗膜
の不均一等の塗装欠陥の発生をすべて防止することがで
きる効果がある。更に、これらの塗装欠陥を防止するこ
とができることによって、被塗装物表面に形成される電
着塗膜の均一化が図れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電着塗装装置の概略側断面図、第
2図は第1図■−■線に沿った断面図、第3図は本発明
の装置に用いられるフェライト電極棒の一部破断断面図
、第4図および第5図はフェライト電極棒の他の実施例
の側面図である。 1−−−一塗料槽 2−・−被覆層 3−−−一電着塗料 4−−−−コンベア 5−−−給電レール 6−一一一〜支持部材 7−−−・直流電源 8.10−−一導線 9−−−−物品支持具 11−−一−−・フェライト電極棒 12−−−一導線 13.19.20−一一−−被覆層 14−−露出部 15−−−−ボルト 16−−−−金属丸棒 1’1−−−−被覆部材 18−−−−−・フェライト焼結体 21−−−一隔膜ボノクス 22−−−隔膜 23−−−一極液 24−−−−−・貫通孔 出願人 トヨタ自動車株式会社 第3図 −539−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電着塗料を収容している塗料槽の長手方向上方にコンベ
    アを架設するとともに、このコンベアと平行に直流電源
    の一方の極に接続されている給電レールを架設し、前記
    コンベアに給電レールに接触しつつ被塗装物を支持して
    前記塗料槽の電着塗料中に搬入する物品支持具を間隔を
    有して複数個設け、前記塗料槽の長手方向に直流電源の
    他方の極に接続されている電極を複数個配設し、この複
    数個の電極のうち、少なくとも被塗装物が電着塗料中に
    搬入される側の電極を、一部に電気絶縁性材料を被覆し
    た電極としたことを特徴とする電着塗装装置。
JP6721383A 1983-04-15 1983-04-15 カチオン電着塗装装置 Granted JPS59193299A (ja)

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