JPH09279392A - 金属ストリップの連続電気めっき装置 - Google Patents

金属ストリップの連続電気めっき装置

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JPH09279392A
JPH09279392A JP8918196A JP8918196A JPH09279392A JP H09279392 A JPH09279392 A JP H09279392A JP 8918196 A JP8918196 A JP 8918196A JP 8918196 A JP8918196 A JP 8918196A JP H09279392 A JPH09279392 A JP H09279392A
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auxiliary anode
metal
insulator
strip
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JP8918196A
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Masato Kageyama
正人 景山
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 めっき金属の付着重量分布の均一性に優れた
金属ストリップの連続電気めっき装置の提供。 【解決手段】 矩形平面を有する2対の不溶性の補助陽
極を金属ストリップの両端部寄りに配置し、かつ該補助
陽極の金属ストリップに対向する面の一部を絶縁体で被
覆し、さらに該補助陽極を金属ストリップの板幅変更に
対応して幅方向に可動であるとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属ストリップの
連続電気めっき装置において、特にめっき金属の付着重
量分布の均一性に優れた金属ストリップの連続電気めっ
き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属ストリップの連続電気めっきの一般
的な従来製造法を、代表的な連続電気めっき装置の概略
図である図5(a)を用いて説明する。まず、製造装置
の主要な構成は、めっき液が満たされためっき槽4、そ
のめっき液中に浸漬されかつ互いに平行に配置された矩
形状平面を有する1対以上の電極板2−a,2−b、通
板ロールも兼ねた給電ロール6、さらに金属ストリップ
3の通板方向反転用のシンクロール5からなる。次に、
上記製造装置を用いためっき方法に関しては、電極板2
−a,2−bの間に金属ストリップ3を搬送させ、さら
に、金属ストリップ3を給電ロール6を介して直流電源
(図5には示されていない)の陰極に、また電極板2−
a,2−bを陽極に接続し、これらの間に適当な電圧を
印加することで通電し、めっき液中のめっき金属イオン
を金属ストリップに付着させめっきを行なっている。以
上が、金属ストリップの連続電気めっきの一般的な従来
製造法である。
【0003】このようにして電気めっきされた金属スト
リップの品質上の大きな問題点の一つとして、めっき金
属付着重量分布の不均一問題がある。すなわち、めっき
金属付着重量が金属ストリップ面上で多い、または、少
ないといった不均一があると、少ない部分ではめっき皮
膜の防食性が劣り、一方、多い部分ではめっきされた金
属ストリップの加工性が劣るなどの問題を生じるのであ
る。
【0004】このようなめっき金属付着重量分布の不均
一問題の原因の一つとして、金属ストリップの形状不良
がある。その理由は、金属ストリップ上のある場所の単
位面積当たりのめっき金属付着重量M[g/m2 ]は、
その場所での単位面積当たりの通電量q[C/m2 ]に
正比例し、さらに通電量q[C/m2 ]は、その場所の
金属ストリップと電極板との距離に比例して生じるめっ
き液の電気抵抗に反比例するからである。すなわち、金
属ストリップの形状不良により金属ストリップと電極板
との距離に分布を生じ、結果としてめっき金属付着重量
分布の均一性を損なう。
【0005】上述したような、金属ストリップの形状不
良のためにめっき金属付着重量分布が不均一になる例を
図5(b),図6を用いて以下に説明する。まず、図5
(b)は、図5(a)に示した、金属ストリップの連続
電気めっき装置図のCーC′断面図で、C反りと一般的
に呼ばれる幅方向に反る形状不良を生じている状態の一
例を示している。このC反りと呼ばれる形状不良のた
め、この例では金属ストリップ中央部における金属スト
リップ3と電極板2−aとの距離hc-a は、金属ストリ
ップ端部における金属ストリップ3と電極板2−aと距
離he-a より小さくなり、一方その裏側では逆に、金属
ストリップ中央部における金属ストリップ3と電極板2
−bとの距離hc-b は、金属ストリップ端部における金
属ストリップ3と電極板2−bとの距離he-b より大き
くなる。金属ストップ3は、図5(a)に示されるよう
に給電ロール6やシンクロール5で電極板2−a,2−
bのほぼ中央に位置するように支持されているので、図
5(b)中の距離hc-a と距離hc-b は、ほぼ等しい
が、C反りは、ほとんどの金属ストリップに見られる形
状不良で、反りの程度も方向も一定ではないため、一般
的には距離he-a と距離he-b は様々に変化する。
【0006】ここで、金属ストリップと電極板との距離
変化により、めっき金属付着重量がどのように変化する
かを説明する。先述したように、金属ストリップ上のあ
る場所の単位面積当たりのめっき金属付着重量M[g/
2 ]は、その場所での単位面積当たりの通電量q[C
/m2 ]に正比例し、その通電量q[C/m2 ]は、通
電時間t[s]と電流密度i[A/m2 ]との積で表さ
れる。通電時間t[s]は金属ストリップが電極板間を
通過する時間であり、通板速度が一定であれば一定なの
で、金属ストリップ上のある場所の単位面積当たりのめ
っき金属付着重量M[g/m2 ]は、その場所での電流
密度i[A/m2 ]に正比例する。すなわち、めっき金
属付着重量M[g/m2 ]の分布を知るには、電流密度
i[A/m2 ]の分布を知ればよい。一方、この電流密
度i[A/m2 ]は、その場所の金属ストリップ〜電極
板間距離h[m]に比例して生じるめっき液の電気抵抗
に反比例する。すなわち、電流密度i[A/m2 ]は、
金属ストリップ〜電極板間距離h[m]に反比例する。
【0007】次の図6は、図5(b)の例に示したC反
り状態における、金属ストリップ3の単位面積当たりの
めっき金属付着重量M[g/m2 ]の幅方向分布を示
し、実線が電極板2−bに面する側,破線が電極板2−
aに面する側の分布を示している。C反りのため、実線
で示された電極板2−bに面する側のめっき金属付着重
量M[g/m2 ]の幅方向分布は、図5(b)に示した
金属ストリップ3と電極板2−bとの距離が小さくなっ
た金属ストリップ端部(距離he-b の近傍)でめっき金
属付着重量M[g/m2 ]が大きくなり、一方、破線で
示された電極板2−aに面する側のめっき金属付着重量
M[g/m2 ]の幅方向分布は、図5(b)に示した金
属ストリップ3と電極板2−aとの距離が大きくなった
金属ストリップ端部(距離he-a の近傍)でめっき金属
付着重量M[g/m2 ]が小さくなる。これらのこと
は、先述した、電流密度i[A/m2 ]が金属ストリッ
プ〜電極板距離h[m]に反比例することにより生じた
ものである。
【0008】このような金属ストリップの形状不良のた
めに生じるめっき金属付着重量分布の不均一性を小さく
するために、いくつかの手段が提案されている。例え
ば、最も簡便な方法としては、図5(b)において、電
極板2−a,2−bの間隔Hを広げる方法がある。この
方法は、金属ストリップ〜電極板間距離h[m]の偏差
に対応する電流密度i[A/m2 ]の偏差の程度が、電
極板2−a,2−bの間隔Hが大きくなるほど小さくな
る現象を利用している。つまり、電極板2−a,2−b
の間隔Hが大きい場合と小さい場合では、同じ大きさの
金属ストリップ〜電極板間距離h[m]の偏差に対する
電流密度i[A/m2 ]の偏差は、電極板2−a,2−
bの間隔Hが大きいほうの偏差が小さくなる現象を利用
するのである。この方法は、さしたる設備投資も必要と
せずに金属ストリップの形状不良のために生じるめっき
金属付着重量分布の不均一性を小さくできる。しかしな
がら、電極板2−a,2−bの間隔Hを広げたことによ
り、めっき液の電気抵抗が増え電力コストが大幅に増大
するという欠点がある。
【0009】他の例としては、特公昭58−32239
号,特公昭61−21319号公報に開示された手段
は、金属ストリップの連続電気めっき装置において、電
極板にめっき液を噴射するノズルを設け、めっき液を金
属ストリップ面に噴射することで金属ストリップ面の両
側に静圧を発生させ、C反りなどの形状不良を矯正して
いる。また、特公昭46−7162号,特公昭49−2
264号,特公昭54−34691号公報には、通電ド
ラムに金属ストリップを巻き付けてめっきすることによ
り、C反りなどの形状不良を皆無としている。これらの
手段は、何れも金属ストリップの形状不良を矯正するこ
とにより、めっき金属付着重量分布の均一性を向上させ
るものである。しかしながら、これらの方法を採用しよ
うとした場合、従来装置の大幅な改造やめっき液噴射用
のポンプの導入、場合によっては製造設備の全てを更新
せねばならないなど、多大な設備費用を必要とする欠点
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、金属
ストリップの連続電気めっき装置において、大幅な電力
コストの増大もなく、かつ多大な設備費用も必要とせず
に、さらに金属ストリップの幅変更にも対応しうる、め
っき金属の付着重量分布の均一性に優れた金属ストリッ
プの連続電気めっき装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになしたものであり、その主旨とするところ
は下記の通りである。 (1) めっき槽4内に少なくとも1対の電極板2−
a,2−bを平行に対面するように有し、これらの電極
板2−a,2−b間に金属ストリップ3を通板し、電極
板2−a,2−bと金属ストリップ3との間に電圧をか
けることにより金属ストリップ3に連続的に電気めっき
を行なう装置において、前記電極板2−a,2−bと金
属ストリップ3との間のしかも金属ストリップ3の両端
部3−e寄りに配置される矩形平面を有する2対の不溶
性の補助陽極1を有し、かつ該補助陽極1の電極板2−
a,2−bに対向する面の全面と金属ストリップ3に対
向する面の一部が絶縁体で被覆され、しかも該補助陽極
1が金属ストリップ3の幅方向に可動とすることを特徴
とする金属ストリップの連続電気めっき装置。
【0012】(2) (1)に記載の金属ストリップの
連続電気めっき装置において、不溶性の補助陽極1の金
属ストリップ3に対向する面の絶縁体で被覆されていな
い部分が、複数の矩形からなり、しかもそれら矩形の内
側の短辺は、補助陽極1の内側端面1−bに一致してい
ることを特徴とする金属ストリップの連続電気めっき装
置。
【0013】(3) (1)に記載の金属ストリップの
連続電気めっき装置において、不溶性の補助陽極1の金
属ストリップ3に対向する面の絶縁体で被覆されていな
い部分が、複数の三角形からなり、しかもそれら三角形
の一辺は、補助陽極1の内側端面1−bに一致している
ことを特徴とする金属ストリップの連続電気めっき装
置。
【0014】(4) (2)に記載の金属ストリップの
連続電気めっき装置において、金属ストリップ3の幅変
更に応じて、金属ストリップの端部3−eが、補助陽極
1の絶縁体で被覆されていない矩形部分の外側短辺を連
ねた線1−aと補助陽極1の内側端面1−bとの間に位
置するよう、補助陽極1をストリップ3の幅方向に移動
制御することを特徴とする金属ストリップの連続電気め
っき装置。
【0015】(5) (3)に記載の金属ストリップの
連続電気めっき装置において、金属ストリップ3の幅変
更に応じて、金属ストリップの端部3−eが、補助陽極
1の絶縁体で被覆されていない三角形部分の外側頂点を
連ねた線1−aと補助陽極1の内側端面1−bとの間に
位置するよう、補助陽極1をストリップ3の幅方向に移
動制御することを特徴とする金属ストリップの連続電気
めっき装置。
【0016】(6) (1)、(2)、(3)、(4)
又は(5)に記載の金属ストリップの連続電気めっき装
置において、不溶性の補助陽極1の金属ストリップ3に
対向する面の50%以上、90%以下が絶縁体で被覆さ
れていることを特徴とする金属ストリップの連続電気め
っき装置。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明者は、金属ストリップの形
状不良のために生じるめっき金属付着重量分布の不均一
性を小さくするために、金属ストリップ〜電極板間距離
h[m]の偏差に対応する電流密度i[A/m2 ]の偏
差を極力小さくし得る電極について実験的研究を重ねた
結果、電極面の一部を絶縁体で被覆することで、金属ス
トリップ〜電極板間距離h[m]の偏差に対応する電流
密度i[A/m2 ]の偏差を小さくし得るという知見を
得るに至った。
【0018】以下に、本発明者が得た上記知見を図3を
例に説明する。図3は、金属ストリップ〜電極板間距離
h[m]と電流密度i[A/m2 ]の関係を示したもの
で、実線は電極面を絶縁体で全く被覆していない場合で
印加電圧は30[V]、破線は電極面の90%を絶縁体
で被覆した場合で印加電圧は60[V]である。図から
も判るように、電極面の90%を絶縁体で被覆した破線
の方が電極面を絶縁体で全く被覆していない実線よりも
接線の傾きが緩やかである。このことは、電極面の90
%を絶縁体で被覆した方が、同じ大きさの金属ストリッ
プ〜電極板間距離h[m]の偏差に対応する電流密度i
[A/m2 ]の偏差が小さく、従って、金属ストリップ
の形状不良により生じる金属付着重量分布の不均一の度
合いを小さくできることを示す。
【0019】また、図3には表示していないが、このよ
うな金属ストリップ〜電極板間距離h[m]の偏差に対
応する電流密度i[A/m2 ]の偏差を小さくする効果
は、被覆する部分の比率が大きいほど高くなることも分
かった。但し、電極面の90%を絶縁体で被覆した電極
の印加電圧は60[V]と、被覆しない電極の30
[V]と比べて大きくしないと、同じ程度の大きさの電
流密度i[A/m2 ]にならない。従って、電力コスト
の上昇を極力抑えるためには、電極面を絶縁体で被覆し
た電極は、補助陽極として特に金属ストリップ〜電極板
間距離h[m]が大きく変化する金属ストリップの端部
近傍のみに配置するのがよい。
【0020】さらに、図3において、電流密度i[A/
2 ]が例えば100[A/m2 ]であるときの金属ス
トリップ〜電極板間距離h[m]が、電極面の90%を
絶縁体で被覆した場合は約0.015[m](図中の点
1)で、被覆しない場合は約0.020[m](図中の
点1′)というように、絶縁体で被覆した電極の方が金
属ストリップに近いところに配置できるということは、
金属ストリップの幅変更に対応する上で都合がよい。つ
まり、絶縁体で被覆した電極を補助陽極として、金属ス
トリップの端部近傍の、かつ被覆しない本電極より金属
ストリップに近いところに配置することで、金属ストリ
ップの端部近傍の金属付着重量分布の不均一を抑えると
いう本来の機能の他に、補助陽極の後ろにある本電極の
影響(例えば本電極の漏洩電流など)を補助陽極自らが
遮断する機能も有することとなり、さらにこれらの機能
は、補助陽極を金属ストリップの幅方向に可動とするこ
とで、容易に金属ストリップの幅変更に対応可能であ
る。なお、このような補助陽極は、従来の金属ストリッ
プの連続電気めっき装置に容易に取り付けることが可能
で、その設備コストは微少である。
【0021】以上述べてきたように、電極面の一部を絶
縁体で被覆した電極を補助陽極として用いることによ
り、大幅な電力コストの増大もなく、かつ多大な設備費
用も必要とせずに、さらに金属ストリップの幅変更にも
対応しうる、めっき金属の付着重量分布の均一性に優れ
た金属ストリップの連続電気めっき装置を実現すること
が可能である。
【0022】そこで以下では、本発明の実施の形態につ
いて、図1(a),(b)及び図2(a),(b)に基
づいて詳細に説明する。まず、図1(a),(b)及び
図2(a),(b)の各図が何を示しているか概略を述
べる。図1(a)は、本発明の連続電気めっき装置の立
面図で、図1(b)は図1(a)のAーA′断面図であ
る。さらに、図2(a),(b)は、本発明の連続電気
めっき装置を特徴づける構成要素の一つである、不溶性
の補助陽極1の俯瞰図で、図2(a)は、不溶性の補助
陽極1の金属ストリップ3に対向する面の絶縁体で被覆
されていない部分が、複数の同型の矩形からなり、しか
もそれら矩形の内側の短辺は、補助陽極1の内側端面1
−bに一致している場合で、図2(b)は、不溶性の補
助陽極1の金属ストリップ3に対向する面の絶縁体で被
覆されていない部分が、複数の同型の三角形からなり、
しかもそれら三角形の一辺は、補助陽極1の内側端面1
−bに一致している場合を示している。
【0023】次に、図1(a),(b)を用いて、本発
明の連続電気めっき装置の基本構成およびその機能につ
いて説明する。図1(a),(b)において示されるよ
うに、本発明の連続電気めっき装置の構成は、めっき槽
4内に少なくとも1対の電極板2−a,2−bを平行に
対面するように有し、これらの電極板2−a,2−b間
に金属ストリップ3を通板し、電極板2−a,2−bと
金属ストリップ3との間に電圧をかけることにより金属
ストリップ3に連続的に電気めっきを行なう装置に、前
記電極板2−a,2−bと金属ストリップ3との間のし
かも金属ストリップ3の両端部3−e寄りに矩形平面を
有する2対の不溶性の補助陽極1を配置した構成となっ
ている。さらに、図には示されていないが、電極板2−
a,2−bと補助陽極1は、各々別個に直流電源の正極
が接続され、別個に電圧および電流を制御出来るように
なっている。
【0024】また、該補助陽極1は、電極板2−a,2
−bに対向する面の全面と金属ストリップ3に対向する
面の一部が絶縁体で被覆され、しかも該補助陽極1は、
金属ストリップ3の幅方向に可動となっている。補助陽
極1の絶縁体の被覆方法は、特に制限されない。例え
ば、薄い絶縁性樹脂板を張り付けてもよいし、絶縁性セ
ラミックを溶射してもよいし、または絶縁性塗料を塗布
してもよい。補助陽極1を金属ストリップ3の幅方向に
可動とする方法は、図には描かれていないが、例えば、
適当な架台にリニアガイド等を介して補助陽極1を設置
すればよく、さらに補助陽極1にアクチュエーター(例
えば、油圧シリンダーやガスシリンダーなど)を繋ぎ、
金属ストリップの板幅センサー(例えば市販の光学式エ
ッジセンサーなど)からの信号により、金属ストリップ
の幅変更に応じて、補助陽極1の位置制御をおこなえば
省力化につながる。
【0025】本発明の機能上の主たる特徴は、補助陽極
1にあるので、本発明の連続電気めっき装置について
は、主に補助陽極1の機能について説明する。補助陽極
1は、金属ストリップ3に対向する面の一部が絶縁体で
被覆されているため、先述したように、金属ストリップ
〜電極板間距離の偏差に対応する電流密度i[A/
2]の偏差を小さくし得る機能を有する。従って、こ
のような機能を有する補助陽極1を、特に金属ストリッ
プの形状不良により金属ストリップ〜電極板間距離の偏
差が著しい金属ストリップ3の両端部3−e寄りに配置
することで、金属ストリップの形状不良により生じるめ
っき金属付着重量分布の不均一の度合いを小さくでき
る。
【0026】また、補助陽極1の電極板2−a,2−b
に対向する面の全面が絶縁体で被覆されているので、補
助陽極1の後ろにある電極板2−a,2−bの影響を補
助陽極自らが遮断する機能も有する。また、補助陽極1
と電極板2−a,2−bとのそれぞれの表面での電流密
度i[A/m2 ]は大体一致させておかねばならない。
なぜならば、補助陽極1と電極板2−a,2−bの電流
密度i[A/m2 ]に大きな差異があると、主として補
助陽極1によってめっきされ金属ストリップ3の両端部
3−e近傍と、主として電極板2−a,2−bによって
めっきされる金属ストリップ3の中央部で、めっき金属
付着重量に差異を生じるからである。
【0027】このような、補助陽極1と電極板2−a,
2−bの電流密度i[A/m2 ]の一致は、補助陽極1
に印加される電圧と電極板2−a,2−bに印加される
電圧の制御によって行われる。制御は、連続電気めっき
装置に投入される総めっき電流量I[A]を、補助陽極
1と金属ストリップ3とが直に対面する面のしかも重な
っている部分の面積S1 [m2 ],電極板2−a,2−
bとストリップ3とが直に対面する面のしかも重なって
いる部分の面積S2 [m2 ]比率に比例させ、それぞれ
補助陽極1と電極板2−a,2−bとに分割して投入す
るように行う、いわゆる電圧による定電流制御である。
以上、図1(a),(b)を用いて、本発明の連続電気
めっき装置の基本構成およびその機能について説明し
た。
【0028】次に、図2(a),(b)を用いて、本発
明の連続電気めっき装置を特徴づけている補助陽極1の
絶縁体で被覆されていない部分についてさらに説明を加
える。まず、図2(a)は、本発明の連続電気めっき装
置における補助陽極1であり、不溶性の補助陽極1の金
属ストリップ3に対向する面の絶縁体で被覆されていな
い部分が、複数の矩形からなり、しかもそれら矩形の内
側の短辺は、補助陽極1の内側端面1−bに一致してい
る場合を示している。図では、絶縁体で被覆されていな
い部分は斜線で示され、被覆されている部分は白抜きで
示されている。ここで、絶縁体で被覆されていない部分
が、複数の同型の矩形からなる理由は、主に製作の簡便
さのためで、後述するように三角形でもよい。むしろ重
要なのは、絶縁体で被覆されていない矩形の内側の短辺
が、補助陽極1の内側端面1−bに一致していること
で、その理由は、金属ストリップへのめっき金属付着重
量分布の均一性のためである。
【0029】つまり、絶縁体で被覆されていない矩形の
内側の短辺が、補助陽極1の内側端面1−bに一致せ
ず、補助陽極1の内側端面1−b近傍に絶縁体で被覆さ
れている部分があると、その部分に対面して位置する金
属ストリップ面に不めっき部分が現れ、製品の品質を損
なうのである。従って、不溶性の補助陽極1の金属スト
リップ3に対向する面の絶縁体で被覆されていない矩形
の内側の短辺は、補助陽極1の内側端面1−bに一致し
ている必要がある。
【0030】次に、図2(b)は、本発明の連続電気め
っき装置における補助陽極1であり、不溶性の補助陽極
1の金属ストリップ3に対向する面の絶縁体で被覆され
ていない部分が、複数の三角形からなり、しかもそれら
三角形の一辺は、補助陽極1の内側端面1−bに一致し
ている場合を示している。図では、絶縁体で被覆されて
いない部分は斜線で示され、被覆されている部分は白抜
きで示されている。ここで、絶縁体で被覆されていない
部分が、複数の三角形からからなる理由は、金属ストリ
ップの形状不良が、一般にはエッジ部に近づくほど顕著
になることに対応させたためである。
【0031】つまり、電極面の一部を絶縁体で被覆する
ことで金属ストリップ〜電極板間距離h[m]の偏差に
対応する電流密度i[A/m2 ]の偏差を小さくする効
果は、被覆する部分の比率が大きいほど高くなるので、
エッジ部に近づくほど顕著になる金属ストリップの形状
不良に対応させ、エッジ部に近づくほど絶縁体で被覆す
る比率を大きくした結果、絶縁体で被覆されていない部
分が、三角形となったのである。
【0032】また、絶縁体で被覆されていない三角形の
一辺が、補助陽極1の内側端面1−bに一致している理
由は、先述した絶縁体で被覆されていない部分の形状が
矩形の場合と同様で、金属ストリップへのめっき金属付
着重量分布の均一性のためである。つまり、絶縁体で被
覆されていない三角形の一辺が、補助陽極1の内側端面
1−bに一致せず、補助陽極1の内側端面1−b近傍に
絶縁体で被覆されている部分があると、その部分に対面
して位置する金属ストリップ面に不めっき部分が現れ、
製品の品質を損なうのである。従って、不溶性の補助陽
極1の金属ストリップ3に対向する面の絶縁体で被覆さ
れていない三角形の一辺は、補助陽極1の内側端面1−
bに一致している必要がある。
【0033】以上、図2(a),(b)を用いて、本発
明の連続電気めっき装置を特徴づけている補助陽極1の
絶縁体で被覆されていない部分についてさらに説明を加
えた。
【0034】次に、補助陽極1と金属ストリップ3との
位置関係に関しては、図1(b)に示すように、補助陽
極1の絶縁体で被覆されていない部分が矩形の場合は矩
形部分の外側短辺を連ねた線1−aと補助陽極1の内側
端面1−bとの間に、また補助陽極1の絶縁体で被覆さ
れていない部分が三角形の場合は三角形部分の外側頂点
を連ねた線1−aと補助陽極1の内側端面1−bとの間
に、金属ストリップの端部3−eが位置するような位置
関係であることが必要である。その理由は、金属ストリ
ップの端部3−eが補助陽極1の内側端面1−bより内
側にある場合は、形状不良が顕著な金属ストリップの端
部3−e近傍が、金属ストリップ〜電極板間距離h
[m]の偏差に対応する電流密度i[A/m2 ]の偏差
を小さくする効果の無い電極板2−a,2−bによりめ
っきされ本発明の効果を失い、また、金属ストリップの
端部3−eが線1−aより外側にある場合は、金属スト
リップの端3−eから線1−aの間の領域の補助陽極1
は絶縁体で被覆されているので、その部分に対面して位
置する金属ストリップ面に不めっき部分が現れ、製品の
品質を損なうのである。
【0035】最後に、不溶性の補助陽極1の絶縁体で被
覆されている部分の面積比率について適切な範囲を示
す。不溶性の補助陽極1の金属ストリップ3に対向する
面は、その50%以上、90%以下が絶縁体で被覆され
ていることが必要である。被覆率が50%より小さいと
金属ストリップ〜電極板間距離h[m]の偏差に対応す
る電流密度i[A/m2 ]の偏差を小さくする効果が小
さく、一方被覆率が90%よりも大きいと補助陽極1へ
の印加電圧が大きくなりすぎ、電力コストが大きくなり
すぎるからである。
【0036】
【実施例】本発明の効果を検討するために以下の条件で
本発明の金属ストリップの連続電気めっき装置を用い電
気亜鉛めっきを施した。 1)めっき液: ・めっき液組成 ZnSO4 ・7H2 O 300g/リットル H2 SO4 15g/リットル Na2 SO4 30g/リットル 2)金属ストリップ3 ・寸法:幅1,000mm、厚み0.80mm 3)電極板(2−a,2−b) ・材質:Tiに白金めっきを施したもの ・電極板と金属ストリップとの面直方向距離:20mm ・寸法:ストリップ幅方向長さ1300mm,ストリップ
進行方向長さ700mm 4)補助陽極1 ・材質:Tiに白金めっきを施したものに絶縁体として
テフロンフィルムを張り付け、絶縁体で被覆されていな
い部分を複数の矩形状としたもの。 ・電極板と金属ストリップとの面直方向距離:15mm 5)操業条件 ・電流密度:10000A/m2 (=100A/d
2
【0037】図4(a),(b)に、従来技術の連続電
気めっき装置と本発明の連続電気めっき装置とでめっき
を施した場合の効果の比較結果を示す。図4(a)は本
発明の連続電気めっき装置から補助陽極1を取り外し
た、いわば従来技術の連続電気めっき装置でめっきを行
った場合のめっき金属付着重量のストリップ幅方向分布
で、図4(b)は補助陽極1を設置した本発明の連続電
気めっき装置でめっきを行った場合のめっき金属付着重
量のストリップ幅方向分布である。何れの場合も、補助
陽極1の有無の違いを除いて、上記の条件でめっきを行
った。但し、図中のめっき金属付着重量の幅方向分布
は、各々の場合のストリップ中央部でのめっき金属付着
重量で除して規格化してある。図からも分かるように、
本発明の連続電気めっき装置によるめっきは、めっき金
属の付着重量分布の均一性に優れている。
【0038】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明の金属ス
トリップの連続電気めっき装置を用いることにより、大
幅な電力コストの増大もなく、かつ多大な設備費用も必
要とせずに、さらに金属ストリップの幅変更にも対応し
うる、めっき金属の付着重量分布の均一性に優れた金属
ストリップの連続電気めっきを行うことが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属ストリップの連続電気めっき装置
の構造を示す概略図あり、(a)は、本発明の連続電気
めっき装置の立面図で、(b)は図1(a)のAーA′
断面図である。
【図2】本発明装置の重要な構成要素の一つである、不
溶性補助陽極の俯瞰図で、(a)は、不溶性の補助陽極
の金属ストリップに対向する面の絶縁体で被覆されてい
ない部分が、複数の同型の矩形からなり、しかもそれら
矩形の内側の短辺は、補助陽極の内側端面に一致してい
る場合で、(b)は、不溶性の補助陽極の金属ストリッ
プに対向する面の絶縁体で被覆されていない部分が、複
数の同型の三角形からなり、しかもそれら三角形の一辺
は、補助陽極の内側端面に一致している場合を示してい
る。
【図3】金属ストリップ〜電極板間距離h[m]と電流
密度i[A/m2 ]の関係を示したもので、実線は電極
面を絶縁体で全く被覆していない場合で印加電圧は30
[V]、破線は電極面の90%を絶縁体で被覆した場合
で印加電圧は60[V]である。
【図4】従来技術の連続電気めっき装置と本発明の連続
電気めっき装置とでめっきを施した場合の効果の比較結
果を示した図である。(a)は本発明の連続電気めっき
装置から補助陽極1を取り外した、いわば従来技術の連
続電気めっき装置でめっきを行った場合のめっき金属付
着重量のストリップ幅方向分布で、(b)は補助陽極1
を設置した本発明の連続電気めっき装置でめっきを行っ
た場合のめっき金属付着重量のストリップ幅方向分布で
ある。何れの図も、図中のめっき金属付着重量の幅方向
分布は、各々の場合のストリップ中央部でのめっき金属
付着重量で除して規格化してある。
【図5】金属ストリップの連続電気めっきの一般的な従
来製造法を説明する図である。(a)は代表的な連続電
気めっき装置の概略図で、(b)は(a)のCーC′断
面図で、C反りと一般的に呼ばれる幅方向に反る形状不
良を生じている状態の一例を示している。
【図6】図5(b)の例に示したC反り状態における、
金属ストリップ3の単位面積当たりのめっき金属付着重
量M[g/m2 ]の幅方向分布を示し、実線が電極板2
−bに面する側,破線が電極板2−aに面する側の分布
を示している。
【符号の説明】
1 矩形平面を有する不溶性の補助陽極 1−a 補助陽極1の絶縁体で被覆されていない部分が
矩形の場合は矩形部分の外側短辺を連ねた線で、また補
助陽極1の絶縁体で被覆されていない部分が三角形の場
合は三角形部分の外側頂点を連ねた線 1−b 補助陽極1の内側端面 2−a 電極板 2−b 電極板 3 金属ストリップ 3−e 金属ストリップの端部 4 めっき槽 5 金属ストリップの通板方向反転用のシンクロー
ル 6 給電ロール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき槽(4)内に少なくとも1対の電
    極板(2−a,2−b)を平行に対面するように有し、
    これらの電極板(2−a,2−b)間に金属ストップ
    (3)を通板し、電極板(2−a,2−b)と金属スト
    リップ(3)との間に電圧をかけることにより金属スト
    リップ(3)に連続的に電気めっきを行なう装置におい
    て、前記電極板(2−a,2−b)と金属ストリップ
    (3)との間のしかも金属ストリップ(3)の両端部
    (3−e)寄りに配置される矩形平面を有する2対の不
    溶性の補助陽極(1)を有し、かつ該補助陽極(1)の
    電極板(2−a,2−b)に対向する面の全面と金属ス
    トリップ(3)に対向する面の一部が絶縁体で被覆さ
    れ、しかも該補助陽極(1)が金属ストリップ(3)の
    幅方向に可動とすることを特徴とする金属ストリップの
    連続電気めっき装置。
  2. 【請求項2】 不溶性の補助陽極(1)の金属ストリッ
    プ(3)に対向する面の絶縁体で被覆されていない部分
    が、複数の矩形からなり、しかもそれら矩形の内側の短
    辺は、補助陽極(1)の内側端面(1−b)に一致して
    いることを特徴とする請求項1記載の金属ストリップの
    連続電気めっき装置。
  3. 【請求項3】 不溶性の補助陽極(1)の金属ストリッ
    プ(3)に対向する面の絶縁体で被覆されていない部分
    が、複数の三角形からなり、しかもそれら三角形の一辺
    は、補助陽極(1)の内側端面(1−b)に一致してい
    ることを特徴とする請求項1記載の金属ストリップの連
    続電気めっき装置。
  4. 【請求項4】 金属ストリップ(3)の幅変更に応じ
    て、金属ストリップの端部(3−e)が、補助陽極
    (1)の絶縁体で被覆されていない矩形部分の外側短辺
    を連ねた線(1−a)と補助陽極(1)の内側端面(1
    −b)との間に位置するよう、補助陽極1をストリップ
    (3)の幅方向に移動制御することを特徴とする請求項
    2記載の金属ストリップの連続電気めっき装置。
  5. 【請求項5】 金属ストリップ(3)の幅変更に応じ
    て、金属ストリップの端部(3−e)が、補助陽極1の
    絶縁体で被覆されていない三角形部分の外側頂点を連ね
    た線(1−a)と補助陽極(1)の内側端面(1−b)
    との間に位置するよう、補助陽極(1)をストリップ
    (3)の幅方向に移動制御することを特徴とする請求項
    3記載の金属ストリップの連続電気めっき装置。
  6. 【請求項6】 不溶性の補助陽極(1)の金属ストリッ
    プ(3)に対向する面の50%以上、90%以下が絶縁
    体で被覆されていることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5のいずれかに記載の金属ストリップの連続電
    気めっき装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001077416A3 (en) * 2000-04-11 2002-04-04 Yates Foil Usa Inc Thin copper foil, and process and apparatus for the manufacture thereof
KR100425595B1 (ko) * 1999-12-29 2004-04-03 주식회사 포스코 전기장을 이용한 전기도금강판의 도금부착량 제어장치 및제어방법
CN108193244A (zh) * 2018-01-16 2018-06-22 常德力元新材料有限责任公司 一种泡沫金属材料的电镀设备及电镀方法
KR102494899B1 (ko) * 2021-09-28 2023-02-06 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 도금 장치

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