JPS59190917A - 補給用電解質溶液 - Google Patents
補給用電解質溶液Info
- Publication number
- JPS59190917A JPS59190917A JP6450283A JP6450283A JPS59190917A JP S59190917 A JPS59190917 A JP S59190917A JP 6450283 A JP6450283 A JP 6450283A JP 6450283 A JP6450283 A JP 6450283A JP S59190917 A JPS59190917 A JP S59190917A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- salt
- phosphate
- citric acid
- electrolytic solution
- magnesium
- Prior art date
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- Granted
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はマグネシウム塩、リン酸塩およびクエン酸また
はその塩を必須の成分として配合された補給用電解質溶
液に関する。マグネシウムイオンおよびリン酸イオンは
細胞内液の重要な電解質イオンであり、特にアルコール
性肝疾患、糖尿病疾患に伴なって生ずる低マグネシウム
血症がみられる場合には、その治療のために、積極的に
マグネシウムイオンを補給しなければならない。かかる
補給の目的のために、マグネシウム塩およびリン酸塩を
含有する補給用電解質溶液の提供が求められるのである
。事実9体液の喪失の補充あるいは体液バランスを維持
するために、マグネシウム塩およびリン酸塩含有電解質
溶液が糖質およびあるいはアミノ酸と共に点滴静注とし
て繁用されている。
はその塩を必須の成分として配合された補給用電解質溶
液に関する。マグネシウムイオンおよびリン酸イオンは
細胞内液の重要な電解質イオンであり、特にアルコール
性肝疾患、糖尿病疾患に伴なって生ずる低マグネシウム
血症がみられる場合には、その治療のために、積極的に
マグネシウムイオンを補給しなければならない。かかる
補給の目的のために、マグネシウム塩およびリン酸塩を
含有する補給用電解質溶液の提供が求められるのである
。事実9体液の喪失の補充あるいは体液バランスを維持
するために、マグネシウム塩およびリン酸塩含有電解質
溶液が糖質およびあるいはアミノ酸と共に点滴静注とし
て繁用されている。
しかしながら、マグネシウム塩とリン酸塩とは水溶液中
において、とりわけそのpHが生理的pHである水溶液
中において難溶性の塩を形成することはよく知られると
ころである。例えば、リン酸二水素カリウム10ミリモ
ル、塩化マグネシウム2.5ミリモルを含む電解質溶液
のpHを0.1規定水酸化ナトリウムまたは0.1規定
塩酸によって表1のpH欄に記載のpHに調整し、11
5℃で30分間高圧蒸気滅菌をおこなうと9表1の沈澱
欄に記載のごとき結果が観察される。表において−は沈
澱を認めない、」−は沈澱を認めることを示す。
において、とりわけそのpHが生理的pHである水溶液
中において難溶性の塩を形成することはよく知られると
ころである。例えば、リン酸二水素カリウム10ミリモ
ル、塩化マグネシウム2.5ミリモルを含む電解質溶液
のpHを0.1規定水酸化ナトリウムまたは0.1規定
塩酸によって表1のpH欄に記載のpHに調整し、11
5℃で30分間高圧蒸気滅菌をおこなうと9表1の沈澱
欄に記載のごとき結果が観察される。表において−は沈
澱を認めない、」−は沈澱を認めることを示す。
表1
表1より該溶液のpHが体液の生理的pHに接近するに
従がい、とりわけ5.8以上になるに伴ない沈澱が発生
するのが判明する。かかる事情にかんがみ1本発明者は
生理的pHに接近しても沈澱を発生することのない、マ
グネシウム塩およびリン酸塩配合電解質溶液の提供を目
的として検討をおこなった。その結果該溶液にクエン酸
またはその塩を配合せしめることによって所期の目的が
達成されることを知り本発明を完成した。
従がい、とりわけ5.8以上になるに伴ない沈澱が発生
するのが判明する。かかる事情にかんがみ1本発明者は
生理的pHに接近しても沈澱を発生することのない、マ
グネシウム塩およびリン酸塩配合電解質溶液の提供を目
的として検討をおこなった。その結果該溶液にクエン酸
またはその塩を配合せしめることによって所期の目的が
達成されることを知り本発明を完成した。
以下に本発明を説明する。
本発明において配合されるマグネシウム塩は塩化マグネ
シウム、炭酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、
乳酸マグネシウム、酢酸マグネシウム等である。塩化マ
グネシウムは特に好ましい例である。またリン酸塩はリ
ン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン
酸三ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素カ
リウム。
シウム、炭酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、
乳酸マグネシウム、酢酸マグネシウム等である。塩化マ
グネシウムは特に好ましい例である。またリン酸塩はリ
ン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン
酸三ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素カ
リウム。
リン酸三カリウム等である。これらのマグネシウム塩お
よびリン酸塩の濃度には特に限定はないが。
よびリン酸塩の濃度には特に限定はないが。
マグネシウム塩は0.75〜2.5ミリモル、リン酸塩
は1〜18ミリモルが好ましい。
は1〜18ミリモルが好ましい。
次に本発明に係るクエン酸の塩は例えば、クエン酸−ナ
トリウム、クエン酸二ナトリウム、クエン酸三す) I
Jウムてあり、その濃度には特に限定はないが、マグネ
シウム塩に対するモル比が0.05以上であれば、沈澱
発生は防止することができる。
トリウム、クエン酸二ナトリウム、クエン酸三す) I
Jウムてあり、その濃度には特に限定はないが、マグネ
シウム塩に対するモル比が0.05以上であれば、沈澱
発生は防止することができる。
本発明補給用電解質溶液はマグネシウムイオンおよびリ
ン酸イオンを生体に補給する1」的のためのものであり
、マグネシウムイオン、リン酸イオンおよびクエン酸お
よびまたはその塩以外の成分。
ン酸イオンを生体に補給する1」的のためのものであり
、マグネシウムイオン、リン酸イオンおよびクエン酸お
よびまたはその塩以外の成分。
例えば糖類、アミノ酸類の配合は自由になし得る。
以下の実験例をもって本発明の効果を示す。
実施例
/、Jl/
法則用蒸留水1,000m1にリン酸二水素カリウl−
446) g(]0ミIJモル)、塩化マグネシウム6
水和物0.508g(2,5ミIJモル)。
446) g(]0ミIJモル)、塩化マグネシウム6
水和物0.508g(2,5ミIJモル)。
ニア4
酢酸ナトリウム3水和物qg(20ミIJホル)を溶解
させた。
させた。
同水溶液に下記表2の酸欄に記載する酸をマグネシウム
イオンと当モルになるように加えた。
イオンと当モルになるように加えた。
次いで、これに0.1規定の水酸化ナトリウムを徐々に
加えpH7,0に調整した。
加えpH7,0に調整した。
その後、115℃×30分間の高圧蒸気滅菌を行ないリ
ン酸マグネシウムの沈澱の生成を観察した。
ン酸マグネシウムの沈澱の生成を観察した。
結果を表2に示す。
表2
表中 −は沈澱を認めない
十は沈澱を認めることを表わす
表2の結果よりクエン酸の配合は沈綬生成を抑制するこ
とが判明する。
とが判明する。
実施例
リン酸二水素カリウム10ミリモル、塩化マグネシウム
2.5ミリモル、酢酸ナトリウム20ミリモルを配合し
た水溶液にクエン酸を下記表3のモル欄に記載のモルだ
け配合した。
2.5ミリモル、酢酸ナトリウム20ミリモルを配合し
た水溶液にクエン酸を下記表3のモル欄に記載のモルだ
け配合した。
これを500 ml容バイアルに分注し、密栓した。
次いで、115℃30分間の高圧蒸気滅菌を行ない沈澱
の生成を観察した。
の生成を観察した。
結果を表3に示す。
表3
表中 −は沈澱を認めない
士はきわめてわずかに沈澱を認める
十は沈澱を認めることを表わす
また2表中のモル比は塩化マグネシウムに対するクエン
酸の配合モル比を示す。
酸の配合モル比を示す。
表3より、塩化マグネシウムに対するクエン酸のモル比
が0.05以上であるときに高圧蒸気滅菌による沈澱生
成がみられなくなることが判明する。
が0.05以上であるときに高圧蒸気滅菌による沈澱生
成がみられなくなることが判明する。
以下に記載する実施例をもって本発明をさらに具体的に
説明する。
説明する。
実施例1゜
塩化ナトリウム1,461.2mq1塩化カリウム1,
118.4@g酢酸ナトリウム3水和物2;721.6
+n47. リン酸二水素カリウム1,361mg、
塩化マグネシウム6水和物508.4 m。
118.4@g酢酸ナトリウム3水和物2;721.6
+n47. リン酸二水素カリウム1,361mg、
塩化マグネシウム6水和物508.4 m。
を注射用蒸留水に溶解させる。その後、クエン酸80T
ng添加溶解し、 1,000dとする。
ng添加溶解し、 1,000dとする。
同水溶液を0.45μmのメンブランフィルタ−で濾過
後500属容バイアルに分注し密栓する。ついで、11
5℃X30分間の高圧蒸気滅菌を行なう。
後500属容バイアルに分注し密栓する。ついで、11
5℃X30分間の高圧蒸気滅菌を行なう。
実施例2゜
リン酸二水素カリウム0.549および塩化マグネシウ
ム6水和物1,229クエン酸三ナトリウム2水和物1
.769を注射用蒸留水に溶解させ1,0OOrnlと
する。
ム6水和物1,229クエン酸三ナトリウム2水和物1
.769を注射用蒸留水に溶解させ1,0OOrnlと
する。
同水溶液を0.45μmのメンブランフィルタ−で沢過
後500m1容バイアルに分注し密栓する。つぃ゛
で115℃×30分間の高圧蒸気滅菌を行なう。
後500m1容バイアルに分注し密栓する。つぃ゛
で115℃×30分間の高圧蒸気滅菌を行なう。
特許出願人
工一ザイ株式会社
Claims (2)
- (1) マグネシウム塩、リン酸塩およびクエン酸お
よびまたはその塩が必須の成分として配合された補給用
電解質溶液 - (2)マグネシウム塩に対するクエン酸またはそ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6450283A JPS59190917A (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 補給用電解質溶液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6450283A JPS59190917A (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 補給用電解質溶液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59190917A true JPS59190917A (ja) | 1984-10-29 |
JPH0559094B2 JPH0559094B2 (ja) | 1993-08-30 |
Family
ID=13260036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6450283A Granted JPS59190917A (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 補給用電解質溶液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59190917A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56128711A (en) * | 1980-03-12 | 1981-10-08 | Hikari Seiyaku Kk | Glucose-electrolyte preparation for high-calorie transfusion |
JPS57188511A (en) * | 1981-05-15 | 1982-11-19 | Tanabe Seiyaku Co Ltd | Stabilized electrolyte solution |
JPS5916818A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-28 | Shimizu Seiyaku Kk | 経静脈投与用輸液剤 |
-
1983
- 1983-04-14 JP JP6450283A patent/JPS59190917A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56128711A (en) * | 1980-03-12 | 1981-10-08 | Hikari Seiyaku Kk | Glucose-electrolyte preparation for high-calorie transfusion |
JPS57188511A (en) * | 1981-05-15 | 1982-11-19 | Tanabe Seiyaku Co Ltd | Stabilized electrolyte solution |
JPS5916818A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-28 | Shimizu Seiyaku Kk | 経静脈投与用輸液剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0559094B2 (ja) | 1993-08-30 |
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