JPS59172652A - 乾式静電記録用カラ−トナ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は改良された乾式静電記録用カラートナーＩｃ関
し、より詳しくはいわゆる７アンクシヨナルカラーコピ
ーに適する様改良された乾式静１ｈ記録用カラートナー
に関する。

〔従来技術〕

静電記録法によるカラー画像の記録には三色分解露光と
減色法三原色（或いは黒全含む間色）のカラートナーの
組合せによって原画の色再現をはかるカラーコピ一方式
が一般妊行なわれているが、それとけ別に通常用いられ
る黒色以外に１色又はそれ以上の色を用いて画面中の特
定の文字、図形、グラフ等を表示して強調、識別に役立
てたり、或いは特別の意味をもたせたりするいわゆるフ
ァンクショナルカラーの方式がある。ファンクショナル
カラーによる表示は原画の色彩をそのまま再現記録する
ものでばないが、色彩の自由な使用により単色の記録物
にくらべけるかに大きな情報量を記録−することができ
るので目的によっては原画再ザ（、のカラー１；己Ｏと
は別の有力な情報の表現手段と一ドブーが使用さｔｌ、
ろが、従来の三原色方式では三色或いは間色のトナーの
重ね刷りによって多くの中間色を表示するたぬ、比較的
透明度の高い混色性の良いカラートナーが使用されて来
た。これに対しファンクショナルカラーでは色による識
別が目的でｋ）り混色による中間色の表現は必要とさえ
【ない、また例えば黒色或いはその他の色のトナーで形
ｂｙさ、１１．た複写物、或いは各種のフオーム、方眼
、文字、図形等の印刷された既製印刷物等への爪ね刷り
、着色用紙への記録等多様な使用態様があり、いずれの
場合にも、下記の色の影響を受けないＩ！Ｉ’ｎ　’！
１４　ｆ：ｃ呈色が必“皮とされる。

従来の透明性の高いカラートナーでは下地の色、画像が
透視されファンクショナルカラーコピーに必要な鮮明な
色彩の画像を得ることができなかった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は用紙上に転写・定着されたとき、下地と
なった他の色のトナー或いは印刷インキ等で形成された
画像、着色用紙の色等の影響を受けることなく、鮮明な
色彩の画像を形ｌ１３２する、ファンクシ３ナルカラー
用に適した乾式首１電記録用カラートナーを提供するこ
とにある。

〔発明の構成〕

上記の目的は合成樹脂と着色剤を主成分とし、更に屈折
率１．６以上の上記合成樹脂と相溶性のない物質の微粉
末を含有するカラートナーによっ−Ｃ達成された。

本発明のカラートナーに用いられる屈折率１．６以上の
物質はトナーを構成する合成＜７１４脂と相溶性のない
微粉であればよいが、屈折准２．０以上のものが特に有
効である。−途的には着色剤の色を損なわない１．６以
上の屈折率を持つ白色顔料が好ましいが、使用する着色
剤と近似の色をもつ、有色無機顔料のようなものであっ
てもよい〇上記白色顔料としては例えばルチル型酸化チ
タン（ｎ＝２．７）、アナターゼ型酸化チタン（ｎ＝＝
２．５）、酸化亜鉛（ｎ＝２．０）、酸化アンチモン（
ｎ＋＝２．０〜２．３）、二酸化スズ（ｎ＝　２．０　
）、酸化ジルコニウム（ｎ＝１．９５　）、硫化亜鉛（
ｎ＝２．３６　）、硫酸バリウム（ｎ＝１．６４）、リ
トポン（ｎ＝１．７〜２．２５）等が好ましく、これら
を単独もしくは混合して用いればよい。

尚、上記ｎの値は各顔料の屈折率であって、屈折率の高
い酸化チタンの使用は特に好ましい。

上記屈折率１．６以上の物質のカラートナー中における
含有景け、該カラートナー中に含まれる着色剤片のＯｌ
乃至１０重量パーセントの範囲が好ましく、１乃至８パ
ーセントの範囲が特に好ましい。屈折率１．６以上の物
質の量が０．１重量パーセント以下の場合には隠ぺい性
向上の効果がなく、１０重量パーセント以上の場合には
トナ一層の色が淡くなって実用上好ましくない。

本発明のカラートナーを構成する合成樹脂としては、例
えばアクリル酸或いはメタクリル酸の誘導体、スチレン
の重合体若＜　（ｒ’ｌ−それらの共重合体、オレフィ
ン−酢酸ビニル共重合体、エポキシ樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリオレフィン類、スチレン−ブタジェン共重合
体等通常静電記録用ドブ−に用いられる公知の各種合成
樹脂を用いることができる。

本発明のカラートナーを構成する着色剤としては各種の
有機顔料、染料、無機顔料を用いることができるが、例
えばモノアゾ系、縮合アゾ系、アゾレーキ系、多環系等
の有機顔料や、アントラキノン系、フタロシアニン系等
のす料の使用が特に好ましい。

また本発明のカラートナーには各種の荷電制御剤や、ト
ナーの流動性、クリーニング性を向上させる疎水性シリ
カ、脂肪酸金属塩のようなもの、或いは定着性を向上さ
せるためのポリエチレン、ポリプロピレン、ワックス等
通常トナーに用いら１１ろ各種の添加剤を加えてもよい
。

本発明のトナーは上記の合成樹脂、着色剤、屈ＦＴ率１
．６以上の物質、その他の添加剤等を混和し、更に醇融
ａ混し、冷却後粉砕、分級するトナー製造に一般的に行
なわれている公知の方法によって製造することができる
。

木発明によるカラートナーを用いて多色記録物？得るに
は、通常の単色静電記録装置に本発明によるカラートナ
ーを装填し、通常の方法によって既製の複写物、印刷物
或いは着色紙等の上に画像を形成せしめればよく、更に
各色のトナーを交換して重ね刷りを行ってもよい。また
公知の種々の多色静電記録装置、例えば特開昭５６−２
５７５１号に開示されているような装置に本発明による
複数のトナーを装填して画像を形成させてもよい。

〔発明の作用効果〕

通常のカラートナーを構成する合成樹脂は一般的に１．
５前後の屈折率を有し、着色剤として用いられる有機顔
料類もほぼ近似の屈折率を有するため、ｍ融定着後のト
ナ一層は比較的透明性の高いものとなるが、ファンクシ
ョナルカラー用トナーとしては下地の色を透過しない隠
ぺい性の高いものが必要である。トナ一層の隠ぺい性は
着色剤１．１−祭壇やす事によってもある程度可能であ
るが、ン！・発明による屈折率の高い物質の添加により
高価ｔｘ着色剤量な増やす事なくトナ一層の隠ぺい性を
高ぬる事が可能となり、下地の色に影響されない鮮明な
呈色の画像を得ることができる。

以下実施例によって具体的に説明する。

〔実施例　１〕 下記の処方（数字は重量部を示す）によって赤色トナー
を試作した。

試料腐　　　　　　　Ｉ　　　ｎ　　　ｍ　　ｉｖ合成
樹脂１）１００　１００　１００　１００赤色顔料２）
　　　　　　３　　３　　３　　３１）メチレンーメチ
ルメタアクリレートープチルメクアクリレート 組成比５０　：２０　：３０の共重合体２）　　ＰＶ−
Ｒｅｄ　）ｆ４ＢＯ１（ヘキストジャバン社製）Ｂａレ
ーキ系赤色有機顔料 試料１．ＩＪは木発明によるトナー、■は屈折率の低い
白色顔料を含むトナー９、■は白色顔料分食まない対比
試料である。

上記処方の原料をボールミルで１０時間予予備台した後
、２軸エクストルーダ（ＰＣＭ　−３０、池具鉄工■製
）で溶解混練し、さらに冷却後ジェットミルで微粉砕し
ジグザグ分級機（アルビネ社製）で分級し平均粒径１２
〜１３μｍの赤色トナー４種を得た。

上記試＊；Ｌ　２４　ｇと球形キ＋　Ｕヤ−（１００Ｍ
　−１、新東グレーター製）　１１８６ｇを混合して現
偉剤を調製し、静電複写機Ｕ−ＢＩｘ　−３０００（小
西六写真工９■製）Ｋ装填し実用試験を行った。実用試
験は下地の色の影響を観察するため白色紙上及び黒色紙
上に同一のテストパターンを複写し画Ｇｔ　ｉ　１７）
　色調を目視評価した。

白色用駈上の画像はいずれも鮮明な赤色を呈したが、黒
色用紙上の画像の色には第１表に示すように大きな相違
が見られた。

（第　１　表） 試料Ａ　　　　　　ｌｌｌ１ｌＩｒＶ 白色顔料の屈折率　　　２．７　２．０　１．５　　−
白色紙上の呈色　　○　　○　　ＯＯ 黒色紙上の呈色　　○　　○　△×　×○　鮮明な呈色
。

△Ｘ　画像の色が黒ずみ実用上好ましくない。

×　下地の黒色が透過し実用できない。

表の通り本発明による屈折率１．６以上の白色料を加え
た試料Ｉ、Ｉｌが下地の影響を受けない鮮明な色の画像
を形成するのに対し、屈折率の低い顔料を入れた試料■
による画像はかなり黒ずんで見え、顔料を加えていない
対比試料■による画像は下地の黒色が透過して不鮮明で
あり実用しつるものではなかった。

〔実施例　２〕 下記処方（数字は重量部を示″ｆ）により黄色トナーを
試作した。

試料痛　　　　　　Ｖ　　　　ＶＩ 合成樹脂１）１００１００ 黄色顔料２）３３ 酸化亜鉛　　　０．０６　　− １）スチレン−ブチルメタアクリレート組成比８５　：
　２５の共重合体 ２）スミトモ　ファスト　エローＨＲＴ　（住友化学製
） 試料■は本発明によるトナーであり、試料■は対比試料
である。実施例１と同様の方法により粒径約１．２　ｔ
ｔｒｒＬのトナーを得た。各トナーにつき実施例１の方
法により実用性能を評価し第２表の結果をイ！ｔ　た　
。

第　　２　　表 試Ｒａ＜　　　　　　　　　　　　　　Ｖ　　　　　Ｖ
Ｉ白色紙−ヒの呈色　　○　　○ 黒色紙上の呈色　　○　　× 本発明によるトナーＶは対比試料トナー■にくらべ黒紙
上での呈色も鮮明であった。対比試料■の黒紙上での呈
色は極めて悪く実用し得ないものであった。

〔実施例　３〕 下記処方（数字は重舒部を示す）により青色ト、−Ｌ□
□い。

試料屑　　　　　　■　　■ 合成樹脂１）１００　　Ｚｏ。

青色顔料２）３３ 酸化チタン　　０．０９　　− １）スチレン−ブチルメタアクリレート組成比８５　：
　１５の共ルー合体 ２）カヤセットブルーＮ（日本化薬社製）試料■は本発
明によるトナーであり、■は対比試料である。

実施例１と同様の方法によってトナーを調製し、実用性
能評価を行ない第３表の結果を得た。

第　　３　　表 試料１６　　　　　　　　■　　％■ 白色紙上れ呈色　　０　０ 黒色紙上の呈色　　○　　× 木発’ＩＩＪ　Ｋよるトナー■は黒色紙上においても極
ぬて鮮明な臼の画像を形成するのに対し、対比試ｆ１■
による１ｉＩｉｉ像は下地の黒色が透過して不鮮明であ
り実用に供し得るものではなかった。

代理人　桑　原　義　美

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　　合成樹脂及び着色剤を主成分とする乾式靜ｍ
   記録用カラートナーにおいて、該カラートナーが屈折率
   １．６以上の、上記合成樹脂と相酵性のない物質の微粉
   末を含有すること全特徴とする乾式静電記録用カラート
   ナー〇（２）上記の屈折率１．６以上の物質の含有量が
   、上記着色剤管の０１乃至１０重量パーセントでｋ）る
   特許請求の範囲第１項記載の乾式静電記録用カラートナ
   ー。 （３）　　上記の屈折率１．６以上の物質が、１．６以
   上の屈折率を有する白色顔料である特許請求の！ｌｉ′
   ｉ！囲第１項記載の乾式静電記録用カラートナ（４）　
   　−上記白色顔料が酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アンチ
   モン、二酸化スズ、酸化ジルコニウノ・、疏化亜鉛、硫
   酸バリウム、リトポン、もしくはそれらの混合物である
   特許請求の範［４Ｎ第１項記載の乾式静電記録用カラー
   トナー。 （５）　　上記白色顔料が酸化チタンである特許請求の
   範囲第１項記載の乾式静置記録用カラートナー。