JPS59162843A - 鉄吸収効率の高い飲食物 - Google Patents
鉄吸収効率の高い飲食物Info
- Publication number
- JPS59162843A JPS59162843A JP58038615A JP3861583A JPS59162843A JP S59162843 A JPS59162843 A JP S59162843A JP 58038615 A JP58038615 A JP 58038615A JP 3861583 A JP3861583 A JP 3861583A JP S59162843 A JPS59162843 A JP S59162843A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron
- food
- casein
- cpp
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Confectionery (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄吸収促進剤及び鉄を含有する飲食物に関する
ものである。
ものである。
詳しくは、カゼインの1−リプシン分解により生成した
カゼインホスホペプチド(以下CPPと略称する)及び
鉄を飲食物に添加した鉄吸収促進効果の優れた健康飲食
物である。
カゼインホスホペプチド(以下CPPと略称する)及び
鉄を飲食物に添加した鉄吸収促進効果の優れた健康飲食
物である。
現在の日本の食生活は多種多様な食品が供給され、豊か
なものとなっている反面、豊かさの中の貧困と言われる
ように、栄養のアンバランスも大ぎな問題となっている
。鉄の栄養状態もその代表例である。国民栄養調査によ
れば、国民1人当りの鉄損取量は、その所要量と比較し
て不足しているとは言えないが女性の貧血、特に鉄欠乏
性貧血の問題は大きく鉄摂取不足がしばしば指摘されて
いる。
なものとなっている反面、豊かさの中の貧困と言われる
ように、栄養のアンバランスも大ぎな問題となっている
。鉄の栄養状態もその代表例である。国民栄養調査によ
れば、国民1人当りの鉄損取量は、その所要量と比較し
て不足しているとは言えないが女性の貧血、特に鉄欠乏
性貧血の問題は大きく鉄摂取不足がしばしば指摘されて
いる。
鉄の吸収性については多くの研究報告がある〔最近の総
説としては、例えばT、M、Morck andJ、D
、Cook; Cereal Foods World
、 26 (12) 、 667〜672. (1
981) )。食事中の鉄は、栄養学的にはヘム鉄と非
ヘム鉄に分類される。ヘム鉄はその吸収性が良いこと(
15〜35%)が知られているが、食物含有鉄中の割合
は少ない(5〜10%)。非ヘム鉄は食物含有鉄中の主
成分で、その存在状態により吸収性は大きく変動する。
説としては、例えばT、M、Morck andJ、D
、Cook; Cereal Foods World
、 26 (12) 、 667〜672. (1
981) )。食事中の鉄は、栄養学的にはヘム鉄と非
ヘム鉄に分類される。ヘム鉄はその吸収性が良いこと(
15〜35%)が知られているが、食物含有鉄中の割合
は少ない(5〜10%)。非ヘム鉄は食物含有鉄中の主
成分で、その存在状態により吸収性は大きく変動する。
吸収性を向上させる因子としては動物(魚、家畜を含む
)肉、アスコルビン酸、システィンがあり、吸収性を低
下させる因子としては、卵、大豆、米、茶、コーヒーな
どがある。
)肉、アスコルビン酸、システィンがあり、吸収性を低
下させる因子としては、卵、大豆、米、茶、コーヒーな
どがある。
以上述べた鉄の吸収性の高低は、主として鉄の存在状態
により説明されている。即ち、鉄は主として小腸」二部
(内容物のPHは5〜6になっている)で吸収されると
いわれているが、その際鉄は可溶化状態で存在していな
ければならない。ヘム鉄は胃の巾におけるような酸性−
よりも小腸内におけるように中性−の方が熔解性がより
良好である。
により説明されている。即ち、鉄は主として小腸」二部
(内容物のPHは5〜6になっている)で吸収されると
いわれているが、その際鉄は可溶化状態で存在していな
ければならない。ヘム鉄は胃の巾におけるような酸性−
よりも小腸内におけるように中性−の方が熔解性がより
良好である。
そのため小腸内の方がより高い吸収性を示ず。また21
i11i鉄(Fe++)が3価鉄(Fe” ” ” )
に比較して、吸収性が良いことの理由としては、2価鉄
が中性領域を含む広範な一下で可溶化しているのに3価
鉄はpH3以上で不溶化してしまうのが大きな原因とさ
れている。先に記した吸収性を変化させる各種の因子に
ついても、鉄の吸収性を向上させるものは、鉄の可溶化
量の多いものであり、逆に吸収性を低下させるものは、
鉄の可溶化量の少ないものである。
i11i鉄(Fe++)が3価鉄(Fe” ” ” )
に比較して、吸収性が良いことの理由としては、2価鉄
が中性領域を含む広範な一下で可溶化しているのに3価
鉄はpH3以上で不溶化してしまうのが大きな原因とさ
れている。先に記した吸収性を変化させる各種の因子に
ついても、鉄の吸収性を向上させるものは、鉄の可溶化
量の多いものであり、逆に吸収性を低下させるものは、
鉄の可溶化量の少ないものである。
カゼインボスホベブチド(Caseinl”l+osp
hopeptide :以下CPPと略記)は、カゼイ
ンのIPf臓酵素特にトリプシンによる分解物のなかに
存在し、腸内でのカルシウム1及収促進作用がある物質
として知られている。げ、S、Lee。
hopeptide :以下CPPと略記)は、カゼイ
ンのIPf臓酵素特にトリプシンによる分解物のなかに
存在し、腸内でのカルシウム1及収促進作用がある物質
として知られている。げ、S、Lee。
T、Noguchi and Il、Na1to
; Br1tish Journal ofN
utrition 43 457〜461 (198
0) ] 。このCPPには代表的な2種が存在してい
ることが知られている。すなわち、β−カナイン由来の
もの(β−CPPと略記)とα−カゼイン由来のもの(
α−CPPと略記)の2種で、その構造及び恒数は次の
表1に示した通りである。特にβ−CPPば良く研究さ
れ構造も決定されている(W、Manson。
; Br1tish Journal ofN
utrition 43 457〜461 (198
0) ] 。このCPPには代表的な2種が存在してい
ることが知られている。すなわち、β−カナイン由来の
もの(β−CPPと略記)とα−カゼイン由来のもの(
α−CPPと略記)の2種で、その構造及び恒数は次の
表1に示した通りである。特にβ−CPPば良く研究さ
れ構造も決定されている(W、Manson。
W、D、八nnan ; 八rchives o
f Bioct+emistry andBiop
hysics 145 16〜26頁 (1971)
)。
f Bioct+emistry andBiop
hysics 145 16〜26頁 (1971)
)。
しかし、α−CPPについてはtIL定構造で更に分解
の進んだものも考えられる。
の進んだものも考えられる。
表1
木表におけるアミノ酸残基の略号の
A l a : L−アラニン、Arg:L−アルギニ
ン。
ン。
A s p : L−アスパラギン酸、、Asn:I、
−アスパラギン、Glu:L−グルタミン酸、Gln:
L−グルタミン、cry:グリシノ、IIc :■−−
イソロイシン、Leu:]、−ロイシン、1.+yS:
L−リジン、Met:I−−ノチオニン、Pr。
−アスパラギン、Glu:L−グルタミン酸、Gln:
L−グルタミン、cry:グリシノ、IIc :■−−
イソロイシン、Leu:]、−ロイシン、1.+yS:
L−リジン、Met:I−−ノチオニン、Pr。
:L−プロリン
3 e r : L−セリン
CH20II
(H2N −−−CH−−−C○01l)Ser(I!
l :L−ホスホセリン 1−1 CH20−−P −01( 1( 10 (H2N−−CI −CO011) Thr:L−スレオニン、Val :L−バリン。
l :L−ホスホセリン 1−1 CH20−−P −01( 1( 10 (H2N−−CI −CO011) Thr:L−スレオニン、Val :L−バリン。
82N−Asp:N末端L−アスパラギン酸。
1(2N−Arg:N末端L−アルギニン。
L y s ・C0OH: c末iL−リジン、Arg
−CO○■置C末&i L−アルギニンをそれぞれ示す
ものである。
−CO○■置C末&i L−アルギニンをそれぞれ示す
ものである。
本発明者らは、鉄の不足を補う吸収効率の良い飲食品を
開発するため鋭意検討したところ、驚くべきことにCP
Pが腸内で鉄を可溶化し吸収を促進することを見出した
。
開発するため鋭意検討したところ、驚くべきことにCP
Pが腸内で鉄を可溶化し吸収を促進することを見出した
。
従来、鉄はヘム鉄、肉製品等の限られた飲食物でしか効
率的に吸収されなかったが、本発明者らは、以上の新知
見に基づきCPPを鉄と共に食品に添加し、これを食す
ることにより可溶性鉄として生体内に容易に吸収できる
ようにした鉄吸収促進効果の優れた飲食品を発明した。
率的に吸収されなかったが、本発明者らは、以上の新知
見に基づきCPPを鉄と共に食品に添加し、これを食す
ることにより可溶性鉄として生体内に容易に吸収できる
ようにした鉄吸収促進効果の優れた飲食品を発明した。
本発明はカゼインホスホペプチドと鉄とを含む鉄吸収効
率の高い飲食物である。
率の高い飲食物である。
本発明に使用するCPPは公知の何れの調製法により得
られたものも使用できる。
られたものも使用できる。
CPPの鋼製方法としては以下に示す方法が知られてい
る。
る。
■ 結晶トリプシンでβ−カゼインを加水分解し7、C
PPを生成させた後、PH4,7で未反応カセインと一
部の不純物を沈澱除去した後上請邪に塩化バリウムとエ
タノール(終濃度50%(ν/ν))を加えてCPPを
沈澱として回収する方法〔例えばR,F、PeLers
on、 L、W、Nouman andT几、McMe
ekin、 Journal of the
AmericanChemical 5ociety
80 95〜99 (1958) ]。
PPを生成させた後、PH4,7で未反応カセインと一
部の不純物を沈澱除去した後上請邪に塩化バリウムとエ
タノール(終濃度50%(ν/ν))を加えてCPPを
沈澱として回収する方法〔例えばR,F、PeLers
on、 L、W、Nouman andT几、McMe
ekin、 Journal of the
AmericanChemical 5ociety
80 95〜99 (1958) ]。
■ 結晶トリプシンでβ−カゼインを加水分解し、CP
Pを生成させた後、I・リクロル酢酸で処理し、不溶物
を除去後水酸化す)−リウムにより中和(…5.0)す
る。その後、ゲル濾過カラム(Sephadex G
−25■ Pharmacia社)により粗分画し、
更にイオン交換樹脂カラム(Doweに50X 2@
Dow Chemical Co、)に−たん吸着させ
ピリジン−酢酸緩衝液(0,2規定pl−12,5)で
溶出し精製する方法[H,Na1to and 11.
5uzuki。
Pを生成させた後、I・リクロル酢酸で処理し、不溶物
を除去後水酸化す)−リウムにより中和(…5.0)す
る。その後、ゲル濾過カラム(Sephadex G
−25■ Pharmacia社)により粗分画し、
更にイオン交換樹脂カラム(Doweに50X 2@
Dow Chemical Co、)に−たん吸着させ
ピリジン−酢酸緩衝液(0,2規定pl−12,5)で
溶出し精製する方法[H,Na1to and 11.
5uzuki。
八gricultural 旧o1ogical
Cl+emistry 38 1543〜1545
(1974) )。
Cl+emistry 38 1543〜1545
(1974) )。
また本出願人が先に出願した特願昭57−52639(
昭和57年3月30ロ出願)に記載のカゼインをトリプ
シンで加水分解し、CPPを生成させた後、P)−15
前後で未反応カゼインと一部の不純物を沈澱除去した後
、上/ii部にカルシウム塩とエタノールなどの有機溶
媒を加えて回収する方法により得られたものも使用でき
る。
昭和57年3月30ロ出願)に記載のカゼインをトリプ
シンで加水分解し、CPPを生成させた後、P)−15
前後で未反応カゼインと一部の不純物を沈澱除去した後
、上/ii部にカルシウム塩とエタノールなどの有機溶
媒を加えて回収する方法により得られたものも使用でき
る。
特に本発明においては、カゼインをトリプシンで加水分
解し、CPPを生成させた後、鉄イオン特に第2鉄・イ
オンを添加してCPPを回収する方法が好適に使用され
る。それはこの方法により回収したCPP回収物はその
方法に使用した鉄がそのまま飲食物に添加されるので、
更に鉄を加えな(でもよい。
解し、CPPを生成させた後、鉄イオン特に第2鉄・イ
オンを添加してCPPを回収する方法が好適に使用され
る。それはこの方法により回収したCPP回収物はその
方法に使用した鉄がそのまま飲食物に添加されるので、
更に鉄を加えな(でもよい。
本発明において、CPPと共に添加される鉄としては、
クエン酸鉄、ビロリン酸鉄、塩化鉄、硫酸鉄などの第1
.第2鉄で食品に添加して無害なものが使用できる。
クエン酸鉄、ビロリン酸鉄、塩化鉄、硫酸鉄などの第1
.第2鉄で食品に添加して無害なものが使用できる。
添加方法としては、CPPに鉄を添加するか、又はCP
P回収において鉄を用いた場合はそのまま食品に添加し
更に鉄を添加しなくてもよい。
P回収において鉄を用いた場合はそのまま食品に添加し
更に鉄を添加しなくてもよい。
次にCPPの鉄可溶化の試験を示す。なお、生体外で予
め製造したCPPを用いる場合、製造法は特願昭57−
52639に記載の通り、カゼインのトリプシン水解物
に塩化カルシウムとエタノールを添加して回収したもの
を使用した。
め製造したCPPを用いる場合、製造法は特願昭57−
52639に記載の通り、カゼインのトリプシン水解物
に塩化カルシウムとエタノールを添加して回収したもの
を使用した。
試験例1
ラソt・(Wister系 雄 5週令 M−4)を一
定時間(1,5時間)以内に摂食するように訓練した後
、所要量の鉄を含む試験食を摂食させ、更に1時間後に
層殺し小腸内容物を生理食塩水で洗い出した。遠心分離
で可溶性区分と不溶性区分に分けそれぞれの鉄の量を原
子吸光n1を用い測定しそれらの割合を求めた。その結
果を表2に示す。
定時間(1,5時間)以内に摂食するように訓練した後
、所要量の鉄を含む試験食を摂食させ、更に1時間後に
層殺し小腸内容物を生理食塩水で洗い出した。遠心分離
で可溶性区分と不溶性区分に分けそれぞれの鉄の量を原
子吸光n1を用い測定しそれらの割合を求めた。その結
果を表2に示す。
表 2
試験の結果から明らかな如く生体内に存在するCPPは
、小腸内の可溶性鉄を大幅に増加させる。
、小腸内の可溶性鉄を大幅に増加させる。
試験例2
純度90%以上のCPPを用い、以下の鉄可溶化能試験
を行った。
を行った。
CPP溶液(0,6mg/ m 12 )の0.5m
lと】0mM塩化第2鉄0.5m lとを予め混合し、
その後pH7,pH8の20 m Mリン酸緩衝液1,
0ml1を加え、25℃で30分保持した後、遠心分離
し、生じたリン酸鉄の沈澱を除去し、上滑に0.1規定
の塩酸を加え更に沈澱が生ずるのを防ぐ。上清中の鉄濃
度を原子吸光針により測定し、残存している鉄を可溶化
鉄として残存率を求めた。比較対照としてCPpi液の
代りに蒸溜水、同濃度の大豆蛋白トリプシン分解物を用
い同一試験を行なった。その結果を表3に示す。
lと】0mM塩化第2鉄0.5m lとを予め混合し、
その後pH7,pH8の20 m Mリン酸緩衝液1,
0ml1を加え、25℃で30分保持した後、遠心分離
し、生じたリン酸鉄の沈澱を除去し、上滑に0.1規定
の塩酸を加え更に沈澱が生ずるのを防ぐ。上清中の鉄濃
度を原子吸光針により測定し、残存している鉄を可溶化
鉄として残存率を求めた。比較対照としてCPpi液の
代りに蒸溜水、同濃度の大豆蛋白トリプシン分解物を用
い同一試験を行なった。その結果を表3に示す。
表3
以上の2つの試験例から明らかなようにCPPには強い
鉄可溶化能がある。従ってC’P Pは小腸内での鉄の
吸収を促進する。更に生体外で製造したCPPは以下の
点で有利である。即ちカゼ・インを食した場合には、体
内の消化酵素により複雑な分解を受けるのでCPP生成
量は少なく、殆んど生成しない場合がある〔内層 博;
化学と生物18 551〜558 (1980) )が
、生体外で製造するCPPはカゼインから容易かつ大量
に得られ、しかも消化酵素によって分解される割合が少
ない(特願昭57 52639)。更にカゼインにより
生体内でCPPを生成させるのには、大量に摂取する必
要があるが、本CPPを使用する場合には、少量で十分
であるので、多くの飲食品に添加できる。
鉄可溶化能がある。従ってC’P Pは小腸内での鉄の
吸収を促進する。更に生体外で製造したCPPは以下の
点で有利である。即ちカゼ・インを食した場合には、体
内の消化酵素により複雑な分解を受けるのでCPP生成
量は少なく、殆んど生成しない場合がある〔内層 博;
化学と生物18 551〜558 (1980) )が
、生体外で製造するCPPはカゼインから容易かつ大量
に得られ、しかも消化酵素によって分解される割合が少
ない(特願昭57 52639)。更にカゼインにより
生体内でCPPを生成させるのには、大量に摂取する必
要があるが、本CPPを使用する場合には、少量で十分
であるので、多くの飲食品に添加できる。
本発明の飲食品としては、菓子類例えばゼリー。
錠菓、クツキー等、飲料、例えば乳酸飲料、ジュース等
であり、これらにCPPを添加するのであるが、原料に
添加混合するか、又は製品に直接添加してもよい。CP
Pにはカゼイン又はカゼイン加水分解物特有の苦味1臭
味もなく、人体に対し7て無毒性であるから、その添加
割合には制限がない。しかし経済性等から勘案して一般
に菓子類には0.1〜3%程度、飲料の場合は0.1〜
1%程度製品に添加すれば良い。この際には鉄をあわせ
添加するが1、鉄の添加量は通常実施される量で良い。
であり、これらにCPPを添加するのであるが、原料に
添加混合するか、又は製品に直接添加してもよい。CP
Pにはカゼイン又はカゼイン加水分解物特有の苦味1臭
味もなく、人体に対し7て無毒性であるから、その添加
割合には制限がない。しかし経済性等から勘案して一般
に菓子類には0.1〜3%程度、飲料の場合は0.1〜
1%程度製品に添加すれば良い。この際には鉄をあわせ
添加するが1、鉄の添加量は通常実施される量で良い。
次に本発明のCPPと鉄とを添加した飲食品について実
施例を示す。
施例を示す。
実施例1
砂1i 600g、プルーンエキス200gを水に熔解
し煮詰める。これにあらかしめ溶解しておいたペクチン
16gを加え、よく混和し更に少し煮詰める。
し煮詰める。これにあらかしめ溶解しておいたペクチン
16gを加え、よく混和し更に少し煮詰める。
その後クエン酸5g、クエン酸鉄2g、純度90%以上
のc P P 10 gを熔解しておいたものを加え、
容器に入れ放冷する。固まった後に約10gずつ切りと
りブルーンゼリーを製造した。
のc P P 10 gを熔解しておいたものを加え、
容器に入れ放冷する。固まった後に約10gずつ切りと
りブルーンゼリーを製造した。
実施例2
乳酸カゼイン(二、ニーシーラント産)10gを水に熔
解し、10%溶液とした(pl−18,0)。この/8
液に豚の結晶トリプシン(ノホ社製)を対基質0.01
%添加し、pH7,5〜8.5で50°C16時間反応
させた。この反応液に、塩化第2鉄を10 m Mの濃
度になるように添加し、攪拌した後、5°Cで一夜放置
した。沈澱したCPP画分を遠心分離によって回収した
ものを30g、粉糖950g、 シュゴーエステル1
0g。大豆硬化油5gを2軸ミキサーで混和しながら、
ゼラチン5gの水溶液を徐々に熔かし、50〜70℃で
よく混和した。混和後、篩を通して乾燥し、後に香料を
加え再度混和した。その後打錠して錠菓とした。
解し、10%溶液とした(pl−18,0)。この/8
液に豚の結晶トリプシン(ノホ社製)を対基質0.01
%添加し、pH7,5〜8.5で50°C16時間反応
させた。この反応液に、塩化第2鉄を10 m Mの濃
度になるように添加し、攪拌した後、5°Cで一夜放置
した。沈澱したCPP画分を遠心分離によって回収した
ものを30g、粉糖950g、 シュゴーエステル1
0g。大豆硬化油5gを2軸ミキサーで混和しながら、
ゼラチン5gの水溶液を徐々に熔かし、50〜70℃で
よく混和した。混和後、篩を通して乾燥し、後に香料を
加え再度混和した。その後打錠して錠菓とした。
特許出願人 明治製菓株式会社
代理人 新井 力(ばか2名)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 カゼインホスホペプチドと鉄とを含む鉄吸収効率
の高い飲食物。 2、 カゼインホスホペプチドと鉄がカゼインにトリプ
シンを作用させ、これに第2鉄イオンを添加して回収し
たカゼインホスホペプチドである特許請求の範囲第1項
記載の鉄吸収効率の高い飲食物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58038615A JPS59162843A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 鉄吸収効率の高い飲食物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58038615A JPS59162843A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 鉄吸収効率の高い飲食物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59162843A true JPS59162843A (ja) | 1984-09-13 |
JPH0379979B2 JPH0379979B2 (ja) | 1991-12-20 |
Family
ID=12530152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58038615A Granted JPS59162843A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 鉄吸収効率の高い飲食物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59162843A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0499449A (ja) * | 1990-08-14 | 1992-03-31 | Itochu Shiryo Kk | 飼料 |
JPH07241172A (ja) * | 1994-03-04 | 1995-09-19 | Meiji Seika Kaisha Ltd | ミネラル吸収促進飲食品 |
EP2420243A1 (en) | 2010-08-18 | 2012-02-22 | Inovativo Biomedicinas Tehnologiju Instituts, SIA | Compositions obtainable from bred beetroot juice to promote iron absorption and blood forming |
CN107156836A (zh) * | 2017-04-19 | 2017-09-15 | 维乐维健康产业有限公司 | 一种可补血和增强免疫力的含铁营养组合物及具有增强免疫力、补血的食品 |
JP2020005519A (ja) * | 2018-07-04 | 2020-01-16 | 株式会社明治 | 運動による鉄吸収阻害の抑制剤及びその製造方法 |
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JPS56123921A (en) * | 1980-02-01 | 1981-09-29 | Agronomique Inst Nat Rech | Treatment of raw material based on casein* its product and composition |
-
1983
- 1983-03-08 JP JP58038615A patent/JPS59162843A/ja active Granted
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