JPS5915742B2 - 熱交換器用積層体の製造方法 - Google Patents

熱交換器用積層体の製造方法

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JPS5915742B2
JPS5915742B2 JP8280975A JP8280975A JPS5915742B2 JP S5915742 B2 JPS5915742 B2 JP S5915742B2 JP 8280975 A JP8280975 A JP 8280975A JP 8280975 A JP8280975 A JP 8280975A JP S5915742 B2 JPS5915742 B2 JP S5915742B2
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JP
Japan
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laminate
brazing
plate
perforated metal
heat exchanger
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JP8280975A
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JPS527056A (en
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正文 金子
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MA Aluminum Corp
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、アルミニウム等の金属薄板で作られた孔明
板を多数積層した熱交換器用部品のろう付による新しい
製造方法に関するものである。
上記孔明板とは、例えば第1図および第2図に示すよう
な形状のものである。即ち、第1図は平面図、第2図は
第1図のA−A断面図であり、全体を1で示す孔明板は
、例えばアルミニウム又はその合金のように、熱伝導性
の高い金属の薄板で5 作られている。この孔明板1に
は、流体通路となる多数の細孔2が明けられており、ま
た、プレス成形された環状および放射状の凹陥3が設け
られている。このような孔明板を、第3図に示すように
多数10積重ね、各孔明板を凹陥部で接合して、積層体
6’が作られる。
これを熱交換器に組込み、中央の開口部5に挿入される
パイプの中を流れる流体と、孔明板の細孔を通して流れ
る流体との間で熱交換を行わせる。15従来、かかる積
層体の製造は、孔明板の凹陥部を、エポキシ樹脂のよう
な接着剤4’で接合することによつて行われていた(例
えば、特公昭49−8355号公報参照)。
しかし、上記接着剤では接合部の耐熱性が十分ではなく
、また、後述す20るフラツトネスの問題もあつて、熱
交換性能が必ずしもよくない。上記接着剤にかえて、ろ
う付によつて、孔明板の接合を行う方法も考えられてい
るが、フラックスを用いる通常のろう付方法では、フラ
ックスにク5 よる孔の目づまりをおこし、熱交換性能
を劣化させる。
更に、孔明板自体、極めて薄いものであり、各種の加工
を受けたものであるため、必ずしも完全な平面体ではな
い。
そのため、これを多数重ね合30せた場合、接合部に密
着しない部分が生じ、凹陥部で区分されて流れるべき流
体に乱れが出て、熱交換に支障を来す。この発明は、真
空ろう付法を利用して、従来の製造方法の欠点を排除す
ると共に、特に、孔明板35の平坦化と接合部の密着性
(以下sフラツトネスと総称する)の改善を行うことを
目的とするものである。
この発明の積層体製造方法は、孔明板を多数重ね合せた
積層体を積層体の全熱膨脹量よりも小さい熱膨脹量をも
つ固定具で締めつけ、真空ろう付を行うに先だつて、こ
れを適当に加熱し、上記熱膨脹の相異によつて生ずる応
力により積層体に圧縮力を加えることを特徴としている
上記の加熱は、孔明金属板の再結晶温度以上で、かつろ
う材の液相生成温度以下の温度とする。
第4図は、上記の本発明方法を実施する場合の固定具に
よる積層体の締付け状態を示す1例である。即ち、全体
を7で示す固定具は、この場合、上下の押え板8と、通
しボルト9、およびナツト10とから成る。押え板の通
し穴は、ボルト9がゆるく通るようにボルト外径よりも
大きい径の、いわゆるバカ穴になつている。この固定具
7の押え板の間に、第1図に示されるような孔明板1の
凹陥部3に、前記凹陥部とほぼ同形状のろう材被覆薄板
4を嵌め込んだものからなるものの積層体6をはさみ、
ナツトを締めて固定する。
この状態で全体を加熱すれば、積層体6、固定具7はい
ずれも熱膨脹するが、固定具の膨脹量は、積層体のそれ
より小さくなるように、その材料、構造が選定されてい
る。従つて、前記の温度範囲にこれを加熱すると、膨脹
量の違いによつて、積層体6には、上下方向に圧縮力が
働く。積層体の各孔明板は、その再結晶温度以上に加熱
されて、軟化しているから、この圧縮力によつて、各孔
明板は平坦化され、ろう付部(ろう材被覆薄板4をはさ
んだ凹陥部)の密着が完全となる。即ち前記フラツトネ
スが改善される。この場合、加熱温度が再結晶温度より
低いと、孔明板の軟化および膨脹量が少なく、フラツト
ネスの改善は十分でない。
また逆に、ろう材の液相が生成する程の高温になると、
ろう材被覆薄板をはさんだ凹陥部が収縮することになり
、その部分の密着性がわるくなる。第5図は、アルミ棒
(10wmφ×80mt)と、ステンレス鋼(SUS2
7)棒(10wrLφ×80wmt)および普通鋼(1
0Tmφ×80wmt)との熱膨脹の差を示すグラフで
ある。
同図から分るとおり、告通鋼の方が熱膨脹差が大きいか
ら、前記固定具のボルト9は、普通鋼製とするのがよい
。以上のように、フラツトネスの改善された積層体を、
固定具で締めつけたまま真空炉において前記ろう材被覆
薄板4のろう材によつて真空ろう付を行う。接合部は完
全に密着しているから、ろう付後の接合も完全で、孔明
板の各区分は完全に隔離される。また、真空ろう付は、
フラツクスの使用を必要としないから、その残留による
孔の目づまりの心配もない。真空ろう付の際には、勿論
ろう材被覆薄板4のろう材は溶融するから、前記加熱時
に発生した積層体への圧縮応力は解放される。
前記のように固定具7の押え板8のボルト穴をバカ穴と
しておけば、ろう付時にも、押え板8自体の荷重が働く
ことになる。しかし、ろう付時にも、相当の圧縮力を加
えて、接合部の密着性をより高めるために.、積層体に
荷重をかけることが望ましい。その手段としては、例え
ば第4図に示すように、押え板8の上に重錘11を置く
か、或いはスプリング等を利用した種々の態様が考えら
れる。第1表は、固定具ボルトの材質と荷重を変えて、
積層体をろう付した実験の結果を示すものである。
なお、積層体は、70Ttm(!)XO.l6〜0.2
5wn厚のアルミ製孔明板120枚から成り、ろう材被
覆薄板の厚さは2.75WtHLである。真空ろう付は
温度600℃、真空度10−4rwLHgの条件で行つ
た。
上記実験結果からも明らかなように、固定具ボルトをア
ルミとの熱膨脹差の大きい普通鋼製とした場合、付加荷
重は小さくてもよい結果が得られるが、SUS27製の
場合は、大きな荷重を必要とする。
この発明の積層体製造方法によつて作られた積層体は、
接合部がろう付によるものであり、耐熱性が高く、しか
も、フラツトネスが改善されて接合が完全であるから、
熱交換の効率が高く、あらゆる用途の熱交換器に組込ま
れてすぐれた性能を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は孔明金属板の1例を示す平面図、第2図はその
A−A断面図、第3図は孔明金属板の積層体を示す断面
図、第4図は積層体を固定具に締付けた状態を示す1部
断面図、第5図はアルミ棒と鋼棒との熱膨脹量の差を示
すグラフである。 1・・・孔明金属板、2・・・細孔、3・・・凹陥、4
1・・・接着剤、4・・・ろう材被覆薄板、5・・・開
口、6,6/・・・積層体、7・・・固定具、8・・・
押え板、9・・・通しボルト、10・・・ナツト、11
・・・重錘。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 環状および放射状の凹陥部によつて区分された多数
    の孔明金属板を、前記凹陥部内に嵌め込まれたろう材被
    覆薄板によつて真空ろう付して熱交換器用積層体を製造
    するに際して、前記真空ろう付を行うに先だつて、ろう
    付前の積層体を、該積層体の熱膨脹量よりも小さい熱膨
    脹量を有する固定具によつて締付け、次いでこれを前記
    孔明金属板の再結晶温度以上にして、ろう材の液相生成
    温度以下の温度に加熱し、この加熱によつて生ずる前記
    孔明金属板と前記固定具の熱膨脹量差を利用して、前記
    孔明金属板の平坦化、並びに前記孔明金属板の凹陥部と
    前記ろう材被覆薄板との密着性向上をはかることを特徴
    とする熱交換器用積層体の製造方法。
JP8280975A 1975-07-07 1975-07-07 熱交換器用積層体の製造方法 Expired JPS5915742B2 (ja)

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JPS527056A JPS527056A (en) 1977-01-19
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ID=13784729

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0427944Y2 (ja) * 1987-10-15 1992-07-06
JPH0487944U (ja) * 1990-12-17 1992-07-30

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JPS5790592A (en) * 1980-11-21 1982-06-05 Mitsubishi Alum Co Ltd Laminating type heat exchanger element and laminated body thereof
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