JPS59147088A - 石炭−水スラリ−の調製方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、流動性、安定性の優れた石炭−水スラリーの
調製方法に関するものである。

石炭を液体燃料と同様に取扱い利用し得る方法の一つに
微粉石炭、水のスラリーがあり、輸送コスト、発熱量な
どの点で、水分が少い程有利なので、液体としての性状
を維持しうる限度で、石炭の濃度を高める努力がされて
いる。

これらの工夫のうち主なものは、石炭の分散全助け、ス
ラリーの安定性を高めるための薬剤の添加であって、現
状では２００メツシュパス７０〜８０％の石炭に、石炭
の０．１〜０．５％の薬剤を添加する仁とにより、石炭
濃度７０％（水分３０％）程度の安定したスラリー全得
ることが可能となっている。

一般的に、同一径の球体全密着させて容器に収納したと
きは、全容積の７％程度の空隙を生ずることが知られて
おり、石炭の微粉のように不定形、且つ粒度にばらつき
がある場合は、この空隙容積は更に小さくなる筈である
が、実際は大きな粒子の空隙を小さな粒子が完全に埋め
るような形にはならず、固形分濃度を高める際の障害と
なっている。

大きな粒子の空隙を埋め、流動性を改善するため、粒度
分布に２つの山を作ることも効果的であるが、この方法
も空隙を埋めるような操作を併用することが必要である
。

本発明は炭種、粒子径、分布、石炭濃度、添加剤などが
同一条件の場合に、より流動性、安定性を高め得る石炭
−水スラリーの調製方法會−１１許供するものである。

すなわち本発明は、スラリーを調製する際、目的とする
石炭濃度以上の濃度で、添加剤の存在下で強い攪拌を行
い、次いで目的の濃度にして四に攪拌することを特へと
するもので、これにより小さい粒径の粒子を粗い粒子の
空隙に押込むことができる。

以下、本発明方法を一実施態様側音もとにして詳細に説
明する。

石炭を２００メツシュパス７０〜８０％程度に微粉砕し
、粉砕全乾式で行つｆＣ場合は水を加え、湿式で行った
場合は脱水して、石炭濃度を２０〜２５％に調整する。

これに適量の分散剤、安定剤等の添加剤を加え、攪拌装
置で５〜２０分程度強く攪拌する。

分散剤、安定剤の種類は問わないが、予め想定した全量
金加えず、その１／２程度を徐々に加えた方が好ましい
。

また、攪拌装置は、比較的低速の混線機が適しており、
その種類は問わない。

得られたスラリーに水を加え、添加剤の残量を加えて更
に攪拌全行い、所要の濃度の石炭−水スラリー全稈る。

ところで、濃度の高い石炭−水スラリーを強く攪拌すれ
ば、石炭粒子は直に粒子同志が結合し、粗大粒子の集り
になるが、攪拌を続けることにより、この結合が再度崩
れ、小さい粒子が分散して、大きな粒子の空隙を埋める
ように配列される。この作用は、攪拌が強い程、強く行
われるので、所要動力が許す範囲で、濃度を高めた軟便
での攪拌全行うことが好ましい。例えば、石炭濃度７０
％のスラリーヲ必要とする場合、はじめから７０％での
混合を行うのにくらべ、７５％で攪拌全行い、後に７０
％に希釈する方が、流動性、安定性にすぐれ友スラリー
を得ることができるのである。

なお、本発明方法へおいて、スラリーの調製に使用する
添加剤（分散剤、安定剤ンの種類は特に制限しないが、
適当な添加剤の使用は不可欠である。

また、本発明方法において、微粉炭のなかに数パーセン
ト以上の超微粉、例えば５００メツシュパス７０％以上
の微粉炭全混入すれば、更に効果的であり、これらの超
微粉は石炭に限らず、石炭にくらべ、微粉砕の際の所要
動力が少い石油コークス、木炭などでもよい。

以上の本発明方法によれば、石炭濃度の高い石炭−水ス
ラリーを得ることができ、またこれ以外に塗料に顔料を
混合する場合にも極めて効果的であることが確認されて
いる。

復代理人　　内　１）　　明 復代理人　　萩　原　亮　−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１所定の石炭濃度より高い濃度で添加剤の存在下に
   強い攪拌を行い、次に水を加えて更に攪拌し、所定の濃
   度とすること全特徴とする微粉炭−水スラリーの調製方
   法。 （２）添加剤の添加を高い濃度での攪拌の際と、所定の
   濃度での攪拌の際に分けて行う特許請求の範囲（１）に
   記載の方法。