JPS59147084A - ガス状オレフイン及び単環芳香族炭化水素の製造方法 - Google Patents

ガス状オレフイン及び単環芳香族炭化水素の製造方法

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JPS59147084A
JPS59147084A JP2235983A JP2235983A JPS59147084A JP S59147084 A JPS59147084 A JP S59147084A JP 2235983 A JP2235983 A JP 2235983A JP 2235983 A JP2235983 A JP 2235983A JP S59147084 A JPS59147084 A JP S59147084A
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JP
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hydrogen
oil
product
steam
heavy hydrocarbon
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JP2235983A
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English (en)
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Koji Kuri
久利 浩司
Nobumitsu Otake
大竹 伸光
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は重質炭化水素油を原料としてガス状オレフィン
及び単環芳香族炭化水素を製造する製造方法に関(7、
さらに詳しくは、重質炭化水素油を水素共σ下に熱分解
し、得られた分解生成物から高沸点物を分離除去したの
ち、水素と触媒の存在下に水素化処理し、次いで水蒸気
熱分解してガス状オレフィン及び単環芳香族炭化水素を
高収率で取得する方法に関するものである。
従来、石油化学工業における基礎原料であるエチレン、
プロピレン、ブタジェンなどのカス状オレフィン及ヒベ
ンゼン、トルエン、キソレンなどの単環芳香族炭化水素
の製造においては、油田ガスや石油精製副生品であるす
7ザのような軽質炭化水素が主に用いられてきだ。これ
らのうちナフサは、前記のガス状オレフイ/及び単環芳
香族炭化水素の収率が高く、その上低価値の重質燃料油
の副生量が少ないことから、特に優れたものとして取り
扱われてきた。
しかしながら、近年石油化学工業の急激な発展やモータ
リゼーションの進行などによるナフサのような軽質炭化
水素の供給不足、原油の重質化にともなう軽質炭化水素
得率の低下、さらには原油価格の高騰などの諸要因によ
って、好゛ましい熱分解原料として石油精製より供給さ
れる軽質炭化水素の量が不足するようになり、まだその
価格が高騰してきたため、それを原料としてガス状オレ
フィンや単環芳香族炭化水素を得ることの経済性は著し
く低下してきている。
したがって、このような産業構造的問題を解決するため
に、近年、より重質な炭化水素油である灯油、軽油、減
圧蒸圧軽油などを用いて水素化処理を行ったのち、水蒸
気熱分解することによって石油化学原料を製造する試み
が種/2なされている。
しかしながら、これらの方法においては、原料として用
いる各種の油が石油製品として入手されるものであって
、原料供給の事情は前記のナフサのよう表軽質炭化水素
の場合と同様である。
他方、重質炭化水素油である減圧蒸留残油を溶剤脱歴(
7、その脱歴油に減圧蒸留軽油を混合して水素化処理す
る方法が知られており、この水素化処理油を水蒸気熱分
解して石油化学原料を製造することが考えられる。しか
しながら、この溶剤脱歴方法は、アスファルテンを含む
脱歴残油が多量に副生し、この残油の有効利用の問題が
残るとともに、石油化学原料の取得率を大幅に向上させ
ることができない。
さらに、常圧蒸留残油のような重質炭化水素油を少しで
も有利に石油化学原料に導く方法として、粒状の触媒を
反応器内に充てんして行う固定末文(ri流動床方式の
水素化分解方法により積極的に減圧蒸留残油外を減少さ
せる方法を利用することも種々提案されている。しかし
ながら現在のところ、残留分中に含まれるアスファルテ
ンや重金属などのために、触媒寿命の短縮が免れず、し
かも水素消費量が増大するなどの理由で、経済性の高い
技術は−まだ実現していない。
寸だ、重質炭化水素油を積極的に軽質化する方法としで
、熱分解法を適用し、石油化学原料となる処理油を得る
方法も考えられる。しかしながら、従来知られている熱
分解方法によって高度の軽質化を達成しようとすると、
いわゆる著しいコーキング現象が生じて操業を停止せざ
るをえなくなるため、この方法は通常コーキングがあま
り問題とならない程度の軽質化に適用されるにすぎない
しだがって、この点を改良するために、水素を用いて行
う、いわゆるハイドロビスブレーキング法が提案されて
いるが、水素圧を300 Kg/ cri、という高圧
にした場合でも十分なコーキング抑制効果、は得られな
い。丑だ、積極的にコークスを生成させながら軽質化を
行う、いわゆるコーカー法も提案されているが、多量に
副生ずるコークスの処置の問題に加えて、過分解による
ガス量の増加のため、軽質油の収率低下がまぬがれない
。その上、得られる熱分解軽質油は芳香族分、オレフィ
ン成分が多く、品質の悪いものとなるという欠点があっ
て、このものを水蒸気熱分解用の処理油(C供するには
、苛酷な水素化処理を行う必要がある。
一般に、重質炭化水素油からオレフィン及び単環−y″
、香族類を最ノ(に取得するためには、(1)高沸点物
(例えば沸点550℃以上の残渣)を選択的に軽質化し
7、水素化処理へ供給する原料油(例えば沸点550℃
以下の留分)の得率を高めること、(2)水素化処理d
、単なる脱硫反応で(はなく、多環芳香族類の環の水添
を積極的に行うことの2つの要件を満足させることが必
要である。
しかしながら、従来技術では、重質油の接触的処理によ
り高沸点物を軽質化しようとしても、油中に含捷れる硫
黄や重金属などの不純物はもちろんのこと、特に塩基性
高分子化合物の存在により触媒の酸性能が著しく低下す
る結果、触媒の酸性に起因する分解活性が持続しないと
いう問題があり、捷だ炭化水素を無触媒下で熱分解する
方法では、反応速度はその分子量が大きいにど犬である
ことが知ら)1.ているが、分解時に副次的に生ずるコ
ークス生成や重縮合反応速度も大きいため、分解率を高
めることは反応操作上極めて困難である。
このように、重質炭化水素油からガス状オレフィン及び
単環芳香族炭化水素を製造する種々の方法のうち、常圧
蒸留残油や減圧蒸留残油などの重質炭化水素油を供給原
料とする場合は、いずれも技術的問題や経済的問題は未
解決の状態である。
本発明者らは、このような従来法のもつ欠点を克服[7
、重質炭化水素油を原料として用い、経済的かつ高収率
でガス状オレフィン及び単環芳香族炭化水素を製造する
方法について鋭意研究を重ねた結果、水素の共存下にコ
ーキング抑制剤を加えた重質炭化水素油を熱分解し、次
いでその熱分解生成物から高沸点物を分離除去して得ら
れる熱分解処理物を水素と水添触媒の共存Fに水素化処
理したのち、水蒸気熱分解することによって、初めて重
質炭化水素油から経済的かつ高収率で有用な石油化学原
料を取得することができると同時に、価値の低い残渣油
である副生燃料油の劣質化を起すことなく、その生成量
を著しく低減しうることを見出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)水素の共存下、コーキング
抑制剤を加えた重質炭化水素油を温度380・〜550
’C1圧力30〜300 K9 / cn!、滞留時間
1〜120分の条f−+下で熱分解する工程、(Bl前
記工程で?4)られだ熱分解生成物から高沸点物を分離
除去する工程、(C)高沸点物を分離除去し7だ熱分解
処理物を水添触媒の存在下、温度250〜500℃、圧
力30〜300 K9 、/ crl、液空間速度0.
05〜5.Ohr−’、水素/熱分解処理物比100〜
2000 Nt7t  の条件下で水素化処理する工程
及び0))(C)工程で得られた水素化処理生成物から
水素を含むガス状生成物を分離除去し、次いで液状生成
物を温度700〜900℃、滞留時間0.05〜2.0
秒、水蒸気/液状生成物重量比0.2〜2.0の条件下
で水蒸気熱分解したのち、得られた生成物からガス状オ
レフィン及び単環芳香族炭化水素を回収する工程、から
成ることを特徴とする重質炭化水素の製造方法を提供す
るものである。
本発明方法は、重質炭化水素油を添加物と水素の共存下
熱分解する工程、高沸点物を分離除去する工程、水素化
処理工程及び水蒸気熱分解工程の4]二程から構成され
ていて、従来技術に比べて次のような優れた特長を有し
ている。
ヂなわち、本発明方法においては、コーキング抑制剤を
加えた重質炭化水素油を高圧の水素と共存させて熱分解
することにより、副反応が著しく抑制されて高沸点物の
選択的高分解率が用油であり、その−L高沸点残留物は
改質効果を受は比較的粘度の低い液体として操作する°
ことができ、かつボイラー燃料油として使用しつるとい
う大きなメリットがある。
さらに、本発明方法においては、水素化処理工程へ供給
する原料は分離工程で予め高沸点物が分離除去されるた
め、重質炭化水素油に含捷れている水素化用触媒にとっ
て被毒となる物質が除去されることになり、水素化処理
工程における多環芳香族類の環の水添処理を、触媒の活
性と寿命を高いレベルに維持して行うことができる。こ
のことにより、水蒸気熱分解工程における石油化学原料
の高収率が保証されることはもちろんのこと、水蒸気熱
分解反応器への炭素の析出も著しく減少して反応器の両
生間隔が長くなるなど大きな経済的効果が牛すれる。そ
の士、水素化処理された熱分解処理油は、分留すること
なく水蒸気熱分解するので、不1油[ヒ学原4:・1が
高収率で得られ、かつ副生’)?!’、 ’R/lll
も・トないという4寺徴もある。
本発明方法において用いる重質炭化水素油とは、原油又
に1、原油の常圧蒸留残油花(7くは減圧蒸留残油であ
り、タールサンド原油や石炭液化油なども抱含する。こ
のような重質炭化水素油には、通常硫黄化合物、窒素化
合物、アスファルテン、重金属などの不純物やその11
では石油化学原料への転換が不「+]能な沸点の高い重
質留分が多量に含液れている。これらの量及び質は原油
の生産油J」に1って大きく異なる。
本発明方法の目的であるガス状オレフィン及び−栄環芳
香族炭化水素を経済的に最大限に取得I2ようとする場
合、重質炭化水素油としては、水素含2角量が比1咬的
多いバラフイニック原油、例えばミナス原油や大慶原油
、あるいはこれらの常圧蒸留残油!減圧蒸留残油などが
水素消費量が少なくてすむため好ましい。これらのバラ
フィニック原油は、従来の分解法では分解が比較的困難
であることが知られているものである。
本発明方法の熱分解工程において重質炭化水素油に加え
るコーキング抑制剤としては、遷移金属化合物が好寸し
く、特に鉄、コバルト、ニソケノペクロム、モリブテン
、タングステン、バ丈ジウム及び銅の中から選ばれる金
属の化合物が好寸しい。
これらの化合物は単独で用いてもよいし、2鍾以−I−
混合し7て用いてもよく、まだ油溶性若しくは水溶性化
合物が有利である。
油溶性化合物としては、ンクロペンタジエニル基、アリ
ル基などを配位子として含むいわゆるπ−錯体、有機カ
ルボン酸化合物、有機アルコキン化合物、アセチルアセ
トネート錯体などのジケトン化合物、カルボニル化合物
、有機スルホン酸又は有機スルフィン酸化合物、ジチオ
カーバメート錯体などのギザンチン酸化合物、有機ジア
ミノ錯体などのアミン化合物、ニトリル又はインニトリ
ル化合物、ホスフィン化合物などがある。水溶性化合物
としては、炭酸塩、カルボン酸塩、硫酸塩、硝酸塩、水
酸化物、ハロゲン化物、アンモニウム七リブデー1・の
ような錯塩などがある。特に好寸1、い油溶1作化合物
としては、ステアリン酸、オクチル酸などの有機カルボ
ン酸の化合物が挙げられ、/y−r−iしい水溶性化合
物としては、硫酸塩が挙げられる。
これらの金属化合物を原料油に添加する場合、油溶性の
ものはそのま寸加えてもよいが、水溶性のものは水に溶
解[〜て水溶液として加えるのが好−ましい。この場合
、水溶液に界面活性剤のような分散剤を加えると重質炭
化水素油と水溶液′との分散性が向上するので有利であ
る。この金属化合物は、金属に換a1〜原料油の重量に
基づき50〜8000 ppmの範囲の量で添加するこ
とが望ま1〜い。
この量が50 ppm未満では、十分なコーキング抑制
効果が得られないし、捷た8000’ppmを超えても
効果の向−ヒが認められない上に、むしろ好捷しくない
副反応を起すおそれがある。
本発明を実施するに際し、(A)工程における熱分解条
件は、原料として用いる重質炭化水素油及び金属化合物
の性状によって左右されるが、反応温度としては、38
0〜550℃の範囲、好ましくは400〜520℃の範
囲が用いられる。この温度範囲を越える高温度領域では
、熱分解が進みすきコークの生成及びガスの発生が著し
くなるし、また、この温度範囲を下回る低温度領域では
、熱分解速度が著しく遅くなる傾向がある。
反応圧力としては、30 K2 / crA〜300 
K9 / cni、好ましくは50 Kt / cnl
 〜250 KfJ / cntの範囲が用いられる。
この熱分解は回分式、連続式のいずれでも操作しうるが
、反応時間又は反応器内の重質炭化水素油の滞留時間と
しては、1分〜2時間の範囲、望ましくは、3分〜1時
間の範囲がよい。これらの処理条件は、それぞれが単独
に適正値をとるのではなく、相互に関連するので、場合
により好適範囲が変わることがある。さらに、熱分解を
実施する上で好ましい水素の量は、原料重質炭化水素油
に対する容積比が100〜5,0OONffl”/A/
!であり、さらに好ましくは、200〜2,000 N
tが/ weの範囲になるように供給し、一般には、消
費した水素量に見合う分たけ補給し7て運転することが
望−ましい。
この熱分解工程に供給される水素は、純度の高い水素で
も、あるいはいくつかの工程より発生ずるりザイクル水
素でもよく、一般には水素を多く含有する混合ガスも使
用できる。
本発明方法における(B)工程の分離工8は、前記の(
A1工程で得られた熱分解生成物の中から、高沸点物を
分離除去(7て次の(C)工程の水素化処理工程に供給
するために必要である。この工程で分離除去された高沸
点物は、液体燃料油として取扱うことができ、本製造工
程において使用することもできるし、別途−酸ボイラー
用としても使用することもできる。
この工程における分離方法として、通常用いられる高圧
ガス分離、常圧蒸留、減圧蒸留などを採用することがで
きる。
寸だ、本工程においては必要に応じ、高沸点物以外にナ
フサ留分=章怠(沸点200 h )や灯軽油留分(沸
点200〜343℃留分)を、さらには軽質重質留分(
沸点343〜450℃留分)を除き、得られた熱分解処
理油を次の水素化処理工程へ供給することもできる。分
離されたこれらの軽質留分は直接又は別途水素化処理し
たのち、水蒸気熱分解することもできる。
捷だ、熱分解生成物をフラップユ蒸留分離する場合は、
予熱された水素ガスをフラッシュ蒸留装置の下部に加え
、高温、高圧下に蒸気流とフラッ/ユ蒸留残油とに分離
し、さらにとの残油を減圧蒸留によって高沸点物を除い
たのち、得られた減圧留分を先の蒸気流に加えて水素化
処理工程へ供給する方法も採用j一つる。このフラソ/
ユ蒸留分離法の動機は、圧力損失が極めて少ないだめ、
熱分解工程、分離工程及び水素化処理工程の3つの工程
を実質的に同一圧力で操作しうることにおって、水素の
分離リサイクルに必要な中間コンプレツサーの必要性が
なく、また熱分解生成物の保有ノーる熱量をそのまま利
用′できるため、反応系全体の反応操作の簡略化とエネ
ルギー消費量の節減がみられ、経済的観点からその効果
は大きい。この場合、添加さ7′する水素の用はフラッ
シュ蒸留装置の操作条ビ1によって決定されるが、次の
水素化処理工程に1.′−ける水素と油の混合割合を超
えない範囲の旬を加えることが好捷しい。
本発明方法における(C)工程の水素化処理」二程で月
1いる触媒としては、石油留分及び重油の水素化処理用
触媒として公知のものを用いることができ、好ましくは
周期表第Vl +)族金属及び第■族金属の中から選ば
れたそれぞれ一種以上の金属を含む触媒、伝えばニッケ
ルーモリブデン、コバルト−モリブデン、ニッケルータ
ングステンなどの金属種を無機質担体に担持させたもの
を用いることが望ましい。これらの金属種は通常硫化物
として用いられ、寸だ無機質担体としては、例えばアル
ミナ、/リカ、シリカ−アルミナ、ゼオライト、アルミ
ナ−ボリアなどが挙げられる。
これらの触媒は、アルファルチンや金属などの触媒の被
町物質を除去した熱分解処理油の水素化処理に用いらJ
]るため、担体の物理的性状として表面積が大きいほど
活性は良いが、高金属含有油処理触媒のように、大細孔
径の細孔容積を特に大きくする必要はない。
この工程における水素化処理条件は、原料の重質炭化水
素油及び触媒の性状によって任意に選択されうるが、反
応温度は250〜500℃、好寸しくは300〜450
℃の範囲である。反応温度が500 ℃を超えると副反
応の熱分解が進みすぎて、触媒上への炭素の沈着の増大
、ガス発生の増加にともなう水素消費量の増加や液収率
の減少が認められ、一方250℃未満では反応速度が著
しく小さくなる。
また反応圧力は:30〜300 K47cni、好まし
くは50〜250 K7 / cnIの範囲であって、
触媒の水素化能と大きく関係する。さらに液空間速度(
LHsv)は帆05〜5.Ohr ’ 、好ましくはO
−1〜3.0hr−’の範囲であり、まだ水素の供給量
は、水素化処理原料油に対する容積比が100〜2oo
ONt/lの範囲である。これらの条件は、それぞれが
単独で適性値をとるのではなく、相互に関連しあうもの
であって、原料油の性状や触媒活性はもちろんのこと、
次の工程の水蒸気熱分解工程からの要請に応しンC好適
範囲が選択される。
このようにし2てイ↓)られた水素化処理油は、次のI
−程における水蒸気熱分解の原料油として使用され、[
−1的に応じて分留し、各留分をそ71それ水蒸気熱分
角イすることも可能であるが、通常は分留することなく
そのま井水蒸気熱分解することが好ましい。
本発明方法における(1))工程に用いられる水蒸気熱
分)yrの様式としては特に制限がなく、種々の熱分角
?(の様式を採用することができ、既存のナフサ分解炉
である外熱管式熱分#炉なその1捷か又は若干の改造を
加えて用いることもできる。
この水蒸気熱分解工程における反応条件は、水蒸気/水
素化処理油重量比が0.2〜2.0、好寸しくr↓0.
/1〜1.5の範囲、熱分解温度が700−900℃、
好′ましくは750〜QOO℃の範囲、滞留時間が[)
、05〜2.0秒、好ましくは0.1〜0.6秒の範囲
である。
この水蒸気熱分解反応によって得られた生成物は、分留
管から急冷熱交換器へ導いて熱回収したのち、生成物を
分離、精製し7てガス状オレフィン及び単環芳香族炭化
水素、副生燃料油及び他の副生水素及び炭化水素を得る
本発明方法を実施するに当り、熱分解工程、高沸点物の
分離除去工程、水素化処理工程などに用いる水素につい
ては、それぞれの工程力・ら分離される水素ガスを、場
合によっては含有する硫化水素やアンモニアを除去した
のち、リサイクルして各工程に供給し、通常は消費した
水素の分だけ補給することが望せしい。この場合、水素
源として、水蒸気熱分解で副生ずる水素、又は副生炭化
水素ガスや副生燃料油などの水蒸気改質などで得られる
水素を充当させることができる。
次に本発明の実施態様を添(−1図面に従って具体的に
説明するが、本発明はこれらによって限定されるもので
tよない。
第1図及び第2図は、本発明方法を実施するだめの工程
図のそれぞれ異なった例でるって、まず第1図の工程に
従って本発明方法を説明すると、添加物を加えられた原
料の重質炭化水素油1(は水素2とともに熱分解装置3
で熱分解され、得られた熱分角1r生成物4id高圧ガ
ス分PiII器5で水素6が除かJlだのち、常圧蒸留
装置7に供給される。この常圧蒸留装置から出てくる常
圧蒸留残留油8ば、さらに減圧蒸留装置■2で減圧蒸留
残留物11が分離除去される。常圧留出油9と減圧留出
油1.0との混合物13は、水素14とともに水素化処
理装置15に供給されて水素化処理される。水素化処理
油[6は高圧ガス分離器17で水素を訝むガス生成物1
9が除かれたのち、液状生成物20は水蒸気とともに水
蒸気熱分解装置18で分解される。次いで水蒸気熱分解
生成物21は分前、精製されてガス状オレフィン、単環
芳香族炭化水素、副生水素、副生燃料油などが分離回収
される。
次に第2図の工程に従って本発明方法を説明すると、添
加物を加えられた原料の重質炭化水素油1 (ri、、
  IJザイクル水素と補充水素20から成る水素2と
ともに熱分解装置3で分解され、得られた熱分W(生成
物4はそのま−まフラッシュ蒸留装置6に導入され、こ
の装置の下部より供給される水素5とともにフラツ/ユ
蒸留されて蒸気流8とフラッシュ残油7に分離さ租る。
この残油はさらに減圧蒸留装置12により減圧蒸留残油
9が分離除去される。減圧留出油10と蒸気流8との混
合物[1は、必要に応じて冷却用又は水素量調節用水素
がライ/21より加えられて水素化処理装置15に供給
される。水素化処理生成物13は高圧ガス分離器14で
水素ガス17が分離リサイクルされ、得られだ液状水素
化処理油20は水蒸気とともに水蒸気熱分解装置18に
供給される。水蒸気熱分解生成物19は分離、精製を経
て、ガス状オレフィン、単環芳香族炭化水素、副生水素
、副生燃t1油などが分離回収される。
本発明方法は、重質炭化水素油を添加物と水素の共存下
熱分解する工程、高沸点物を分離除去する工程、水素化
処理油[稈及び水蒸気熱分解工程の4工程から構成され
ており、これによって初めて重質炭化水素油から価値の
高いガス状オレフィン及び単環芳香族炭化水素などの石
油化学厚相が高収率で得られるようにな9、その技術的
、経済的や゛内果(#:1、(ケめで太きい。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明−J−る
が、本発明ケ↓こハらの1+11により一限定さハるも
のてに、上ない。
\ / 7・′ / 実施例1 ミナス原油の減圧蒸留残油(沸点550℃以上の留分9
1%)を、内径40咽、高さ500間の種型高圧容器に
かきまぜ機を取り付けた反応器を有する流通式加圧装置
を用いて熱分解した。このようにして得た原料油にオク
チル酸ニッケルを、ニッケルとして原料油に対し500
ppmになるように加えた。反応条件として、温度49
5℃、圧力150に9/cJ G 、  滞留時間2分
、水素/原料油比500 N/−/lを採用し、かきま
ぜ機の回転数は:300Orpmで熱分解を行った。
得られた熱分解生成物は、常圧及び減圧蒸留によM弗点
550℃以上の高沸点物を分離除去した。
沸点550℃以下の留出物は、ニッケル酸化物として5
重量%、モリブデン酸化物として20重量%を含む表面
積270 n?/ ?、細孔容積0.75m1/f/の
アルミナ担持ニッケルモリブデン触媒を固定床反応器に
充てんした内径18mmφの流通式水素化反応装置を用
いて、水素/原料油化100ONt/11温度400℃
、圧力200に7/cJG、  LH8VO,,8hr
 ’の茶汁「で水素化処理した。
得られた水素化処理油を外熱管式分解装置を用いて、人
口温度550℃、出口温度830℃、出口圧力0.8に
7/c7IテG、水蒸気/水素化処理油重量比1.0、
滞留時間0.2  秒の条件で水蒸気熱分解し、オレフ
ィン及び単環芳香族炭化水素を得た。
熱分解工程における辞意550℃以下の留分の得率は7
2N量%であった。
なお、水蒸気熱分解結果を第1表に示す。
比較例1 オクチル酸ニッケルを加えないこと以外は、実施例1と
同様に実施した。結果は、反応器のコーキングトラブル
により閉塞現象が生じ、安定な運転を実施できなかった
。添加物を加えないで安定な運転を行える条件下での沸
点550℃以下の留分の得率は、44重量%であった。
比較例2 オクチル酸ニッケルを加えないで、水素の代わりに窒素
を用いて実施例1と同様に実施した。結果は、反応器の
コーキングトラブルにより閉塞現象が生じ、安定な運転
を実施できなかった。この系での安定運転が・できる条
件下での沸点550℃以下の留分の得率は34重量%で
あった。
比較例3 実施例1と同一の水素化処理装置を用い、コバルト酸化
物として4重量%、タングステン酸化物として15重量
%を含む表面積220 m2/ fのアルミナ相持コバ
ルト−タングステン触媒を使用し、運転初期に触媒活性
劣化が著しくない条件として、温度380℃、反応圧力
200Kg/cJGXLH8V0.5hr=’、水素/
原料油比200ONt/lの条件で水素化処理を行った
この場合の沸点550℃以下の留分の得率は17取量%
にすぎなかった。
これらの結果から明らかなように、重質炭化水素油を分
解して、水蒸気熱分解へ供給する原料得率を高率で得る
方法として、本発明が優れていることが判る。しかも、
本発明で得られた沸点55C)℃以上の残渣油の動粘度
は150℃で2Q cstと低く、また熱天秤によるそ
の燃焼性は、原料油のミナス減圧蒸留残渣油と変ること
がなく、燃料油として十分使用可能である。
比較例4 比較例1において安定運転できた熱分解生成物を常圧及
び減圧蒸留したのち、沸点550 ℃以下の留分を実施
例1と同様な水素化処理工程及び水蒸気熱分解工程の操
作を行った。水蒸気熱分解の結果を第1表に示す。
比較例5 比較例3で得られた水素化処理油を常圧及び減圧蒸留し
たのち、沸点550 ℃以下の留分を実施例1と同様に
して水蒸気熱分解した。その結果を第1表に示す。
200℃以上の留分収率 第1表から明らかな」:うに、本発明方法は石油1ヒ学
原f1収率が格段に高くて副生じてくる燃料油が極めて
少なく、効果のほどは明白である。
実施例2 アラビアンライト原油の常圧蒸留残油に、ステアリン酸
モリブデンをモリブデンとして500 ppmになるよ
うに加えたものを、°実施例1と同一の反応装置に、水
素/原料油比5ooNt//!、分解温度460℃、分
解圧力200Kg/cntG 、滞留時間20分の条件
で供給して熱分解した。この際、反応管の出口に設置さ
れた気液分離槽に、460℃に予熱した水素をさらに加
え、水素/原料油比で合計1300ub/bになるよう
に供給し、熱分解時に生成した軽質炭化水素油を水素ガ
スで同伴分離した。次いで軽質炭化水素油を分離した熱
分解生成油を減圧蒸留し、沸点550℃以上の減圧蒸留
残油を分離した。
減圧蒸留で得られた沸点550℃以下の留分と水素ガス
で同伴分離された軽質炭化水素油を混合し、ニッケル酸
化物として6重量%、タングステン酸化物として19重
量%を含む表面積2L8tt?/9、細孔容積0.55
m1/fのアルミナ担持ニッケル〜タングステン触媒を
使用し、実施例1と同一の流通式水素化反応装置を用い
て水素/原料油比130ON t/l 、温度390℃
、圧力150Kg/c++fG、  LH8VO,8h
r−1の条件下で水素化処理した。
得られた水素住処理由を実施例1と同一条件で水蒸気熱
分解して、オレフィン及び単環芳香族類を得た。
出発原料であるアラビアンライト常圧蒸留残油は、沸点
550℃以下の留分が55重量%であるのに対し、熱分
解後には85重量%であった。
なお、水蒸気熱分解結果を第2表に示す1、第2表 実施例;う〜8 ミナス原油の常圧蒸留残油(沸点550℃以上の留分3
4 wt%)を出発原料として、実施例3の場合は、フ
ェロセンを鉄として2000ppmになるように加えた
ものを、 実施例4の場合は、ナフテン酸コバルトをコバルトどし
てloooppmになるように加えたものを、実施例5
の場合は、レジン酸クロムをクロムとして11000p
pになるように加えたものを、実施例6の場合は、タン
グステン酸アンモニウム水和物をタングステンとして2
500 I)pmになるように加えたものを、 実施例7の場合は、バナジウムアセチルアセトネートを
バナジウムとして700ppmになるように加えたもの
を、 実施例8の場合は、ステアリン酸銅を銅として1100
0ppになるように加えたものを、それぞれ用いて、実
施例1と同一の反応装置を使って実施した。熱分解反応
条件は、すべて、温度485℃、圧力2ooKq/ct
!a、滞留時間2Qmin、水素/原料油比70ONt
/lを採用し、かきまぜ機の回転数は3000 rpm
で熱分解反応を行った。
熱分解生成物はそれぞれ常圧及び減圧蒸留により、沸点
550℃以上の高沸点物を分離除去した。
それぞれの沸点550℃以下の留分の得率を第3表に示
す。
第  3  表 沸点550℃以下の留出物は、それぞれ実施例1と同一
の反応装置、固定床触媒を用い、反応条件として水素/
原料油比xoooNt/z、温度395℃、圧力150
Kg/crlG、  LH3V O,8hr−’を採用
して水素化処理した。得られたそえぞれの水素化処理油
は、実施例1と同一の反応装置、反応条件により水蒸気
熱分解を実施した。この結果を第4表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ本発明を実施するだめの
工程図の異なった例であって、図中符号3は熱分解装置
、12は減圧蒸留装置、15は水素化処理装置、18は
水蒸気熱分解装置であり、まだ第1図において7は常圧
蒸留装置、第2図において6はフラッシュ蒸留装置であ
る。 特許出願人 旭化成工業株式会社 代理人 阿 形  明

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)水素の共存下、コーキング抑制剤を加えた重質
    炭化水素油を温度380〜550 ℃、圧力30〜30
    0 K9 / ctl、滞留時間1〜120分の条件下
    で熱分解する工程、(B>前記工程で得られた熱分解生
    成物から高沸点物を分離除去する工程、(C)高沸点物
    を分離除去した熱分解処理物を水添触媒の存在下、温度
    250〜500 ℃、圧力3o〜300 K9 / c
    tl、液空間速度0.05〜5. Ohr−’、水素/
    熱分解処理物比100〜20(10Nt/lの条件下で
    水素化処理する工程及び(D)(0)工程で得られた水
    素化処理生成物から水素を含むガス状生成物を分離除去
    し、次いで液状生成物を温度700〜900 ℃、滞留
    時間0.05〜2.0秒、水蒸気、/液状生成物重耽比
    0.2〜2.0の条件下で水蒸気熱分解したのち、得ら
    れた生成物からガス状オレフィン及び単環芳香族炭化水
    素を回収する工程から成ることを特徴とする重質炭化水
    素油からのガス状オレフイ/及び単環芳香族炭化水素の
    製造方法。 2(A)工程において、重質炭化水素油に加えるコーキ
    ング抑制剤が遷移金属化合物である特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 3 遷移金属化合物が鉄、コバルト、ニッケル、クロム
    、モリブデン、タングステン、バナジウム及び銅の中か
    ら選ばれる金属の化合物の少なくとも1種である特許請
    求の範囲第2項記載の方法。 4(A)工程における添加物の量が、金属に換算して原
    料油の重量に基づき50〜8000’ 、ppmの範囲
    である特許請求の範囲第1項記載の方法。 5(B)工程において、分離除去する高沸点物が沸点5
    50℃以上のもの′である特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
JP2235983A 1983-02-14 1983-02-14 ガス状オレフイン及び単環芳香族炭化水素の製造方法 Pending JPS59147084A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109988055A (zh) * 2017-12-29 2019-07-09 抚顺齐隆化工有限公司 一种高纯度环戊二烯及甲基环戊二烯的制备方法

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CN109988055A (zh) * 2017-12-29 2019-07-09 抚顺齐隆化工有限公司 一种高纯度环戊二烯及甲基环戊二烯的制备方法

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