JPS59145753A - 希土類金属・コバルト磁石とその製造方法 - Google Patents

希土類金属・コバルト磁石とその製造方法

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JPS59145753A
JPS59145753A JP58018125A JP1812583A JPS59145753A JP S59145753 A JPS59145753 A JP S59145753A JP 58018125 A JP58018125 A JP 58018125A JP 1812583 A JP1812583 A JP 1812583A JP S59145753 A JPS59145753 A JP S59145753A
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JP58018125A
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Hiroshi Onishi
洋 大西
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は希土類金属・コバルト磁石及びその製法に関す
る。
従来から、希土類金属・コバルト磁石は磁石エネルギー
積が実用磁石中最も大きく機器の小型イヒ・軽量化に有
効であること、並びに飽和磁化、結晶磁気異方性定数及
びキュリ一点が高い等の優れた磁石特性を有することか
ら永久磁石としての実用的価値が期待されている。この
うち現在、工業的に生産され、使用されているのは主と
してサマリウム・コバルト磁石であり、軽量かつ高性能
な磁石が容易に安価に製造できる。サマリウム・コバル
ト磁石はサマリウムメタルとコバルトメタルを溶解炉、
例えば高周波真空溶解炉を用いて不活性ガス中で溶解し
た後、鋳鉄製鋳型に鋳造してインゴットを作り、次に溶
解鋳造したインゴットをゼールミル等によって粒径数ミ
クロンの粉末とし、製造した粉末を磁場中で圧縮成形し
、成形体を不活性気流中で1100〜1200℃程度で
焼結、さらに必要に応じて焼鈍して製造され、結晶磁包
異方性の高い数ミクロンの微粒子がコンパクトに一方向
に整列した単磁区粒子に近い性質を示す磁石特性の優れ
た永久磁石が製造できる。
しかじかから、原料鉱石からサマリウムを分離するには
先ずランタンやセリウムを分肉I L k後でなければ
サマリウムの分離ができないため、サマリウムは他の希
土類金属より高価である。さらに、磁石利料としての需
要が太きいにもかかわらず、資源としては豊富ではない
こともサマリウムが高価な原因である。
一方、同じ希土類金属であるプラセオジウムとコバルト
の磁石は理論的には最も優れた磁石特性を示すが、現実
に磁石を製造してもその特性を有する磁石は得られなか
った。例えば、最大エネルギー積(BHma、x)の場
合、理論値の13係〜16%程度の磁石しか製造できな
かった。こi″1.は粉砕か容易なサマリウム・コバル
ト磁石と異なって、プラセオジウム・コバルト合金は粉
砕時に過粉砕になりやすく、従って粒度調整が困難なた
め、単磁区粒子に近い性質を示し得ないためである。し
かし、プラセオジウムは利用可能な資源としてはサマリ
ウムよシ三倍近くも豊富であシ、上記のように理論的に
は、磁石特性も最良である。そこで、サマリウムとプラ
セオジウムとを含有する希土類金回°コパル目市石が従
来から提案されているが、プラセオジウムの上記の欠点
により、サマリウムとプラセオジウムを含有する磁石の
磁石特性が低下するという欠点があった。
従って、本発明の目的はサマリウムとプラセオジウムを
配合して、磁石特性の優れたサマリウム。
プラセオジウム・コバルト磁石及びその製造方法を提供
することである。
本発明の別の目的は、従来は実用磁石として利用できな
かったプラセオジウムが木来有する磁石特性を発揮しう
るプラセオジウム含有希土類磁石及びその製法を提供す
ることである。
本発明のサマリウム・プラセオジウム・コ・2ルト磁石
は、一般式: (SmxPry)Gos  (式中Xは
0.5〜0.7、yは0.5〜0.3、x+y=1.0
)で示される希土類金属・コバルト磁石であり、このよ
うな希土類金属・コバルト磁石は、希土類金属・コバル
ト合金を溶解し、磁場中で凝固させて鋳造し、鋳造した
合金を粉砕し、次いで磁場中で1100℃〜1200℃
の温度で焼結し、更に必要に応じて焼鈍することにより
製造される。
以T1本発明を更に詳細に説明する。
本発明によるサマリウム(Sm)・プラセオ・ジウム(
Pr)−ニア ノ: ルl□ (Co)の永久磁石は一
般式(SmxPry)Co5で表現され、式中Xは0.
5〜0.7、yは0.5〜0,3でx 十y = 1.
0の関係でなければ方らない。
サマリウムの割合が0.5す、下でプラセオジウムの割
合が15り上になるとプラセオジウム・コバルト磁石の
場合のように磁石特性が劣化するのて好壕しくない。逆
に、サマリウムの割合が0.7以上でプラセオジウムの
割合が帆3以下になると磁石特性はサマリウム・コパル
i・磁石に近く良好となるが、この場合には公知の方法
でも同等の製品が製造でき、製品価格も従来のサマリウ
ム・コバルト磁石に近くなるので好捷しく々い。
なお、本発明においては更に、上記のプラセオジウムの
一部を別の希土類金属で置換した磁石も包含する。この
ような磁石は一般式(SmxP r yRz )Co 
5で表現され、式中Xば0.5〜0.7、y + Z 
= 0.5〜0.3でX+7+Z=1.Oでなければな
らない。
式中のRは希土類金属、例えばセリウム、ネオジウム等
が使用できる。例えばサマリウムとプラセオジウムとセ
リウムの比を各々0.5.0.3.0.2とした永久磁
石がある。
本発明による希土類金属・コバルト磁石の製造にあたっ
ては、第一工程である希土類金属とコバルトの合金を製
造する際に、従来の溶解鋳造法の代わりに磁場鋳造法を
採用する。本発明による磁場鋳造法では1.温度、時間
等を厳密に調整することにより一種の適冷状態を起こさ
せ、次いで高温融体金属に磁場をかけることにより、凝
固時に発生する粒子に方向性を与えて磁石特性の優れた
希土類金属・コバルト磁石を製造する。
本発明において磁場鋳造に使用するサマリウムは、サマ
リウム酸化物から金属還元蒸留法により製造した純度9
5〜99.9%、好ましくは99.9 %のサマリウム
である。また、本発明で使用できるゾラセオジウムはプ
ラセオジウムの酸化物又は弗化物〃・らカル/ラム還元
法や電解法で製造した純度90〜99.9%、好壕しく
は純度99%のものである。他の希土類元素であるセリ
ウム、ネオジウム等は、プラセオジウムと同様に酸化物
又は弗化物をカル/ラム還元法又は電解還元法にょシ製
造した純度90〜99.9%のものが使用できる。更に
、本発明で好捷しく使用できるコバルトは水溶液電解法
1Cより製造した純度99係以上のものであり、例えば
口拡ニッケル・コガルト株式会社製のコバルトである。
本発明においては、上記の原料金属を高周波真空性1W
炉で希土類金属を配合して、不活性ガス、例えばアルゴ
ン、ヘリウム雰囲気中で添11450〜1650℃、好
ましくは1450〜1550℃で溶解する。この溶解金
属を上記と同様の不活性分Uυ気中で、磁場の強さ10
,000〜]5+000oe、好ましくは1. ]、、
 000〜1.2,0OOoθの磁場中に設置したセル
モールドの鋳型に鋳造する。鋳造温度は1300〜14
50℃、好ましくは1350℃であり、鋳型温度は20
0〜500C,好ましくは250〜300℃とする。
完全凝固するまでの時間を10〜15分とし、適冷状態
発生用微量添加物を添加するのが好捷し諭、。。
このようにして磁場鋳造した希土類金属・コバルト合金
を常法により粉砕し、4000〜7000o8−好まし
くは5000’oeの磁場中で圧縮成形し、成形体を水
素等の気流中で、約1100〜1200℃の温度で2〜
10時間、好寸しくは4〜5時間焼結した後急冷する。
その後、更に焼鈍して希土類金属・コバルト永久磁石を
製造する。焼鈍にあたっては、例えばカーボンシリサイ
ド発熱体の電気炉を使用する。
本発明によシ得られる希土類金属コバルト磁石はサマリ
ウム・コバルト磁石に匹敵する磁石特性を示し、サマリ
ウム・コバルト磁石と同様に使用できる。例えば、小型
ACザーボモーター等に特に有効である。
以下、本発明について実施例を挙げて説明する。
実施例1 原料としてサマリウム1 、75に9 、プラセオジウ
ム]、、75に9、コバルト6.5に9を高周波真空炉
中に導入I−てアルゴン気流中で溶融し、融解物を28
0℃に予熱したシェルモールドに1350℃で注入し、
とのシェルモールド12000 oeの磁場吊に置いて
合金を10〜15分間で凝固させた。凝固して生成した
インゴットを螢光X線法により分析したととろ(Srr
+o、5Pro、s )Co5の組成であった。この希
土類金属・コバルト合金をゼールミルを用いてアルゴン
気流中で粉砕して平均粒径10ミクロンにした。
この粉末を電子顕微鏡により観察したところ、サマリウ
ム・コバルト合金(SmCo5)粒子の形状に近く、粉
砕工程で過粉砕になり難い特長かあった。
製造した粉末を10000 oeの磁場中で3t/z+
2の圧力下で圧縮成形し、成形体を水素雰囲ヌ炉を用い
て15分間1200℃で焼結した後、急冷・焼鈍してサ
マリウム・プラセオジウム・コバルト永久磁石を製造し
た。この磁石の最大エネルギー積(13Hma、x )
を第1表に示す。
実施例2 原料としてサマリウム2.45 K9 、プラセオジウ
ム1.05に9及びコ、パル)6.5に9を使用したり
、外は実施例1と同様の方法でインゴットを製造し、同
様の方法で平均粒径10ミクロンに粉砕してサマリウム
・プラセオジウム・コバルト磁石を製造した。
磁石の組成は(5rno、7Pro、3)Co5であり
、その最大エネルギー積を第1表に示す。
比較例1及び2 実施例1及び2において磁場鋳造法によりインテ、ツ、
トを製造する代わりにサマリウム1.75Ky、プラセ
オジウムi、75に9及びコパル)6.5に9を高周波
、真空炉を用い、アルゴン雰囲気中で溶解し、鋳鉄製鋳
型に注入し、次いで自然凝固させた、螢光X線法により
分析したところ、(Smo、5Pro、5)Co5の組
成であった。このインゴットを実施例1及び2と同様の
方法で磁石を製造し、最大エネルギー積を測定した。結
果を第1表に示す。
比較9す3−10 比較のためにSmCo5 、(Smo、5Pro、2)
Co5、(Smo、4Pro、6)Co5及びPrCo
5  を各々上記と同様にして本発明による磁場鋳造法
と常法により製造し、最大エネルギー積を測定した結果
を第1表に示す。
実施例3 原料としてサマリウム1.75に9.プラセオジウム周
波真空炉中に導入してアルゴン気流中で溶融し、融解物
を280℃予熱したシェルモールドに1350℃で注入
し、12000’O・eの磁場中で合金を凝固させて組
成が(Smo、5Pro、asNao、os ) Co
5のインゴットを得た。インゴットをアルゴン気流中で
ヂールミルで粉砕して平均粒径を10ミクロンとした。
この粉末を10000i6eの磁場中で圧縮成形し、成
形体を1200℃で水素気中電気炉にて焼結し、急冷後
焼鈍したところ、最大エネルギー積17.0Koθを得
た。
実施例4 原料としてサマリウム2.45に!、プラセオジウム0
.53に9、ネオジム0.05に9、セリウム0.47
に9及びコバルト6.5 K9を使用して合金の組成を
(Smo、7oPro、tsNdO,OI CeO,1
4) Co5とした以外は実施例3の方法を繰返した。
この場合の最大エネルギー積は2o、oKoeであった
以上のように、本発明の希土類金属・コバルト磁石は、
従来は使用すると磁石特性が低下するとされていたプラ
セオジウム、セリウム等の元素を含有するにもかかわら
ず、公知のサラ1ノウム・コバルト磁石に匹敵する又は
それ以上の磁石特性を示すことが明らかである。
特許出願人 大  西     洋 25 ト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式: %式%) (式中Xは0.5〜0.7、yは0.5〜0.3、X−
    1−3’ ”” 1.0 ) で示される希土類金欄・コバルト磁石。
  2. (2)一般式: %式%) (式中Xは0.5〜0.7、yは0.5〜0.3、X十
    y=l、Q) で示される希土類金属・コバルト磁石の製造方法におい
    て、希土類金属・コバルト合金を溶解し、磁場中で凝固
    させて鋳造し、鋳造した合金を粉砕し、磁場中で110
    0〜1200℃の流度で焼結し、更に必要に応じて焼鈍
    することを特徴とする希土類金属・コバルト合金の製造
    方法。
JP58018125A 1983-02-08 1983-02-08 希土類金属・コバルト磁石とその製造方法 Pending JPS59145753A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62139303A (ja) * 1985-12-13 1987-06-23 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 焼結磁石用1−5系希土類−コバルト磁石材料粉末

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62139303A (ja) * 1985-12-13 1987-06-23 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 焼結磁石用1−5系希土類−コバルト磁石材料粉末

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