JPS59138201A - 新規な硫酸化アミノ多糖及びその製造法 - Google Patents

新規な硫酸化アミノ多糖及びその製造法

Info

Publication number
JPS59138201A
JPS59138201A JP1204383A JP1204383A JPS59138201A JP S59138201 A JPS59138201 A JP S59138201A JP 1204383 A JP1204383 A JP 1204383A JP 1204383 A JP1204383 A JP 1204383A JP S59138201 A JPS59138201 A JP S59138201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aminopolysaccharide
formula
polymer
added
dissolved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1204383A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Kuzuhara
瓜生敏之
Hiroshi Matsuzaki
葛原弘美
Toshiyuki Uryu
松崎啓
Kenichi Hatanaka
畑中研一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIKEN Institute of Physical and Chemical Research filed Critical RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority to JP1204383A priority Critical patent/JPS59138201A/ja
Publication of JPS59138201A publication Critical patent/JPS59138201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式: (ただし、式中、nは、50から100の整数を示す。
) で表わされる新規な硫酸化アミノ多糖及びその製造法に
関するものである。
α−1,6−結合したD−グルコピラノースのポリマー
には、微生物、例えばロイコノストック・メッセンテロ
イデス(Leuconostoc mesenter−
oides)によって生産されるデキストジンがある。
デキストランは、それ自身血漿増量剤として有用である
が、その硫酸エステル(デキストラン硫酸)は、脂血清
澄作用を有し、血中のコレステロール、トリグリセリド
を低下させる。又抗ヒアルロニダーゼ作用及び繊維素溶
解作用も有しており、高脂血症や動脈硬化症の治療に有
効な薬剤として知られている。これらの生理活性は、分
子量が大きいほど、又イオウ含有量の高いほど強いが、
それと共に毒性も強くなることが知られている。
R=H:デキストラン R=SONa:デキストラン硫酸 一方、動物組織中に存在するムコ多糖類のへパリンは、
強い血液凝固抑制作用、脂血清澄作用など広範な生理作
用を有しており、その活性は人工のヘパリノイドに比べ
、非常に強いが、標品の品質が一定でなく、又構造が複
雑で単離方法も煩雑である。ヘパリンは、その分子中に
硫酸化されたアミノ糖、例えは、下記の如きユニットを
有することが特徴的である。
(ただし、式中、XはH又はSOを示す。)そこで、デ
キストランの如くα−1,6結合した糖鎖を消し、しか
もその分子中にヘパリンの如きアミノ基を含む多糖及び
その硫酸化物を合成できれば、種々の生理的機能が期待
できる。しがしこのようなアミン多糖は、天然には発見
されていないので合成によらなければならないが、アミ
ノ糖単糖の重合による多糖の人工的合成は技術的に極め
て困難であるとされていた。しかしながら、先に本発明
者らによって、アミノ糖の前駆物質としてアジド糖を用
いることにより、初めてα−1,6結合した糖鎖を有し
、その分子中に、ヘパリンの如きアミン基を含む重合度
の高いアミノ糖ポリマ−及びそのグルコースとのコポリ
マーが合成された(特開昭57−180603号、同5
7−180604号、同57−180605号、同57
−180606号公報参照〕。
本発明者らは、更に、血液凝固抑制作用、脂血清澄作用
が期待できる上記化合物の硫酸化物の合成について鋭意
研究を行った結果、これを初めて合成することに成功し
、不発明を完成するに至ったものである。
以下に本発明を詳述する。
まず、本発明の出発物質は、式 (nは、50から100の整数を示す。)で表わされ、
その合成例を示せは、次の如くである。
(ただし、式中、Bzは、ベンゾイル基、Msは、メタ
ンスルホニル基を示し、Bn、nは前記に同じ。) (4’−b)(5−8)<g−b) 化合物(2)は、β−D−グルコピラノースより誘導さ
れる1,6−アンヒドロ−β−D−グルコピラノース(
1)を、ベンゾイルクロライドで処理することにより、
容易に得ることかできる[M.Cernyetal C
ollection Czechoslov、Chem
、Corrrnun。
Vol、26、2542(1961)参照。〕。
化合物(2)を乾燥ピリジンに溶解し、氷冷する。
攪拌しながらメタンスルホニルクロリドを滴下し、徐々
に室温にもどす。3時間後、大量の氷水中にあけ攪拌す
ると、化合物(3)の粗結晶が析出する。
濾別、水洗、乾燥後、メタノールから再結晶すると白色
結晶の化付物(3)を得る。
化合物(3)をクロロホルムにとかし氷冷する。これに
、金属ナトリウムをメタノールに溶解して調製したナト
リウムメトキシド溶液を、攪拌しつつ滴下する。混合物
を室温に一晩放置後、5%塩酸で中和し、減圧濃縮乾固
する。残漬をアセトンで5回抽出し、抽出液を減圧濃縮
すると油状物を得る。シリカゲルのカラムクロマトグラ
フィ(展開溶媒クロロホルム−メタノール、100:1
v/v)で精製すると化合物(4−a)と(4−b)の
重合物を得る。
化合物(4−a)と(4−b)の重合物を、乾燥したテ
トラヒドロフランに溶かし、水冷下水素化ナトリウム(
純度60%)を、加えて30分間攪拌する。次に、臭化
ベンジルを加え、室温で4時間反応させる。氷冷した飽
和塩化アンモニウム水溶液を加え、30分攪拌後、エー
テルで3回抽出する。抽出液を無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧濃縮し、生じた油状物を、シリカケルのカ
ラムクロマトグラフ(展開溶媒ベンゼン−酢酸エチル2
0:/v/v)で精製すると、油状の化合物(5−a)
と(5−b)の混合物が得られる。
化合物(5−a)と(5−b)の混合物を、エタノール
と飽和塩化アンモニウム水の混合溶媒に溶かし、アジ化
ナトリウムを加えて攪拌しつつ60時間加熱還流する。
冷却後、蒸溜水を加え、エタノールを減圧下除去し、残
った水溶液をクロロホルムで抽出する。抽出液を無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮すると油状物を得る
。シリカゲルのカラムクロマトグラフ(展開溶媒、ベン
ゼン−エーテル、20:1v/v)で精製すると、化合
物(6−a)と(6−b)の混合物を得る。
化合物(6−a)と(6−b)の混合物を乾燥テトラヒ
ドロフランに溶かし、氷冷する。水素化ナトリウム(糖
度60%)を加え30分攪拌後、集化ベンジルを加える
。室温で3時間攪拌後、氷冷した飽和アンモニウム水溶
液を加え、さらに30分攪拌する。この混合溶液をエー
テルで抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後
、減圧濃縮すると油状物を得る。シリカゲルのクロマト
グラフ(展開溶媒、ヘキサン−酢酸エチル5:/v/v
)で精製すると油状の化合物(7)を得る。これは放置
しておくと結晶化し、シクロヘキサンから再結晶が可能
である。
化合物(7)を10−5mmHgの高真空下、一夜真空
乾燥し、予め水素化カルシウムによって乾燥した塩化メ
チレンに真空アンプル中で溶解する。この溶液を−60
℃にて、予め重合管中で30分間反応させてある五フッ
化リン、フッ化ベンゾイル、塩化メチレン中に混合し−
60℃にて23時間反応後、重合アンプルを開管し、メ
タノールを注ぎ込む。この際、ポリマーが沈澱するので
、これにクロロホルムを、ポリマーが十分に溶解するま
で加え、重炭酸ナトリウム水溶液で中和し、水洗して、
無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤を濾別除去した
後、濾液を濃縮して、石油ベンジンを加えて再沈する。
溶解、濃縮、再沈の操作をさらに2回行ないベンゼンに
溶解し、凍結乾燥を行ない、ポリマー(8)を得る。
化合物(7)の使用量、重合時間を変えて、上記と同様
に反応を行うことにより、種々の分子量、重合度を有す
るポリマーを得ることができる。
これを、次の方法により還元を行って、本発明の出発物
質であるアミノ多糖(I)を得る。
ポリマー(8)の還元は、バーチ還元、即ち液体アンモ
ニア中のアルカリ金属により行なう。アルカリ金属とし
ては、カリウム、ナトリウム、リチウムが挙げられる。
アルカリ金属はポリマー中の1ユニットに対し、6原子
以上加えることが必要で、通常はその3倍量であること
が望ましい。ポリマー(8)は、予め適当な溶媒例えば
、1,2−ジメトキシエタン、ジグリム中に溶解してお
いたものを加える。
反応温度は、約−70〜−80℃が適当であり、反応時
間は、約30分〜3時間が適当である。
すなわち、金属ナトリウムと液体アンモニアを混合して
−78℃に保持し、ポリマー(8)の1,2−ジメトキ
シエタン溶液を徐々に滴下する。1,2−ジメトキシエ
タンは予め金属ナトリウムで十分に乾燥しておく必要が
ある。反応の際は、糸が均一となるように攪拌しておく
のがよい。所定時間反応を行った後、エタノールまたは
塩化アンモニウムを加えることにより反応を停止し、少
量の水を加えて一夜放置してアンモニアを蒸発させる。
本反応のポリマーは塩化メチレンで抽出して取り除く。
蒸留水にて3日間透析し、不溶部があればこれを濾別し
た後、不溶部は真空乾燥し、可溶部こは濃縮し凍結乾燥
することにより、本発明の出発物質のアミノ多糖(1)
を得る。
かくして、得られた出発物質から次の反応により、本発
明の目的である硫酸化アミノ多糖を得る。出発物質のア
ミノ多糖を前処理して膨潤させた後適当な溶媒に懸濁さ
せる。溶媒としては、ピリジン、ジメチルスルホキシド
、ジメチルホルムアミド等が適当である。この懸濁液を
硫酸化剤(及び前記溶媒)と共に反応させる。硫酸化剤
としては、クロルスルホン酸、ピペリジン−N−硫酸等
が適当である。硫酸化剤の使用量は、出発物質のアミノ
単糖基に対して、20〜30モル用いるのが適当である
。反応温度、反応時間は、溶媒、硫酸化剤によっても異
なるが、約70〜100℃、45〜60分が適当である
。反応液、放冷し、蒸留水を加えて反応を停止し、次い
で、アルカリ、例えは水素化カルシウムで中和し、エタ
ノール等を加えて、ポリマーを沈澱をせる。これを遠心
分離して、蒸留水に溶解し、透析後、濃縮乾燥すること
によって目的の硫酸化アミノ多糖を付る。
次に、本発明を、実施例により詳述する。
ポリマー(1)(Mn=3.5×104、DPn=95
(100mg、NH2基:0.621mmol、OH基
:分離する。次にエタノール(20ml)中で3回、続
いてエーテル(20ml)中で3回攪拌遠心分離し、予
め乾燥したピリジン(8ml)中に懸濁させる。この懸
濁液を予め0℃で反応させたピロルスルホン酸(1ml
、15mmol)と乾燥ピリジン(6ml)中に加え、
沸騰している湯浴に浸し、1時間反応させる。放冷後、
蒸留水(20ml)を加えて反応を停止し、2.5N水
酸化ナトリウム水浴液(7.5ml)で中和し、エタノ
ール(50ml)を加えてポリマーを沈澱させる。これ
を遠心分離して、蒸留水に溶解し、3日間透析後、濃縮
、凍結乾燥することによって硫酸化アミン多糖(A)を
得る。(183、7mg、81.0%) 〔ポリマー(A)の物理的性質〕               C    H    N
     S元素分析値 実測値 20.16 4.1
8 3.75 16.14計算値{C6H9O19NS
3Na2)19.73 2.48 3.83 17.5
6   (C6H9O10NS2Na2・5H2O)1
5.83 4.21 3.08 14.08ニンヒドリ
ン反応:陰性 1R:580cm−1(M) 800cm−1(M) 610cm−1(M) 1240cm−1(S、broad) 1510cm−1(M) 13C−NMR:δ97.53ppm(1C、C−1)
75.54 74.68(3C、C−2、C−4、C−5)71.0
3 68.07(1C、C−6) 55.75(1C、C−3)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式: (ただし、式中、nは50から100の整数を示す)で
    表わされる硫酸化アミン多糖。
  2. (2)式: (ただし、式中、nは50から100の整数を示す。)
    で表わされるアミノ多糖を硫酸化することを特徴とする 式: (ただし、式中、nは前記を同じ) で表わされる硫酸化アミノ多糖の製造法。
JP1204383A 1983-01-27 1983-01-27 新規な硫酸化アミノ多糖及びその製造法 Pending JPS59138201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1204383A JPS59138201A (ja) 1983-01-27 1983-01-27 新規な硫酸化アミノ多糖及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1204383A JPS59138201A (ja) 1983-01-27 1983-01-27 新規な硫酸化アミノ多糖及びその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59138201A true JPS59138201A (ja) 1984-08-08

Family

ID=11794563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1204383A Pending JPS59138201A (ja) 1983-01-27 1983-01-27 新規な硫酸化アミノ多糖及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59138201A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2702473A1 (fr) * 1993-03-10 1994-09-16 Sandoz Sa Adjuvant de ciment.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2702473A1 (fr) * 1993-03-10 1994-09-16 Sandoz Sa Adjuvant de ciment.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FR2535324A1 (fr) Station perfectionnee pour l'epuration d'eaux usees
CA2261597C (fr) Polysaccharides synthetiques, procede pour leur preparation et compositions pharmaceutiques les contenant
US8492352B2 (en) Polysaccharides with antithrombotic activity, including a covalent bond and an amino chain
EP0356275A1 (fr) Glycosaminoglycanes sélectivement O-acylés
WO1999036443A1 (fr) Polysaccharides de synthese, procede pour leur preparation et compositions pharmaceutiques le contenant
CA1265792A (fr) Oligosaccharides, leur preparation par voie de synthese et leurs applications biologiques
FR2773801A1 (fr) Nouveaux pentasaccharides, procedes pour leurs preparations et compositions pharmaceutiques les contenant
US5229504A (en) Process for preparing a sulfonated chitosan
US2923704A (en) Cycloamylose sulfates and derivatives thereof
EP0116251B1 (fr) Procédé pour la dépolymérisation et la sulfatation de polysaccharides
EP0904299B1 (fr) Polysaccharides synthetiques, procede pour leur preparation et compositions pharmaceutiques les contenant
US7005508B2 (en) Nitroderivatives of polysaccharides
AU2002365302B2 (en) Method for sulphonation of compounds comprising free hydroxyl (OH) groups or primary or secondary amines
JPS6354282B2 (ja)
EP0375174A2 (en) Lentinan and curdlan sulfates for anti-retroviral use
JPS59138201A (ja) 新規な硫酸化アミノ多糖及びその製造法
JPS6354283B2 (ja)
JPS5911600B2 (ja) 3−アジド−1,6−アンヒドロ−3−デオキシ−2,4−ジ−O−ベンジル−β−D−グルコピラノ−ス及びその製造法
JPS59138202A (ja) 新規な硫酸化アミノ糖含有多糖及びその製造法
JPH0478617B2 (ja)
US3585184A (en) 2-amino - 2 - deoxy-d-glucopyrano-d-glucopyranans having the alpha-d-glucose configuration,method,and use
JPS5928561B2 (ja) 新規なアミノ糖コポリマ−及びその製造法
JPS5928564B2 (ja) 新規なアミノ糖ポリマ−及びその製造法
JPS5928562B2 (ja) 新規なアミノ糖ポリマ−及びその製造法
JPS5928563B2 (ja) 新規なアジド糖ポリマ−及びその製造法