JPS59137019A - 炊飯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、内釜内の米飯の沸騰点を検出して、それを
境にそれまでの強火加熱から中火加熱に加熱制御を行う
ことのできる炊飯器に関するものである。

従来の炊飯器おいては、内釜の側面や底面の温度検出に
よって、内釜内の米飯の沸騰点を検出し、それによって
炊飯加熱制御が行われていたが、内釜の側面や底面は近
くに炊飯ヒータがあるため９周囲部度がずれたり、又温
度検出器と内釜の密着が悪いと沸騰点がずれたり、又温
度特性自体も不安定なため正確な沸騰点が検出できない
という欠点があった。

この発明はかかる欠点を改善するためになされたもので
、内フタ温度検出器によシ予め定められた温度を検出し
た後に、各炊飯量に応じた時間が経過してからそれまで
の強火加熱から中火加熱に炊飯加熱制御することによシ
、最適な炊飯加熱制御をし得る炊飯器を提案するもので
ある。

第１図は本発明による炊飯器本体の断面図である。

図中、１は外釜で、その中に米と水が入る内釜５が配置
されている。８は外フタであシ、中に内フタ９の温度を
検出する内フタ温度検出器３がスプリング８０によシ下
方に付勢されて内フタ９に圧接されている。

６は外釜１内の底部に配設された炊飯ヒータ、８１は内
釜５の中央部底面に密着するように配置された底温度検
出器である。

第２図は本発明による炊飯器の一実施例の全体構成図で
ある。

この実施例は第２図から明らかなように、内釜５を底部
から加熱する炊飯ヒータ６と、内釜５の上面開口を覆う
内フタ９の温度を検出する内フタ温度検出器３を設け、
この内フタ温度検出器３の検出信号に基づき炊飯量判定
手段１９で内釜５内の炊飯量を判定し、この判定に基づ
き以後の加熱量を炊飯加熱量決定手段２０によって決定
し、この決定手段２０の出力に基づいて炊飯ヒータ６の
加熱量を加熱量制御手段２１により制御するように構成
されている。

また前記内フタ温度検出器３の検出信号に基づき沸騰点
判定手段２２で沸騰点を判定し、この判定に基づき計時
手段２３で所定の時間を計時した後に前記炊飯加熱量決
定手段２０で加熱量を再決定して前記加熱量制御手段２
１がそれまでの強火加熱に加熱量を切換えるように構成
されている。

第３図は第１図の一実施例の電気接続を示す回路図であ
ｐ、５６はム／Ｄ変換器３９．メモリ４０　、ＣＰＵ４
１　、入力回路３８．出力回路４３を内蔵するマイクロ
コンピュータ４２を含む制御装置である。

２４．２５は温度検出器３，８１にそれぞれ直列な抵抗
であシ、それぞれの検出出力はマイクロコンピュータ４
２のム／Ｄ変換器３９を経て入力回路３８に入力される
。

３５．３６．３７は内釜検出スイッチ１６゜炊飯スイッ
チ１７．テストスイッチ３４に直列な抵抗であシ、その
出力はマイクロコンピュータ４２内の入力回路３Ｂに入
力される。

加熱量制御手段２１は炊飯ヒータ６と直列な双方向サイ
リスタ５２．抵抗４８．トランジスタ４９及び抵抗４４
を有し、出力回路４３に接続されている。５１は加熱用
交流電源である。

次に、上記実施例の動作を説明する。

第４図はマイクロコンピュータ４２のメモリ４０に記憶
された炊飯プログラムを示すフローチャートである。

電源を投入すると、マイクロコンピュータ４２が起動し
始め、まずステップ６６で炊飯スイッチ１７が押される
と、ステップ６７において、炊飯ヒータ６の加熱量が最
大に設定された状態で炊飯が開始される。そして、内フ
タ温度がｔｌ（例えば４０℃）より高くなるステップ６
８から９次のステップ６９の温度１５（例えば５５℃に
なるまでの時間Ｔ・をマイクロコンピュータ４２はカウ
ントし、そのカウント時間Ｔｏによって炊飯量を自動判
定する（ステップ７０）。

従来の炊飯器は、内釜の側面や底面の温度を検出する温
度検出器の温度上昇率によって炊飯量を判定していたが
、この方法では温度検出器のすぐ近くに炊飯ヒータ６が
高温に発熱しているため、温度検出器の周囲温度が高く
、温度検出器と内釜の側面又は底面の接触のバラツキの
影響を大きく受ける。すなりち接触面積の小さいときは
温度検出器と内釜との間で大きな温度匂配が生じ、実際
の温度上昇よシも急勾配を描くが、逆に接触面積が大き
いと温度匂配は穏やかになる。

従って炊飯量の判定にも誤差を生じる欠点を持っている
。しかるに本発明では近くに高温発熱体のないフタ部に
設けた内フタ温度検出器３が内フタ９の温度上昇を検出
することによって炊飯量を判定するため、そもそも内フ
タ温度検出器３と内フタ９の温度匂配が小さく、それら
の接触面積が変化したとしても大きな影響は受けない。

従って、内フタ温度検出器３の温度匂配により炊飯量を
判定することにより、炊飯量判定の信頼性が著しく向上
できる。

本発明は、内フタ９の温度だけでなく、内釜５内から発
生する水蒸気の温度を直接検出したシ、もつと他のフタ
の部品温度を検出しても同じ効果が得られることはいう
までもない。

第４図と第５図でさらに炊飯過程を説明すると、内フタ
温度がｔｓに達しくステップ６９）。

炊飯量判定が終わる（ステップ７０）と、その炊飯量に
応じた強火電力が得られるように炊飯ヒータ６の加熱量
が決定され、炊飯ヒータ６を強火制御しくステップ７１
）、内フタ温度１４（例えば８２℃）に達するまで（ス
テップ７２）、強火電力制御を続ける。この温度ｔ４は
、内釜５内の米と水の温度が上が９．やがて沸騰を始め
るが、この沸騰点を検出するための温度である。

炊飯はお米に十分吸水させた後、炊きムラが生じないよ
う一気に強火加熱し、沸騰してからはふきこぼれを起こ
さず、かつご飯の温度が下がらない程度の中火加熱に減
じて炊き上げるのが良いとされている。

しかし、沸騰前に火力を弱めると、内釜内のご飯の温度
が下がり、場所によっては温度が上がりきらず、米澱粉
の糊化が十分に行われない不具合を生ずる。

従来のように内釜５の底部や側面の温度を検出する方法
では、温度特性として米飯が沸騰する点を明瞭に検出す
る特徴がはっきりしておらず、又温度検出器と内釜との
接触面積がバラツクと、温度検出器の温度上昇曲線が変
化する等の理由で、常に米飯の沸騰点を正確につかむこ
とは難かしかった。

しかしながら本発明によれば、内フタ温度検出器３は内
フタ９に密着して、内フタ９の温度を検出しており、こ
の内フタ９は内釜５に密着して内釜５の温度を拾うと同
時に、内釜５から蒸発してくる水蒸気を直接受けるため
、温度上昇をよｐ確実に検出することができる。

第５図において、ステップ７２の内フタ温度検出器３の
温度がｔヰに達すると１本発明ではさらに各炊飯量に応
じて中火加熱に電力を減するまでの遅延時間Ｔ１をマイ
クロコンピュータ４２が計時しくステップ７３）、その
計時が完了すると再び炊飯ヒータ６の加熱量を決定し直
し。

それまでの強火加熱から中火加熱に電力を減じて火力コ
ントロールする（ステップ７４）。

この′ｒ＋は実験によυ求められる経験的なデータであ
るが、一般に炊飯量が多いとＴＩは大きくなる。

炊飯動作が進み、内釜５内の底部に水がなくなって内釜
底部の温度が急上昇し、その底部温度ｔ６（例えば１２
５℃）に達すると、底温度検出器８１からの出力によシ
、マイクロコンピュータ４２内で所定値を越えたと判定
され、トランジスタ４９がオフ状態となシ、双方向サイ
リスタ５２がオフ状態を保つようになって炊飯完了処理
する（ステップ７６）。

以上のように本発明によれば、内フタ温度を検出して炊
飯量及び沸騰点を判定するようにし、ひの判定に基づい
て適切な加熱量を与え得るように構成したので、炊飯量
や沸騰点を誤判定する等の不都合を回避でき、適切な加
熱量でおいしいご飯を炊くことができる。また強火加熱
から中火加熱へ加熱量を切シ換える際に遅延時間を設け
ているから、確実に沸騰点をつかむことができ、接触面
積のバラツキなどの影響を受けることない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による炊飯器本体の断面図。 第２図は本発明による炊飯器の一実施例の全体構成図、
第６図はその電気接続を示す回路図。 第４図はその動作を示すフローチャート、第５図は本発
明による炊飯器の一実施例の動作説明用線図である。 ５は内釜、３は内フタ温度検出器、６は炊飯ヒータ、８
は底温度検出器、４２はマイクロコンピュータ、１９は
炊飯量判定手段、２０は炊飯量加熱決定手段、２１は加
熱制御手段、２２は沸騰点判定手段、２３は計時手段で
ある。 代理人　葛　野　信　−（外１名） 第１図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　内釜を底部から加熱する炊飯ヒータ、前記内
   釜の上面を覆う内フタ、この内フタの温度を検出する内
   フタ温度検出器、この内フタ温度検出器の検出信号を入
   力とし、所定温度帯域を通過する際の所要時間を測定し
   て内釜内の炊飯量を判定する炊飯量判定手段、この炊飯
   量判定手段によって判定された炊飯量に基づき以後の加
   熱量を決定する炊飯加熱量決定手段、前記炊飯加熱量決
   定手段の出力に基づき前記炊飯ヒータの加熱量を制御す
   る加熱量制御手段、前記内フタ温度検出器の検出信号を
   入力として米飯の沸騰点を判定する沸騰点判定手段、及
   びこの判定手段による沸騰点判定後に所定時間を計時す
   る計時手段を備え。 この計時手段からの計時完了出力に基づいて前記炊飯加
   熱量決定手段が加熱量を再決定して前記加熱量制御手段
   はそれまでの強火加熱から中火加熱に加熱量を切換える
   ようにしたことを特徴とする炊飯器。
2. （２）炊飯量判定手段、炊飯加熱量決定手段、沸騰点判
   定手段、及び計時手段がマイクロコンピュータで実現さ
   れている特許請求の範囲第１項記載の炊飯器。