JPS591319A - 結束装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、結束装置の改良に関するものである。

従来、テープリールから結束腕を経て案内された結束テ
ープの切断端部を保持する保持装置と、結束腕の傾倒動
に関連して、テープリールを結束テープが巻き戻される
方向に回転させるテープ巻き戻し機構とを有し、結束腕
を傾倒動させることにより被結束物に結束テープを巻回
すると共に被結束物に巻回された結束テープの巻回端部
を圧着・切断して被結束物を結束するようにした結束装
置が知られている。ところで、結束装置には、被結束物
の結束終了後、あらたに形成されたテープリール側の結
束テープの切断端部を、テープ保持装置で確実に保持す
ることが要求されるが、従来の結束装置は結束テープの
巻回端部を圧着・切断後、結束テープそのものの緊張力
によってテープリール側の結束テープの切断端部がテー
プ保持装置から離間する方向に逃げる構成となっている
ので、結束テープの切断端部の掴み代を確保し難く結束
テープの圧着・切断後テープリール側の結束テープの切
断端部を確実に保持し離いという欠点を有している。

本発明は、上記従来技術の有する欠点に鑑みてなされた
もので、本発明の目的は、結束テープの巻回端部の圧着
・切断後、テープリール側の結束テープの切断端部を確
実に保持し得る結束装置を提供することにあり、本発明
の特徴は、テープリールから結束腕に向って延びる結束
テープの途中に、テープ巻き戻し機構と協動して結束テ
ープに緊張力を与え、かつ、結束テープの巻回端部の圧
着後に結束テープの緊張力によって結束テープが弛む方
向に変位する結束テープ弛緩手段を設けたところにある
。

以下に本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図、第２図において、１は基台で、この基台１には
、フレーム２とテープ保持装置５とが、基台１の長手方
向に間隔をあけて設けられている。フレーム２はフレー
ム板２人とフレーム板２Ｂとから構成され、フレーム板
２人とフレーム板２Ｂとには回転軸４が挿通されている
。

この回転軸４には結束腕５が固定されている。

結束腕５は１回転軸４と一体に回転するもので、この結
束腕５の回動基部には案内ビン６が突設されている。フ
レーム板２Ｂには、弧状孔７が設けられており、案内ビ
ン６はこの弧状孔７に挿通されている。フレーム板２Ａ
、２Ｂには。

懸架ビン８が掛は渡されており、懸架ビン８と案内ビン
６とには引張コイルスプリング９が掛は渡されて、結束
腕５は起立方向にバネ付勢されている。フレーム板２Ｂ
には、軸受け１０が設けられており、この軸受け１０に
は回転軸１１が設けられ、この回転軸１１には一方面ク
ラッチ１２とテープリール１５とが設けられている。こ
のテープリール１５には、結束テープ１４が装着されて
おり、結束テープ１４の先方部分は結束腕５を経てテー
プ保持装置３に向りて案内されており、その切断端部１
４ａは第２図に示すようにテープ保持装置３に保持され
ている。

回転軸４には扇形歯車１５か固定されており、回転軸１
１には小歯車１６が固定されており、扇形歯車１５と小
歯車１６との間にはこの各歯車１５．１６に噛合する中
間歯車１７が設けられている。扇形歯車１５、中間歯車
１７、小歯車１６は結束テープの巻き戻し機構を構成す
るもので、結束腕５の起倒動に関連して駆動されるもの
である。テープリール１４は、ここでは結束腕５の傾倒
動に伴って反時計方向に回転駆動されるようになってお
り、結束腕５の起立励時には一方面クラッチ１２の存在
によってその回転が断たれるようになっている。

結束腕５の自由端部１８には、テープ圧着・切断機構が
設けられている。このテープ圧着・切断機構は、切断刃
１９とテープ圧着板２０と隙間つぶし杆２１とから概略
構成されている。

結束腕５の自由端部１８には、案内枠２２が設けられて
おり、テープ圧着板２０と隙間っぷし杆２１とはこの案
内枠２２に上下方向に移動可能に案内・支持されている
。結束腕５の自由端部１８には、軸２３が固定されてお
りｉ′この軸２３には揺動板２４と揺動板２５とが揺動
可能に設けられている。揺動板２４には、結束テープ１
４を案内する案内ロー２２６，２７．２８が設けられて
いる。軸２３にζｊ、ネジリコイルバネ２９が装着され
、揺動板２５はこのネジリコイルバネ２９によって、第
２図中、矢印Ｃ方向に弾発付勢されている。揺動板２５
には、軸３ｏが突設され、軸３０には補助ロー′７３１
が設けられている。

テープ保持装＃６は、一対の起立板３２を有しており、
この起立板６２の間には軸３５が掛は渡され、この軸６
５には揺動板５４が回動可能に設けられており、との揺
動板６４には軸５５が設りられ、この軸６５には回転体
６６が回転可能に設けられている。軸３３には、スプリ
ング３７か装着され、揺動板５４は、第２図中、矢印り
方向に回動付勢されている。起立板３２には、テープ圧
着板２ｏと協動して被結束物Ａに巻回された結束テープ
１４の両巻開端部１４ｂを圧着する受圧板３８と、結束
テープ１４の切断端部１４ｍを挾持する挾持部材３９と
が設けられ、その上端部は湾曲されて湾曲部３９ａとな
っている０回転体３６は、案内ローラ２８の押圧作用に
よって挾持部材３９から離間するものであり、結束テー
プ１４の切断端部１４２は、この回転体５６の離間作用
により解放されるものであり、結束テープ１４の切断端
部１４ａが解放されている間、回転体３６と案内ローラ
２８との間で、結束テープ１４の一部分が挾持されるも
のである。

第１図に戻って、軸４には揺動板４ｏが遊嵌されている
。揺動板４０には、その回動基部に近い側に保合ピン４
１が設けられ、回動基部から遠い側に保合軸４２が設け
られている。この保合軸４２は、結束腕５の起立時にお
いて結束腕５の一側辺に当接しており、保合軸４２には
案内ローラ４３が設けられている。この案内ローラ４５
は、テープリール１３から結束腕５に向って延びる結束
テープ１４の一部に接触、している。揺動板４０は、結
束腕５の傾倒時に、テープ巻き戻し機構と協動して結束
テープに緊張力を与える機能を有すると共に、結束テー
プ１４の巻回端部１４ｂの圧着後に結束テープ１４の緊
張力を緩和する機能を有している。フレーム板２人には
、軸４４が固定されており、この軸４４にはストッパ板
４５が回動可能に取り付けられており、ストッパ板４５
）こは懸架ビン４６と係合部４７とが設けられている。

結束腕５の回転軸としての軸４には、係合板４８が固定
されており、この係合板４８には懸架ビン４？が設けら
れており、懸架ビン４？と懸架ビン４６との間にスプリ
ング４８が掛は渡されており、ストッパ板４５は、その
集合板４７が係合ビン４１に係合する方向に付勢されて
いる。係合板４８は、その自由端部に懸架ビン４６と係
合する保合面４ｓａを備えており、第２図に示す被結束
物Ａに巻回された結束テープ１４の巻回端部１４ｂが圧
着直後に、係合面４８１１が懸架ビン４６に係合するよ
うにされ。

ストツバ−板４５１１　、軸４４を支点にして、第１図
中、時計方向に回動されるようになっており、係合部４
７と係合ビン４１の係合が解除されるようになっている
。

次に作用を説明する。

まず、被結束物Ａｌこ結束テープを当接させて結束テー
プ１４を引き出す。次に、結束腕５を傾倒動させると、
テープ巻き戻し機構の作用番こよって、テープリール１
３は結束テープ１４が巻き戻される方向に回転する。結
束腕５の傾倒動に伴なって係合板４８が第１図中、反時
計方向に回動する。ここで、係合板４８の係合面４８ａ
が懸架ビン４６に当接しない間は、スト＼ ツバ板４５はスプリング４８の付勢力によって第１図中
反時計方向に付勢され、その保合部４７は係合ビン４１
に係合しており、揺動板４０はその反時計方向の回動が
阻止されて。

揺動板４０の案内ロー２４３はテープ巻き戻し機構と協
動して結束テープ１４に緊張力を与えることとなる。

被結束物Ａに巻回された結束テープ１４の巻回端部が第
２図に示すように圧着された直後には、係合板４８の係
合面４Ｑａが懸架ビン４６１こ当接するので、ストッパ
板４５は第１図中時計方向に回動する。すると、係合部
４７と係合ビン４１の係合が解除されて、揺動板４ｏは
反時計方向に回動し得る状態となり、結束テープ１４そ
れ自体の緊張力によって案内ローラ４５が押圧され、揺
動板４ｏは反時計方向に回動することとなり、被結束物
Ａに巻回された結束テープ１４の巻回端部が圧着・切断
された直後に結束テープ１４の緊張力が緩和される。す
なわち、案内ローラ４５は、結束テープ１４の巻回端部
１４ｂが圧着・切断された後は結束テープ弛緩手段とし
て機能し、であるから、あらたｌこ形成されたテープリ
ール側の結束テープ１４の切断端部がテープ保持装置３
から離間することが防止され、あらたに形成された結束
テープ１４の切断端部１４ａの掴み代を確保でき、結束
腕５の起立時に結束テープ１４の切断端部１４Ｍをテー
プ保持装置３により確実に保持できる。

第６図、第４図は、本発明に係る結束装置の第２の実施
例を示すもので、前記実施例と同一要素については前記
実施例の構成要素と同一のものに同一符号を付してその
詳細な説明は省略する。

結束腕５には、案内ローラ５０．５１と、軸５５．５４
と、保合ビン５５とが設けられ、７レーム２には係合ビ
ン５６が設けられている。

軸５５には揺動板５７が回動可能に設けられ、揺動板５
７の一端部には、案内ローラを兼用する挟持ロー２５８
が設けられ、この挾持ローラ５８は案内ローラ５１と衝
合可能とされている。

揺動板５７の他端部側には保合ビン５９が突設されてい
る。軸５４には、ストッパ板６０が第５図に示すように
回動可能に設けられると共に、スプリング６１が装着さ
れており、このスプリング６１は、ストッパ板６０を第
３図中反時計方向に付勢しており、ストッパ板６０には
係合部６２が設けられ、結束腕５の起立時においては、
この係合部６２が係合ビン５９に係合している。保合ビ
ン５６は、結束腕５の起立時において、揺動板５７の一
側面に当接するようにされ、ストッパー板６０は、フレ
ーム２に設けられた保合ビン６５と係合する保合面６０
ａを有している。保合ビン６３は偏心構成とされており
、この保合ビン６３を調節することによって、結束腕５
の傾倒時に、ストッパ板６０が係合ビン６３と係合する
位置が定められるようになっており、揺動板５７は、そ
の係合ビン５９と係合部６２とが係合状態にあるときに
は、その回動が停止されている。

次に、作用について説明する。

第３図において、結束腕５を傾倒動させると、テープ巻
き戻し機構の作用によって、テープリール１５はテープ
が巻き戻される方向に回転する。結束腕５の傾倒動電、
結束テープ１４の巻回端部１４ｂの圧着・切断前におい
ては、係合ビン５９と係合部６２とが係合状態にあるの
で、揺動板５７は、第５図中時計方向の回動を阻止され
たままであり、挟持ローラ５８はテープ巻き戻し機構と
協動して結束テープ１４に緊張力を与えることとなる。

結束テープ１４の巻回端部１４ｂの圧着・切断後、スト
ッパ板６０の係合面６０ａが係合ビン６３に当接すると
、スプリング６１の付勢力に抗してストッパ板６０が第
４図に示すように時計方向に回動し、係合ビン５９と係
合部６２の係合が解除される。すると、揺動板５７が、
結束テープ１４の緊張力によって結束テープ１４が弛む
方向に回動し、挾持ローラ５８が案内ローラ５１に当接
する方向に変位して結束テープ１４は、圧着・切断後に
弛緩することとなる。と共に結束テープ１４の緊張力が
大きい場合には、挾持ローラ５８が案内ローラ５１に当
接し、結束テープ１４の一部が挾持されることとなる。

この後、結束テープ１４の巻０回端部ｉ４ｂを切断し、
結束腕５を起立動させると、結束テープ１４の切断端部
１４ａがその粘着性によって回転体３６の周面に貼り着
いていた場合であっても、挾持ローラ５８と案内ローラ
５１とによって結束テープ１４の一部が挾持されている
ので、その回転体３６の周面に貼り着いている結束テー
プ１４の切断端部１４ａが回転体３６から無理なく引き
離されることとなる。

結束腕５を起立させるその終期においては、揺動板５７
の一側辺が係合ビン５６に当接し、揺動板５７が反時計
方向に回動して挾持ローラ５８が案内ローラ５１から離
間すると共に、ストッパ板６０の係合部６２が係合ビン
５９に係合し、被結束物Ａの結束が終了することとなる
。

以上実施例においては、結束テープ１４の巻回端部１４
ｂの圧着直後に結束テープ１４を弛ませるように構成し
たが望ましくは、結束テープ１４の巻回端部１４ｂの圧
着直後切断前に結束テープ１４を弛ませるように構成す
るとＬが望ましく、このように構成すると結束テープ１
４の巻回端部１４ｂが切断された直後にその切断端部１
４ｂがテープ保水装置３から離間することが防止される
。

本発明は以上説明したように結束腕を傾倒動させる際に
は、テープ巻き戻し機構として結束テープに緊張力を与
え、被結束物に巻回された結束テープの圧着後は結束テ
ープの緊張力によって結束テープが弛む方向に変位する
変位手段を設けたので、結束テープに従来以上の緊張力
を与えることができると共に、そのように従来以上の緊
張力を与えた場合であっても被結束物に巻回された結束
テープの巻回端部を圧着した後には、結束テープを弛ま
せるよう番こしているから、結束テープの切断端部を確
実に保持できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る結束装置の起立状態を示°す要
部側面図。 第２図は、本発明に係る結束装置の圧着状態を示す要部
側面図。 第５図ないし第５図は、本発明に係る結束装置の第２実
施列を示すもので、 第３図は、その結束装置の起立状態を示す要部断面構成
図、 第４図は、その結束装置の傾倒状態を示す要部断面構成
図、 第５図は、その結束装置の要部購成を示す正面図。 ３・・・テープ保持装置、５・・・結束腕％１３・・・
チープリ〜ル、１４・・・結束テープ、　　１５，１６
．１７・・・歯車（テープ巻き戻し機構）、４０−・・
揺動板、４３・・・案内ローラ（弛緩手段）、１４ａ・
−・切断端部、１４ｂ・・・巻回端部 特許出願人　　　ニチバン株式会社 （ほか１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）テープリールから結束腕を経て案内された結束テ
   ープの切断端部を保持する保持装置と、前記結束腕の傾
   倒動に関連して前記テープリールを前記結束テープの巻
   き戻す方向に回転させるテープ巻き戻し機構とを有し、
   前記結束腕を傾倒動させることにより被結束物に前記結
   束テープを巻回すると共に該被結束物に巻回された結束
   テープの巻回端部を圧着切断して前記被結束物を結束す
   るようにした結束装置において、 前記テープリールから前記結束腕に向って延びる結束テ
   ープの途中に、前記テープ巻き戻し機構と協動して前記
   結束テープに緊張力を与え、かつ、前記結束テープの巻
   回端部の圧着後に前記結束テープの緊張力によって該結
   束テープが弛む方向に変位する結束テープ弛緩手段を設
   けたことを特徴とする結束装置。