JPH0223410B2 - - Google Patents

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JPH0223410B2
JPH0223410B2 JP57018479A JP1847982A JPH0223410B2 JP H0223410 B2 JPH0223410 B2 JP H0223410B2 JP 57018479 A JP57018479 A JP 57018479A JP 1847982 A JP1847982 A JP 1847982A JP H0223410 B2 JPH0223410 B2 JP H0223410B2
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JP
Japan
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tape
binding
arm
roller
holder
Prior art date
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Application number
JP57018479A
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English (en)
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JPS58149209A (ja
Inventor
Hitoshi Satomi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nichiban Co Ltd filed Critical Nichiban Co Ltd
Priority to JP1847982A priority Critical patent/JPS58149209A/ja
Publication of JPS58149209A publication Critical patent/JPS58149209A/ja
Publication of JPH0223410B2 publication Critical patent/JPH0223410B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ネギ、菊等の被結束物に結束テープ
を巻き付けて、被結束物を結束する結束装置に関
するものであり、さらに詳しくは、結束テープ切
断後の切断端部を保持するテープ保持装置の改良
に関するものである。
(従来の技術) 従来から、基台に対して起倒動可能に設けられ
た結束腕と、この基台に設けられ、かつ、結束腕
を経て案内された結束テープの切断端部を挾持す
るテープ保持装置とを備え、結束腕を起倒動させ
ることによつて、被結束物に結束テープを巻き付
けると共に、巻き付けられた結束テープの巻回端
部を圧着・切断して被結束物を結束する結束装置
が知られている。
このもののテープ保持装置は、外周に凹所を等
間隔に有するテープ保持体と、このテープ保持体
と協働して結束テープの切断端部を挾持する挾持
アームと、結束腕に設けられた圧着杆と協働して
被結束物に巻回された結束テープの両巻回端部同
士を圧着する受圧台とで概略構成され、テープ保
持体と受圧台との間に挾持アームを揺動させ、結
束テープの切断端部の挾持およびその解放を行な
うようになつている。
(発明が解決しようとする課題) この従来のテープ保持装置は、テープ保持体と
受圧台との間に、挾持アームを介在させる構成と
なつているために、挾持アームの揺動スペースに
相当する分だけ、テープ保持体と受圧台との間の
間隔を確保しなければならず、これがために被結
束物に巻き付けられた結束テープの両巻回端部が
長くなり、結束後の被結束物の外観が見苦しくな
るばかりでなく、結束テープをその分だけ余分に
浪費するという欠点を有している。
本発明は上記従来技術の有する欠点に鑑みてな
されたもので、その目的は被結束物に巻回された
結束テープの巻回端部が短くなるようにした結束
装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 基台に対して起倒動可能に設けられた結束腕
と、前記基台に設けられ、かつ、前記結束腕を経
て案内された結束テープの切断端部を挾持するテ
ープ保持装置とを備え、前記結束腕を起倒動させ
ることにより被結束物に前記結束テープを巻回す
ると共に、該巻回された結束テープの巻回端部を
圧着・切断して前記被結束物を結束するようにし
た結束装置において、 前記テープ保持装置を、前記結束腕と協働して
前記巻回された結束テープの両巻回端部を圧着す
る受圧台と、該受圧台を境にして前記被結束物に
臨む面とは反対側に設けられて前記結束テープの
切断端部を保持するテープ保持面と、該テープ保
持面に接近する方向に弾発付勢され、該テープ保
持面と協働して前記結束テープの切断端部を保持
し、しかも前記結束腕の傾倒動作によつて前記結
束テープの切断端部を解放する方向に揺動変位自
在でかつ回転面がテープの粘着面に接着する回転
自在なテープ保持体と、前記基台に上下動自在に
設けられかつ前記テープ保持体の揺動変位時に該
テープ保持体により上動させられて被結束物に巻
回された結束テープの巻回端部を押し上げて切断
前の結束テープに緊張力を与えるテープ押上げ杆
とで構成し、 前記結束腕には結束テープの切断前から切断後
の間において前記テープ保持体と協働して前記受
圧台から前記結束腕に向つて延びる前記結束テー
プの一部分を挾持するとともに前記テープ保持体
を前記テープ保持面から離間させつつテープ引出
し方向に回転させる回転自在な挾持体と、前記結
束腕の傾倒時に前記受圧台に当接して被結束物に
巻回された結束テープの両端部を圧着する圧着杆
とが設けられていることを特徴とする結束装置。
(作用) 結束腕6を傾倒させると、これとともに圧着杆
25が下降し、被結束物4に巻回された結束テー
プの巻回端部を受圧台50に圧着する一方、挾持
部材32がテープ保持体43に当接して結束テー
プ8をテープ保持体43に押圧する。挾持部材3
2の下降に伴ないテープ保持体43は、挾持部材
32の押圧力によりテープ保持面46から離間さ
せられるとともに結束テープを引出す方向に回転
させられ、他方テープ保持体43に接着した結束
テープはこのテープ保持体の回転によりテープ引
出し方向に繰り出される。テープ保持体がテープ
保持面から離れる方向に揺動変位すると、これに
よりテープ押上げ杆47が上動させられ被結束物
に巻回された結束テープの巻回端部が上方に持ち
上げられテープに緊張力が付与される。このテー
プ押上げ杆47の突出量はテープ保持体によるテ
ープの繰り出し量よりも大きく、したがつて切断
時にはテープ張力は充分なものになつている。
(発明の効果) テープ押上げ杆47が基台1に設けられている
ので、切断刃27と受圧台50との間隔を小さく
することができ、したがつて被結束物に巻回され
た結束テープの巻回端部の長さを短くすることが
できる。
また挾持部材32の下降に伴つてテープ保持体
43はテープ引出し方向に回転させられ、これに
伴つてテープはテープ巻出し方向に繰り出され、
したがつて挾持部材32と受圧台50との間のテ
ープの緊張力が増大して挾持部材32の当接後に
おける結束腕の傾倒が不可能になるというような
ことがない。
さらに被結束物に巻回されたテープの巻回端部
は挾持部材および圧着杆25により受圧台50に
圧着されているので、切断時には充分なテープ張
力が得られ、したがつてテープの切断が確実に行
える。
さらにテープ保持体43はテープの切断時にテ
ープ保持面46からいつたん離間するが、再度テ
ープ保持面46に当接してテープを保持するまで
はテープは挾持部材43により押圧保持されてい
るので、テープの端部が外れるといつたことがな
い。
(実施例) 以下に本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図ないし第5図は、本発明に係る結束装置
の第1実施例を示すもので、この図において、1
は基台であつて、この基台1の右側端部には、テ
ープ巻戻し機構2が設けられ、基台1の左側端部
にはテープ保持装置3が設けられている。テープ
巻戻し機構2とテープ保持装置3との間には、被
結束物4を載置するための載置台5が設けられて
いる。基台1には、巻戻し機構2に近い側に、基
台1に対して起倒動可能に結束腕6が枢着され、
この結束腕6の腕端部には、テープ圧着切断機構
7が設けられている。このテープ圧着切断機構7
は、結束腕6を傾倒動させることにより、テープ
保持装置3と協働して被結束物4の周囲に巻回さ
れた結束テープ8の両巻回端部同士を圧着すると
共に切断する機能を有する。
以下、上記各機構2,7,3を順を追つて詳し
く説明する。
最初にテープ巻戻し機構2の構成を説明する。
9は、支持枠で、この支持枠9にはテープリー
ル10がリール支持軸11に回動可能に軸支さ
れ、テープリール10には結束テープ8が装着さ
れている。支持枠9には、結束腕6が結束腕支持
軸12を支点にして起倒動可能に設けられてい
る。13は、結束腕6を起立方向に付勢するスプ
リング、14,15はスプリング13を懸架する
ためのピンであつて、ピン14は結束腕6に取り
付けられ、ピン15は支持枠9に取り付けられて
いる。15aは、ピン15を係止させる係止孔、
また16は、ピン14を案内する案内孔であつ
て、該両孔15a,16は支持枠9に設けられて
いる。なお、スプリング13の装着に際しては、
その上、下端にピン14,15を掛止し、まず、
ピン14を案内孔16に係合し、ついでスプリン
グ13にスプリング力が加わらない状態でピン1
5を係止孔15aに係合させ、これを係止孔15
a下部左端部まで徐々に案内させることにより、
スプリング13の装着を容易にしている。
17は扇形歯車、18は扇形歯車17に噛合連
結された中間小歯車、19はこの中間小歯車18
に従動して回転する中間大歯車、20はこの中間
大歯車20に従動して回転する歯車で、テープリ
ール10はこれらの各歯車によつてテープ巻戻し
方向に回転されるようになつている。21,22
は結束腕に設けられたガイドローラで、結束テー
プ8の先方部分はこのガイドローラ21,22に
案内されてテープ圧着切断機構7に向かつて延び
ている。なお、このガイドローラ21,22は必
らずしも結束腕6に取り付ける構成とするものに
限られない。
次に、テープ圧着切断機構7の構成について説
明する。
23は隙間潰し杆であつて、この隙間潰し杆2
3は圧縮コイルバネ24によつてバネ付勢され、
その先端部は結束腕6から突出している。この隙
間潰し杆23は被結束物4とこの被結束物4に巻
き付けられた結束テープ8の両巻回端部近傍に生
ずる隙間を潰す機能を有する。25は圧着杆であ
つて、圧着杆25は圧縮コイルバネ26によつて
バネ付勢されている。圧着杆25は被結束物4に
巻き付けられた結束テープ8の両巻回端部同士を
圧着する機能を有する。27は切断刃であつて、
この切断刃27は切断刃取付具28に取付け取外
し可能に設けられている。29は揺動板であり、
これについては後述する。切断刃27は、揺動板
29を第1図中左方に揺動させることにより、ベ
ンチ等の工具(図示略。)を用いて、容易に交換
を行なうことができるようになつている。30は
揺動板29の揺動支点となる揺動軸であり、結束
腕6に固定されている。揺動板29は略L字形と
され、その揺動端部には軸31が設けられ、この
軸31にはテープ押えローラ32が回転可能に設
けられている。揺動板29には係合29aが設け
られ、この係合部29aは係止ピン33に当接し
て、反時計方向回りの揺動が規制されている。テ
ープ押えローラ32は結束腕6を傾倒動させたと
き、後述する揺動テープ保持ローラ43と協働し
て結束テープ8を挾持する機能と、揺動テープ保
持ローラ43を後述するテープ保持面46から離
反させる機能とを有している。
揺動軸30には、補助揺動板34が設けられて
いる。この補助揺動板34には、軸35が固定さ
れ、軸35にはテープ押え補助ローラ36が回転
可能に設けられている。補助揺動板34は、ネジ
リコイルバネ37によつて揺動軸30を支点にし
て反時計方向に常時バネ付勢されており、その軸
35が揺動板29の一側部29bに当接して、反
時計方向の回動停止がなされている。テープ押え
補助ローラ36は、結束テープ8をテープ保持装
置3に向かつて案内する機能の他に、結束腕6の
傾倒時において、テープ押えローラ32と協働し
て結束テープ8を揺動テープ保持ローラ43の外
周面に密着させることにより、揺動テープ保持ロ
ーラ43外周上を該揺動テープ保持ローラ43に
対して相対的に転がる(以下、相対的を略す。)
テープ押えローラ32の摺接回転の円滑化を図る
機能を有しており、さらにはテープ押えローラ3
2と揺動テープ保持ローラ43とによる結束テー
プ8の挾持を補佐する機能も有する。
次にテープ保持装置3の構成について説明す
る。
38a,38bは外側板であつて、この外側板
38a,38bの間には、揺動板39が設けら
れ、揺動板39は揺動軸40に軸支され、ネジリ
コイルバネ41によつて時計方向にバネ付勢され
ている。揺動板39の上部には、回転軸42が設
けられ、この回転軸42には揺動テープ保持ロー
ラ43が時計方向にのみ回転可能に設けられてい
る。44は、揺動テープ保持ローラ43の逆転防
止用ストツパ、45は、揺動テープ保持ローラ4
3に突設されてストツパ44と係合するラチエツ
トである。
揺動テープ保持ローラ43とテープ保持面46
との間には、結束テープ8の切断端部が存在す
る。テープ押えローラ32は、回転軸42の中心
と揺動軸40の中心とを結ぶ直線を境にして、常
時、後述の受圧台50側(第1図中右側)におい
て揺動テープ保持ローラ43外周上を転がるよう
にされている一方、テープ押え補助ローラ36は
前記テープ押えローラ32とは反対に前記直線を
境にして受圧台50よりも遠い側において揺動テ
ープ保持ローラ43外周上に転がるようにされて
いる。
47はテープ押上げ杆、48は係止ピンであつ
て、テープ押上げ杆47下端部と係止ピン48と
の間に引張コイルバネ49が張架され、この引張
コイルバネ49によつてテープ押上げ杆47は常
時下方にバネ付勢されている。テープ押上げ杆4
7の下端面は前述した揺動板39下部のL字状に
形成された水平上面39aに所定量間隔をあけて
対面している。テープ押上げ杆47の上端面はテ
ープ保持面46の上面より若干上方に突出してい
る。なお、テープ押上げ杆47の下端面を揺動板
39下部の前記水平上面39aに当接させるよう
にしても勿論よい。このようにテープ押上げ杆4
7は結束腕6の起倒動に関連してテープ保持面4
6の上面に出没動可能とされており、その突出動
によりテープ押上げ杆47上端が結束テープ8に
当接してこれに緊張力を生起せしめ、切断刃27
による結束テープ8の切断作業を補助する機能を
有する。すなわち、結束腕6を押し下げたとき、
結束腕6に設けたテープ押えローラ32が結束テ
ープ8を介して揺動テープ保持ローラ43に当接
し、以後該揺動テープ保持ローラ43外周上をテ
ープ保持面46側に転動すると共に、これと同時
に揺動板39全体がテープ押えローラ32を介し
て左方に揺動変位し、もつて、揺動テープ保持ロ
ーラ43がテープ保持面46から離反する一方、
引張コイルバネ49によつて常時下方にバネ付勢
されていたテープ押上げ杆47が前記水平上面3
9aを介して引張コイルバネ49のバネ力に抗し
て上方に突出して結束テープ8に緊張力を生起せ
しめるようになつている。
50は受圧台であつて、上方に突出するように
弾発付勢されて受圧台50の上面は前述したテー
プ保持面46の上面およびテープ押上げ杆47の
上端面より若干高くなつている。受圧台50は結
束腕6に設けた圧着杆25と協働して被結束物4
の周りに巻き付けられた両巻回端部同士を圧着す
る機能を有する。51は葉よけ板であつて、ここ
では結束テープ8の幅方向両側に2枚1対として
設けられ、結束テープ8の規格に応じて間隔を調
整できるようになつている。この葉よけ板51は
被結束物4たる野菜等の葉が結束の際中に傷つく
のを防止する機能を有する。
その他、52は被結束物4に巻回された結束テ
ープ8の新たな切断端部を一時的に係止するため
のテープ切断端部係止部材であつて、本実施例で
はテープ押上げ杆47が結束テープ8の下側から
切断刃27側の方向に結束テープ8を押し上げる
ので、とりわけ粘着性テープを使用する場合は、
結束テープ8の切断端部が切断刃27の刃面にく
つついて保持されるために必ずしも設けなくても
よい。
次に上記構成装置の作用について説明する。
まず、被結束物4を第1図中矢印A方向に押込
むように、換言すれば、結束腕6側のテープ圧着
切断機構7と基台1側のテープ保持装置3との間
に張設されている結束テープ4を押し込むように
して載置台5に載置する。このとき、テープリー
ル10が回動して結束テープ8が引き出される。
被結束物4を載置台5に載置したのち、結束腕支
持軸12を中心として結束腕6を傾倒動させる。
このとき生じる結束テープ8の弛み分は前述した
ように結束腕6の傾倒動に関連してテープリール
10によつて結束テープ8が急速に巻き戻され、
結束テープ8は緊張状態を維持したまま被結束物
4に巻き付けられる。
そして、結束腕6が傾倒動するに伴なつて、ま
ず、第3図に示されるように、隙間潰し杆23が
被結束物4と該被結束物4の周りに巻き付けられ
た結束テープ8の両巻回端部近傍に生ずる隙間を
潰しつつ、該結束テープ8の両巻回端部同士を圧
着杆25と受圧台50とで協働して圧着しはじめ
る。他方、テープ押えローラ32が結束テープ8
を介して揺動テープ保持ローラ43の外周上に最
初に当接する。すなわち、結束テープ8はテープ
押えローラ32と揺動テープ保持ローラ43とで
協働して挾持されることとなる。
ついで、テープ押えローラ32が揺動テープ保
持ローラ43の外周上に最初に当接した状態から
さらに結束腕6を傾倒動させると、テープ押えロ
ーラ32は結束テープ8を介して揺動テープ保持
ローラ43の外周上をテープ保持面46側に転が
つていく。この場合、テープ押えローラ32は軸
31を中心として時計方向に回動しつつ転がるの
で、該テープ押えローラ32と圧着杆25との間
に掛け渡された結束テープ8は左方、すなわち、
テープ押え補助ローラ36の方に適度な力で引か
れ、結束テープ8は次第に緊張力を有するように
なる。その一方で、これと同時に揺動板39全体
がテープ押えローラ32からの反作用力により、
揺動軸40を中心として反時計方向回りに揺動す
るため、揺動テープ保持ローラ43がテープ保持
面46から離反する。なお、揺動テープ保持ロー
ラ43がテープ保持面46から離反するに伴な
い、ネジリコイルバネ41のバネ力が増大してい
くので、揺動テープ保持ローラ43とテープ押え
ローラ32とによる結束テープ8の挾持力も適度
に増大するようになる。また、揺動板39全体が
揺動軸40を中心として反時計方向回りに揺動す
るに伴なつて、引張コイルバネ49によつて常時
下方にバネ付勢されていたテープ押上げ杆47が
揺動板39下部の水平上面39aを介して引張コ
イルバネ49のバネ力に抗して上方に突出動し、
テープ押上げ杆47上端が結束テープ8にその下
方より接近しはじめる。この場合、テープ押上げ
杆47下端面と揺動板39下部の水平上面39a
との間には所定量間隔をあけていたので、順序と
しては、揺動テープ保持ローラ43とテープ保持
面46とによる結束テープ8の挾持が解放された
後、テープ押上げ杆47が上方に突出動するよう
になる。
その後、テープ押えローラ32が揺動テープ保
持ローラ43の外周上を所定距離だけ転動する
と、テープ押え補助ローラ36が揺動テープ保持
ローラ43の外周上に結束テープ8を介して最初
に当接する。したがつて、結束テープ8はテープ
押えローラ32とテープ押え補助ローラ36との
間で揺動テープ保持ローラ43の外周面に密着さ
れることとなる。その間に、隙間潰し杆23によ
る結束テープ8の両巻回端部近傍に生ずる隙間潰
しと、圧着杆25と受圧台50による結束テープ
8の両巻回端部同士の圧着とが完了され、そのの
ち結束テープ8の切断が行なわれることとなる。
すなわち、テープ押上げ杆47が結束テープ8を
押し上げて結束テープ8に所要の緊張力を生起せ
しめるに至り、結束テープ8上面に切断刃27の
刃先が当接し、第4図に示すように、結束テープ
8を切断する寸前にある。なお、第4図におい
て、テープ押え補助ローラ36は揺動テープ保持
ローラ43による反作用力を受けて揺動軸30を
中心として時計方向回りに若干揺動変位してい
る。
そして、テープ押上げ杆47によつて所要の緊
張力を有するに至つた結束テープ8は切断刃27
により終に切断されることになる。第5図は結束
テープ8切断直後、すなわち、結束腕6の傾倒動
作が完了する直前の状態を示している。第5図で
も明らかなように、この状態においてテープ押え
ローラ32の中心の高さは、テープ保持面46上
面の高さとほぼ同一の高さに位置し、揺動テープ
保持ローラ43に対してはその中心より若干上方
の高さに位置する。また、テープ押え補助ローラ
36の中心は揺動テープ保持ローラ43の中心と
揺動軸40の中心とを結んだ線の延長線より若干
左方に位置する。結束テープ8の新たな切断端部
の左側の部分はテープ押えローラ32と揺動テー
プ保持ローラ43とで協働して挾持され、その先
端は揺動テープ保持ローラ43の中心の高さより
若干下方の位置に垂れ下がる。また、被結束物4
に巻回された結束テープ8の両巻回端部はテープ
押上げ杆47によつてテープ切断端部係止部材5
2に一時的に保持され、再び誤挾持されることは
ない。
然る後、結束腕6を元のように起立動させる
と、今後は上述したことと反対の作用が行なわれ
る。すなわち、テープ押えローラ32は結束テー
プ8を介して揺動テープ保持ローラ43の外周上
を結束腕6の傾倒動のときとは逆にテープ保持面
43と反対側に上方に転がつていく。その一方
で、これと同時に揺動板39全体は、テープ押え
ローラ32から受ける反作用力が次第に小となる
に伴なつて、揺動軸40を中心として時計方向回
りに揺動変位するため、揺動テープ保持ローラ4
3がテープ保持面46に接近すると共にテープ押
上げ杆47が下動し、その後、結束テープ8の新
たな切断端部の一方は揺動テープ保持ローラ43
とテープ保持面46とで協働して再び挾持され、
テープ押上げ杆は元の最下位の位置に戻ることと
なる。このときの状態は第3図に図示した状態と
同じである。ただし、結束テープ8については無
論異なつた状態にある。なお、テープ押えローラ
32が揺動テープ保持ローラ43の外周上を上方
に転がる過程において、テープ押え補助ローラ3
6と協働して結束テープ8が揺動テープ保持ロー
ラ43の外周面に密着されているため、テープ押
えローラ32の転がり運動に支障はなく円滑に転
がつていく。ここで、テープ押えローラ32より
テープ押え補助ローラ36の方が揺動テープ保持
ローラ43から早く離反するが、その位置はテー
プ押えローラ32が揺動テープ保持ローラ43か
ら離反する位置の近傍であるので、テープ押えロ
ーラ32の転がりには殆んど支障を与えず、また
結束テープ8が皺寄る等の不具合は無論生じない
ようになつている。
その後、すなわち揺動テープ保持ローラ43が
結束テープ8の新たな切断端部を介してテープ保
持面46に弾接し、これに若干遅れてテープ押え
ローラ32が揺動テープ保持ローラ43から離反
した後、結束腕6の起立動が止まるに及んで再び
第1図に示したような起立状態に戻ることとな
る。これで、結束テープ8に巻回された被結束物
4を取り出すことにより、後続する被結束物4の
結束作業に備えることができるようになる。この
ように以上述べてきた操作が繰り返されることに
より、被結束物4の円滑な結束作業を繰り返し行
なうことができる。
第6図は本発明の第2実施例を示すものであつ
て、図において、前記実施例と同一の符号を符し
たものには、前記実施例と同一の構成要素を示
す。本実施例は前記実施例の構成とは基本的には
相違はなく、その特徴とするところは、テープ押
え補助ローラ36を結束腕6に対して上下動可能
に設けたところにある。すなわち、テープ押え補
助ローラ36は上下動板53に固設された軸35
に回動自在に設けられ、上下動板53は圧縮コイ
ルバネ54によつて常時下方にバネ付勢されてい
る。また、テープ押えローラ32は前記実施例と
は異なり結束腕6に固設された軸31′に回動自
在に設けられている。
一方、テープ保持装置3については、揺動板3
9下部の平面形状は略矩形に形成され、ネジリコ
イルバネ41の一端がテープ押上げ杆47下端部
に係合されており、ネジリコイルバネ41は結束
腕6を一番下まで押し下げたとき、図中想像線で
示した位置まで上動できるようになつている。
なお、上記構成装置の作用について特徴的なと
ころのみ簡単に説明しておくと、結束腕6を押し
下げると、まずテープ押えローラ32が第6図に
図示するように、結束テープ8を介して揺動テー
プ保持ローラ43の外周面に最初に当接するが、
このときの当接位置は揺動テープ保持ローラ43
の中心と揺動軸40の中心とを結んだ線の延長線
より若干右方の位置にある。また、これに遅れて
テープ押え補助ローラ36が結束テープ8を介し
て揺動テープ保持ローラ43に当接するが、この
ときの当接位置は前記テープ押えローラ32とは
反対に揺動テープ保持ローラ43の中心と揺動軸
40の中心とを結んだ線の延長線より若干左方の
位置にある。その後、結束腕8の傾倒動に伴なつ
てテープ押え補助ローラ36は揺動テープ保持ロ
ーラ43の外周上をテープ保持面46側に向かつ
て転がるが、その最も右方の終端位置は前記両軸
心を結んだ線の延長線より若干右方の位置にあ
る。したがつて、本実施例においては、テープ押
え補助ローラ36がテープ押えローラ32に対し
て相対的に近づく方向に転がつていくので、前記
実施例に比してテープ押えローラ32の転がり運
動が円滑になると共に結束テープ8のテープ押え
ローラ32と圧着杆25との間の部分はより効果
的に緊張力を有するようになる。
以上のことから明らかなように、本発明によれ
ば、被結束物に巻き付けられた結束テープの両巻
回端部同士を圧着する箇所と、結束テープの新た
に切断された切断端部の一方を挾持する箇所との
間には従来のように、挾持アームを設けることな
く前記結束テープを圧着する箇所に近接して結束
テープを挾持できるので、挾持アームの揺動スペ
ース分の長さだけ被結束物に巻き付けられて残る
結束テープの切断端部の長さを短縮することがで
き、従来のような外観上の見苦しさが解消されて
引締まつた好ましい感じを呈するという効果があ
る。また、結束テープが短縮して結束できるの
で、その分だけ結束テープを節約でき経済的にも
合理的となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の第1実施例を示す
もので、第1図は全体正面図、第2図は第1図に
おける要部左側面図、第3図と第4図と第5図は
結束状態をこの順序で経時的に示した要部拡大正
面図、第6図は本発明の第2実施例を示す要部拡
大正面図である。 1……基台、3……テープ保持装置、4……被
結束物、6……結束腕、8……結束テープ、32
……テープ押えローラ、36……テープ押え補助
ローラ、43……揺動テープ保持ローラ、46…
…テープ保持面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基台に対して起倒動可能に設けられた結束腕
    と、前記基台に設けられ、かつ、前記結束腕を経
    て案内された結束テープの切断端部を挾持するテ
    ープ保持装置とを備え、前記結束腕を起倒動させ
    ることにより被結束物に前記結束テープを巻回す
    ると共に、該巻回された結束テープの巻回端部を
    圧着・切断して前記被結束物を結束するようにし
    た結束装置において、 前記テープ保持装置を、前記結束腕と協働して
    前記巻回された結束テープの両巻回端部を圧着す
    る受圧台と、該受圧台を境にして前記被結束物に
    臨む面とは反対側に設けられて前記結束テープの
    切断端部を保持するテープ保持面と、該テープ保
    持面に接近する方向に弾発付勢され、該テープ保
    持面と協働して前記結束テープの切断端部を保持
    し、しかも前記結束腕の傾倒動作によつて前記結
    束テープの切断端部を解放する方向に揺動変位自
    在でかつ回転面がテープの粘着面に接着する回転
    自在なテープ保持体と、前記基台に上下動自在に
    設けられかつ前記テープ保持体の揺動変位時に該
    テープ保持体により上動させられて被結束物に巻
    回された結束テープの巻回端部を押し上げて切断
    前の結束テープに緊張力を与えるテープ押上げ杆
    とで構成し、 前記結束腕には結束テープの切断前から切断後
    の間において前記テープ保持体と協働して前記受
    圧台から前記結束腕に向つて延びる前記結束テー
    プの一部分を挾持するとともに前記テープ保持体
    を前記テープ保持面から離間させつつテープ引出
    し方向に回転させる回転自在な挾持体と、前記結
    束腕の傾倒時に前記受圧台に当接して被結束物に
    巻回された結束テープの両端部を圧着する圧着杆
    とが設けられていることを特徴とする結束装置。
JP1847982A 1982-02-08 1982-02-08 結束装置 Granted JPS58149209A (ja)

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JPS60134707U (ja) * 1984-02-20 1985-09-07 セイレイ工業株式会社 結束機における葉よけ装置
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JPS5613309A (en) * 1979-07-11 1981-02-09 Max Co Ltd Tape bonding machanism for bundler
JPS5613319A (en) * 1979-06-28 1981-02-09 Sekisui Chemical Co Ltd Adhesive tape bonding device

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