JPS59125071A - 可動コイル型計器におけるゼロ点調整機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は可動コイル型計器におけるゼロ点調整機構の改
良に関するものである。

従来、可動コイル型計器におけるつる巻きばねであるヘ
ヤースプリングのゼロ点調整機構かヘヤースプリングに
何にも力がかからない位置の設定のために設けられてい
るが、その構造は第１図に示すように、可動コイル７等
によって回動される可動軸８がハウジング６に支持され
ていて、可動軸８に一端が固定されたつる巻きはね１の
他端には、つる巻きはね１のゼロ点調整フイクサ２の固
定用端子９が固定されておシ、このゼロ点調整フイクサ
２はハウジング６に対してアッパベアリング５を介して
ウェーブワッシャ３とナツト４によシ取シ付けるように
なっている。そして、前記フイクサ２を回動することに
よりゼロ点調整を行（＼ウェーブワッシャ３等でフイク
サ２の回動時に適当な摩擦力を与えるようになっている
。

しかし、上記構造ではウェーブワッシャ３、ナツト４を
使用してゼロ点調整フイクサ２をハウジング６に取シ付
けるようにしたので、コスト・組付工数面で割高になっ
ていた。

本発明は上記点に鑑みてなされたもので、組付工数を低
減させ、コスト面でも低く押さえることができるような
可動コイル型計器におけるゼロ点調整機構を提供するこ
とを目的とするものである。

上記目的に従い、本発明はうす巻きばねのゼロ点調整フ
イクサをハウジングに取シ付けるようにした可動コイル
型計器において、前記ハウジングにおける前記ゼロ点調
整フイクサの軸支部に突起部を設け、該突起部に装着さ
れるように前記ゼロ点調整フイクサには調整範囲外の位
置に切欠きを設けるとともに、前記突起部に対して前記
フイクサの調整回動時に摩擦を与えるように構成したこ
とを特徴とする可動コイル型計器におけるゼロ点調整機
構にある。

以下において、本発明を図の実施例において説明する。

第２図から第４図に示す如く、可動コイル型計器は、ハ
ウジング６の内部において該ハウジング６と一体にされ
た円形状ヨーク１０にマグネット１１および環状鉄心１
２が取り付けられ、前記ハウジング６と円形状ヨーク１
０との間には可動軸８がアツパベ゛アリング５等によシ
支持され、該可動軸８を中心に回動するようにマグネッ
ト１１と環状鉄心１２との間に位置して設けられている
。また、一端が可動軸８に固定され、他端がゼ、口点調
整フイクサ２の導電性を有する固定用端子９にはんだ付
または絞め等によシ固定されたヘヤースプリングである
うす巻きばね１がインシュレータ１４を挾んで上下に２
個配置されている。

前記ゼロ点調整フイクサ２は、ノ・ウジング６に対して
回動可能に軸支され、前記導電性の固定用端子９が絞め
、接着等により固定されている。そして、前記うす巻き
ばねに対して可動コイル７に流れる電流によって前記可
動コイル７に働く駆動トルクを釣シ合せるように構成さ
れている。

上記構成の可動コイル型計器において、本発明のゼロ点
調整機構は、第２図および第４図に示すようにゼロ点調
整フイクサ２が７・ウジング６に軸支されるために、樹
脂等からなるＩ・ウジング６に軸支部１５を有しかつ一
体の対称に設けられた２本の突起部１３を有している。

この突起部１３は、前記フイクサ２が回動可能に支持さ
れる内径穴よシ大きく、フイクサ２の外径よシ短い長さ
で、またフイクサ２の厚みよシやや低い高さに下端が位
置するような適当な幅、厚みを有し、該厚みがフイクサ
２を回動可能でかつ摩擦によって固定できるような形状
を有している。

一方、前記ゼロ点調整フイクサ２には、突起部１３の軸
支部１５の挿入穴２′においてつる巻きばね１のゼロ点
調整範囲外の回動位置に、前記ノ・ウジング６の突起部
１３よシ若千太き目の該突起部１３にはめ込み可能な切
欠き２′が設けられている。

上記構成のゼロ点調整機構において、ゼロ点調整フイク
サ２の組み付けは、まずフイクサ２の切欠き２′と、／
・ウジング６の突起部１３とを合せてはめ込み、うす巻
きばね２のゼロ点調整範囲の方向へ回動させるだけで、
フイクサ２をノ・ウジング６へ取シ付けることができる
。その後に、うす巻きばね２の他端とターミナルである
固定用端子９とをはんだ付または絞め等で接続を行う。

以上の組み付けのみで、うす巻きはね２のゼロ点眺整に
おけるフイクサ２の適当な摩擦がノ・ウジング６の弾力
性を利用したことによシ与えられることになシ、従来の
ウエーゾワツシャ３を廃止することができる。さらに、
フイクサ２とウエーブワツクヤ３の固定用ナツト４も廃
止することが、その時のねじ締め工程が不要になる。

なお、上記実施例においては、ゼロ点調整フイクサ２は
ハウジング６の外側に取シ付けるようにしたが、第５図
に示すようにハウジング６の内部側に突起部１３“を設
けて、前記フイクサ２をハウジング６の内部側に設けて
もよい。

また、上記実施例においてはゼロ点調整フイクサ２の切
欠き２′を突起部１３の軸支部１５の挿入穴２′に設け
たが、第６図に示すようにフイクサ２の外周部に切欠き
２″／を設けて、ハウジング６の突起部１３“も前記切
欠き２″にはめ込み可能なように軸支部１５′に近接し
て回転軸８を中心に対称な位置に２個設け、フイクサ２
が回動可能な構成にしてもよい。

以上述べたように、本発明によれば可動コイル型計器に
おけるハウジングにおけるゼロ点調整フイクサの軸支部
に突起部を設け、該突起部に装着するためにゼロ点調整
フイクサには調整範囲外の位置に切欠きを設けるととも
に、前記突起部に対して前記フイクサの調整回動時に摩
擦を与えるように構成したので、摩擦を与えていた従来
のウエーゾワツシャ等がこのだめの固定用ナツト等とと
もに不必要になシ、コストが低減されるとともに、その
時のねじ締め工程が不要になり、ワンタッチで行うこと
ができ組み付は工数も少なくなるという優れた効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の可動コイル型計器のゼロ点調整機構を分
解して示す斜視図、第２図は本発明の一実施例である可
動コイル型計器の部分的に分解した斜視図、第６図は第
２図の可動コイル型計器の説明図で、丼ホ≠（ａ）は正
面図、キ呑巻（１）ｌは断面図、第４図は第２図のゼロ
点調整機構の組み付は時における拡大断面図、第５図は
本発明の他の実施例を示し第４図に相当する断面図、第
６図は本発明のさらに他の実施例を示す部分的な分解拡
大斜視図である。 １・・・つる巻きばね、２・・・ゼロ点調整フイクサ、
２“、２″・・・切欠き、６・・・ノ・ウジング、１３
・・・突起部、１５・・・軸支部。 代理人　浅　　村　　　皓 外４名 第１図 ｔ３釦 （０）（ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. うす巻きばねのゼロ点調整フイクサをハウジングに取シ
   付けるようにした可動コイル型計器において、前記ハウ
   ジングにおける前記ゼロ点調整フイクサの軸支部に突起
   部を設け、該突起部に装着されるように前記ゼロ点調整
   フイクサには調整範囲外の位置に切欠きを設けるととも
   に、前記突起部に対して前記フイクサの調整回動時に摩
   擦を与えるように構成したことを特徴とする可動コイル
   型計器におけるゼロ点調整機構。