JPS59116695A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS59116695A
JPS59116695A JP57225036A JP22503682A JPS59116695A JP S59116695 A JPS59116695 A JP S59116695A JP 57225036 A JP57225036 A JP 57225036A JP 22503682 A JP22503682 A JP 22503682A JP S59116695 A JPS59116695 A JP S59116695A
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signal
envelope
circuit
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潔 萩野
隆 姥山
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Nippon Gakki Co Ltd
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Nippon Gakki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電子楽器におけるエンベロープ信号の制御に
関する。
従来技術 従来から、一般に、複音電子楽器における各発生音のエ
ンベロープ信号は、その音色が同一ならば、同じ形状の
ものが夫々独立に形成されるようになっている。従って
、和音演奏等のだめに複数鍵がほぼ同時に押鍵された場
合(この場合押鍵開始タイミングの僅かなばらつきは避
けられないことが多い)あるいは短かい時間間隔で複数
鍵が次々に押鍵された場合など、各鍵に対応するバーカ
ッシブ系のエンベロープ信号は第1図のように発生する
。すなわち、複数鍵のエンベロープ信号が同じピークレ
ベルで次々に立上る。そのため、第1の鍵が押圧された
瞬間での音の立上りを強調したいにもかかわらず、第2
の鍵更には第3の鍵押圧時にも同様のレベルで音の立上
シが強調されてしまい\立上りの時間ずれが目立ってし
まうという欠点がちった。特に和音演奏の場合は各音の
立上りをそろえたいにもかかわらず、押鍵開始タイミン
グの僅かなずれによって立上りにばらつきが生じ、立上
シの不安定さを感じさせていた。このような問題は選択
された音色の種類にも関連しており、特にフルー1・音
やオルガン音をバーカッシブエンベロープで発音する音
色が選択された時などに顕著であった。
発明の目的 この発明は上述の欠点を除去することを目的としておシ
、短かい時間間隔で次々に音が立上るとき最初の音に対
応するエンベロープ信号の立上りを最も強調できるよう
にした電子楽器を提供しようとするものである。
発明の概要 この発明によれば、所定の複数の鍵において何れの鍵も
押圧されていなかった状態から何れかの鍵が新たに押圧
されるようになったとき、これをエニーニューキーオン
として検出する手段ト、エニーニューキーオンが検出さ
れたときから時間的に同一方向に値が変化する制御情報
(一実施例ではこれを第2のエンベロープ信号と名づけ
でいる)を発生する手段と、その後各押圧鍵に対応して
発生されるエンベロープ信号の少なくともピークレベル
を前記制御情報の瞬時値に従って抑制するよう制御する
手段とが設けられる。短かい時間間隔で次々にすなわち
ほぼ同時に複数畦が押圧されたとき、最初の押圧鍵に対
応してエニーニューキーオンが検出され、そのときから
同一方向に変化する制御情報が時間関数として発生され
る。従って、エニーニューキーオン検出時からの時間経
過に従って制御情報はエンベロープ信号の少なくともピ
ークレベルをよシ一層抑制するよう制御し、これによシ
、最初のエンベロープ信号の立上りを最も強調すること
ができるようになる。
実施例 以下添付図面を参照してこの発明の一実施例を詳細に説
明しよう。
第2図において、鍵盤10は楽音を選択するための複数
の鍵を具えておシ、各鍵に対応してキースイッチが設け
られている。押鍵検出回路11は各キースイッチのオン
・オフを検出し、押圧された鍵に関する情報を発音割当
て回路12に与える。
発音割当て回路12は、楽音信号発生回路16における
複数(N)の楽音発生チャンネルのいずれかに対して押
圧鍵を割当てるための処理を、押鍵検出回路11から与
えられた情報にもとづき行なう。例えば、Nチャンネル
分の時分割タイムスロットに対応して、各チャンネルに
割当てた鍵を示すキーコードKC及び各チャンネルに割
当てた鍵が押鍵持続中であるか否か(離鍵)を示すキー
オン信号KONが発音割当て回路12から時分割的に出
力される。また、新たな鍵が成るチャンネルに割当てら
れた瞬間に(該鍵の抑圧が開始されたときに)、該チャ
ンネルのタイムスロットに対応して1発のキーオンパル
スKONPが発音割当て回路12から出力される。
楽音信号発生回路16は、発音割当て回路12から各チ
ャンネルに対応して与えられたキーコードKCにもとづ
き、該キーコードKCO値に応じて定まる音名及びオク
ターブをもつ楽音信号を発生し、この楽音信号に対して
音色選択装置14から与えられた音色選択情報TCに応
じた音色を付与すると共に、ライン15を介して与えら
れる音量、音色、音高、変調効果等の楽音構成要素を制
御するだめのエンベロープ信号VLに従って前記楽音信
号に関する楽音構成要素を制御する。この楽音信号発生
回路16で発生した楽音信号はサウンドシヌテム16に
与えられる。
エニーニューキーオン検出時路17は、鍵盤10で(異
なる音色で演奏することが可能な複数の鍵盤もしくは鍵
域がある場合はその各々で)何も鍵が押圧されていない
状態から初めて何らかの鍵が押圧されたとき、そのこと
を検出し、その最初の押圧鍵の押圧開始時に対応してエ
ニーニューキーオンパルスANKONi出力する。この
エニーニー−キーオンの検出は、発音割当て回路12か
ら与えられた各チャンネルのキーオン信号KONとキー
オンパルスKONP’を用いて行なわれる。すなわち、
直前の全チャンネルのキーオン信号KONが”0″であ
った状態の下で、キーオンパルスKONPが与えられた
とき、エニーニューキーオンパルスANKONが発生さ
れる。
第1のエンベロープ信号発生器18は、各チャンネルに
割当てられた鍵の抑圧、離鍵に従って各チャンネル毎に
独立に第1のエンベロープ信号VL1を夫々発生する。
この第1のエンベロープ信号VLiの発生は、発音割当
て回路12から与えられる各チャンネルのキーオン信号
KONとキーオンパルスKONPによって制御される。
また、エンベロープの形状は、音色選択情報TCに従っ
て制御される。
第2のエンベロープ信号発生器19は、エニーニューキ
ーオンパルスANKONにもとづき、時間的に同一方向
に変化する第2のエンベロープ信号VL2を発生する。
一般的には、この第2のエンベロープ信号VL2の変化
の傾きは比較的ゆるやかであり、通常のパーカッシブエ
ンベロープの減衰時間よりも幾分長い時間をかけて変化
する。
この第2のエンベロープ信号VL2の変化レートは音色
選択情報TCに従って制御される。尚、第2図の例では
、最大値から負の傾きで減少する傾斜信号が信号VL2
として発生されるものとする。
比較器20及びセレクタ21は、各チャンネルに対応す
る第1のエンベロープ信号VL1のレベルが第2のエン
ベロープ信号VL2のレベルを越えないように上限制御
を行なうためのものである。
比較器20のA入力には第1のエンベロープ信号vL1
が与えられ、B入力には第2のエンベロープ信号VL2
が与えられる。また、セレクタ21のA入力にはエンベ
ロープ信号VL1が与えられ、B入力にはエンベロープ
信号VL2が与えられる。
比較器20は、rA(BJのとき、つ捷り第1のエンベ
ロープ信号vL1のレベルが第2のエンベロープ信号V
L2のレベルよシも小さいとき信号”1″を出力し、オ
ア回路22を介してセI/クタ21のA選択制御人力S
Aに与える。セレクタ21のB選択制御人力SBKは、
オア回路22の出力をインバータ26で反転した信号が
加わる。従って、第1のエンベロープ信号VL1のレベ
ルが第2のエンベロープ信号VL2のレベルよりも小さ
い場合は、セレクタ21のA入力を介して第1のエンベ
ロープ信号VL1が選択されるが、それ以外の場合(つ
まりVI、2≧VL1の場合)はセレクタ210B入力
を介して第2のエンベロープ信号VL2が選択される。
セレクタ21の選択出力はライン15を介してエンベロ
ープ信号VLとして楽音信号発生回路16に与えられる
−例として、3つの鍵が極めて短かい時間間隔で(はぼ
同時に)次々に押圧された場合における第1図の回路の
動作につき、第3図を参照して説明する。第1の鍵、第
2の1、第3の鍵が夫々第1チヤンネルCh1、第2チ
ヤンネルCh2、第3チヤンネルch3に割当てられ、
各チャンネルCh1〜ch3に対応するキーオン信号K
ONが第2図(a)のように発生するものとする。尚、
便宜上釜チャンネルの信号は時分割状態ではあるが、持
続的信号として図示されている。これらのキーオン信号
KOHに応じて第1のエンベロープ信−jl生器18で
は、第3図(a)において一部破線を用いて示すように
、アタック、サスティン・ディケイから成る持続音エン
ベロープ特性の第1のエンベロープ信号VL1を各チャ
ンネルCh1〜ch3毎に発生する。一方、エニーニー
−キーオン検出回路17では第1チヤンネルch1に割
当てられた第1の鍵の押し始で「エニーニューキーオン
」を検出シ、エニーニューキーオンパルスANKONを
発生する(第1チヤンネルch1のキーオンノくルスK
ONPeエニーニューキーオンパルスANKONとして
出力する)。このパルスANKONに応じて第2のエン
ベロープ信号発生器19では、第3図(a)において一
部破線を用いて示すように、最大レベルから負の傾きで
時間的に減少する第2のエンベロープ信号VL2を発生
する。各チー)・ンネルC111〜C113の第1の工
:・べml −7,1’ ijfす■1,1の瞬時レベ
ルにおいて、第2のエンベロープ信号VL2の瞬時レベ
ルを越える部分がカットされ、その結果、−各チャンネ
ルCh1〜ch3に対応するエンベロープ信号VLとし
て第3図(a)に実線、1点鎖線及び2点鎖線で示すよ
うな形状の信号が夫々得られる。このようなエンベロー
プ信号VLによって楽音信号発生回路16で発生する楽
音信号の音量が制御されることにより、第1の鍵に対応
する楽音信号の立上りが最も強調され、それに引き続く
第2、第3の鍵に対応する楽音信号の立上りは第1の鍵
に対応する楽音信号の減衰に追従するため余り強調され
ない。音量制御に限らず、音色、音高、変調効果等地の
制御に関しても同様に第1の鍵に対応する制御の立上シ
が最も強調される。
第2図において、オア回路22の他の入力には効果オン
/オフメモリ24の出力が与えられる。
このメモリ24には、この発明に係わるエンベロープ制
御効果を付与すべき音色種類が記憶されている。音色選
択情報TCによって示された現在選択されている音色が
上記エンベロープ制御効果を付与すべきものである場合
、メモリ24は信号”0″を出力する。この場合、セレ
クタ21は比較器20の出力信号の”1”または“0″
に応じて制御される。他方、上記エンベロープ制御効果
を付与しない音色が選択されている場合は、メモリ24
は信没”1’″を出力し、オア回路22を介してセレク
タ21のA選択制御人力SAに常時゛1″を与える。こ
の場合、第1のエンベロープ信号VL1がセレクタ21
で常時選択され、その捷ま変更されずにエンベロープ信
号VLとして回路16に与えられる。従って、この場合
は第3図(a)に示したようなエンベロープ信号のレベ
ル制限が行なわれない。−例とじて、アタックフルート
音色が選択された場合に上述のエンベロープ制御効果を
付与しくオンし)、ピアノ、ハープシコード等の音色が
選択された場合は該効果を付与しない(オフする)。
このようなエンベロープ制御効果のオン/オフ切換は、
専用スイッチ25の手動操作によって任意に行なえるよ
うにすることもできる。そのためには、効果オン/オフ
切換スイッチ25の出力を破線で示すようにオア回路2
2に入力すればよい。
エンベロープ信号発生器18.19は如何なる方式でエ
ンベロープ信号音発生するものであってもよい。−例と
して、ディジタル演算によってエンベロープ信号を発生
する方式のものが第4図、第5図に示されている。
第4図において、第1のエンベロープ信号発号発生器1
8は、チャンネル数Nに対応するNステージのシフトレ
ジスタ26を含んでおり、このレジスタ26の各ステー
ジに各チャンネルの第1のエンベロープ信号VL1の瞬
時値を夫々ストアしている。シフトレジスタ26はブス
テムクロノクバルスφによってチャンネル時分割タイム
スロットに同期してシフト制御される。このレジスタ2
6の出力信号は演算回路27に与えられ、ゲート28を
介して与えられる単位演算時間at)の増加値寸たは減
少値を示す変化幅テーク△Vによって加算または減算さ
れる。この演算回路27の出力がシフトレジスタ26に
入力される。第2図の発音割当て回路12から出力きれ
たキーオンパルスKONPが演算回路27にリセット信
号として与えられるようになっており、このパルスKO
NPが発生したチャンネルタイムスロットでは演算回路
27の出力をゼロとし、当該チャンネルに関するソフト
レジスタ26の内容をゼロにリセットする。
目標値発生回路29は、シフトレジスタ26及び演算回
路27のループにおける加減演算の到達目標値TG−i
示すテークを比較器60のA入力に与える。比較器60
は、B入力に力えられるシフトレジスタ26の出力すな
わち各チャンネルのエンベロープ信号VL1の瞬時値と
A入力の目標値TOとを比較し、両人力A、Bの値の大
小関係に応じて出力信号を生じる。
ステー1・制御回路ろ1は、エンベロープ信号形成のた
めの演算状態を制御するだめのものであり、−例として
、この演算状態はエンベロープ波形における典型的な4
つの状態もしくは部分つ−J、シアタツクA1ザステイ
ンS1ディクイD1 ターンブDPに対応している。す
なわち、ステー1・制御回路61は、エンベロープ波形
の4つの部分A、S。
D、DPのうちどの部分に対応する演算を行なうべきか
を指示するステート信号STを各チャンネル毎に時分割
的に出力する。このステート制御のために、発音割当て
回路12(第2図)からのキーオンM 号K ON及び
キーオンパルスKONP及び比較器60の出力信号及び
音色選択情報TCが、ステート制御回路61に入力され
る。
−例として、エンベロープ波形は2つの七〜ドすなわち
持続音モードとバーカッノブダンプモードのとちらかに
従って形成される。持続音モードば、典型的には、第6
図(a)に示すような形状のエンベロープ信号を時間経
過に伴って形成するものであり、これは同図(1))に
示すようなキーオン信号K OHに従って、同図<C)
に示すような内容のステート信号STの組合せによって
形成きれる。パーカッノブダンプモードは、典型的には
、第7図(a)に示すような形状のエンベロープ信号を
時間経過に伴って形成するものであり、これは同図(b
)に示すようなキーオン信号KONK従って、同図(0
7に示すよう外内容のステート信号STの組合せによっ
て形成される。どちらのモードで動作するかは、ステー
ト制御回路61に与えられる音色選択情報TCによって
選択される。
第4図において、目標値発生回路29は、エンベロープ
波形における各変化ポイントのレベル情報を各音色毎に
予め記憶しており、ステート信号STの内容に応じて所
定の変化ポイントのレベル情報を読み出して目標値デー
タTGとして出力する。読み出されるレベル情報の値は
音色選択情報TCに応じて異なる。説明の簡単化のため
、レベル情報ずなわち目標値TGはピークレベルPLか
ゼロレベル” o ”の2種類であるとする。ヌテート
信号STがアタックAのときは、ピークレベルPLがT
Gとして発生され、それ以外(S、D。
DP、 イニシャル)のトキハゼロレベル” o ”が
TGとして発生される。
変化幅データ発生回路32には、各ステートA。
S、D、DPにおけるエンベロープ信号の変化レート(
傾き)を示す変化幅データが各音色に対応して予め記憶
されており、これらを2テ一ト信号ST及び音色選択情
報TCに応じて読み出す。発生回路62力・ら発生され
た変化幅データは、ゲート28において、演算タイミン
グ信号発生回路66から与えられた演算タイミング信号
に従って所定の時間間隔で間欠的に選択され、演算回路
27に与えられる。演算タイミングも音色選択情報TC
によって制御することが可能である。こうして各チャン
ネルに関する演算ステー1・に応して時分割的にかつ演
算時間間隔で間欠的に変化幅データ△■が演算回路27
に与えられ、シフトレジスタ26にヌトアされていたエ
ンベロープ信号VL1(7)瞬時値が該データ△■の分
だけ増加もしくは減少する。尚、サヌティンヌテートs
のときは変化幅データ△Vはゼロであシ、信号VLlの
瞬時値は変化しないようになっている。
第8図にはステート制御回路ろ1における1チャンネル
分のステート切換動作の一例カフローチャートによって
示されている。始めはイニ/ヤルステートに設定されて
いる(ブロック32)。鍵押圧によってキーオンパルス
KONPが”1″になると、ブロック36がYESとな
り、ブロック64に進み、ステート7)’アタックAに
切換えられる。次にキーオン信号KONが“1″である
が(つ1り鍵押圧が持続しているか)を調べ(ブロック
65)、YESならば比較器3o17:I出力がA=B
つ1すTG=VLlを示しているが否かを調べる(ブロ
ック66)。前述の通り、アタックステートAのときは
目標イ直TGとしてビークレベルPLが用いられる。ブ
ロック36がNoならばブロック35に戻り、ブロック
35.36のループを繰返シ、アタックステートAを維
持する。アタックステートAでは変化幅データ△Vとし
てアタソクレーIf示すテーク(正の値)が用いられ、
このレートでシフトレジスタ26の内容すなわちエンベ
ロープ信号VLiの瞬時値が徐々に増加する。
やがて瞬時値VLが目標値TG(PL)K一致すると、
ブロック36はYESとなり、ステートはザスティンS
に切換えられる(ブロック37)。
湧 線のブロック38では、音色選択情報TCが持続音モー
ドの音色を示しているか否力・を調べる。YESならば
ブロック39に進み、キーオン信号KONが”1″であ
るがを調べ、KONが”0″′になるまで(つまシ離鍵
されるまで、すなわち鍵押圧が持続している間中)この
ブロック69で待機する。こうして、持続音モードの音
色にあっては、鍵押圧が持続している間中サスティンス
テートSが維持される。前述の通りサスティンステート
Sでは変化幅データ△Vはゼロであり、エンベロープ信
号■L1の瞬時値はピークレベルPLを維持する。
やがて鍵押圧が解除されると、ブロックろ9がNoとな
り、ブロック40に進み、ステートがティケイDに切換
えられる。次のブロック41では再び持続音モードの音
色が選択されているかを調べ、YESならばブロック4
2に進み、キーオン信号ヌKONPが”1″であるかを
調べる。プロッタ42がNoならばブロック46に進み
、比較器6Dの比較結果がA=Bつ捷りTG=VL1で
あるかどうかを調べる。ブロック46がNoならばブロ
ック42に戻り、42.43のル−プを繰返し、ディケ
イステ−1−、Dを維持する。前述の通り、ティケイス
テートDでは目標値TGはゼロであり、変化幅データ△
■は所定のディケイレートを示す負の値である。従って
、レジスタ26の内容つまシエンベロープ信号VL1の
瞬時値が徐々に減少する。やがてVLlがTGすなわち
0″に到達すると、ブロック46がYESとなり、ブロ
ック62に戻り、ステートをイニシャルに切換える。
パーカソシブダンブモードの音色が選択されている場合
は、ブロック68がNOであり、ブロンクロ9全行なわ
すに直ちにブロック40に進む。
従って、事実上サスティンステートSは行なわれず、ア
クツクステー1−Aの終了後に直ちにティケイステート
Dとなる。またブロック41がNOであり、ブロック4
4.45のルートを迂回してダンプ処理を行なう。ブロ
ック44ではキーオン信号KONが“1″であるかとう
かを調べ、l″であればそこで待機してディケイステー
トDを維持する。離鍵によってKONが“0″となると
、ブロック45に進み、ステーIfダンプDPに切換え
る。その後、前述と同様にブロック42.43の処理を
行なう。ティケイステートDのときの変化幅データ△V
の値(ディケイレ−1・)とダンゲステートDPのとき
の△Vの値(ダングレート、負の値)は異っており、ダ
ングレートの方が変化幅が太きい。
以上のようなステート制御によって第6図(a)及び第
7図(a)に示すような形状のエンベロープ信号VL1
が発生される。
第5図において、第2のエンベロープ信号発生器19は
、クロックパルスφ、によって周期的に書替え制御され
るレジスタ46を含んでおり、このレジスタ46に第2
のエンベロープ信号vL2の瞬時値をストアしている。
クロックパルスφ、はノステムクロノクパルスφのN倍
の周期をもつもので、時分割チャンネルタイムスロット
01周期(1サンプリング周期)に対応している。この
レジスタ46の出力信号が減算器47のB入力に与えら
れ・ゲー148を介して変化幅データ発生回路49から
与えられる音色選択情報TCに対応した変化幅データ△
V2(正の値)がA入力に与えられる。減算器47はr
B−AJの減算を行なうもので、信号VL2の瞬時値か
ら変化幅データ△v2の値を減算する。減算器47の出
力はセレクタ50のB入力を介してレジスタ46に与え
らレル。セレクタ50はエニーニューキーオンノζルス
ANKONが与えられたとき初期値発生回路51からへ
入力に与えられた初期値データILを選択し、それ以外
のときB入力を選択する。初期値データILは音色選択
情報TCに応じて発生される。
オールゼロ検出回路52はレジスタ46にストアされた
第2のエンベロープ信号VL2の瞬時値が全ビット” 
o ”となったことを検出するだめのものであシ、オー
ルゼロを検出していないとき°゛0′″を出力し、オー
ルゼロを検出すると“1″を出力する。この回路52の
出力をインノく一夕56で反転したものがアンド回路5
4に与えられる。
演算タイミング信号発生回路55は所定の時間間隔でタ
イミングパルスを発生するもので、オールゼロ検出回路
52の出力信号”0″によってアンド回路54が可能化
されているとき、このタイミングパルスがゲート48に
与えられる。
従って、エニーニューキーオンパルスANKONが発生
したときレジスタ46に初期値データILカフリセット
され、以後、所定の演算タイミングに従って変化幅デー
タ△v2がレジスタ26の内容から順次減算され、こう
して第9図に示すように時間的に減少する第2のエンベ
ロープ信号VL2が得られる。信号VL2の値がゼロに
なると1回路52の出力信号゛l′″によってアンド回
路54が不能化され、ゲート48が閉じられ、演算が停
止する。
第3図では、持続音モードで発生された第1のエンベロ
ーフ信号V L 1 k 第2のエンベローフ信号V 
L 2 Kよって制御する例が示されてお広その結果、
最終的に得られるエンベロープ信号VLがパーカッシブ
ダンプモードと同じ形状になる。
しかし、第1のエンベロープ信号VL1’tパーカッシ
ブダンプモードで発生し、これを第2のエンベロープ信
号VL2で制御することも可能である。
第2図の実施例では、第1のエンベロープ信号VL1の
上限を第2のエンベロープ信号VL2によってカットす
るようにしているが、その他の方法でもこの発明を実施
することができる。例えば、第1のエンベロープ信号発
生器18における演算で用いるピークレベルPLの値そ
のものを第2のエンベロープ信号VL2に従って変更す
るようにしてもよい。第10図はその一例を示したもの
で、ピークレベル発生回路56はステート信号S・Tと
音色選択情報TCに応じてアタックステー)Aのときに
ピークレベルデータ示すテークを各チャン坏ル毎に発生
するものである。乗算係数発生回路57Uエニーニユー
キーオンパルスANKONKもとづき、前述の第2のエ
ンベロープ信号発生器19と同様に初期値から次第に減
少する時間関数としての乗算係数を発生する。乗算器5
8においてピークレベルデータPLに上記乗算係数が乗
算され、この係数に応じて変更されたピークレベルデー
タPL’が得られる。変更されたピークレベルデータP
L’はエンベロープ信号発生器59に与えられ、アタッ
クステートAのときの目標値TGと1、て利用される。
このエンベロープ信号発注器59は、アクツクステー1
− Aのときの目標値TGとしてPL’を使用するよう
に一部変更を加えるだけで、第4図に示しだエンベロー
プ信号発生器18とほぼ同様に構成することができる。
この場合、エンベロープ信号発生器59の出力がそのま
ま各チャンネルのエンベロープ信号VLとしてライン1
5に与えられる。
第11図は第10図の乗算器58の代わりに減算器60
を使用し、乗算係数発生回路57の代わりに減算係数発
生回路61を便用したものである。
この場合、減算係数発生回路61は、エニーニューキー
オンパルスANKONにもとづき、ゼロから次第に増加
する正の傾き′をもつ時間関数としての減算係数を発生
する。減算器60ではピークレベルデータPLの値から
上記減算係数を減算する。
こうしてピークレベルデータPLが時間経過に従って徐
々に小さくなるように変更され、変更されたピークレベ
ルデータPL’が上述と同様にエンベロープ信号発生器
59に与えられる。尚、第10図、第11図のエンベロ
ープ信号発生器59において、係数に従ってピークレベ
ル制御されたエンベロープ信号VLを第3図(a)で実
線、1点鎖線、2点鎖線で示すようなパーカッシブモー
ドで得るようにするには、パーカッシブダンプモードで
エンベロープ形成演算を行なうようにする。
尚、エンベロープ信号発生器18.19で発生するエン
ベロープの形状、モードは上述のものに限らず、適宜変
更してよい。また、エンベロープ形成要素(変化ポイン
トでのレベノヘ変化レート等)の値を押圧鍵の音高、音
域等に応じてキースケーリングするようにしてもよい。
上記実施例においてはエンベロープ信号の値が大きいほ
と大きなレベルに対応しているが、これとは逆に、エン
ベロープ信号の値が小さいほど大きなレベルに対応する
表現(減衰量表現)を用いた場合においてもこの発明を
実施することができるのは勿論である。また、各チャン
ネルのエンベロープ信号を時分割で発生するものに限ら
ず、各チャンネルで並列的にエンベロープ信号を発生す
るものにおいてもこの発明を実施することができる3、
更に、アナログ式にエンベロープ信号を発生するものに
おいてもこの発明を実施することができる。寸だ、エン
ベロープ信号の変化は直線に限らず、指数関数またはそ
の他の曲線であってもよい。壕だ、第2図の例で、セレ
クタ21ではなく、乗算、加減算等の演算器を用いて第
2のエンベロープ信号VL2によって第1のエンベロー
プ信号VLiを制御してもよい。
尚、一般に、通常のフルート音色は持続音モードのエン
ベロープであり、アタックフルート音色がパーカンシブ
モードのエンベロープである。典型的には、この発明に
係るエンベロープ制御効果は、アタックフルート音色に
対して付与されるが、通常のフルート音色に対しては付
与されない。第2図の例では、アタックフルート音色が
選択されたとき第1のエンベロープ信号発生器18i持
続音モード、パーカッシブダンプモードのどちらで動作
させてもよい。何故なら、第2のエンベロープ信号VL
2による制御によって最終的にパーカンシブモードのエ
ンベロープ信号VLが得られるからである。しかし、ア
タックフルート音色と通常のフルート音色を区別するこ
となく、第1のエンベロープ信号発生器18を両者共通
に持続音モードで動作させるようにする方が構成が幾分
簡単になる。
効果 この発明によれば、短かい時間間隔で次々に音が立上る
とき最初の音に対応するエンベロープ信号の立上りを最
も強調することができるので、和音演奏等の際の音量も
しくは変調効果等の立上りの不安定感を解消することが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図は短かい時間間隔で複数のエンベロープ信号が立
上る場合の従来例を示す図、第2図はこの発明に係る電
子楽器の一実施例を示すブロック図、第3図は同実施例
における各押圧鍵に対応するエンベロープ信号制御動作
の一例を示すタイミングチャート、第4図は第2図にお
ける第1のエンベロープ信号発生器の一例を示すブロッ
ク図、第5図は第2図における第2のエンベロープ信号
発生器の一例を示すブロック図、第6図は第4図のエン
ベロープ信号発生器における持続音モードのエンベロー
プ信号の発生例を示すタイミングチャート、第7図は第
4図のエンベロープ信号発生器におけるパーカッシブダ
ンプモードのエンベロープ信号の発生例を示すタイミン
グチャート、第8図は第4図におけるステート制御回路
によるステート切換動作の一例を示すフローチャート、
第9図は第5図のエンベロープ信号発生器による第2の
エンベロープ信号の発生例を示すタイミングチャート、
第10図はこの発明の別の実施例を第2図に関する変更
箇所につき抽出して示すブロック図、第11図はこの発
明の更に別の実施例を第2図に関する変更箇所につき抽
出して示すブロック図、である。 10・・・鍵盤、11・・・押鍵検出回路、12・・・
発音割当て回路、16・・・楽音信号発生回路、17・
・・エニーニューキーオン検出回路、18・・・第1の
エンベロープ信号発生器、19・・・第2のエンベロー
プ信号発生器、20・・・比較器、21・・・セレクタ
、57・・・乗算係数発生回路、61・・・減算係数発
生回路、59・・・エンベロープ信号発生器。 特許出願人 日本楽器製造株式会社 代理人飯塚義仁 第6図 −H舟開 NKON

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 楽音を選択するだめの複数の鍵と、押圧された鍵に対応
    する楽音を発生するだめの楽音発生手段ん と、この楽音発生手段で発生≧1楽音を制御するだめの
    エンベロープ信号を、押圧された各鍵に対応して夫々独
    立に発生するエンベロープ信号発生手段と、前記複数の
    鍵の何れもが押圧されていなかった状態から何れかの鍵
    が新たに押圧されるようになったとき、これを検出する
    エニーニューキーオン検出手段と、このエニーニューキ
    ーオン検出手段で新たな押鍵が検出されたときから時間
    的に同一方向に値が変化する制御情報を発生する制御情
    報発生手段と・、この制御情報発生手段から発生された
    制御情報の瞬時値によって前記エンベロープ信号発生手
    段で発生する前記各エンベロープ信号の少なくともピー
    ク値を抑制するよう制御する制御手段とを具える電子楽
    器。
JP57225036A 1982-12-23 1982-12-23 電子楽器 Granted JPS59116695A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012208286A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Roland Corp 楽音制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012208286A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Roland Corp 楽音制御装置

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