JPS5911311Y2 - 台所及び浴室給湯の給湯器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は台所及び浴室給湯の給湯器に関し、更に詳しく
は、給湯器の給湯口を浴室用給湯口−と台所用給湯口の
２つに分岐し、この各給湯口を夫々給湯器の温度の設定
ができる遠隔操作制御盤を有する台所と浴室に配管し、
浴室側遠隔操作制御盤に連絡させた氷電磁弁を設けて湯
温設定は浴室側遠隔操作制御盤を優先させ設定できるよ
うにした給湯器を提供するものである。

従来給湯器の給湯口は１個で、この給湯口から台所及び
浴室へ配管し、給湯している。

ところが、給湯する場合湯温設定ボリューム付遠隔操作
制御盤が台所と浴室の２ケ所に設置されている場合は、
何れかの制御盤に湯温設定の切替スイッチが必要である
。

然るに台所側の遠隔操作制御盤に切替スイッチを設けた
場合は、浴室でシャワーを使用している時に台所におい
て給湯々温を高温設定された場合には、シャワー湯温か
高温となり火傷する危険がある。

また反対に浴室側遠隔操作制御盤に切替スイッチを設け
た場合には、台所で高温水を使用したい場合には浴室ま
で行って切替スイッチを操作しなければならない等の不
便がある。

本考案は斯様な不都合を改善した給湯器で、即ち給湯器
内の給湯回路を夫々に遠隔操作制御盤を設けた浴室側と
台所側に分岐して配管を介して接続し、二方の浴室側回
路には浴室で給湯する時だけ開き、浴室で給湯しない時
は閉じる水電磁弁を設け、この水電磁弁を浴室側遠隔操
作制御盤に設けた給湯々温設定切替スイッチと連結させ
、浴室で給湯する場合は湯温設定の主導権が移り、給湯
しない時は浴室側遠隔操作制御盤に設けた自動的に又は
手動によるスイッチで台所側遠隔操作制御盤に湯温設定
の主導権が移るようにした給湯器である。

即ち浴室側遠隔操作制御盤に設けた温設定切替スイッチ
を浴室側回路に設けた水電磁弁と連結させて浴室側遠隔
操作制御盤で湯温温度設定を優先させて火傷による危険
性の防止と、給湯しない時には自動的に台所側制御に湯
温設定の主導権が移るようにして切替スイッチ操作の不
便を解消することが目白勺で゛ある。

以下本考案に係る台所及び浴室給湯の給湯器の一実施例
を添付図面に基いて具体的に説明する。

１は給湯器匣体で、この匣体１内には給湯熱交換器２と
追焚風呂釜３を内蔵し、熱交換器２は、給水口に先止め
ガバナー４を、また出口は２つ分岐した給湯回路を設け
、一方は台所に通した給湯口５、他方は途中に後記する
浴室に設けた遠隔操作制御盤Ｂの湯温設定切替スイッチ
に連絡させた水電磁弁６を設けて浴室用給湯口７となし
て、夫々バルブ８，９を設けた導管１０．１１に接続し
てある。

前記匣体１内の熱交換器２は出口のパイプにサーミスタ
１２を設け、これにより湯温を感知し、バーナー比例制
御を遠隔操作制御盤に設けた湯温設定ボリュームで制御
し、設定した湯温で給湯する。

風呂釜３には水位スイッチ１３を設け、この水位スイッ
チ１３を水電磁弁６と連絡させて水位スイッチ１３がＯ
Ｎになった場合には水電磁弁６が閉じるようにしてある
。

１４はバーナーで、このバーナー１４は前記した湯温設
定ボリュームで設定した湯温に比例してガス量を自動的
に調整して制御されるようになっている。

また台所には遠隔操作制御盤Ａを設け、この遠隔操作制
御盤Ａには電源ランプ１６、湯温設定ボリュ・−ム１７
、給湯風呂追焚燃焼ランプ１８、台所湯温設定ランプ１
９を配し，、また浴室には前記遠隔操作制御盤Ｂを設け
てある。

この浴室側の遠隔操作制御盤Ｂには、電源ランプ２０、
湯温設定ボリューム２１．自動給湯スイッチ２２、手動
給湯台所湯温設定スイッチ２３、風呂燃焼スイッチ２４
、自動給湯ランプ２５、給湯ランプ（水電磁弁開表示ラ
ンプ）２６、風呂燃焼ランプ２７を備えている。

本考案は前記の構或で、台所で給湯する場合は台所に設
けた遠隔操作制御盤Ａの電源スイッチ１５を入れ、電源
ランプ１６がついたら台所湯温設定ランプ１９かついて
いる事を確認し、元バルブ８を開くことにより先止め水
ガバナー４の作動によりガス弁が開きバーナー比例制御
器により点火してバーナーが燃焼を始めると同時に給湯
風呂追焚燃焼ランプ１８がつく。

このバーナーの燃焼で給水口から供給された水は熱交換
器２を通る間に熱交換され、熱交換器２の出口に設けた
サーミスタ１２により湯温が感知されバーナー比例制御
により台所湯温設定ボリューム１７で設定された一定湯
温が給湯される。

台所で給湯中、浴室で給湯したい時、バルブ９を開き給
湯すると水電磁弁６が開き、同時に台所に設けた遠隔操
作制御盤Ａの台所湯温設定ランプ１９が消え、給湯々温
は浴室に設けた遠隔操作制御盤Ｂに設けた湯温設定温度
になってしまう。

浴室での給湯が終ると再び台所に設けた遠隔操作制御盤
Ａに設けた台所湯温設定ランプがつき湯温設定温度とな
って給湯される。

次に浴室で給湯する場合は、浴室に設けた遠隔操作制御
盤Ｂの電源ランプ２０が点灯し、給湯ランプ２６が消灯
していることを確認してから、自動給湯する場合は浴室
バルブ９を開いて自動給湯スイッチ２２を押す。

それと同時に自動給湯ランプ２５と給湯ランプ２６が点
灯し、更に水電磁弁６が開いてバーナー１４は燃焼を始
める。

サーミスタ１２により浴室内の遠隔操作制御盤Ｂに設け
た湯温設定ボリューム２１の設定湯温の湯水が給湯さｔ
しる。

また給湯され浴槽２８が一定量になると水位スイッチ１
３でこれを検出し、この水位スイッチ１３と連絡した水
電磁弁６は自動的に閉じバーナー１４は消火し、自動給
湯ランプ２６は消える。

次に自動給湯から手動給湯する場合は、手動給湯台所湯
温設定スイッチ２３を押すと、給湯ランプ６がつき、更
に水電磁弁６が開いて浴室のバルブ９を開くとバーナー
１４は燃焼始める。

更にこの燃焼で前記と同じようにサーミスタ１２により
遠隔操作制御盤Ｂの湯温設定ボリューム２１にセットさ
れた湯温の湯水が給湯される。

浴室内のバルブ９を閉じると給湯は停リバーナー１４は
消火する。

給湯使用後、手動給湯台所湯温設定スイッチ２３を押し
、給湯ランプ２６を消すと水電磁弁６が閉じて台所遠隔
操作制御盤Ａの台所湯温設定ランプ１９がつき台所へ湯
温設定の主導権が移る。

また浴室で給湯中台所で給湯すると給湯温度は浴室湯温
設定ボリュームの湯温となる。

養室で給湯中台所で高温給湯する場合、浴室遠隔操作制
御盤の手動給湯台所湯温設定スイッチ２３を押すと給湯
ランプ２６は消え、水電磁弁は閉じ、浴室への給湯は停
止し、台所遠隔操作制御盤の湯温設定ランプがつき台所
制御盤Ａの湯温設定ボリューム１７で設定した湯温で給
湯される。

上述のように本考案は給湯器内の給湯回路を浴室側と台
所側に分岐し、浴室側の回路には浴室で給湯するときの
み開き、浴室で給湯しない時は閉じろ水電磁弁を設けて
、バルブを有する配管した導管に接続し、他方台所側回
路は配管した導管に接続し、更に給湯々温設定切替スイ
ッチを浴室側遠隔操作制御盤Ｂに設け、前記切替スイッ
チを浴室側給湯回路に設けた水電磁弁に連結させて浴室
内で切替スイッチを入れると水電磁弁が開き、湯温設定
の主導権を浴室側にあるようにしたので、従来のように
台所で給湯々温設定切替を行うことがないので危険がな
く安全である。

また台所で給湯する場合は浴室側遠隔操作制御盤Ｂに設
けた手動給湯台所湯温設定スイッチを押すと、台所へ湯
温設定の主導権が移るようにしたもので、台所用遠隔操
作制御盤Ａに設けた電源スイッチ１５を入れ電源ランプ
１６及び台所湯温設定ランプ１９がついていることを確
認すれば湯温設定ボリューム１７で設定した一定湯温か
給湯できるので従来のような不便がない。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る台所および浴室給湯の給湯器の一実
施例を示すもので、第１図は説明図、第２図は台所に設
ける遠隔操作制御盤の正面図、第３図は浴室における遠
隔操作制御盤の正面図である。 １・・・・・・給湯器匣体、２・・・・・・中給湯熱交
換器、３・・・・・・追焚風呂釜、４・・・・・・先止
め水ガバナー、５・・・・・・台所用給湯口、６・・・
・・・水電磁弁、７・・・・・硲室用給湯口、８，９・
・・・・・バルブ、１０．１１・・・・・・配管、１２
・・・・・・サーミスタ、１３・・・・・・水位スイッ
チ、１４・・・・・・バーナー、１５・・・・・・電源
スイッチ、１６・・・・・・電源ランプ、１７・・・・
・・湯温設定ボリューム、１８・・・・・・給湯風呂追
焚燃焼ランプ、１９・・・・・・台所湯温設定ランプ、
２０・・・・・・電源ランプ、２１・・・・・・湯温設
定ボリューム、２２・・・・・泪動給湯スイッチ、２３
・・・・・・手動給湯台所湯温設定スイッチ、２４・・
・・・・風呂燃焼スイッチ、２５・・・・・・自動給湯
ランプ、２６・・・・・・給湯ランプ、２７・・・・・
・風呂燃焼ランプ、２８・・・・・・浴槽、Ａ，Ｂ・・
・・・・遠隔操作制御盤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 給湯器匣体内の熱交換器の一端給水口に先止め水ガバナ
   ーを、出口は浴室用給湯口と台所用給湯口の２つに分岐
   し、夫々を配管した導管に接続し、更に熱交換器の出口
   にはバーナー比例制御器と連絡させたサーミスタを設け
   、また前記一方の浴室側給湯口の途中には浴室で給湯す
   る時のみ開き、浴室で給湯しない時は閉じる水電磁弁を
   浴室内に設けた遠隔操作制御盤の切替スイッチと連絡さ
   せて設け、更に浴室側遠隔操作制御盤には表示ランプ、
   温度、設定ボリューム、切替スイッチを配して設けると
   共に他方の台所には表示ランプ、電源スイッチ、湯温設
   定ボリュームを配した遠隔操作制御盤を設けた台所及び
   浴室給湯の給湯器。