JPS59112072A - 繊維の処理法 - Google Patents

繊維の処理法

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JPS59112072A
JPS59112072A JP22149982A JP22149982A JPS59112072A JP S59112072 A JPS59112072 A JP S59112072A JP 22149982 A JP22149982 A JP 22149982A JP 22149982 A JP22149982 A JP 22149982A JP S59112072 A JPS59112072 A JP S59112072A
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JP
Japan
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fibers
water
repellency
oil
oil repellency
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Pending
Application number
JP22149982A
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English (en)
Inventor
三郎 平岡
永井 昭一
千賀 允雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水難溶性殺菌剤、コ、ダ、ll′−トリクロロ
ーコ′−ヒドロキシジフェニルエーテルと撥水・撥油性
を有する弗素化合物が繊維表層部に固定さnてなる恒久
的な殺菌性と撥水、撥油性を有する繊維の製法に関する
従来より病院その他・サニタリー分野での病原菌の感染
防止と防汚効果を狙ったカーペット、マット、カーテン
、ストン中綿類への殺菌性、撥水性、ならびに撥油性の
付与に関し種々の検討が進められているが、その効果は
持続性に乏しく、加工直後は優れた効果を発揮するが、
繰り返し洗濯等により効果が失われる欠点を有しており
、恒久的な殺菌性と撥水性ならひに撥油性を兼ね備えた
繊維製品の開発が強く要望されている。
また撥水撥油性付与法としてはコーティング法・パッド
法が知られているが弗素化合物を湿式で行なう方法は−
知られておらず、さらに恒久的な殺菌性付与と撥水撥油
性付与を同時に行う方法はしられていない。
本発明者らは上記のような状況に鑑み鋭意研究を進めた
結果、本発明を完成した。
即ち、本発明はλ+4’+lI’ −トリクロロ−λ′
−ヒドロキシジフェニルエーテルと弗素化合物とカチオ
ン性の分散剤を含有する乳化分散水性処理液を用い、ア
ニオン性基含有繊維を処理することを特徴とする繊維の
処理法を要旨とするものである。
本発明の恒久的な殺菌性、撥水性ならびに撥油性を有す
る繊維は繊維表層部に水難、溶性殺菌剤コr 4’ r
 lI′)リクロローλ′−ヒトpキシジフェニルエー
テルと撥水、撥油性の弗素化合物が固定されており、殺
菌剤は極く微量ではあるが繊維表面に徐★に溶出し、優
れた恒久的な殺菌性と撥水、撥油性を示すものである。
本発明の方法で使用する殺菌剤j、lI、lI’−)リ
フ四ローλ′−ヒドロキシジフェニルエーテルは擾れた
殺菌性を有する反面、人体に対する薬害が極めて小さく
、又、融点が!tcの室温では固体の水難溶性の殺菌剤
であるが繊維ならびに弗素化合物に対する親和力が極め
て大きく、本発明の方法により繊維への恒久殺菌性を付
与するための殺菌剤として極めて優れた性能を兼ね備え
ていることを見出した。
mち本発明の殺菌剤、弗素化合物とカチオン性分散剤を
組みあわせることにより初めて容易に優れた恒久殺菌性
、撥水撥油性を有する繊維が得られるものである。
繊維に恒久殺菌性を付与するための殺菌剤の繊維への固
着処理量は0.0 /%owf〜10%owfの範囲が
好ましく用いられる。
殺菌剤の繊維への固着処理量が001%owf未満の場
合には充分な恒久殺菌性が付与さnず又、10%owf
以上の場合には繊維の風合と撥水、撥油性を損うという
欠点がある。
一方、本発明の方法で使用する弗素化合物としては、例
えばテトラフルオロエチレン、パーフルオロアルキル基
含有アクリレートまたはメタアクリレートの重合体、あ
るいはアルキルアクリレート、無水マレイン酸、スチレ
ン、ブタジェンなどの製型合体などの弗素化合物を用い
ることができる。
これら弗素化合物の使用量は特に限定さねないが、一般
的に0. /%owf’〜10%owfの範囲が好まし
く用いられる。
一方、本発明の方法において使用するコ、り。
t′−トリクa 1y−,2/−ヒドロキシジフェニル
エーテルと弗素化合物は水難溶性であるため分散剤を用
いて乳化分散水性処理液とするが、分散剤としては、カ
チオン性の分散剤を用いる必要がある。
カチオン性の分散剤を用いて作成した乳化分散水性処理
液を用い、アニオン性基含有繊維を処理すると繊維への
処理剤の固着性が他の分散剤を用いた場合に較べ著しく
向上し、恒久的な殺菌性と撥水、撥油性が付与される。
例えば、殺菌剤コ、 lI、 <<’−トリクロロー二
′−ヒド四キシジフェニルエーテルθλ%owfs弗素
系撥水撥油剤、アサヒガードAG−,311O(旭硝子
社製)コ%owfとカチオン性分散剤テトラデシルジメ
チルベンジルアンモニウムクロライドaS%owfから
なる乳化分散水性処理液を用い、アクリル繊維ボンネル
■/りB、?d(三菱レイヨン社製)を浴比/:!;0
,911Cで30分間浸漬処理すると、処理剤は0. 
A%OWf s繊維に選択的に吸着し、この繊維は繰返
し20回、家庭用電気洗濯機を用いて洗濯した後でも優
れた殺菌性と撥水、撥油性を有するアクリル繊維が得ら
れる。
このような乳化分散水性液を用いアニオン性基含有繊維
を浸漬加熱処理することにより恒久的な殺菌性と撥水、
撥油性を兼ね備えた繊維が得られる理由は殺菌剤ならひ
に弗素化合物と繊維との親和力が大きく、更に浸漬加熱
処理過程において、カチオン性の分散剤が繊維とイオン
結合するため乳化分散安定性が低下し、殺菌剤ならびに
弗素化合物の繊維に対する親和力の効果が大きく寄与し
て、選択成層性が向上して、繊維と強固に結合し、恒久
的な殺菌性と撥水、撥油性が付与されるものと考えられ
る。
この様な現象は通常の非イオン系又はアニオン系の分散
剤を用いて作成した乳化分散水性処理液で繊維を処理す
る場合には詔められない特有の現象である。
本発明の方法において好ましく用いられるカチオン性の
分散剤としては、例えばドデシルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムク
ロライド、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド等のトリメチル型第9級アンモニウム塩、ラウリル
メチルベンジルアンモニラムク四うイド、テトラデシル
ジメチルベンジルアンモニウムクロライド、オクタデシ
ルジメチルベンジルアンモニウムクロライド等のベンジ
ル型第弘級アンモニウム塩を挙げることができる。
これらカチオン性の分散剤の使用濃度は殺菌剤コ、ダ、
ダ′−トリクロロ−λ′−ヒドロキシジフェニルエーテ
ルおよび弗素化合物が乳化分散でき、室温で安定な水性
処理液が作成でき−る濃度であればよく、通常、上記殺
菌剤と弗素化合物の濃度の和のa/倍〜IO倍の濃度が
好ましく用いられる。
本発明の繊維への恒久的な殺菌性と撥水撥油性の付与加
工は通常の繊維の仕上加工機によるパッドスチーム法、
スプレースチーム法、染色加工機による吸尽固層法等で
もよく、また原綿、原糸製造過程における仕上処理工程
での加工も可能である。
この場合の加工温度、時間条件は繊維の種類によりかな
り異なるが、通常、温度はダQC〜lダOCの範囲、時
間は数十秒〜数十分の範囲が好ましく用いられる。
本発明の方法ではカチオン性分散剤を用い、これを繊維
にイオン結合させるため連山できる繊維はアニオン性基
含有繊維である必要があり、アニオン性基を含有してぃ
ればいづれの繊維についても適用が可能であるが、特に
アクリル繊維がアニオン性基を多斌に含有していること
からアクリル繊維に対して適用することが好ましい0 又、繊維の形状としては布帛状繊維、糸状繊維、綿状繊
維、トウ状繊維のいづれの形状の繊維についても適用す
ることができる。
本発明の方法により得られる恒久的な殺菌性と撥水、撥
油性を有する繊維は通常の繊維と同様に紡績、組織が可
能であり、必要に応じ他の繊維と混紡、交編、交織等を
おこない、恒久的な殺菌性繊維製品を作ることができる
例えば、ソックス、タイツ、セーター等の一般衣料の外
に病院、医薬品工場の殺菌性の作業衣、カーペット、水
廻りマット、カーテン等の分野での利用価値も極めて高
い。
以下、本発明を実施例によって説明するが、殺菌性、撥
水性、撥油性の測定および洗濯は次の方法でおこなった
(1)  殺菌性の測定 供試試料を黄色ブドウ状球菌を植種した寒天培地上に置
き、37Cで2ダ時間、菌の培養をおこない、試料周辺
の黄色ブドウ状球菌の生育の有無により殺菌効果を判定
する。
(判定) ○:試料周辺での細菌の生育が認められず、ハローが発
生する。
△二試料周辺にはハローが発生しないが、試料表面には
細菌の生育が認められない。
×:試料表面に細菌の生育が認められる。
(2)撥水性の測定 水平に設置した試料上面に2jCの水滴θ0 ! m、
dを静かに滴下し、水滴が試料に完全に浸透するまでの
時間を測定し、撥水性を判定する。
(3)撥油性の測定 3M法(油滴、滴下法〕に準じ、下記の混合液を試料上
に2〜3滴滴下し、3分放置後の油滴の浸透状態を観察
し、撥油性を判定する。
(lI)洗濯方法 家庭用電気洗濯機を用い、中性洗剤ザブ(花王石鹸社製
)lり/lを含有する30Cの水溶液中で/j−分間洗
濯した後、流水洗をS分間おこない、脱水、乾燥する。
繰返し洗濯は上記操作を繰り返し実施する。
実施例/ 難燃性アクリル繊維ボンネル ■7弘B10aVCL原
綿(三菱レイヨン社製〕をオーパーマイヤ染色機を用い
、常法によりカチオン染料を用いてブラウン色に染色し
た後、殺菌剤コ、り。
+’−)リクロローコ′−ヒト四キシジフェニルエーテ
ル0. /%owf 、弗素系撥水、撥油加工剤、アサ
ヒガードAGJφO(旭硝子社製92%owf 、カチ
オン性分散剤、ラウリルジメチルアンモニウムクロライ
ド0.2%offからなる乳化分散水性処理液を用い、
浴比/:30,911Cで3Q分間湿熱加工処理をおこ
ない、流水洗、遠心脱水し、引続き、柔軟平滑油剤サフ
ァノールF(三洋化成社製) / 9/lを含有する1
IoCの水性処理液を用いて油剤処理した後遠心脱水し
て解繊し、/ 、30Cの熱風乾燥機を用いてlS分間
乾熱処理し、殺菌性と撥水、撥油性を付与加工したカー
ペット用の染色した難燃性アクリル原綿を得た。
この原綿を用い、常法により紡績糸を作成した後、タフ
トカーペットを作成し、殺菌性、撥水性ならひに撥油性
の有無を検討した。
その結果、殺菌性に関しては、カーペット周辺には黄色
ブドウ状球菌の生育が認められずハローが発生し、優れ
た性能を有していた。又撥水性は120秒以上、撥油性
は700点でありいづれも優れた性能を有していた。
引き続き、恒久的な殺菌性、撥水性、ならびに撥油性の
有無を知るため、繰り返し洗濯を70回おこなった後、
その性能を測定した結果、洗濯処理前とほとんど同じ性
能を示し、優れた恒久的な殺菌性、撥水性、撥油性なら
びに難燃性を兼ね備えたアクリル繊維カーペットを得る
ことができた。
実施例ユ 常法により作成したアクリル繊維100%Iからなるタ
フト上りのカーペットを精練した後、殺菌剤、2 、 
y 、 q’−トリクロロ−λ′−ヒドロキシジフェニ
ルエーテル/ 9/l 、弗素系撥水、撥油加工剤アサ
ヒガードAG、?ダ0(旭硝子社製)、2 o’9/l
、カチオン性分散剤テトラデシルジメチルベンジルアン
モニウムクロライド29/lを含有する乳化分散水性処
理液をスプレーし、カーペットに対する処理液の付着量
を100%offとした。
引続き?A[の飽和水蒸気中で、20分間蒸熱処理した
後/30℃の熱風乾燥機を用いて一20分間乾熱処理し
、殺菌性、撥水性ならびに撥油性を付与加工したカーペ
ットを得、その性能を測定した。
その結果、殺菌性に関してはカーペット周辺には黄色ブ
ドウ状球菌の生育が認められず、ハローが発生し、優れ
た性能を有していた0又、撥水性に関しては120秒以
上、撥油性は100点であり・いづれも優tた性能な有
していた。
引続き、恒久的な殺菌性、撥水性ならびに撥油性の有無
を知るため、繰返し洗濯10回おこなった後、その性能
を測定した結果、洗濯処理前とほとんど同じ性能を示し
、侵れた恒久的な殺菌性、撥水性ならびに撥油性を兼ね
備えたアクリル繊維カーペットを得ることができ一〇(

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  u 、 + 、 +’−トリクロローコ′−
    ヒドロキシジフェニルニー f ルと弗素化合物とカチ
    オン性分散剤を含有する乳化分散水性処理液を用いアニ
    オン性基含有繊維を処理することを特徴とする繊維の処
    理法。 (x)アニオン性基含有繊維がアクリル繊維である特許
    請求の範囲第1項記載の繊維の処理法。
JP22149982A 1982-12-17 1982-12-17 繊維の処理法 Pending JPS59112072A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155264A (ja) * 1984-08-21 1986-03-19 カネボウ株式会社 撥水撥油性カ−ペツトの製造法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155264A (ja) * 1984-08-21 1986-03-19 カネボウ株式会社 撥水撥油性カ−ペツトの製造法
JPS635513B2 (ja) * 1984-08-21 1988-02-03 Kanebo Ltd

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