JPS5910371A - 凹凸模様化粧シ−トの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシャープな凹凸模様を有し、しかも表面性能の
優れた化粧シートに関するものである。

従来、化粧シートの印刷模様とエンボス模様を同調させ
る手法として特に有効なものは、印刷後トップコート塗
料を塗布乾燥した後に体質顔料を多量に添加したインキ
にて凹部柄を印刷して凹凸効果を出すマットグロス法や
、凹部柄インキ中にシリコーン樹脂等のトップコート塗
料反撥剤を添加して、トップコート時にその部分のみ反
撥により窪ませて凹凸効果を出す方法等がある。前者は
窪ませたい四部柄部分が凸となる為に意匠的には劣る。

後者は原理的にはシリコーン等の反撥剤が凹部柄インキ
表面ににじみ出て、それがトップコート塗料をはじいて
凹部な形成するわけであるが、シリコーン自体必ずしも
インキ表面のみにはにじみ出ず、印刷部周辺、そして基
材が紙等の浸透性のあるものであれば下の方にまでにじ
み出る。その為、凹部がインキの施されていない部分に
まで広がり、不自然な感じとなる。そしてその広がりは
、凹部柄印刷後塗料トップコートまでの時間が長ければ
長いほど激しくなり、その分凹凸のシャープさは失われ
ていく。基材が紙等の浸透性のあるものであると、シリ
コーンが紙中へ浸透していき、経時で反撥効果が失われ
てしまう。逆にプラスチックフィルム゛のような浸透性
の全くないものであると、凹部柄周辺へのごく微量の反
撥剤のにじみ出しでもトップコート塗料が反撥し、シャ
ープなエンボスが得られない。そのため全く浸透のない
基材は意匠的に不利である。また、凹部柄インキには塗
料が付着しないために耐性が著しく劣る。また、紙等の
層間強度の弱い基材を使用した場合にはトップコート塗
料にシリコーン等のセロテープスリップ性を付与する添
加剤を添加するが、これらのものは四部柄インキ中に含
まれる反撥剤の効果を著しく低下させるために効果が半
減してしまう。撥液インキを使用した場合には以上のよ
うな多くの問題点を有する。

本発明は以上のような撥液インキを使用した場合の問題
点をすべて解決する為になされたものである。

以下本発明の詳細な説明する。

本発明は、まず基材として、尿素樹脂、メラミン樹脂、
アクリル樹脂、スチレンアクリル樹脂、スチレンブタジ
ェン樹脂、ラテックス等な含浸し、紙間な強化した合浸
紙、又は抄紙時に樹脂を混抄しｔこ混抄紙を使用する。

これら基材の紙間強度はビール強度で０，３〜０．４　
ＫＦ／１５　ｍｂあれば十分である。これらは樹脂な含
浸あるいは混抄されてはいるが完全樹脂化されていない
限りは若干の浸透性は有している。次に該基材表面に任
意の絵柄を印刷した後に、アクリルウレタン、ウレタン
、自己架橋アクリル、メラミン、アミノアルキド等の熱
硬化型のビヒクルにトップコート塗料反撥剤（シリコー
ン樹脂、フッ素樹脂が特に良好である。）を２〜５％添
加し、さらにシリカゲル粉末を樹脂に対し１００〜２０
０％添加し、着色顔料で色付けしたインキにて凹部柄を
印刷する。しかる後にその上にトップコート塗料を塗布
し、凹部柄の上の塗料だけを反撥させて凹部な形成させ
る。トップコート樹脂は、ウレタン、アクリルウレタン
、アクリル、メラミン、アミノアルキド等硬化性のもの
を使用する。

本発明の構成により得られたエンボス形状は以下の要因
でンヤープ性を有し、しかも安定性があり、表面物性的
にも優れたものが得られる。

まず基材にａｔ脂含浸、樹脂混抄紙を使用する′為に紙
間強度が強く、トップコート塗料にエンボス効果を著し
く減退させるセロテープスリップ剤を添加しなくとも耐
セロテープ性を有する。（耐セロテープ性は紙間強度０
．３〜Ｑ、　４　’Ｉ／　１５ｍあれば十分である）ま
た、樹脂な含浸あるいは混抄しである為に浸透性がかな
り失われており、凹部柄インキ中のシリコーンが紙中へ
浸透してしまうのを防げる。

また凹部柄インキ自体熱硬化型のものを使用し、しかも
シリコーン等の反撥剤を保持する役割として多孔質のシ
リカゲル粉末を添加しているので、反撥剤のシリカへの
吸着現象、そしてインキビヒクルの架橋反応により、反
撥剤の凹部柄部刷部周辺へのにじみ出をかなり抑えるこ
とができ、エンボスのシャープ性、および反撥効果の安
定性が改良される。

また、シリカゲル粉末自体で凹部柄インキでの印刷部分
が粗面化されているためにグラビアにてトップコート塗
料を塗布した場合に塗料の転移が悪く、反撥効果をさら
に高めることができるのである。

そしてトップコート後も露出している凹部柄部分は硬化
性のものであり、物性面で優れた耐久性を示すのである
。

〔実施例〕

カチオン性アクリル樹脂をパルプ繊維に吸着させておい
て抄紙（樹脂５０％）した２　３　ｆ／ｄの薄。

用紙に通常のグラビア印刷法で木目柄の印刷を行い、し
かる後に凹部としたい導管部を下記組成力インキにて通
常のグラビア印刷法で印刷する。

次いで該木目模様紙上にグラビア印刷機にてウレタン樹
脂を７１／ｒｄ　（ｄｒｙ）塗布して乾燥させ、天然木
に類似したリアル感に富む化粧シートが得られた。

比較例として基材、インキビヒクル、シリカ、シリコー
ン等本実施例以外の条件にて化粧シートを作成し、各項
目について実施例との比較を行りた。

導管インキ組、成

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の化粧シートの一例を示す断面図である。 （１）・・・基材　　　　　　（２）・・・絵柄（３）
・・・凹部柄（４１・・・トップコート塗料特許出願人 凸版印刷株式会社 代表者　鈴　木　和　夫 手続補正毎（方式） ％式％ ２、発明の名称 凹凸模様化粧シー１−の製造法 ３、補正をする壱 事件との関係　特許出願人 住所　　東京都台東区台東１丁目５番１号名称　　（３
１９）　　凸版印刷株式会社５、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 樹脂含浸又は樹脂混抄によって紙間な強化し、しかる後
   にその上に、シリカおよびトップコート反撥剤を含む硬
   化性インキにょる凹部柄を施し、次いでトップコート塗
   料をその上から塗布して四部柄の上のトップコート塗料
   を撥くことを特徴とする凹凸模様化粧シートの製造法。