JPH0455872B2 - - Google Patents

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JPH0455872B2
JPH0455872B2 JP63042802A JP4280288A JPH0455872B2 JP H0455872 B2 JPH0455872 B2 JP H0455872B2 JP 63042802 A JP63042802 A JP 63042802A JP 4280288 A JP4280288 A JP 4280288A JP H0455872 B2 JPH0455872 B2 JP H0455872B2
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JP
Japan
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layer
transfer
aluminum powder
base sheet
printing
Prior art date
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Application number
JP63042802A
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English (en)
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JPS6426500A (en
Inventor
Shiro Okuno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
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Publication of JPS6426500A publication Critical patent/JPS6426500A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、隠蔽力の優れた転写材の製造方法
に関するものであり、さらに詳しくは転写印刷法
によつて現出しようとする色が、被転写体の色に
よつてまつたく影響を受けない転写材を簡単な工
程で製造する方法に関するものである。
【従来の技術】
従来、プラスチツク容器や金属容器などに装飾
を施す方法としては、基体シート上に剥離層・着
色インキ層・接着インキ層などの転写層を設けた
転写材を利用して、加熱加圧により転写層を容器
などに転写する方法、いわゆる転写印刷法がよく
用いられている。 しかし、前記のような従来の転写材を使用する
際、転写材の転写層が黒色またはそれに近い明度
の低い濃色を有するもの以外の場合、転写層の隠
蔽力が乏しく、そのために現出しようとする色が
被転写体の色によつて著しく影響を受けるという
問題があつた。 前記問題を解決する方法としては、一般に転写
層の着色インキ層を厚くして隠蔽力を増大させる
方法があるが、このように構成した転写材は、乾
燥が遅いこと、転写層が基体シートから浮き上が
りやすいこと、転写加工を行なうと転写層のキレ
がエツジ部において不良となることなどの欠点を
有する。これらの欠点は、転写層が厚膜であるこ
とに起因するものであり、したがつて、できるだ
け薄膜にて転写層を構成することが必要である。 このような必要性を鑑みて発明されたのが、転
写層の着色インキ層と接着インキ層との間に金属
蒸着層を設けた転写材である(実開昭52−136706
号公報・実公昭53−14242号公報参照)。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の転写材は、その製造方法上の問
題点があつた。つまり、この転写材を得るには、
印刷・蒸着・印刷の3工程を必要とするものであ
る。蒸着工程は真空中で行なわれるので、印刷装
置と蒸着装置とをインライン化することはでき
ず、剥離層と着色インキ層が印刷された基体シー
トを一旦巻き取つて蒸着装置に移し、蒸着を行つ
て金属蒸着層を形成し、再び基体シートを巻き取
つて印刷装置に移して接着インキ層の印刷を行な
う必要があるものである。したがつて、(1)基体シ
ートを印刷装置→蒸着装置→印刷装置と移し替え
なければならないので、作業効率が低下するばか
りでなく、(2)印刷装置や蒸着装置に基体シートを
セツトする際に、各装置に基体シートをとおすた
めに一定の長さの基体シートをロスするいわゆる
刷り出しロスが各工程で発生するので、刷り出し
ロスが大きいものとなる。また、(3)転写材が完成
するまでに上記の工程を経るので、最終製品の隠
蔽性などの評価を得るのに時間がかかり、品質管
理を行なう上で問題を有するものである。また、
(4)蒸着工程で高温の加熱が行なわれたり、各工程
で基体シートの移し替えが行なわれるので、基体
シートに伸縮が生じ、後の印刷工程で見当合わせ
が困難となる。 この発明は以上のような問題点を解決し、簡単
な工程による遮蔽力の優れた転写材の製造方法を
提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
すなわち、この発明は、基体シート上に、剥離
層・着色インキ層・鱗片形状のアルミニウム紛含
有インキからなる遮蔽層・接着インキ層を順次印
刷法にて連続的に形成することを特徴とする隠蔽
力の優れた転写材の製造方法である。 図面を参照しながらこの発明をさらに詳しく説
明する。 第1図はこの発明によつて得られる隠蔽力の優
れた転写材の一実施例を示す断面図である。第2
〜4図はこの発明によつて得られる隠蔽力の優れ
た転写材の他の実施例を示す断面図である。1は
基体シート、2は剥離層、3は着色インキ層、4
は鱗片形状のアルミニウム紛含有インキからなる
遮蔽層、5は接着インキ層、6は転写層、7はマ
ツト剤層、8は接着性を有する鱗片形状のアルミ
ニウム紛含有インキからなる遮蔽層をそれぞれ示
す。 この発明に用いる基体シート1・剥離層2・着
色インキ層3・接着インキ層5としては、従来の
転写材と特に相違する点はなく、通常用いられる
ものを適宜用途に応じて選択使用すればよい。 基体シート1としては、ポリエステルやポリエ
チレン・ポリプロピレンなどのプラスチツクフイ
ルムや紙など、あるいはこれらの複合フイルムな
ど、通常の転写材の基体シートとして用いられる
ものを使用する。基体シート1の剥離性を向上さ
せるためには、この基体シート1にシリコンコー
トやワツクスコートを施すとよい。 まず、剥離層2を基体シート1上に印刷法にて
形成する。剥離層2しては、熱可塑性樹脂や天然
ゴム・合成ゴムなどを用いる。 続いて、着色インキ層3を剥離層2の上に印刷
法にて形成する。着色インキ層3としては、通常
の顔料または染料とバインダーや添加剤などより
なる着色インキを用いる。 さらに、鱗片形状のアルミニウム紛含有インキ
からなる遮蔽層4を着色インキ層3の上に印刷法
にて形成する。この発明の特徴は、着色インキ層
3と後述する接着インキ層5との間に鱗片形状の
アルミニウム紛含有インキからなる遮蔽層4を介
在させる点にある。鱗片形状のアルミニウム紛含
有インキからなる遮蔽層4は、転写印刷加工後に
被転写体の色を完全に遮蔽し、プラスチツク容器
などに装飾を施す際、被転写体上に現出しようと
する色が被転写体の色によつて影響を受けないよ
うにするために、介在させるものである。このよ
うな機能を有する鱗片形状のアルミニウム紛含有
インキからなる遮蔽層4は、アルミニウム粉また
はアルミニウムペーストを適宜の樹脂と溶剤とに
分散・混合させたインキを用いて形成する。アル
ミニウムペーストは市販されているものであり、
一般にアルミニウム箔と、ステアリン酸あるいは
オレイン酸と、ミネラルスピリツトなどを原料と
するものである。このアルミニウム粒子の形状は
鱗片状であり、粒径は通常5μm程度の微細なも
のから50μm程度のものまで種々ある。この発明
の目的を達成するためには、比較的粒径の小さい
アルミニウム粒子が適しており、平均粒径約10μ
mのアルミニウム粉またはアルミニウムペースト
が好適である。このようなアルミニウム粉または
アルミニウムペーストを使用すれば、転写材の構
成において、鱗片形状のアルミニウム紛含有イン
キからなる遮蔽層は2〜3μmの層厚にて十分な
効果を得ることができる。アルミニウム粉または
アルミニウムペーストを樹脂と溶剤との混合物に
混入させる割合としては、印刷速度・印刷方式・
乾燥方式・インキの転移量などを考慮し、最も安
定でかつ経済的な割合にするとよい。 最後に、接着インキ層5を鱗片形状のアルミニ
ウム紛含有インキからなる遮蔽層4の上に印刷法
にて形成する。接着インキ層5としては、被転写
体であるプラスチツク容器などの表面素材に適し
た感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用する。
たとえば、被転写体がAS樹脂の場合はアクリル
系や塩化ビニル酢酸ビニル共重合体系のものを、
ポリプロピレンの場合は塩素化ポリプロピレン系
やエチレン酢酸ビニル系のものなどを用いる。 この発明によつて得られる転写体は、前記した
ように、基体シート1上に剥離層2・着色インキ
層3・アルミニウムインキ層4・接着インキ層5
を順次印刷法にて形成するものであるが、被転写
体の種類や形成する装飾模様の種類などにより他
の構成をとつてもよい。たとえば、部分的に艶消
し部分を現出させるには、基体シート1上にマツ
ト剤層7を設けたもの(第2図参照)、鱗片形状
のアルミニウム紛含有インキからなる遮蔽層4と
接着インキ層5の代わりに両層の機能を兼ね備え
た接着性を有する鱗片形状のアルミニウム紛含有
インキからなる遮蔽層8を設けたもの(第3図参
照)などをあげることができる。さらに、自動車
などの計器板などへ適用するものとして、鱗片形
状のアルミニウム紛含有インキからなる遮蔽層4
を部分的に設け、透明板へ転写印刷加工を行なう
ことによつて部分的に透過光を得るようにするこ
ともできる(第4図参照)。なお、このように適
用する場合には、着色インキ層3は透明着色イン
キを用いる必要がある。
【発明の効果】
この発明の隠蔽力の優れた転写材の製造方法
は、基体シート上に、剥離層・着色インキ層・鱗
片形状のアルミニウム紛含有インキからなる遮蔽
層・接着インキ層を順次印刷法にて連続的に形成
するように構成されているので、次のような効果
を有する。 すなわち、基体シート上に各層を形成するのに
際し、印刷法にて連続的に行なうので作業効率が
高い。また、蒸着工程を含まず、印刷工程のみで
あるので刷り出しロスの発生が少ない。また、印
刷工程のみで連続的に印刷されて転写材が得られ
るので、短時間で最終製品が完成し、すぐに評価
を行なうことができ、品質管理が容易である。ま
た、蒸着工程や基体シートの移し替えがないの
で、基体シートの伸縮が起きにくく、各層の見当
を容易に合わせることができる。したがつて、こ
の発明の方法によれば、転写印刷法によつて現出
しようとする色が、被転写体の色によつてまつた
く影響を受けない転写材を容易に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によつて得られる隠蔽力の優
れた転写材の一実施例を示す断面図である。第2
〜4図はこの発明によつて得られる隠蔽力の優れ
た転写材の他の実施例を示す断面図である。 1……基体シート、2……剥離層、3……着色
インキ層、4……鱗片形状のアルミニウム紛含有
インキからなる遮蔽層、5……接着インキ層、6
……転写層、7……マツト剤層、8……接着性を
有する鱗片形状のアルミニウム紛含有インキから
なる遮蔽層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基体シート1上に、剥離層2・着色インキ層
    3・鱗片形状のアルミニウム紛含有インキからな
    る遮蔽層4・接着インキ層5を順次印刷法にて連
    続的に形成することを特徴とする隠蔽力の優れた
    転写材の製造方法。 2 鱗片形状のアルミニウム紛含有インキが、平
    均粒径約10μmの鱗片形状のアルミニウム紛また
    はペーストを含有することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の隠蔽力の優れた転写材の製造
    方法。
JP4280288A 1988-02-25 1988-02-25 Manufacture of transfer material having excellent hiding power Granted JPS6426500A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4280288A JPS6426500A (en) 1988-02-25 1988-02-25 Manufacture of transfer material having excellent hiding power

Applications Claiming Priority (1)

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JP4280288A JPS6426500A (en) 1988-02-25 1988-02-25 Manufacture of transfer material having excellent hiding power

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Publication Number Publication Date
JPS6426500A JPS6426500A (en) 1989-01-27
JPH0455872B2 true JPH0455872B2 (ja) 1992-09-04

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JP4280288A Granted JPS6426500A (en) 1988-02-25 1988-02-25 Manufacture of transfer material having excellent hiding power

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JPS6426500A (en) 1989-01-27

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