JPS5910324B2 - 皮膚または毛髪用化粧料組成物 - Google Patents

皮膚または毛髪用化粧料組成物

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JPS5910324B2
JPS5910324B2 JP50123323A JP12332375A JPS5910324B2 JP S5910324 B2 JPS5910324 B2 JP S5910324B2 JP 50123323 A JP50123323 A JP 50123323A JP 12332375 A JP12332375 A JP 12332375A JP S5910324 B2 JPS5910324 B2 JP S5910324B2
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hair
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ある種の酵素の美容法への応用ならびにこれ
らの酵素を含む化粧料組成物に関する。
本発明はより正確には、酵素、ペルオキシド・ジスムタ
ーゼ(superoxide−dismuhses)の
美容法への応用、とくにこれらの酵素を含む皮膚および
毛髪用化粧料組成物に関する。ペルオキシド・ジスムタ
ーゼは、下記の反応:20丁+2H+→H2O2+0を
によつてペルオキシド・イオンの不均化 (dismutationル起こさせることのできる酵
素であることは公知である。
牛の赤血球から抽出されたペルオキシド・ジス5 ムタ
ーゼ(Markovit2、J、Biol、Chem、
234巻40頁、1959年)および大腸菌Esche
richiacoliから抽出されたペルオキシド・ジ
スムターゼ(KeeleおよびFridovich、、
J。
Biol、Chem245巻第6176頁1970年)
10は即知である。仏国特許出願第7313670号明
細書には数種の海洋細菌から抽出された新規なペルオキ
シド・ジスムターゼならびにそれらの製法が記載されて
いる。
15この方法は、海洋細菌の培養体を水中に分散させ、
約4℃に保ち、ついで媒体のpHを6.5−8好ましく
は約7に調節し、混合物を数分間50−60℃に熱し、
約4℃に冷却し、この温度において遠心分離にかけ、上
澄に中性塩を用いて第1の20分別沈澱を生じさせ、再
び遠心分離にかけ、上澄に中性塩を用いて第2の分別沈
澱を生じさせ、遠心分離にかけることからなる。
この方法の一変形においては、最后の遠心分離で捕集さ
れた沈澱物をpH7.8の燐酸塩緩衝液に溶解し、かく
得られ25た溶液を同じpH7.8の燐酸塩緩衝液に対
して透析することからなる有利な一段階の清浄法によつ
てこの方法を完結することができる。海洋細菌培葉体か
ら抽出した酵素は同様に最后の遠心分離の生成物をpH
7.8の燐酸塩緩衝液に再溶解し同じ30緩衝液に対し
て透析した后クロマトグラフィ望ましくは塔クロマトグ
ラフィ、とくに連続三塔式、すなわち第1のSepha
dexG200のゲルの培、ジエチルアミノエチルSe
phdex(DEAE−SephadexA−50)の
塔および第2の35Sep「小ΣG200のゲルの塔か
らなるクロマトグラフィによつて純粋にすることができ
る。水中の細菌分散物のpHを6.5−8に調節するこ
とは上記の方法の第1段階をなすものであるが、そのた
めにはたとえば2規定アンモニア液を用い続い、て塩化
カリ好ましくはKCl3Mを加える。
かく得られた混合物を次に数分間だけ好ましくは3−4
分間50−60℃とする。次に混合物を約4℃に冷却す
る。上記の方法の以後の各工程はすべてこの温度で行わ
れる。上記方法の各工程を構成する分別沈澱操作は上述
のとおり水溶液中において中性塩望ましくは硫酸アンモ
ニウムを用いて行なわれる。
前記特許出願明細書記載の方法の有利な実施形式におい
ては、被処理混合物すなわち酵素抽出物が4℃において
飽和の約30ないし35%の終末濃度となるような量の
硫酸アンモニウムを加えて第1の分別沈澱を行なう。
しかしながら硫酸アンモニウムの全量または一部を、混
合物が4℃において飽和の約30ないし35%の最終末
温度となる程度の量の1種またはそれ以上の他の適当な
塩により代替できることに留意すべきである。上記方法
の一変形においては、限外▲過システム、たとえば多孔
管のごとき多孔質装置を用いるシステム、とくに分子量
40000を越える分子を保留・濃縮する第1の多孔管
と所望の酵素は通過させるが残留細菌は保留しかくして
滅菌酵素抽出物を得る第2の多孔管とを用いるシステム
を使用し得る。同様に第2の分別沈澱は、被処理混合物
すなわち酵素抽出物の濃度が4℃における飽和の、約7
0ないし75%の最終濃度となるような量の硫酸アンモ
ニウム(NH4),SO4を添加して有利に実施し得る
上述の方法によつて各種海洋細菌から得られたペルオキ
シド・ジスムターゼはすべてヘマチン質でない鉄を含ん
だペルオキシド・ジスムターゼであり、これらの酵素は
前述の文献に記載のペルオキシド・ジスムターゼすなわ
ちエリトロクプレインおよび大腸菌抽出酵素であり、2
価のカチオン、すなわち前者では銅および亜鉛、後者で
はマンガンを含んでいるものの活性を示す。
上記のペルオキシド・ジスムターゼ中の金属の存在の検
出は原子吸収分光分析により実施し得る。
同様に比色分析により行なうこともできる。この場合に
は、酵素製剤の電気泳動ゲルに第一鉄Fe2,十の特殊
着色剤バトフエナントロリン、場合jによつて更にヒド
ラジンなど還元剤を存在させて着色する。
この分析を行うためには、ゲルを長さ方向に二つに切り
、その一方をブルードコマシ(BluedecOOma
8sie)中に、一方をバトフエナントロリン中に装入
する。後者において蛋白のバンドの位置に淡紅色の環が
生じるときは試験は陽性である。しかし公知のとおり、
このような淡紅色環の発生は第一鉄の、この試験の場合
、蛋白中にペルオキシド・ジスムターゼの存在を示すと
考えることができる。また蛋白標識のため放射性鉄を用
い、それによつて存在している2価金属カチオンの化学
当量を定めることができる。
海洋M菌の細胞から抽出したスーパーオキシド・ジスム
ターゼはヘマチン質でない鉄を含み、分子量は約400
00±2500で、等電点は約4ないし7である。
酵素活性はPH約8.5ないし10で最高であり、その
最適値はPH約9.5にある。中性硫酸アンモニウムの
、4℃における70−80%の飽和溶液中に貯蔵するこ
とにより、酵素を長期間活性に保つことができる。上記
方法により調製したペルオキシド・ジスムターゼの活性
の測定は、それらによる、酸素/ヒポキサンチン/キサ
ンチンオキシダーゼ/ルミノールの酵素系の起こす化学
ルミネツセンス反応の抑制を評価することにより行い得
るが、この方法を以下に示す。
この抵抗性の酵素系は、ルミノールと反応して化学ルミ
ネツセンスを起こすことのできるO:イオンの遊離を起
こす。この系にペルオキシド・ジスムターゼを添加する
ことにより実際にGが捕捉され、かくしてこの反応で発
せられる光の強さの低減を生じさせる。ペルオキシド・
ジスムターゼは実際に下記の反応:20T+2H,+→
H,O,′+0, に触媒として作用する。
その場合、この反応の基質として、キサンチン・オキシ
ダーゼとキサンチンまたはヒポキサンチンとを作用させ
る酵素反応により生じるペルオキシド・イオンを用いる
とき、こうして得られたペルオキシドイオンは極めて不
安定で自然発生的に光を発する。
しかしながらこの光は極めて微弱で、測定結果には十分
な再現性がない。これが、生じたペルオキシドイオンの
量を明かにするため化学ルミネツセント物質、ルミノー
ルすなわち5−アミノ−2・3−ジヒトロー1・4一フ
タラジン・ジオンを用いて実施における分析 3装置を
補完する理由である。
ルミノール+0i→発光と酸化生成物 仏国特許出願第73・13670号明細書記載の技術に
よれば、ペルオキシド・ジスムターゼの活性を、ある種
の配位子の存在において分子状酸素の水溶液中のFe2
+、Ni2+またはCO2+一イオンからなる、ルミノ
ールの酸化を増進することのできる接触系・ペルオキシ
ド・イオン生成系によつて測定する。
この系中に導かれたペルオキシド・ジスムターゼは0i
イオンの量を低減し従つてまた発光を低減する。
定量は下記のようにして行なう: 下記の反応混合物を用いる: ルミノール 10−3M0.3m1 燐酸塩緩衝液 10−3MPH7.80.3aEDTA
10−3M0.3m1水(右の容積にする十分な量)
2WLIこれにキナンチン・オキシダーゼを5
0μl(キサンチン・オキシダーゼ1▼/mlの溶液を
1.05d)加える。
この混合物を銀メツキを施した容器に装入し光電子増倍
管の前におく。
ヒポキサンチン0.3μモルを含む溶液1rn!,の基
質を容器に注入して反応を開始させる。そのとき光子束
が発生しこれが、光電子増倍管の作用の下に、電流を起
こし、その強さをピコアンメータで測定し記録する。
反応の開始に先立ち、評価すべきペルオキシド・ジスム
ターゼ5μlを反応混合物に導入すると、この発光の抑
制が行なわれる。そのときペルオキシド・ジスムタ一傳
素単位を任意に、発光を50%抑止するこの酵素の量と
して定める。
この単位はそれゆえ使用するペルオjキシド・ジスムタ
一傳素および酵素の源に無関係である。
しかし同様に前記方法によるペルオキシド・ジスムター
ゼの活性は、ルミノール0.5μモルとPH7.8の燐
酸塩緩衝液0.17ミリモルのを含む溶液2dに電気化
学的還元により調製したO←イオン(J.M.COrd
..IFridOvitch,.J.B.C.244巻
?(1969年)6049−6055頁)の溶液1WL
Iを直接に注入して上述のものと同じ反応の抑制を起こ
させて、評価することができることが注目される。
ある場合には、目的とする応用面におけるペルオキシド
・ジスムターゼの効力を相当長期間にわたつて評価する
ためには、物質の酸化を促進するのが有利なことがある
これを実施するためには、365mμの照射により還元
したフラビンを用いるかあるいは酵素系たとえばキサン
チン・オキシドダーゼ/ヒポキサンチン/酸素系を用い
て操作を行う。還元フラビンにより酸化を促進するとき
はフラビン・モノヌクレオチド(V)10−4M1ED
TA10−3Mおよび燐酸塩緩衝液10−2MのPH7
.Oの溶液を石英容器に入れM365フイルタを備えた
Zeiss分光螢光計中におき照射する。
急速に生起する光還元を、発生して来る530mμの螢
光の強さの減退を追求することにより追跡する。還元の
終に、空気の存在下で強く溶液を撹拌しながら、再酸化
を完了しペルオキシドイオンO丁を生じさせる。
フラビンの還元・再酸化のサイクルはフラビンモノヌク
レオチドの構造を変化させずに複数回反復できることに
注意すべきである。この方法の一変形においては、上述
のごとき溶液を連続撹拌しながらこれにUltravi
OletPrOductsInc.製のランプBlOO
Aを用いて365mμの照射下で操作を行うことができ
る。ヒポキサンチン/キサンチン・オキシダーゼ/酸素
の酵素系により酸化を促進したいときには、ヒポキサン
チン10−3M0.3m11燐酸塩緩衝液1MpH7.
80.3d,.EDTA10−3M0.3d、水2.1
aおよびキサンチンオキシダーゼ1〜/d溶液0.05
rn1を含む溶液を用いるのが有利である。今般、本発
明者らはペルオキシド・ジスムターゼが皮膚および毛髪
を保護する性質を有し、従つてこれらを美容法に利用し
得ることを認めた。ペルオキシド・ジスムターゼは天然
のケラチン組織の統合性を維持して皮膚および毛髪をと
くに保護することを可能にする。この保護作用はケラチ
ンの酸化現象を抑制することに基づくものと考えられる
。ペルオキシド・ジスムターゼは皮膚細胞呼吸を増進し
皮膚の質・触覚の柔かさ・しなやかさおよび弾性を維持
しまたは向上させる。毛髪用組成物中にこれらの物質を
存在させることにより頭皮の状態を維持または向上させ
ることが可能であり同時にこれらの組成物を用いる人の
手の皮膚が保護される。更にペルオキシド・ジスムター
ゼは紫外線によつて起きる炎症から皮膚を保護すること
が認められた。
これらの種々の性質によりペルオキシド・ジスムターゼ
は皮膚用または毛髪用の化粧料組成物中に使用可能であ
る。
酸化還元特性によつてペルオキシド・ジスムターゼは更
に化粧料組成物のある種の成分の変敗を起こす酸化また
は自動酸化の現象を防止するので、化粧料組成物の保護
および安定化に役立つ。
たとえばこれらのペルオキシド・ジスムターゼは多数の
化粧料組成物中に存在する脂肪質の酸敗を防止する。ま
たより一般的には、化粧料組成物中の全工ての酸化性ま
たは自動酸化性物質の変敗を妨げる。とくにペルオキシ
ド・ジスムターゼはその使用前においては酸化性の強い
ある種の化合物の酸化を防止することのできることが認
められた。とくに:
ご(a)通常使用される酸化剤(過酸化水素水、過硫酸
塩、尿素過酸化物、金属塩など)によるかあるいは空気
中の酸素より発色する酸化染料中に用いられるある種の
着色化合物または着色剤前駆物質
5これらの着色化合物は塩基、カ
プラまたはロイコ化合物である、とくに:ー仏国特許第
1374983号明細書およびその追加特許第8432
4号明細書に記載されるごときある種のオルトアミノフ
エノール誘導 4体−たとえば仏国特許第113359
4号、同第1166172号、第1264707号明細
書に記載されるごときある種のジヒドロキシ−5・6−
インドール誘導体および同族のアミン化合物、−仏国特
許第2056799号および同第2174473号明細
書に記載されるごときある種のロイコ化合物、一仏国特
許第1473843号、同第 2017995号および同第2016123号明細書に
記載のある種の塩基、(b)ある種のパーマネット用還
元性化合物、たとえばアルカリ性亜硫酸塩、メルカプタ
ンおよび誘導体、とくに仏国特許第1175560号お
よび同第2005648号明細書に記載されているもの
ペルオキシド・ジスムターゼの存在しないときは、亜硫
酸塩の酸化により、この場合下記の反応式に従つてペル
オキシド・ラジカルのアニオンが生ずる:SO『+20
,→2G+SO3 有機塩基とくに酸性樹脂〔たとえばカルボポル型または
酢酸ピニルークロトン酸型のカルボキシビニル樹脂また
はガントし(Gantrez)型の無水マレイン酸様の
構造を含む樹脂〕を含む化粧料組成物の中和に用いられ
るトリエタノールアミンなどの第三アミンの照射(Ir
radiatiOn)は酸素の存在においてペルオキシ
ドイオンの生成に有利に作用する。
ペルオキシド・ジスムターゼの添加はこれらのイオンの
破壊を可能にし、かくしてこれらのイオンにより惹起さ
れる酸化反応が避けられる。酸化チタンおよび酸化亜鉛
は多数の化粧料中に用いられているが、照射によりペル
オキシド・イオンを生じ酸化反応を起こさせる。
ペルオキシド・ジスムターゼの存在はこれらの酸化を避
けることを可能にする。
本発明はベルオキシド・ジスムタ一傳素を美容法に応用
することを目的とする。
本発明は該酵素を皮膚用または毛髪用の衛生または化粧
料組成物中に含有させることを主な特徴とする。
本発明においてはペルオキシド・ジスムターゼ酵素は、
とくに皮膚および毛髪を構成している生活ケラチン質の
保護剤の役割をすることができる。
この保護剤の役割は、一方では皮膚頭皮または毛髪の天
然ケラチン組織の統合性を、予防的にせよ変敗の抑止の
ためにせよ、維持するにあり、他方では皮膚または頭皮
の質(柔かさ、しなやかさ、弾性)の維持または向上に
また紫外線の(若干の J反応とくに炎症の源としての
)有害な作用に対する皮膚の保護にある。本発明によれ
ば、ペルオキシド・ジスムターゼは同様に化粧料組成物
中に存在する酸化性または自動酸化性物質の保護剤の役
割をすることができ lる。
かくしてペノレオキシド・ジスムターゼは、自動酸化性
の強い化合物を含む組成物中に添加された場合、該組成
物を:一その貯蔵中にあるいは
l一ケラチン繊維および/または皮膚との接触させて使
用する際に、たとえ后から酸化の段階が必要である場合
においても、酸化から保護することができる。
顔料がケラチン繊維中によく浸透しなくなるよ 二うな
早過ぎる自動酸化を避けるために、パラフエニレンジア
ミンおよびその誘導体、オルトアミノフエノール(場合
によつては直接染料の存在において)などの化合物を基
材とする毛染組成物(染色組成物またはジャンプ式着色
剤)を毛髪上に保:持し分布させる場合をとくに引用す
ることができる。
后者の場合は、組成物使用中に自動酸化現象を一時的に
抑制し従つてまた遅らせることが問題である。
同様に、本発明のペルオキシド・ジスムターゼの応用は
、着色の最終的進行に先立ちロイコ化合物およびジヒド
ロキシ・インドールの型の化合物の保護を可能にする。
同様にケラチン繊維の、パーマネットの最初の段階で用
いる水硫化物誘導体還元剤(それらの保存の際およびそ
れらの使用の際)からの保護を可能にする。本発明によ
れば少なくとも1種のペルオキシド・ジスムターゼ酵素
を適当な付形剤中に含んでいることを特徴とする衛生ま
たは化粧料向の組成物が提供される。
更に本発明によれば、少なくとも1種のペルオキシド・
ジスムターゼ酵素を皮膚にまたは毛髪に適用することを
特徴とする美容法が提供される。
本発明により使用可能なペルオキシド・ジスムターボ酵
素は動物、細菌または植物の何れに由来するものでもよ
い。本発明において使用可能なペルオキシド・ジスムタ
ーゼとしては、とくに細菌から抽出したもの、茸類から
抽出したものまたは血液から抽出したものがあげられる
が、これらに限定されるものではない。
細菌から抽出したペルオキシド・ジスムターゼの例のう
ち、大腸菌Esche8lchiacOliから抽出し
たものがとくにあげられる:茸類から抽出したベルオキ
シド・ジスムターゼのうち、とくにひらたけの類Ple
urOtu8vleariu8から抽出したものがあげ
られる。
血液から抽出したペルオキシド・ジスムターゼのうち、
とくにエリトロクプレインがあげられる。同様に数種の
海洋細菌たとえば PhOtObacteriumphO8phOreum
,PhOtObacteriumleiOgnathi
またはPhOtObacteriumsepiaなどの
種から抽出したペルオキシド・ジスムターゼが挙げられ
る。
種々の使用可能の種としては、PhOtObacter
iumphOsphOreum腐ATCCllO4O、
PhOtObacteriumleiOgnathi7
i6ATCC2552l、PhOtObacteriu
msepia7l6ATCCl57O9、E8cher
ichiacOliAATCCl5224およびPle
urOtusOleariusgillet(パリ陰花
植物研究所)などの種が列挙できる。
本発明において用いられるペルオキシド・ジスムターゼ
はすでに文献中に記載されている方法を適用して調製で
きる。
海洋細菌の種から抽出したペルオキシド・ジスムターゼ
は前記仏国特許出願第7313670号明細書に記載の
方法によつて調製できる。
この方法は前記した通りである。本発明の皮膚用組成物
は、とくにローシヨン型の溶液、水相中に油相を分散さ
せたまたは逆にして得られる乳液型の濃厚液状または半
液状の乳濁液またはクリーム型またはゲル型の濃厚軟質
の懸濁液または乳濁液である。
これらの組成物は通常の方法で調製される。
これらはとくに顔面・手または躯体用の洗浄、保護また
は手入用のクリーム(たとえばヂークリーム、ナイトク
リーム、クリンシングクリーム、着色フアンデーシヨン
クリーム、日焦どめクリーム)液状着色フアンデーシヨ
ン、クリンシングローシヨン、躯体の保護・手入用乳液
、日焦どめ乳液、洗顔ローシヨン、日焦どめローシヨン
、日焦ローシヨン、入浴用組成物または殺菌剤含有の脱
臭組成物を構成する。本発明による皮膚用組成物は、同
様に石鹸または洗浄用プロツクを構成する固形の調剤で
あり得る。
元来流動体である皮膚用組成物は加圧噴出剤も含んでい
るエアロゾル容器の形で提供することができる。
本発明による皮膚用組成物は、ペルオキシド・ジスムタ
ーゼのほかに、上述の組成物に通常用いられる活性成分
または付形剤、界面活性剤、着色剤、香料、保存剤、乳
化剤、水などの液状担体、乳液またはクリームの油相を
構成するための天然または合成の油などの脂肪質、第三
アミン、とくにトリエタノールアミンなどアミノアルコ
ールで中和したカルボキシビニル型または無水マレイン
酸型の樹脂などを含んでいる。
油相を構成するための化合物はたとえば甘扁桃油、アボ
ガド油、オリーブ油、ステアリンなどの脂肪酸エステル
、グリセリンモノステアレートすなわちプルセリン油、
パルミチン酸エチルまたは−イソプロピル、ミリスチン
酸プロピル、−ブチルまたはーセチルなどのミリスチン
酸アルキルである。そのほかセチルアルコールなど脂肪
族アルコール、ポリオキシエチレン脂肪族アルコールま
たはたとえば蜂蝋などのワツクスまたは合成ワツクスな
どである。 5本発明の毛髪用組成物は水溶液、ア
ルコール溶液または水アルコール溶液の形で、またはク
リーム、ゲル、乳濁液の形で、あるいはまた加圧された
噴出剤も含有するエアロゾル容器の形で提供される。
jこ
れらの組成物はペルオキシド・ジスムターゼを主要活性
成分としてあるいは他の成分の酸化を防ぐ成分として含
有している。従来からの活性成分のほかに、通常これら
の毛髪用組成物中に存在する各種の補助剤たとえば液4
状またはゲルの形の担体、香料、着色剤、保存剤、隔離
剤、増粘剤などを含有し得る。
これらはたとえばジャンプ一、セツテイングローシヨン
、トリートメントローシヨン、整髪用クリームまたはゲ
ル、毛染組成物(とくに酸化染料)場合によつてはジャ
ンプ一毛染の形として、リストラクチユラントローシヨ
ン、パーマネット用組成物(とくにパーマネットの初期
用の組成物)などを構成する。
本発明の組成はたとえば:ー ーシヤンプ一であつてペルオキシド・ジスムターゼのほ
かにカチオン系、アニオン系または非イオン系の洗剤を
含むもの一毛染用組成物(ジャンプ一毛染を含む)であ
つてすでに前述したたとえば硫酸m−ジアミノアニソー
ル、o−、m−またはp−アミノフエノール、ニトロパ
ラフエニレンジアミン、パラフエニレンジアミン、p−
トルエンジアミン、5・6−ジヒドロキシインドールな
ど着色剤または着色剤前駆物質を含むもの、−メルカプ
タン、亜硫酸塩など誘導体を還元剤として含む毛髪のパ
ーマネット初期(還元剤)処理用の組成物である。
本発明の化粧料組成物はそのま工使用できる組成物であ
るかあるいは使用前に薄めねばならない濃厚品でもあり
得ることに留意すべきである。
濃厚な形で提供され得る組成物はたとえばジャンプ一ま
たは入浴用組成物である。本発明の組成物はそれゆえペ
ルオキシド・ジスムターゼの濃度について特定の範囲に
限定されないものである。しかしながら一般にはそのま
ま使用できる組惑物であり、ペルオキシド・ジスムター
ゼを0.0ゝ\淳ないし5重量%、とくに0.05ない
し1重量%含んでいる。保護すべき酸化性の成分がケラ
チン繊維および/または皮膚の存在において促進される
分解を受ける場合は、ペルオキシド・ジスムターゼは稀
薄または濃厚な水溶液または錯体または凍結乾燥物の形
として単独に保存しておき使用の際に組成物の他の成分
に加えることができる。
同様に、ペルオキシド・ジスムターゼが皮膚またぱ毛髪
の質を維持しまたは向上させる目的で使用される場合も
、これを使用の際に初めて組成物に加えることができる
本発明の組成物は従つて、一方ではペルオキシド・ジス
ムターゼを、他方では組成物の他の成分を含む複数の部
分の保管状態の形で提供することができる。
上記に示したとおり、ベルオキシド・ジスムターゼはた
とえば水溶液、錯体または凍結乾燥物として保存できる
。本発明による美容処理方法は、上記の規定したような
衛生または美容用組成物を適用することにより、これら
組成物を在来の用法技術に従つて使用することができる
たとえばクリーム、クリンシング乳液または日焦どめ組
成物の皮膚への適用、毛髪ローシヨンの湿つた毛髪への
適用、ジャンプ〜本発明の美容トリートメント法は、ペ
ルオキシド・ジスムターゼの有効量すなわち求められて
いる保護効果を得るのに十分な量を適用するようにして
操作する。
この美容トリートメント法は、皮膚または毛髪のケラチ
ン組織を維持すること、皮膚の質(柔軟さ、しなやかさ
、弾性)を維持しまたは向上させることあるいは紫外線
の有害な作用に対し皮膚を守ることを目的とするもので
ある。
下記の実施例は本発明を具体的説明するものであるが本
発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1、2および3は、単に海洋細菌から抽出したペ
ルオキシド・ジスムターゼの調製法を説明することを目
的としており、この方法は仏国特許出願第731367
0号明細書に記載されている。実施例 1 Ph0t0bacterium1ei0gnathi<
7)716ATCC25521の種の細菌を、lあたり
下記r数の下記成分を含む媒体上で培養した。
110℃において1時間の間滅菌した。
予備培養11を取り、一夜進行させ、媒体を容量250
dの三角フラスコ4個に分ちそれぞれで容量121の醗
酵器に種つけするようにした。
強く通気しながら20℃において12時間の間培養を続
行し、こうして液を搾つた細菌が湿つたものとして重量
100f7得られた。複数の培養からの細菌PhOtO
bacteriumleiOgnathiの湿つたもの
135f7を水650m1に分散させ、{4℃に放置し
た。
媒体のPHが7.5に上るまで2Nアンモニアを加え、
続いてKCl3Ml8mlを加えた。この混合物を58
℃にし、この温度に4分間保つた后4℃まで冷却し、1
0000回/分の速度で10分間遠心分離にかけた。
つねに4℃で操作し、上澄をPH8で固形硫酸アンモニ
ウムで飽和の35%に調節した。遠心分離にかけ上澄を
硫酸アンモニウムで飽和の75%に上げ、4℃で一夜放
置した。沈降した蛋白を遠心分離により取得し、75%
の硫酸アンモニウム溶液中に保存した。dあたり蛋白9
〜の溶液の活性は(ビウレツト)は40単位/〜であつ
た。蛋白9即/mlの溶液中のカタラーゼを比較のため
あげるとO単位/〜であつた。硫酸アンモニウムを用い
濃度の勾配を飽和の35%から75%にとつて新たに分
別沈澱した后に、蛋白14.8即/ml(ビウレツト)
の溶液において活性134単位/即ないし500単位/
〜を呈するペルオキシド・ジスムターゼが得られた。
蛋白沈降物をPH7.8の燐酸塩緩衝液に溶かし4℃に
おいて48時間透析を行なつた。酵素ペルオキシド・ジ
スムターゼを−20℃で保存した。このものの活性を限
定するため、光電子増倍管の前におかれた器で下記の反
応混合物を入れたものを用いた。器にヒポキサンチン3
X10−4M1−を注入して反応を開始させた。
そのとき光子束が生じて光電子増倍管の作用の下に、電
流を起こし、その強さをピコアンメータで測定しまた同
様にこの強さの変化を記録した。
反応開始前に反応混合物に、上述のとおりに調製したペ
ルオキシド・ジスムターゼの溶液5μlを導入して、発
光の抑制が得られたが、ベルオキシド・ジスムタ一補惇
素単位は発光の50%抑制を起こす酵素の量であると任
意に見なした。紫外分光では、ペルオキシド・ジスムタ
ーゼ抽出物はヘマチン性でない、290mμにトリプト
フアンの肩を有する蛋白の古典的なスペクトルを示した
。これの分子量を測定するため公知の二つの技法を用い
た。
その一つはサツカロースで遠心分離の勾配を測定するこ
とにあり、他のものはSech&DexG2OOのゲル
を用いるものである。
これの実施のために、分子量(P.M.)が既知の下記
のマーカを用いた:分子量ぱ40000±2500との
結論であつた。
酵素の蛋白構造の副単位を定めるために、ドデシル硫酸
ナトリウムを10%加えたポリアクリルアミドのゲル中
で電気泳動を行なつた。
分子量約21000の副単位の単一型を観察した。それ
ゆえ得られたペルオキシド・ジスムターゼの分子量は2
1000×2すなわち42000と推定できる。しかし
ポリアクリルアミド・ゲル上では、バトフエナントロリ
ンおよびヒドラジンの存在においては、正確に、コマシ
青によつて明示されたペルオキシド・ジスムターゼのバ
ンドの位置に赤いバンドが得られる。
蛋白溶液の比色法定量を行なつて、鉄について、酵素の
分子量を42000と推定して分子あたり鉄約2原子と
なる値が得られた。
蛋白0.2ワ/mlの溶液の原子吸収分光分析でこの数
字が確められた。
それゆえこのペルオキシド・ジスムターゼの分子あたり
の鉄原子の数を正当に2と推定することができる。
そのほか本実施例により抽出した酵素は70℃の温度に
おいて5分后にも活性の著しい損失を蒙らない。
このペルオキシド・ジスムターゼの電気集中によりPH
iすなわち等電点を4.4と推定することができる。
この酵素はPH約9.5で最大の活性を呈した。
PhOtO−CteriumleiOgnathi腐A
TCC25587の細菌種から同様の特徴を具えた同等
の酵素が得られた。実施例 2 Ph0t0bacteriumsepia腐ATCCl
57O9の種の細菌の培養を細胞溶解にかけ、湿つた菌
の重量1?に水4aの率で冷水中で撹拌する。
続いて4℃において16000回/分で20分間遠心分
離した。黄色透明の上澄にKCl3Mを最終濃度0.1
Mになるまで加えた。溶液は、60℃としてある湯浴で
3ないし4分間加熱した。
続いて4℃に冷し、遠心分離で澄明とした。上澄に固形
硫酸アンモニウムを加えて分別沈澱にかけた。
活性の区分は硫酸アンモニウムの飽和の45%と75%
との間で沈澱しこれを遠心分離で分離した。これを最少
量のK,HPO45×10−3M,.pH7.8に再溶
解し、一夜の間同じ燐酸塩緩衝液に対して透析した。こ
の透析の生成物は続いてSephaxGlOOまたはG
2OOのゲル塔を燐酸塩緩衝液5×10−3M,.pH
7.8で平衡させたものに通した。洗浄した活性区分を
限外遠心分離膜DiaflOPM−10を用いて濃縮し
、続いて一夜間K,HPO45×10−3M,.pH7
.8に対して透析した。ペルオキシド・ジスムターゼ酵
素は、K1…0,5X10−3M.pH7.8で緩衝し
たDEAE一SephadexA−50の塔に吸収させ
た。
塔の蛋白をKi止04、PH7.8の直線状勾配(5×
10−3Mから3X10−1Mまで)を用いて洗浄した
。こうしてペルオキシド・ジスムターゼは燐酸塩1.4
X10−1Mの濃度まで洗浄し、続いてこれを濃縮した
。前のものと同じ条件でDEAE−SephadexA
−50の塔で改めてF過を行なつた。こうして酵素を燐
酸塩1.6×10−1Mまで洗浄し濃縮した。こうして
抽出・純化した蛋白はアクリルアミド・jゲル中での電
気泳動により(ゲルに対して蛋白100μt)単一のバ
ンドを示した。
こうしてPhOtObacteriumsepiaの凝
固細胞20f7から純粋のペルオキシド・ジスムターゼ
3ワが得られた(ペルオキシド・ジスムターゼの活 1
性250ないし5000単位/〜)。
4℃における飽和の70−80%の (NH4)2S04溶液中に保存して長期間にわたり酵
素を活性に保つた。
4℃において16時間45000回/分の限外遠心分離
により純粋にした酵素の分子量を測定した。
MartinおよびAmesの方法により、シユクロー
ス中の直線勾配5ないし20(重量/容積)によりBe
ckmannSpinc娘置L2−65B1ロータSW
65Kつきを用いて、沈降速度を測定した。馬の肝蔵と
酵母とのアルコール・デヒドロゲナーゼについては沈降
係数がそれぞれ4.82と7.4とであるのに対して、
このジスムターゼについて係数3.2が見出された。こ
の沈降定数からそれゆえ抽出のペルオキシド・ジスムタ
ーゼの分子量が約42500と計算された。他方ではこ
の蛋白の分子には鉄2原子が含まれていることが確めら
れた。
アクリルアミド・ゲル中での電気泳動はこのジスムター
ゼについて分子量20000ないし20500に相当す
る単一のバンドを示した。
こうして蛋白分子が二つの同じ副単位から成つているこ
とが示される。このペルオキシド・ジスムターゼはその
ほか150μrを60分間20℃においてトリブシン1
0μrで処理しても酵素活性に何らの変化がなくまたそ
のうえ分離しない蛋白の電気泳動の運動性にも変化がな
いので、トリブシンの蛋白分離作用に対して極めて抵抗
力があることが明かとなつた。
得られた酵素は熱に対して極めて安定である:20℃、
30℃また40℃でさえ30分間后に酵素作用に何ら損
失が現われない;50℃で15分間后に28%の活性減
退が現われた;50℃でノ30分間后には活性減退はつ
ねに僅か50%であつた。
また60℃では3分間および10分間の后それぞれ10
%および50%に過ぎなかつた。ペルオキシド・ジスム
ターゼの電気集中でこの酵素の等電点を4.1と推定で
きた。電解法で調製したO;イオンの溶液によつてこの
酵素がPH8.5ないし10で最大の活性を示し最適値
はPH9.5にあることが確定された。
実施例 3細菌PhOtObacteriumphO8
phOreumは海洋細菌であり従つて内部塩分濃度が
高いがこの菌種腐ATCCllO4Oを処理した。
細菌の細胞溶解はEDTA溶解10−2M.pH7.8
中において自発的であつた。
細胞の残渣0℃において20分間16000回/分の遠
心分離によつて除いた。
予備的調査は、酵素ペルオキシド・ジスムターゼが50
℃において安定であることを示したので、KClをモル
濃度0.1まで加えた后細胞溶解液を3分間50℃とし
て、それ自体は熱不安定の他の蛋白を除去し、変質した
蛋白は古典的遠心分離により分離した。
引続いて4℃で作業した。
この温度において硫酸アンモニウムを混合物または処理
される酵素抽出物に4℃における飽和の0から約30%
までの濃度勾配がもたらされるような量加えることによ
つて分別沈澱を行なつた。0℃において16000回/
分で45分間遠心分離して沈澱区分を除いた。
上澄に4℃における飽和の75%とするのに必要な量の
硫酸アンモニウムを加えた。前のものと同様な遠心分離
により沈澱区分を合せた。
こうして抽出したペルオキシド・ジスムターゼを純粋に
するために、集めた沈澱を少量の燐酸塩緩衝液5X10
−3M,.pH7.8に溶かし、抽出物(4)を得るた
めに4℃において48時間同じ緩衝液に対して透析した
続いて、なお存在している蛋白を、分子量が10000
0を超える蛋白を排除するようなメツシユのSep−E
xGlOOのゲルで大きな分子が急速にゲルの外側にそ
れるものを用いて分子の大きさに従つて分離した。
分子量がそれより小さい分子はゲルを通過し、その大き
さによつて差はあるが速かに洗い去られる。これを実施
するために、Sephadex樹脂を3時間水中に浸し
て膨脹させ、脱ガスし、吸引瀘別して水分を除いた。
これを濾適用緩衝液中に入れ、丈50(177!・内径
3?の塔に注入した。緩衝液21を通して塔を平衡させ
た。透析からの酵素抽出物囚を予め取つて窒素気圧下で
DiaflOmillipOre(分子量−10)の膜
を用いて5dの容積まで濃縮した。
この濃縮物を上記のとおり準備した塔にかけて、燐酸塩
緩衝液5×10−3M,.pH7.8500dを通して
洗浄した。その流量は8秒ごとに1滴とし、2.5!I
LIずつの区分を集め、著しい活性のものを合せDia
flO膜を用いて濃縮した。
こうして濃縮抽出轍B)が得られた。新たな段階の浄化
を、DEAESephdexを基とするイオン交換樹脂
を用いるクロマトグラフイにより行なつた。
この樹脂を用いて蛋白はその負荷に応じて、イオンカの
発達する緩衝液により洗い出される。塔を準備するため
に、水中で膨脹させてからガスを抜き、下記の溶液(複
数)で洗つた:NaOHO.5MK2HPO4O.5 M 各段階間で樹脂を蒸留水で注意してすすぎPHを中和近
くにした。
吸引瀘過した后、樹脂を燐酸塩緩衝液0.1M,.pH
7.8中に懸濁させ丈30儂内径3crnの塔に入れた
。塔は緩衝液0.1Mを300d通して平衡させた。こ
うして準備した塔に濃縮抽出物旧を入れた。
一旦この抽出物を完全に吸着させて、燐酸塩緩衝液0.
1M250dに除々に燐酸塩緩衝液0.5Mを2501
Lt加えて作つた燐酸塩緩衝液PH7.85OOdで洗
出した。流量は5秒ごとに1滴とし、集めた区分の容積
は2.5dとした。活性の区分を統合し、硫酸アンモニ
ウムで沈降させこの形で一18、ないし−20℃で保存
した。ペルオキシド・ジスムターゼの純度はポリアリリ
ルアミド・ゲルでの電気泳動により管理することができ
る。
SephdexG2OOによる瀘過での洗出試験による
酵素分子量測定で、LOg(分子量)=f(洗出容積)
の関係式と公知のマーカとによつて、抽出のペルオキシ
ド・ジスムターゼは約40000の分子量であるとする
ことができた。
この分子量はまた遠心分離によりシユクロースの勾配か
らも決定した。
燐酸塩緩衝液5X10−3M,.pH7.8中における
シユクロースの勾配を5%から20%に、適当な装置で
20%溶液2.60aを除々に5%溶液225!ILI
に混じて、変えた。このシユクロースの勾配に分子量既
知のさまざまな蛋白マーカとペルオキシド・ジスムター
ゼとをおいた。5℃で22時間45000回/分の遠心
分離により平衡が実現された。
そこで管の底に穿孔し10滴の区分を集め、使用した各
種マーカにより呈せられる酵素作用を測定した。洗出区
分数による分子量の変化を表わす直線を抽いた后、Ph
OtO−CteriumphO8phOreumから抽
出したベルオキシド・ジスムターゼの分子量を約400
00と推定した。これは先行の結果を確認するものであ
る。蛋白の副単位の分子量を定めるため、蛋白ならびに
副単位分子量既知のマーカを、ドデシル硫酸ナトリウム
の存在においてポリアクリルアミン・ゲルで電気泳動に
よる移動を起こさせた。
得られた価のグラフ判定によりりペルオキシド・ジスム
ターゼ分子の各副単位の分子量の値は20000とする
ことができた。この酵素は50℃でもなお極めて安定で
ありPH約9.5で最大の酵素作用を示すことが明かと
なつた。
ペルオキシド・ジスムターゼの電気集中はそのPHiす
なわち等電点を4.2と推定させた。
前述の比色試験では、予めバトフエナントロリンを加え
た電気泳動ゲル中の蛋白バンドの位置に現われる淡紅色
で、蛋白中の第一鉄の存在を明かにすることができた。
分子あたりの第一鉄の原子数は実質上2に等しいと推定
できた。実施例 4 光保護作用試験 この試験は米国費府SOl顛Light社発売のキセノ
ン紫外線太陽擬似装置を用いて行なう。
光はスペクトルが太陽のものと類似している250Wキ
セノンアーク灯によつて発せられ、その波長は285n
mから410nmにわたる。このスペクトルで照射する
と、太陽による紅斑が再現できる。MED(Minim
alerythemaldO8e)とは露出后24ない
し48時間紅斑があるような最短照射時間を言う。この
量は秒を単位として表わす。照射は任意の対象の背の皮
膚の部分に行なう。
露出時間を段階的に配列して、まずMEDを定める。次
に各対象は5MEDの照射を受けさせ、皮膚の照射部分
若干に、付形剤と混合してクリームの形とした試験体を
適用して処理する。
皮膚の照射部分若干は付形剤単独を適用して処理する。
同時に、処理してない裸の皮膚の部分にも照射を行なう
。試験体は上述の実施例第1のようにして得られたペル
オキシド・ジスムターゼである。
露出后24または48時間で読取りにより紅斑の強さを
主観的に評価する。
弱い紅斑は+、強い紅斑は++で示す。
紅斑のないのはOと表わす。得られた結果は下表にまと
めてある。実施例 5 パラフエニレンジアミンの自動酸化 燐酸塩緩衝液PH8.6にp−フエニレンジアミンを溶
かして10−3モル水溶液を作つた。
2時間后に520nmで唄u定した溶液の光学的密度は
0.07である。
上述の実施例第1のようにして調整した酵素をdあたり
10単位含んでいる同じ溶液の光学的密度は0.036
となる。これは49%の抑制に相当する。実施例 6 ジヒドロキシ−5・6−インドール 燐酸塩緩衝液PH7.8にジヒトローv−5・6インド
ールを溶かし6.7X10−5モルの溶液を作つた。
330nmで測定した溶液の光学的密度は毎分0.1単
位増大する。
実施例第5記載の酵素がdあたり407×10−9f7
存在するときは光学的密度は毎分0.062単位増大し
た。これは38%の抑制に相当する。実施例 7 トリヒドロキシ一1・2・4−ベンゾールの自動酸化ト
リヒドロキシ−1・2・4−ベンゾールの10−3モル
水溶液を作る。
この溶液1aを燐酸塩緩衝液PH7.8lmlに加える
。480nT!Lで測定したこの溶液の光学的密度は毎
分0.375単位増大した。
実施例第5に規定した酵素をmlあたり2×10−6f
添加して、光学的密度の増大は毎分0.09単位で、こ
れは76%の抑制に相当する。
酵素をmlあたり4×10−6?添加して、光学的密度
の増大は毎分0.064単位となり、これは83%の抑
制に相当する。酵素をdあたり40×10−62添加し
て、光学的密度の増大は毎分0.023単位となり、こ
れは96.5%の抑制に相当する。
実施例 8 オルトアミノフエノールの自動酸化 オルトアミノフエノールの5X10−3モル水溶液を作
る。
下記を含む溶液を作る:重復蒸溜水
1m1上記の溶液 1d 燐酸塩緩衝液PH9.2laj この水溶液の光学的密度を430nmで観察する:15
分后に0.22である。
実施例第1により調製した酵素を―あたり2.7×10
−62添加して、15分后の光学的密度は0.02であ
る。
これは91%の抑制に相当する。Idあたり27X10
−6t添加して光学的密度は0.01でありすなわち9
6%の抑制である。実施例 9トリエタノールアミンの
自動酸化 トリエタノールアミンは酸性樹脂たとえばカルノ ボポ
ル型のカルボキシ−ビニル樹脂を含む化粧料組成物の中
和のために普通に用いられる有機塩基の一つである。
この型の第三アミンは酸素と電荷移動錯体を作り、これ
らの錯体は光線の作用下で分解して大量\のペルオキシ
ド・イオンを発生させる。
后煮はそれが含まれている化粧料中に過酸化物生成を起
こすことができる。これらの過酸化物とくに(しばしば
化粧料組成物中にあるたとえばオレフイン・アルコール
など)不飽和の脂肪族りヒト誘導体は有害な作用があり
、それらの生成を抑制することが望ましい。ペルオキシ
ドイオンの指示薬としてニトロテトラゾリウム青(略号
:NBT)(1.Fri0c10vichおよびCh.
Be組Champ;A蕩1ytica1b10chem
istry44巻276頁(1971年))を用いて、
ペルオキシド・ジスムターゼ(略号:SOD)をトリエ
タノールアミン水溶液に添加するとペルオキシドイオン
の生成を強力に抑制することができることが見出だされ
た。
使用したSODは実施例第1において得られたものであ
る。ペルオキシド・イオン生成の抑制は560nTrL
での光学的密度と照射時間によるその増大とを測定して
評価する。トリエタノールアミンの濃度0.4%では、
10−2ないし10−1即/R1のオーダのSODの濃
度について著しい抑制が観察される。実施例第1で得ら
れるSODをE8chierichiacOliまたは
PleurOtu8Oleariuaから抽出したSO
Dの該当の量ど置換して同じ結果が得られる。
実施例 10Ti0,の自動酸化の抑制 若干の種類の酸化チタンおよび酸化亜鉛は照射によつて
ペルオキシドイオン生成を惹起する。
こうしてニトロテトラゾリウム青を含む溶液中のTlO
,の懸濁は日光の照射によつて顔料粒子表※※面に、ペ
ルオキシドイオン生成を指示する強い青色の発色を出現
させる。同じ型の懸濁液を暗所に保つときは、もとの色
を保つている。これに反して、同じ懸濁液にペルオキシ
ドジスムターゼ溶液を添加すると、照射の際に青色の発
色が明かに抑制される。
この試験にはTlO2lOOl!9を濃度8X10−5
Mf)NBTの溶液5m1に懸濁させた液を用いた。
添加したSODは実施例第2で得られたもの5・10−
27!1f10光の中で使用または保存しておくことの
できる化粧料組成物(メーキヤツプ、日焦どめ組成物・
・・・・・)中のTiO,およびZnOなど無機顔料の
重要性は公知である。
これらの組成物自体にSODを導入することはその中で
のペルオキシドイオンの生成およびそれが惹起こす変敗
を抑制する。実施例 11リボフラビンの自動酸化の抑
制 皮膚の手入および処理のための化粧料組成物はしばしば
リボフラビン(ビタミンB,)を含んでいる。
事実このピタミンの存在は皮膚の正常な機能を維持する
のに必要である。リボフラビンが酸素の存在において照
射されるときペルオキシドイオン生成を起こすことはよ
く知られている。
そのイオンはそれゆえリボフラビンを含んでいる乳濁液
中で過酸化物生成を起こすことができ、その場合この現
象を抑制するためそこにペルオキシド・ジスムターゼを
加えるのが望ましい。実施例 12 発泡性毛染ジャンプ一 ニトロ− p −フエニレンジアミン 0.004fp
−トルィレンジアミン 1f実施例第3で得られるSO
DO.O5, 重亜硫酸ナトリウム( d = 1.32) 1.2v
水 全体が100f7になる量この処方のもの50Vを
等量の20倍過酸化水素水と混合し、得られたゲルを毛
髪に適用する。
30分間放置后、毛髪をすすぎ、乾かす。
茶色の毛髪に栗色の色調が得られる。
上記の組成物において、実施例第3で得られるSODを
該当の量の実施例第1または第2で得られるSODで代
替することができる。
実施例 13 染料担体クリーム(酸化染色) セチル・ステアリル硫酸ナトリウ 3f7ム セチルステアリルアルコール 10f7 オレイン酸ジエタノールアミド 4V アンモニア 22゜Bg10“ 硫酸m−ジアミノアニンール 0.048Pレゾルシン
0.420Vm−アミノフエノール塩基 0.150
V ニトロ− p −フエニ1/ンジアミン 0.085f
p−トルイレンジアミン 0.005f重亜硫酸ナトリ
ウム(d = 1.32) 1.2f7実施例第1のペ
ルオキシドジスム 0.1Pターゼ水 全体が100 ,となる量 このクリーム30Vを20倍過酸化水素水45′と混合
し、得られた滑らかなクリームを毛髪に適用する。
かなりに放置した后毛髪をすすぎ、乾かす。実施例 1
4 発泡ゲルまたは濃厚溶液 酸化エチレン12モルのオレイン 9, アノレコーノレ メチルセルロース 2.5f7 実施例第2のペルオキシドジスム 0.2yターゼ香料
0.1f 水 全体が100 fとなる量 この組成物は皮膚に適用される。
またジヒドロキシアセトンなど人為的日焦剤を添加して
皮膚日焦用組成物を形成することもできる。実施例第2
のSODの代りに該当量の実施例第1または第3のSO
Dを用いて同様の組成物が得られた。
実施例 15 クリーム(躯体用) シポールワツクス(Si皿0va5fFrane社発売
のセチル・ステアリ ルアルコール、一部はオキシエチ レン) ワセリン油 6V ミリスチン酸イソプロビル 3V グリセリン 10f 香料 0.2V 実施例第3で得られるSODO.5V 水 全体が100 ,となる量 上記組成物中の実施例第3のSODを該当量の実施例第
1のSODまたはPleurOtusOlearius
Gilletから抽出したSODで代替して同様なクリ
ームが得られた。
実施例 16 クリーム(躯体用) 上記の組成物中の実施例第1のSODを該当量のEsc
herichacOll滝ATCCl5224から抽出
したSODで代替して同様のクリームが得られた。
実施例 17 躯体用美容乳液 実施例第1で得られるSODを該当量の血液から抽出し
たSOD(エリトロクプレイン)で代替して同等の美容
乳液が得られた。
実施例 18 生体の皮膚の状態の改良 牝鼠について実験を行ない、それらの皮膚の状態を試験
的にプロピオン酸テストステロンの作用で変化させ、ペ
ルオキシド・ジスムターゼで局所的に処理した。
ペルオキシド・ジスムターゼの作用は皮膚の診察と各種
生化学的測定とにより評価した。
(1)実験記録: 生后40日の牝鼠8匹ずつの4シリーズを用いる。
第1シリーズ 鼠にプロピオン酸テストステロン30−40ワを腹膜内
に植つける。
第2シリーズ 第1シリーズと同じ処理のほか毎週5日、日課として予
め毛を刈つた背面に、生理的食塩水0.3aにペルオキ
シド・ジスムターゼ5単位加えたものを適用第3シリー
ズ 何ら処理しない対照 実験開始后20日で生化学的測定のため動物は犠牲とす
る。
(2)診察: 牝鼠に投与したプロピオン酸テストステロンは皮膚に変
化を起こさせ、それらはマルピギ層の位置の細胞活性の
増進、上皮層厚の増大および皮脂障碍の増加となつて現
われる。
皮膚は厚くまた粗くなりまた接触に対して弾力性が低減
する。
これは第1シリーズで観察される。
観察は3人の別人によつて目視によらないで行なう。
これに反して第2シリーズの鼠は対照の第3シリーズの
鼠の皮膚と同様のものであつた。
皮膚は軟く、しなやかで、接触に対して弾力的である。
3)生化学的測定: 皮膚の切片で得られた結果は添附の表に示してある。
これらは1分あたりまた皮膚1cr!lあたりのミリ単
位で、または1分あたりまた皮膚の切片中にある蛋白〜
あたりのミリ単位で表わしてある。
これらの結果の検討は、局所的に投与したぺ5ルオキシ
ド・ジスムターゼが蛋白に帰せられるシトクロム・オキ
シダーゼに明かな作用を示すことを示す。テストステロ
ンは強い減退を起こさせるのにSOD処理は対照のもの
と同じ程度に回復するのを可能にする。シトクロム・オ
キシダーゼは細胞呼吸を特質つげることを可能にするこ
とは公知である。
ペルオキシドジスムターゼは皮膚細胞呼吸および皮膚の
質、接触に対する柔軟さ、しなやかさおよび弾力性、を
増進させる。本発明の実施の態様を要約すればつぎの通
りである。
(1)適当な付形剤中に後記発明1の実施の態様の第6
〜10項のうちの何れかに記載されるごときペルオキシ
ド・ジスムタ一媚惇素を少なくとも1種含んでいること
(2)日焦どめの組成物、酸化染料組成物またはパーマ
ネットの初期用の組成物を構成すること。
(3)乳液またはクリームを構成すること。(4)ペル
オキシド・ジスムターゼを重量で0.01ないし5%含
むこと。(5)ペルオキシド・ジスムターゼを重量で0
.05%ないし1%含むこと。
本発明はつぎの発明1を包含する。
I ペルオキシド・ジムスターゼ酵素を皮膚用または毛
髪用の衛生または美容用組成物中に導入することを特徴
とするペルオキシド・ジスムターヤ酵素を利用する美容
法。
上記発明1の実施の態様1の実施の態様を要約すればつ
ぎの通りである。
(1)皮膚または毛髪を構成している生活キチン質の保
護剤としてペルオキシド・ジスムターゼを用いること。
(2)皮膚または毛髪のケラチン組織の統合を維持する
ため、また皮膚のしなやかさ、弾力性および柔軟さの質
の維持または向上のためにペルオキシド・ジスムターゼ
を用いること。
(3)紫外線の有害な作用に対して皮膚を守るためにペ
ルオキシド・ジスムターゼを用いること。
(4)組成物中にある酸化性または自動酸化性の成分の
酸化に対する保護剤としてペルオキシド・ジスムターゼ
を用いること。(5)酸化性成分をそれらの保存中に酸
化に対して守るなり、それらの使用中の酸化を遅らせる
なりするために、ペルオキシド・ジスムターゼを用いる
こと。
(6)ペルオキシド・ジスムターゼ酵素は細菌から抽出
したもの、茸類から抽出したものおよび血液から抽出し
たもののうちから選ばれること。
(7)ペルオキシド・ジスムターゼ酵素は海洋細菌の種
から抽出したもののうちから選ばれること。(5)ペル
オキシド・ジスムターゼは、EBcherichiac
Ollから抽出したもの、PleurOtu8Olea
riu8から抽出したものおよびエリトロクプレインか
らなるグループから選ばれること。
(9)海洋細菌の種は、PhOtObacterium
PhOBPhOrUm,.PhOtOblhCteri
UmleiOgnathiおよびPhOtO−Cter
iumBePi−)らなるグループから選ばれること。
αω ペルオキシド・ジスムターゼは PhOtObv:TeriumphOBphOreum
屋ATCCllO4O、PhOtObacterium
leiOpthi/16ATCC25521、PhOt
Obacteriumsepia腐ATCCl5759
、E8cherchiacOll腐ATCC15224
およびPleurOtusO−RiuBgilletか
ら抽出したものの5ちから選ばれること。
(自)皮膚または毛髪に、少なくとも1種のペルオキシ
ド・ジスムターボ酵素を有効な量適用すること。
(代)皮膚のケラチン組織を維持するためまたその質の
維持ないし向上のため皮膚に有効量のペルオキシド・ジ
スムターゼを適用すること。
l毛髪のケラチン組織を維持するため毛髪に有効量のペ
ルオキシド・ジスムターゼを適用すること。
(自)紫外線の有害な作用に対して皮膚を守るため皮膚
に有効量のペルオキシド・ジスムターゼを適用すること

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも1種のペルオキシド・ジスムターゼを有
    効成分として含有することを特徴とする皮膚または毛髪
    用化粧料組成物。
JP50123323A 1974-10-15 1975-10-15 皮膚または毛髪用化粧料組成物 Expired JPS5910324B2 (ja)

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