JPS58999A - プロスシラリジン−シクロデキストリン包接化合物 - Google Patents

プロスシラリジン−シクロデキストリン包接化合物

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JPS58999A
JPS58999A JP9835781A JP9835781A JPS58999A JP S58999 A JPS58999 A JP S58999A JP 9835781 A JP9835781 A JP 9835781A JP 9835781 A JP9835781 A JP 9835781A JP S58999 A JPS58999 A JP S58999A
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JP
Japan
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cyclodextrin
proscillaridin
clathrate
gross
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP9835781A
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English (en)
Inventor
Kanehito Kamikama
兼人 上釜
Masaki Odagiri
優樹 小田切
Toshio Fujinaga
藤永 稔夫
Yoshinori Matsuoka
松岡 吉憲
Naoki Matsuo
直樹 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Yuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Yuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシクロテキストリン包接化合物に関し、更に評
しくは強心剤として有用なグロスシラリジン(Pros
cillaridin )の水溶性を高め、かつ安定性
を増大させたグロスシラリノンーシクロデキストリン包
接化合物に関する。
C@H1104 で示されるグロスシラリジン(化学名:3β−((6−
ゾオキシーα−L−マンノピラノシル)オ中シ) −1
4−)’、ドロキシプファー4,20゜22−)リエノ
リド)は、lll[(5cilla@Bulbua)よ
り得られる強心配糖体(分子量: 530.66、無臭
)であって心筋収縮力の増大により、心拍動数を減少さ
せ、二次的効果として血圧の改善、利尿作用等を示す有
用な化合物であることが知られている。
しかしながら、グロスシラリジンは水に1港性であり、
しかも胃酸中ではその糖部分が加水分解されて上記の効
果が著しく低下する。そのため、fyスジラリジンの水
への溶解性及び水に対する安定性の改善が強く望まれて
いる。
本発明者らは、プロスシラリジンに関する上記のような
欠点を解消するために鋭意研究を重ねた結果、グロスシ
ラリジンをシクロデキストリンに包接させて成るシクロ
テキストリン包接化合物は、プロスシラリジンの効力を
低下させることなく、しかもその溶解性、安定性を改善
するとの事実を見出し本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明Fiプロスシラリジンのシクロテキス
トリン包接化合物に閃する。
本発明に用いられるシクロデキストリンは、でんぷんに
成る種のアミラーゼを作用して得られる6〜8.或いは
それ以上のD−グルコース単位がα−1,4グリコシド
結合により結合した環状構造を有する化合物である。シ
クロデキストリンにはD−グルコース構成単位の数によ
り、α−2β−およびγ−の3種類が存在するが、本発
明ではこれらα−9β−若しくはγ−のシクロデキスト
リン又はそれらの混合物、好ましく祉β−若しくはr−
が用いられる。
包接化の方法には種々の方法があるが、溶液法及び混練
法が望ましい。
溶液法では、シフ0フーキス) IJンの飽和水溶液中
Kfグロスシラリジン単独に1又は水と混合1つる有機
溶剤、例えばメタノール・エタノール・アセトン等に溶
解して加え、10〜90℃、好ましくt120〜60℃
で4〜24時間、好ましくは5〜10時間槓拌して包接
化合物を沈殿として得る。必要に応じてゾロスジラリジ
ンを溶解しつる溶剤でもって未反応物を洗い流す。その
ときの溶剤としては、メタノール、エタノール、アセト
ン等が用いられる。プロスシラリジンの使用量について
はとくに制限はないが、使用量が少なければ添加したグ
ロスシラリジンに比例した量しか包接化合物が得られな
いし、また、多ければシクロデ□キス) IJンに比例
した量しか該包接化合物は得られず、かつ未反応物と分
離することが必要となる。
従って、プロスシラリジンの量は、シクロデキストリン
との包接割合に比例した量であればよく、水溶液中のシ
フロブキス) IJンのモル数以下が適当であり、爽に
望ましくは0.05〜・0.5倍モルが適当である。
混練法で′は、シクロデキストリンK O,5〜3倍量
の水を加えイースト状とし、とれに予めs紹しておいた
包被当量のテロスシラリジどを加えて、乳鉢、らいかい
機等を用いて10〜80℃、好ましくは20〜60℃で
2〜8時間、好ましくは3〜5時間混練を行なうた後、
乾燥し、粉末状の包接化合物を得る。プロスシラリジン
の使用量は、目的とする包接化合物の組成に相当する量
を加えることにより、はげ100%の包接化が達成され
る。また、本ちろん溶液法と同様に精映することができ
る。包接化合物の構成は、赤外@収(IR)。
Xa回折など、棲々のスイクトル的手段により確認され
る。
以上の方法によって得られたプロスシラリジンのシクロ
デキストリン包接化合物は、白色の微結晶性の粉末で、
酸性溶媒(例えば胃酸)中にあってもプロスシラリジン
の糖部分はその加水分解が抑制されて安定性を増し、ま
た水に対する溶解度も着しく増大する。
例えば、第1図は37℃における酸性溶媒(緩衝液:塩
酸−塩化カリウム緩衝液、p)11.46 )中でのグ
ロスシラリジンのみ(・印)、プロスシラリジンのα−
シクロデキストリン包接化合物(5X 10−5M、○
印)プロスシラリジンのβ−シクロrキストリン包棲化
合物(5X 10−”M、△印)及びグロスシラリジン
のγ−シクロデキストリン包接化合物(5X 10−’
M、ロ印)の4種類の化合物におけるグロスシラリジン
の残存率(%)の時間変化を示すものであるが、第1v
!Jから明らかなように、90分後の残存率は、グロス
シラリジン単独の場合は約7%、プロスシラリジン−β
−シクロデキス) +3ン包接化合物の場合社100%
、プロスシラリジン−r−シクロデキストリン包接化合
物の場合は95%であり、グロスシラリジンの分解は大
いに抑制されている。
また、第2図はプロスシラリジンとα−(○印)、β−
(△印)及びγ〜 (目印)シクロデキストリンとの溶
解度相図であるが、第2図から明らかなように、10ス
ジラリジンなβ−またはγ−シクロデキストリンに包接
することにより、特にγ−シクロデキストリンに包接す
ることにより、プロスシラリジンの溶解度は非常に向上
することか判る。プロスシラリジンを0.02モル/l
のγ−シクロデキストリンに包接することにより、12
0倍、0.002モル/lのβ−シク四デキストリンに
包接することにより10倍溶解度の向上することが判明
した。
本発明の包接化合物中におけるグロスシラリジン分子と
シクロデキストリン分子の一1合は、α−シクロデキス
トリン包接化合物にkつては1モル二〇、ト1.2モル
、β−シクロテ°キストリン包接化合物にあっては1モ
ル=1.8〜2.2モル、γ−シクロデキストリン包1
4化合物にあっては1モル:1.8〜2.2モルである
以上のように、本発明のプロスシラリジンのシクロデキ
ストリン包接化合物は、ゾロスジラリジンの効力を低下
させることなく、溶解性と安定性にすぐれるので、生理
的な有用性の向上を期待し得るものである。
以下に、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明する
実施例1 グロスシラリジン7.5 f/ (1,41X 10−
2モル)とγ−シクロデキストリン51.8 /i (
4,OX 10−2モル)とを精製水1000+4に加
温溶解後、室温で24時間撹拌した。生じた沈殿を計数
し、減圧1約50℃で8時間乾燥して目的物37.8g
を得た。本目的物を水/エタノール=1/1混液に溶解
して紫外2部 (215nm)Kおける吸光度を測定し
1プロスシラリジン対γ−シクロデキストリンの包接割
合を求めたところ1モル対2モルであった。
本目的物並びにプロスシラリジンとγ−シクロデキスト
リンとの1モル対2モルの混合物の2種類の試料につい
て、赤外吸収スペクトルの測定及びX!1回折の測定(
4,0000P 8.ガラスセル)を行なった。結果を
第3v!J及び第4図に示した。
図において、(IL)は本発明の包接化合物、Φ)Fi
プロスシラリジン1モルとγ−シクロデキストリン2が
包接化により、17082−’ヘシフトしていることが
認められた。また、X線回折の測定によっても、グロス
シラリジン及びγ−シクロデキストリンの両方の特性吸
収を示す1モル対2モル混合物のパターン((b)ノリ
→と異なり、(a)パターンは包接化合物に特有のパタ
ーンを示しており、このことがらも包接化合物な11g
1gすることができる。
本実施例により得られた本発明包接化合物の融点If1
290℃以上(分解)であった。また、25℃における
水に対する溶解速度を回転円盤法により、7oスジラリ
ジンと比較測定した。結果を第5図及び第1表に示した
本発明の包接化合物の水に対する溶解速度は、  。
プロスシラリジン単独の場合に比べて6.4倍であり、
速やかに溶解することが判明した。
実施例2 グロスシラリジン250ji (4,72X 10−s
モル)とβ−シクロデキストリン22.7 g(2,0
0XIO″″tモル)とを精−水100011117に
加温溶解後、室温で24時間攪拌した。生じた沈殿なP
取し、減圧1約50℃で8時間乾燥して目的物12.9
 gを得た。目的物を水/エタノール=1/l混液に溶
解して紫・外部(215nm)における吸光序を測定し
、プロスジラリノン対β−シクロデキストリンの包接割
合を求めたところ、1モル対2モルであった。目的物及
びグロスシラリジンとβ−シクロデキストリンの1モル
対2モルの混合物の2種類の試料について赤外@収スペ
クトルの測定及びxm回折の測定(4,000CPS 
、ガラスセル)を行なった。結果をそれぞれ第6図及び
第7図に示した。図において、(a)は本発明の包接化
合物、(b)はプロスシラリジン1モルとβ−シクロデ
キストリン2モルとのm合物を表わす。
赤外吸収スペクトルでは24位のカルボニルに基づ< 
17180II−’の吸収が、包接化により1703 
cIL−凰ヘシフトしているのが認められた。また、X
11!回折の測定によっても、グロスシラリジン及びβ
−シクロデキス) IJンの両方の特性吸収を示す1モ
ル対2モル混合物のパターン((b) 、ゼターン)と
異なり、(a)パターンは包接化合物特有のパターンを
示して−た・ 本発明包接化合物の融点11290℃以上(分解)であ
り、25℃における水に対する溶解玲(を実施例1と同
様な方法により、プロスシラリジンと比較測定した。結
果を第8図及び第2表に示した。
第  2  表 本発明の包接化合物の水に対する溶解速度は、クロスシ
ラリジン単独の場合に比べて3.3倍であった。
【図面の簡単な説明】
#11[t、酸性溶媒中でのゾロスジラリジン単独(・
印)、グロスシラリジンの各α−(○印)、β−(△印
)′)jびγ−(口部)シクロデキストリン包接化合物
におけるグロスシラリジンの残存率(%)の時間変2.
1示す図である。第2図は、グロスシラリジンとα−(
○印)、β−(△印)及びγ−(lI印)シクロデキス
トリンの溶解度相図である。 第3図、第4図はそれぞれ本発明のグロスシラリジン−
r−シクロデキストリン包接化合物及びグロスシラリジ
ン1モルとγ−シクロrキストリン2モルの混合物の赤
外吸収スペクトル及びXIN回折パターンである。 第5図は、回転円盤法による本発明の10スジラリジン
−γ−シクロデキストリン包接化合一(口部)とグロス
シラリジン(・印)の洛解挙1(水中、25℃)を示す
グラフである。 第6図、第7図はそれぞれ本発明のプロスシラリジン−
β−シクロデキストリン包接化合物及びグロスシラリジ
ン1モルとβ−シクロfキストリン2モルの混合物の赤
タト吸収スペクトル、X線回折パターンである。 第8図は、本発明のグロスシラリジン−I−シクロデキ
ストリン包接化合物(△印)とプロスシラリジン(・印
)の回転円盤法による溶解挙動(水中、25℃)を示す
グラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. グリスシラリジンをシクロデキストリンに包接させて成
    るプロスシラリジン−シクロテキストリン包接化合物。
JP9835781A 1981-06-26 1981-06-26 プロスシラリジン−シクロデキストリン包接化合物 Pending JPS58999A (ja)

Priority Applications (1)

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Publication Number Publication Date
JPS58999A true JPS58999A (ja) 1983-01-06

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ID=14217628

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JP9835781A Pending JPS58999A (ja) 1981-06-26 1981-06-26 プロスシラリジン−シクロデキストリン包接化合物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2657623A1 (fr) * 1990-01-29 1991-08-02 Roquette Freres Procede de recuperation de composes lipophiles extraits d'un milieu gras par action de la cyclodextrine.
CN102390871A (zh) * 2011-08-16 2012-03-28 南通宝聚颜料有限公司 一种低吸水量重质氧化铁黄颜料的制备工艺

Cited By (2)

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FR2657623A1 (fr) * 1990-01-29 1991-08-02 Roquette Freres Procede de recuperation de composes lipophiles extraits d'un milieu gras par action de la cyclodextrine.
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