JPS5894494A - 記録媒体及びその記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はサーマルへ、ド等の直接的加熱方法を用いるこ
となく、近赤外光の照射によシ記鋒を可能とする記録媒
体およびそＯ１ｅ鎌方法に関するものである。

感熱記録方式は現像・定着のいらない直接記録で操作性
、保守性、経済性が良いところからグリ／り・ファクシ
ミリ、券売橋畔に広く用いられている。しかしながら従
来の記録方法はサーマルへ、ドや熱碩ンを用いて直接的
に感熱配置紙を加熱するため、サーマルへ、ド中熱ペン
にカス等が付着したシ、スティッキング（サーマルへ、
Ｐと記録紙が１時的に粘着する現象）を起し記録品質を
そこなう問題があった。ｉたサーマルヘッドで記録する
場合、感熱紙への熱伝導効率が悪いため、サーマルへ、
ドは４００℃以上に加熱する必要があり、このため記録
に要する消費電力が（１〜５　Ｗ／ｄ　＠　ｔ　）と大
きい問題がわう九。こうした問題はサーマルへ、ドの高
密度化、大型化にともなっていっそう顕著となる。更に
以上のようなｌｉｉ接記録方式では、ライン形ヘッドを
用いても例えばＡ−４版紙を記録する丸めには１分以上
必要でらシ高速化が本質的に困離とされていた。

上述した欠点を解決するため、感熱ｌＩＣ録紙をレーデ
−光等の光源により発色させることが試みられている０
例えば図に示すごとく、基材紙１上に発色層２が塗布さ
れた感熱配録紙上に光吸収層Ｊを重ね合わせ、この上か
らレンズ４にようて集光した光源５の光ｔｘｔ光するこ
とにより感熱記録紙を発色させることができる。しかし
ながらこうした記録方法では光吸収層で発生し良熱が拡
散し易く、記録画像ががりてしまい解像性が悪い問題点
があった。

また光吸収層を用いることなく、光源の波長を吸収する
色素を発色層中に含有せしめることにより直線的に記録
する試みもある。しかしながらこれまで用いられてきた
色素はメチレンブルー、ローダＺｙＢ等の可視部に吸収
を有するもので、非記録部の感熱記録媒体自身が着色し
ておｐ記録後のコントラストが不十分である問題点があ
った。

本発明は上記感熱記録媒体及びその記録方法における種
々の欠点を解消するためになされたもので、近赤外光の
照射によりコントラストの高い記録が可能な記録媒体及
び記録方法を提供しようとするものである。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明の記録媒体は１種又は２種以上の感熱発色材料と
０．７μｍ〜３μｍの近赤外光に最大吸収波長をもつ化
合物からなる１種又は２種以上の近赤外光吸収剤とを基
材上に被覆してなるものである。これら感熱発色材料と
近赤外光吸収剤とを基材に被覆するには、それら成分を
混合して被覆してもよいし、或いは感熱発色材料層を先
に基材上に被覆し、この材料層上に近赤外光吸収剤層を
被覆してもよい。

上記基材としては、上質紙などの各種の紙、ｌラスチ、
タフィルム等を挙げることができる。

上記感熱発色材料としては、通常の感熱記録紙に用いら
れている材料でよい。例えば、通称３Ｍメイグと呼ばれ
る感熱紙に用いられている有機酸銀塩と還元剤の組合せ
、ＮＣＲタイプと呼ばれる感熱紙に用いられているロイ
コ染料と顕色剤の組合せ、また最近検討が進められてい
るシア！タイ！感熱紙に使用されるシアゾニウム塩と力
、ダラーの組、合せが挙げられる。これらの中ではＮＣ
Ｒタイｆ４とジアゾタイプが記録品質の面ですぐれてい
る。

ＮＣＲタイグの材料成分で具体的なロイコ染料としては
、クリスタルバイオレット２クトン、ｉラカイトグリー
ンラクトｙ、３．３−ビス（ｐ−ジメチルアきノフェニ
ル）−６−アミノフタリド、２−アニリノ−３−メチル
−６−シクロへ中シルアミノフル第２ン、３，３−ビス
（１１−ジメチルアミノフェニル）−６−ｐ−）ルエ／
スルホンアミド、３−ジエチルアミノ−６−メチル−７
−Ｎ−フェニルアミノフルオラン、３−ノエチルアオノ
ー７−ゾペンジルア建ノフル第２ン、３−ノブチルアン
ノー６−メチル−７−クロロフルオラン、３−ジエチル
アミノ−６−メチル−７−クロロフルオラン、３−ジエ
チルアきノー７−フェニルフルオラン、ジメチルアミノ
−６−メトキシフルオラン、３−ジエチルアミノー７−
（Ｎ−メチルーーートルイジノ）フルオラ／、６′−ク
ロロ−ぎ−メトキシベ／！インドリノーピリロスピラン
、３−モルホリノ−５，６−ジペンシフルオラン、３−
メチル−ジ−β−ナフトスピロピラン、ぺ／！−β−ナ
フトスピロピラン等があげられる。また顕色剤としてＵ
ビスフェノール−Ａ、４−ヒドロキシフェノキシド、４
−ｔ−ブチルフェノール、４−ヒドロキシアセトフェノ
ン、４．４’−イングロピリデ／Ｘ）フェノール、４．
４’−イングロピリデンー♂ス（２−１−ブチルフェノ
ール）、等がある。

ジアゾタイプの材料成分として、ジアゾニウム塩として
はＶ−シア！−Ｎ−エチル−Ｎ−ヒドロ中ジエチルアニ
リンクロライド塩化亜鉛、Ｖ−ジアゾ−Ｎ、Ｎ−ジメチ
ルアニリンクロライド塩化亜鉛、−一ノア！−Ｎ、Ｎ−
ゾエチルアニリンクロフィ１７壇化亜鉛、４−ベンズア
ンド−２，５−ジェトキシベンゼンジアゾニウムクロラ
イド塩化亜鉛、４−モルホリノ−２，５−Ｎ２）キシペ
／ゼンジアゾニウムクロライド塩化亜鉛、ならびにこれ
らのジアゾニウム塩の対アニオンをテトヲフルオロ〆レ
ート、ヘキサフルオロフォスフェート、テトラフェニル
ゲレー）、等に変えたものがある。力、！テラーしては
レゾルシノール、α−ナフトール、２，７−シヒドロキ
シナフタレ／、２−ヒドロキシナフタレ／−３，６−ジ
スルホ／酸ナトリウム、２，３−ジヒドロキシナフタレ
ン−６−スルホン酸ナトリウム、アセトアセトアニリド
、２−ヒドロキシ−３−ナフトエ酸−エタノールアミド
、２−ヒドロキシ−３−ナフトエ酸−０−トルイジノア
オド、２−ヒドロ中シー３−ナフトエ酸モル示リノグロ
ビルアミド等がある。

上記０．７μｍ〜３μｍの近赤外光に最大の吸収波長を
もつ化合物としては、硫酸鋼（最大吸収波長０．８μｍ
）、或いは日本感光色素研究所（株）製のシアニン色素
が挙げられる。かがるシアニン色素としては例えば同社
の製造番号でＮＫ１１６１（９２９ｎｍ）、ＮＫ１０４
（７９４ｎｒｎ）、ＮＫ（７９７ｍｎ＞）、ＮＫ１７４
８（８５９！ｌ！！り、ＮＫ７４７（７７８ｎｍ）、Ｎ
Ｋ１２３（８目、　ａｍ　）、ＮＫ１２４（９２４ｎ＋
ｎ）、ＮＫ１１４４（８１５ｎｍ）、ＮＫ１２５（７４
９ｎｍ）、ＮＫ１５５ｇ（７６９ｎｍ）、ＮＫ４２７（
８０３ｍｍ）、等がある。ここで括弧内の数字は色素の
吸収ピーク波長である。またスクアリウム色素例えば下
記構造式に示すゾメチルアずノナフトール、スクアリウ
ム４８００ｎｍに吸収を持つため使用できる。

こうした近赤外色素は可視部においてもそのピーク強度
の１７’１０程度の吸収を持っているが濃度を薄くする
ことにより可視部での吸収を減らすことができる。濃度
の目安としては記録媒体をアンバーフィルタ（う、テン
＄１０６）で測定した反射濃度の値で好ましくは０３以
下、更に好ましくは０．２以下にする濃度である。

上記２種の成分の他に必要に応じて各種の添加剤、顔料
、・青イングー等を用いてもよい。

次に１本発明の記録方法を説明する。

上述した構成の記録媒体に０．７μｍ〜３μｍの波長域
の近赤外光を選択的に照射し、近赤外光吸収剤の発熱に
より感熱発色材料を発色させて記録を行なう。この近赤
外光の光源としては、例えば半導体レーザ、発光ダイオ
ード、或いはキセノンランプ等を用いることができる。

特に半導体レーデ、発光ダイオードは７００　Ｂｍ〜１
５００　ａｍに発光波長をもつものが多数開発されてい
ること、近年小型化、長寿命化が進んでいること、から
有用である。なお、必要に応じて光源からの光をレンズ
で焦光して照射してもよい。

また、本発明では以下に説明するように２色以上の多色
記録を行なうことも可能である。

２種以上の感熱発色材料と２種以上の近赤外光吸収剤と
を基材上に被覆して記録媒体を構成し、この記録媒体に
各近赤外光吸収剤の最大吸収波長に合わせた２種以上の
光源を用いて照射することにより多色記録を行なうこと
ができる。

但し、混色を避けるために、感熱発色材料は色調に応じ
てマイクロカｆ奄ル化等により分離する必要がある。近
赤外光吸収剤についても各色調に応じて前記感熱発色材
料と共にマイクロカブセル化する。また、各感熱発色材
料と各近赤外光吸収剤を各組合せに分け、これら２成分
系のものを印刷手法によって相互に混ざらないように基
材上に塗り別けて多色記録媒体を実現することも可能で
ある。具体的な多色記録（例えば２色記録）は第１回目
の照射でこの光源波長と最大吸収波長が一致する近赤外
光吸収剤と共存もしくは近傍に位置する感熱発色材料が
発色し、発光波長の異なる２回目の露光でこの光源波長
と一致する別の近赤外光吸収剤と共存もしくは近傍に位
置する感熱発色材料が発色して２色記録が実現できる。

次に１本発明の詳細な説明する。

（実施例１） 次の組成の分散液を調製し、これを上質紙上にワイヤー
７４−にて塗布し、５０℃で熱風乾燥した。塗布量は７
　ｆ　／　ｍ　　であった。

こうして得た記録紙の反射濃度をア／・々−フィルタで
測定すると０．１９でありやや青味がかってはいるが記
録紙としての自然性を有していた。これを波長７９３ｍ
ｍ、出力１０ｍＷの半導体レーデのノ４ルス光（）４ル
ス巾２００ｎｓｅｃ）を約２００　ｘｒｍＸ　１００　
＃ｓのスポットに集光して照射したところ青色に発色し
た。また１００μｍの２インアンドスイ一ス金属Δター
／ヲ密着してＸ・フチ、シェランノで露光したところ露
光部分が青色に発色した。

（実施例２） 以下の組成の分散液を調製し、これを実施例１と同様に
上質紙上に塗布した。

２−アニリノ−３−メチル−６−シクロヘキシ九−メプ
ソ１γミノーフルオランポリビニルアルコール水溶１（
５１）　　　　ｔｏｏｔコウシて得た記録紙のアンバ−
フィルタでの反射濃度は０．１８であった。これを波長
９４０ｎｎｔの発光ダイオードを用いて照射することに
より黒色に発色した。

（実施例３） 以下の組成の分散液を調製し、これを実施的１と同様に
して上質紙上に塗布した。

こうして得た記録紙のアンバーフィルタでの反射濃度は
０．１７であった。実施例１と同様にして１鍬すること
によシ青色に発色した。

（実施例４） 以下の組成の２種類の分散液を調製した後、これを４リ
エステルフイルム上に塗布乾燥した。

これを引きはがした後粉砕して１０μｍの均一粒子とし
た。この後Ｗｕｒａｔ＠ｒ法を用いて塩ビ酢ビ共重合体
にて被うことによりそれぞれマイクロカプセル化した。

分散液（１） 分散液（２） こうした得た２種のマイクロカブ七ルを５ｔずつポリビ
ニルアルコール水ｇａ（ｓ％）　１００？中に加えホモ
ジナイザーで均一分散せしめた。

これを基紙上に塗布して記録紙を得た。

アンバーフィルタでの反射濃度は０．２であった。この
記録紙を発光波長７９３　ａｍの半導体レーデで記録す
ると黒発色が得られ、９４０１１ｎａの半導体レーデで
記録すると赤発色が得られ２色記録できることが確認さ
れた。２色の色分離はすぐれていた。

以上詳述した如く、本発明によればサーマルへ、ド等の
直接加熱方式を用いることなく半導体レーデ等の近赤外
光の照射によりコントラストのｃ７＃６砧記録を行なう
ことができ、もって高品質１高運の記録、或いは多色記
録を達成し得る記録媒体及びその記録方法を提供できる
。

【図面の簡単な説明】

図は従来のレーデ光源による感熱記録紙の記録方法を示
す説明図である。 １・・・基材紙、２・・・感熱発色層、３・・・光吸収
層、４・・・レンズ、５・・・レーデ光源。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）ＩＩＩ又は２１１以上の感熱発色材料と、０７＃
   ｌ〜３＃ｌＯ近赤外光に最大吸収波長をもつ化合物から
   なゐ１６ｋ又は２種以上の近赤外光吸収剤とを基材上に
   被覆してなる記録媒体。 （７）　１種又は２種以上の感熱発色材料と、０．７ａ
   ｍ〜ｍＡ１１１Ｏ近赤外光に最大吸収波長をもつ化合物
   からなる１種又は２種以上の近赤外光吸収剤とを基材上
   に被覆してなる記録媒体に、０．７ｊｍ〜３Ｊｂ＋ａＯ
   近赤外光を選択的に照射し、近赤外光吸収剤の発熱によ
   り感熱発色材料を発色させて記−を行なうことを特徴と
   する記録媒体の記録方法。 （３）　　記録媒体が基材上に２種以上の感熱発色材料
   と２種以上の近赤外光吸収剤を被覆した構成になりてお
   り、この記録媒体に波長の異なる近赤外光を夫々別々に
   照射して多色記録を行なうことを特徴とする特許請求の
   範囲第２項記載の記録媒体の記録方法。