JP2001225553A - 情報記録媒体及びその記録方法 - Google Patents

情報記録媒体及びその記録方法

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JP2001225553A
JP2001225553A JP2000037315A JP2000037315A JP2001225553A JP 2001225553 A JP2001225553 A JP 2001225553A JP 2000037315 A JP2000037315 A JP 2000037315A JP 2000037315 A JP2000037315 A JP 2000037315A JP 2001225553 A JP2001225553 A JP 2001225553A
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absorbing
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heat
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Atsushi Takahashi
淳 高橋
Shigehiko Tawara
茂彦 田原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードに表示記録を行う際に機械的な応力を
加えることなく表示記録を行うことができ、しかもオー
バーシート等の保護層を厚く形成しても表示記録への影
響が少なく、また2色の異なる色による表示記録を選択
して行うことができる情報記録媒体とその記録方法を提
供する。 【解決手段】 基体と、この基体上の少なくとも一方側
に形成された第1の光吸収層と、該第1の光吸収層の上
に形成された第1の感熱発色層と、該第1の感熱発色層
の上に形成された断熱性中間層と、その上に形成された
第2の光吸収層と、該第2の光吸収層の上に形成され
た、前記第1の感熱発色層と加熱された際の発色温度が
異なる第2の感熱発色層と、を備えた情報記録媒体と、
情報記録媒体の上から、レーザー光の強度を選択して照
射することにより前記第1の感熱発色層又は第2の感熱
発色層を選択的に発色させ表示記録を行うことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光を照射
して書込み表示記録をすることができるカード等の情報
記録媒体及びその記録方法であって、特に、異なる色か
らなる表示記録を選択して行うことができる情報記録媒
体及びその記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばカード等の情報記録媒体を
その使用者に発行する場合、予め作製しておいたカード
に対し、IDコード、氏名などカード毎に異なる可変情
報を種々の手段により表示している。例えば、カード基
材の所定部分に部分的な圧力を加えるエンボス加工を施
すことで、エンボス文字を形成したり、またカード基材
上に金属薄膜層、感熱層、保護膜を順次積層した構成と
し、画像(文字)形成及び消去を感熱層の温度による透
明度の変化を利用して、サーマルヘッドを使用してカー
ド表面に加熱したサーマルヘッドを接触させ、記録表示
を行うもの等が知られている。
【0003】しかしながら、上記エンボス加工により文
字を形成する場合には、カード基材に機械的な応力が加
わるため、カード基材に変形が生じる危険性がある。ま
た、感熱層を設けサーマルヘッドにより表示を行う場合
には、カード表面にオーバーシート等の保護層をあまり
厚く形成すると、サーマルヘッドの熱が感熱層まで充分
に伝わらないため、保護層をできるだけ薄く形成する
か、また保護層を設けないようにするので、サーマルヘ
ッドがカード表面と接触することによる擦れ等で、カー
ド表面に傷を付ける危険性がある。
【0004】更に、従来のサーマルヘッドを用いた表示
記録では、サーマルヘッドの解像度が最大でも約16d
ot/mmしかなく、より精細な記録像を形成したい場
合でもこれ以上精細な記録像を表示できないという制限
があり、細かな文字や図柄を表示する場合には適応でき
ないという問題がある。また、サーマルヘッドをカード
表面に接触させた場合には、熱は常に上層から伝わって
行き、サーマルヘッドの接触部の周囲にも若干の熱が影
響し、どうしてもある程度の色のにじみやかぶりが発生
することがあり好ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カードに表
示記録を行う際に機械的な応力を加えることなく表示記
録を行うことができ、しかもオーバーシート等の保護層
を厚く形成しても表示記録への影響が少なく、また2色
の異なる色による表示記録を選択して行うことができる
情報記録媒体とその記録方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、第1の本発明の情報記録媒体は、基体と、この基
体上の少なくとも一方側に形成された第1の光吸収層
と、該第1の光吸収層の上に形成された第1の感熱発色
層と、該第1の感熱発色層の上に形成された断熱性中間
層と、該断熱性中間層の上に形成された第2の光吸収層
と、該第2の光吸収層の上に形成された第2の感熱発色
層と、を具備したことを特徴とする。
【0007】また、第2の発明の情報記録媒体は、前記
第1の感熱発色層と前記第2の感熱発色層とは、加熱さ
れた際の発色温度が異なる各々の感熱発色層であること
を特徴とする。
【0008】そして、第3の本発明の情報記録媒体は、
前記第1の光吸収層及び前記第1の感熱発色層の2層
が、第1の光吸収性感熱発色層で形成され、また前記第
2の光吸収層及び前記第2の感熱発色層の2層が、第2
の光吸収性感熱発色層で形成されていることを特徴とす
る。
【0009】更に、第4の本発明の情報記録媒体は、前
記第1の光吸収性感熱発色層と前記第2の光吸収性感熱
発色層とは、加熱された際の発色温度が異なる各々の光
吸収性感熱発色層であることを特徴とする。
【0010】また、第5の本発明の情報記録媒体の記録
方法は、基体と、この基体上の少なくとも一方側に形成
された第1の光吸収層と、該第1の光吸収層の上に形成
された第1の感熱発色層と、該第1の感熱発色層の上に
形成された断熱性中間層と、該断熱性中間層の上に形成
された第2の光吸収層と、該第2の光吸収層の上に形成
された、前記第1の感熱発色層と加熱された際の発色温
度が異なる第2の感熱発色層と、を具備した情報記録媒
体に対して表示記録を行う情報記録媒体の記録方法であ
って、前記情報記録媒体の上から、レーザー光の強度を
選択して照射することにより、前記第1の感熱発色層又
は第2の感熱発色層を選択的に発色させて表示記録を行
うことを特徴とする。
【0011】次に、第6の本発明の情報記録媒体の記録
方法は、基体と、この基体上の少なくとも一方側に形成
された第1の光吸収層と、該第1の光吸収層の上に形成
された第1の感熱発色層と、該第1の感熱発色層の上に
形成された断熱性中間層と、該断熱性中間層の上に形成
された第2の光吸収層と、該第2の光吸収層の上に形成
された、前記第1の感熱発色層と加熱された際の発色温
度が異なる第2の感熱発色層と、を具備した情報記録媒
体に対して表示記録を行う情報記録媒体の記録方法であ
って、前記情報記録媒体の上から、レーザー光の焦点を
前記第1の感熱発色層又は第2の感熱発色層に選択的に
合わせて照射することにより、前記第1の感熱発色層又
は第2の感熱発色層を選択的に発色させて表示記録を行
うことを特徴とする。
【0012】そして、第7の本発明の情報記録媒体の記
録方法は、基体と、この基体上の少なくとも一方側に形
成された第1の光吸収性感熱発色層と、該第1の光吸収
性感熱発色層の上に形成された断熱性中間層と、該断熱
性中間層の上に形成された第2の光吸収性感熱発色層
と、を具備した情報記録媒体に対して表示記録を行う情
報記録媒体の記録方法であって、前記情報記録媒体の上
から、レーザー光の強度を選択して照射することによ
り、前記第1の光吸収性感熱発色層又は第2の光吸収性
感熱発色層を選択的に発色させて表示記録を行うことを
特徴とする。
【0013】更に、第7の本発明の情報記録媒体の記録
方法は、基体と、この基体上の少なくとも一方側に形成
された第1の光吸収性感熱発色層と、該第1の光吸収性
感熱発色層の上に形成された断熱性中間層と、該断熱性
中間層の上に形成された第2の光吸収性感熱発色層と、
を具備した情報記録媒体に対して表示記録を行う情報記
録媒体の記録方法であって、前記情報記録媒体の上か
ら、レーザー光の焦点を前記第1の光吸収性感熱発色層
又は第2の光吸収性感熱発色層に選択的に合わせて照射
することにより、前記第1の光吸収性感熱発色層又は第
2の光吸収性感熱発色層を選択的に発色させて表示記録
を行うことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の情報記録媒体及び
その記録方法の実施の形態について詳しく説明する。図
1は、本発明に係る情報記録媒体の第1実施形態の断面
図、図2は、本発明に係る情報記録媒体の第2実施形態
の断面図、図3は、第1実施形態の情報記録媒体にレー
ザー光を照射して第1の感熱発色層に表示記録を行って
いる状態を示す図、図4は、第1実施形態の情報記録媒
体にレーザー光を照射して第2の感熱発色層に表示記録
を行っている状態を示す図、図5は、第1実施形態の情
報記録媒体にレーザー光を照射して第1の感熱発色層及
び第2の感熱発色層に表示記録を行っている状態を示す
図、図6は、第1実施形態の情報記録媒体の第2の光吸
収層に焦点を合わせてレーザー光を照射して、第2の感
熱発色層に表示記録を行っている状態を示す図、図7
は、第1実施形態の情報記録媒体の第1の光吸収層に焦
点を合わせてレーザー光を照射して、第1の感熱発色層
に表示記録を行っている状態を示す図である。
【0015】図8は、第2実施形態の情報記録媒体にレ
ーザー光を照射して第1の光吸収性感熱発色層に表示記
録を行っている状態を示す図、図9は、第2実施形態の
情報記録媒体にレーザー光を照射して第2の光吸収性感
熱発色層に表示記録を行っている状態を示す図、図10
は、第2実施形態の情報記録媒体にレーザー光を照射し
て第1の光吸収性感熱発色層及び第2の光吸収性感熱発
色層に表示記録を行っている状態を示す図、図11は、
第2実施形態の情報記録媒体の第2の光吸収性感熱発色
層に焦点を合わせてレーザー光を照射して、表示記録を
行っている状態を示す図、図12は、第2実施形態の情
報記録媒体の第1の光吸収性感熱発色層に焦点を合わせ
てレーザー光を照射して、表示記録を行っている状態を
示す図、図13は、本発明の記録方法を用いて網点密度
を変化させて表示した場合の例を示した図、図14は、
本発明の記録方法を用いて網点密度の変化及び異なる色
の網点を組み合わせて表示した場合の例を示した図、図
15は、異なる色の直線を組み合わせて表示した場合の
例を示した図である。
【0016】まず、本発明に係る情報記録媒体の第1実
施形態について説明する。本発明の第1実施形態の情報
記録媒体1Aは、図1に示すように、シート状あるいは
板状の基体2と、該基体2上の少なくとも一方側に形成
された第1の光吸収層3と、該第1の光吸収層3の上に
形成された第1の感熱発色層4と、該第1の感熱発色層
4上に設けられた断熱性中間層5と、該断熱性中間層5
上に形成された第2の光吸収層6と、該第2の光吸収層
6の上に形成された第2の感熱発色層7と、必要に応じ
て第2の感熱発色層7の上に保護層8とが積層されてい
る。また、この際、感熱発色層4,7および光吸収層
3,6は、カード形状のうち全面を覆うように形成して
も一部のみを覆うようにしてもよい。
【0017】そして、この第1の感熱発色層4と第2の
感熱発色層7とは、加熱された際の発色温度が異なる各
々の感熱発色層を用いてもよく、また同じ感熱発色層を
用いてもよい。また、断熱性中間層5を中間にして、そ
の下側に第1の光吸収層3及び第1の感熱発色層4を設
け、またその上側に第2の光吸収層6及び第2の感熱発
色層7とを設けることで、レーザー光の光熱変換効果に
よる熱エネルギーが第1の感熱発色層4又は第2の感熱
発色層7に対して個別に及ぼし、1つの同じレーザー光
を用いて分離された発色を行うことが可能にしてある。
【0018】前記基体2は、シート状あるいは板状のも
のが使用され、例えば塩化ビニル、ABS樹脂、AS樹
脂、ポリエステル、ポリプロピレン、スチレン系樹脂、
アクリル、ポリカーボネート、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、PET−G等の合成樹脂、または、紙、不織
布、金属蒸着物等が用いられる。また、基体2上には、
例えばシルクスクリーン印刷やオフセット印刷等によ
り、所望のデザインの絵柄や模様及び文字等を印刷して
印刷層を設けてもよい。
【0019】また、第1の光吸収層3及び第2の光吸収
層6は、光を熱に変換するための光吸収材料を含み、第
1の感熱発色層4及び第2の感熱発色層7の発色を妨げ
ず、更に地色を抑えるため無色または淡色の色素を用い
る。第1の光吸収層3及び第2の光吸収層6は、光吸収
性材料を水溶性樹脂等のバインダーに混合してコーティ
ング又は印刷により形成する。第1の光吸収層3及び第
2の光吸収層6に用いる光吸収性材料としては、例え
ば、フタロシニアン系、ナフタロシニアン系、ビスチオ
ウレア系化合物、スクアリリウム系、アズレニウム系、
トリフェニルアミン系、トリスアゾ系、ジフェニルメタ
ン系、トリフェニルメタン系、トリアリルメタン系、キ
ノン系、ナフトキノン系、アントラキノン系、アゾ系、
インモニウム系、ジインモニウム系、特金属錯体系、金
属硫化物とチオウレア系化合物、リン化合物と銅化合
物、等が使用でき、上記の2種類以上を混合して使用し
てもよい。
【0020】また、第1の感熱発色層4及び第2の感熱
発色層7としては、熱融解反応により発色する電子供与
性染料前駆体と電子受容性化合物、および増感剤、退色
防止剤、顔料や滑剤などの充填剤、分散剤、結着剤など
が含まれる。この第1の感熱発色層4及び第2の感熱発
色層7は、基体2上へのコーティング、印刷などにより
層を形成する。層の形成方法としては、グラビア、ロー
ルコート、スプレーコート、ディッピィングなどにより
形成する。前記電子供与性染料前駆体としては、ロイコ
染料としてこの種の感熱材料に適応されているもの、フ
ルカラーの場合には、イエロー、マゼンダ、シアン系に
発色するものが選ばれ、例えば、トリフェニルメタン
系、フルオラン系、フェノチアジン系、オーラミン系、
スピロピラン系、インドリノフタリド系、等がある。
【0021】電子受容性化合物としては、電子供与性染
料前駆体と組み合わせて顕色剤として用いられるもので
あり、熱プレスを行った際でもこれに耐えられる程度の
耐熱性があり、かつ印字記録を行う際に印加される熱に
対して感度よく反応する必要があり、例えば次に挙げる
化合物が使用できる。ビスフェノールA等のフェノール
性物質、オクチルホスホン酸、ノニルホスホン酸、デシ
ルホスホン酸、ドデシルホスホン酸、テトラデシルホス
ホン酸、ヘキサデシルホスホン酸、オクタデシルホスホ
ン酸、エイコシルホスホン酸等やα−ヒドロキシオクタ
ノイック酸、α−ヒドロキシドデカノイック酸、α−ヒ
ドロキシテトラデカノイック酸、α−ヒドロキシオクタ
デカノイック酸、α−チオジフェニル酸、キノン類、等
が挙げられる。
【0022】増感剤としては、例えば1−ヒドロキ−2
−ナフト酸フェニル、p−ベンジルビフェニル、ステア
リン酸アミド、ベヘン酸アミド、メチレンビスステアリ
ン酸アミド、シュウ酸ジベンジル、トリルビフェニルエ
ーテル、脂肪酸アマイド類、等が挙げられる。
【0023】退色防止剤としては、水酸基をブロックし
た顕色剤の類似物、亜鉛塩などの有機金属塩、ヒンダー
ドフェノール類などが挙げられる。また、顔料には、隠
蔽性がなく、吸油量が高く、pHが高く、染料に対し活
性がないことなどが求められる。また、白色顔料であれ
ば、可視光、近赤外光を周囲に散乱させる効果があり、
光吸収剤への近赤外光吸収を促進、発熱効果を上昇させ
る。この顔料としては、炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウム、珪酸塩、ゼオライト、シリカ、カオリンクレ
ー、尿素ホルマリン樹脂、等が挙げられる。
【0024】結着剤としては、主に水溶性樹脂が主成分
となり、ポリビニルアルコール、デンプン、変性デンプ
ン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ゼラチン、カゼイン、アルキレン−無水マイレン酸共重
合体、ポリビニルピロリドン、アクリルアマイド系水溶
性樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン、
尿素樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂、ポリウレタン樹
脂、などが挙げられる。また、必要に応じて各種補助剤
を添加できる。これらの第1の感熱発色層4および第2
の感熱発色層7は、各々違う材料を用いても同じ材料を
用いてもよい。
【0025】また、断熱性中間層5としては、染料に対
して活性がなく、隠蔽性がないことが望ましく、第1の
感熱発色層4及び第2の感熱発色層7に対して熱を遮断
する必要があるため、1〜3μmの厚さを持つことが望
ましい。断熱性中間層5の材料としては、炭酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、珪酸塩、ゼオライト、シリ
カ、カオリンクレー、尿素ホルマリン樹脂、等の顔料、
及びポリビニルアルコール、デンプン、変性デンプン、
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ゼラ
チン、カゼイン、アルキレン−無水マイレン酸共重合
体、ポリビニルピロリドン、アクリルアマイド系水溶性
樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン、尿
素樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂、ポリウレタン樹
脂、などのバインダー樹脂の中から選択され、特に透明
性を損なわず、近赤外光の透過を妨げないない状態で形
成される。
【0026】更に、第2の感熱発色層7の上層に保護層
8を設けてもよい。保護層8を設けることによって、形
態時などに外部からの熱や傷等による悪影響から各層を
保護することができる。保護層8は、耐薬品性、耐水
性、耐摩擦性、透明性を有し、前記バインダー樹脂の中
から選択して用いればよく、通常0.1〜10μmの厚
みで形成する。特に、表面の耐摩擦性、耐薬品性、耐汚
染性を施すために、熱硬化性樹脂又は紫外線や電子線等
の電離放射線硬化性樹脂が通常よく用いられる。また、
保護層8と第2の感熱発色層7との間に、密着性を高め
るためにアンカー層を設けてもよい。
【0027】次に、本発明に係る情報記録媒体の第2実
施形態について説明する。本発明の第2実施形態の情報
記録媒体1Bは、図2に示すように、シート状あるいは
板状の基体2と、該基体2上の少なくとも一方側に形成
された第1の光吸収性感熱発色層9と、該第1の光吸収
性感熱発色層9の上に形成された断熱性中間層5と、該
断熱性中間層5の上に形成された第2の光吸収性感熱発
色層10と、必要に応じて第2の光吸収性感熱発色層1
0の上に保護層8とが積層されている。また、この際、
光吸収性感熱発色層9および10は、カード形状のうち
全面を覆うように形成しても一部のみを覆うようにして
もよい。
【0028】第1の光吸収性感熱発色層9と第2の光吸
収性感熱発色層10とは、前記の第1実施形態の情報記
録媒体1Aで用いた第1の感熱発色層及び第2の感熱発
色層のそれぞれに、光吸収性材料を含有することにより
作製したものを使用する。
【0029】次に、本発明の第1実施形態の情報記録媒
体1Aに対し表示記録を行う方法を図3〜図7に基づい
て説明する。情報記録媒体1Aに対し表示記録を行う場
合には、レーザー光光源13から書込み用レーザー光1
2を対物レンズ11を介して情報記録媒体1Aに照射す
る。低出力のレーザー光で第1の感熱発色層4又は第2
の感熱発色層7を発色させる場合について説明すると、
上層に位置した第2の感熱発色層7に高エネルギーによ
り発色する感熱発色層を設け、下層に位置した第1の感
熱発色層4に低エネルギーにより発色する感熱発色層を
設け、第2の光吸収層6の中の光吸収剤濃度を調整する
ことにより、図3に示すように、低出力のレーザー光を
照射した際に第1の感熱発色層4だけが発色する。そし
て、上層に位置した第2の感熱発色層7に低エネルギー
により発色する感熱発色層を設け、下層に位置した第1
の感熱発色層4に高エネルギーにより発色する感熱発色
層を設けることにより、図4に示すように、低出力のレ
ーザー光を照射した際に第2の感熱発色層7だけが発色
することになる。
【0030】また、図5に示すように、高出力のレーザ
ー光を照射した場合には、第1の光吸収層3及び第2の
光吸収層6の発熱の影響で第1の感熱発色層4及び第2
の感熱発色層7の両方が発色する。この際、下層に位置
する第1の感熱発色層4が高エネルギーで発色する感熱
発色層とした場合、高温での色相は上層の第2の感熱発
色層7と下層の第1の感熱発色層4との混合となるた
め、下層の第1の感熱発色層4の発色は、黒または上層
の第2の感熱発色層7の補色で混合により黒く見えるよ
うにすることが望ましい。また、上層に位置する第2の
感熱発色層7が高エネルギーで発色する感熱発色層とし
た場合、濃い黒色で発色するようにすれば、下層は隠蔽
され、より鮮明な黒印字となる。
【0031】次に、第1の感熱発色層4及び第2の感熱
発色層7の発色エネルギーレベルを同程度とし、レーザ
ー光の焦点を第1の光吸収層3又は第2の光吸収層6の
それぞれに合わせ印字するようにすれば、各々の第1の
光吸収層3又は第2の光吸収層6の発熱の影響で、各々
の第1の感熱発色層4又は第2の感熱発色層7を完全に
独立して発色することができる。つまり、図6に示すよ
うに、レーザー光の焦点を第2の光吸収層6に合わせて
照射した場合には、第2の光吸収層6が発熱し、この影
響で第2の感熱発色層7が発色し、また、図7に示すよ
うに、レーザー光の焦点を第1の光吸収層3に合わせて
照射した場合には、第1の光吸収層3が発熱し、この影
響で第1の感熱発色層4が発色する。
【0032】次に、本発明の第2実施形態の情報記録媒
体1Bに対し表示記録を行う方法を図8〜図12に基づ
いて説明する。低出力のレーザー光で第1の光吸収性感
熱発色層9又は第2の光吸収性感熱発色層10を発色さ
せる場合について説明すると、上層に位置した第2の光
吸収性感熱発色層10に高エネルギーにより発色する感
熱発色層を設け、下層に位置した第1の光吸収性感熱発
色層9に低エネルギーにより発色する光吸収性感熱発色
層を設け、第2の光吸収性感熱発色層10の中の光吸収
剤濃度を調整することにより、図8に示すように、低出
力のレーザー光を照射した際に第1の光吸収性感熱発色
層9だけが発色する。そして、上層に位置した第2の光
吸収性感熱発色層10に低エネルギーにより発色する光
吸収性感熱発色層を設け、下層に位置した第1の光吸収
性感熱発色層9に高エネルギーにより発色する光吸収性
感熱発色層を設けることにより、図9に示すように、低
出力のレーザー光を照射した際に第2の光吸収性感熱発
色層10だけが発色することになる。
【0033】また、図10に示すように、高出力のレー
ザー光を照射した場合には、第1の光吸収性感熱発色層
9又は第2の光吸収性感熱発色層10の両方が発色す
る。この際、下層に位置する第1の光吸収性感熱発色層
9が高エネルギーで発色するようにした場合、高温での
色相は上層の第2の光吸収性感熱発色層10と下層の第
1の光吸収性感熱発色層9との混合となるため、下層の
第1の光吸収性感熱発色層9の発色は、黒または上層の
第2の光吸収性感熱発色層10の補足で混合により黒く
見えるようにすることが望ましい。また、上層に位置す
る第2の光吸収性感熱発色層10が高エネルギーで発色
するようにした場合、濃い黒色で発色するようにすれ
ば、下層は隠蔽され、より鮮明な黒印字となる。
【0034】次に、第1の光吸収性感熱発色層9及び第
2の光吸収性感熱発色層10の発色エネルギーレベルを
同程度とし、レーザー光の焦点を第1の光吸収性感熱発
色層9又は第2の光吸収性感熱発色層10のそれぞれに
合わせ印字するようにすれば、各々の第1の光吸収性感
熱発色層9又は第2の光吸収性感熱発色層10を完全に
独立して発色することができる。つまり、図11に示す
ように、レーザー光の焦点を第2の光吸収性感熱発色層
10に合わせて照射した場合には、第2の光吸収性感熱
発色層10が発色し、また、図12に示すように、レー
ザー光の焦点を第1の光吸収性感熱発色層9に合わせて
照射した場合には、第1の感光吸収性感熱発色層9が発
色する。
【0035】また、本発明の情報記録媒体にレーザー光
を照射して表示記録する場合に、図13に示すように、
レーザー光による発色で網点14の密度を変えること
で、細かい密度の表示(図13(a))や,粗い密度の
表示(図13(b))等、発色濃度に変化をつけること
で模様等を表示できる。また、これらの網点密度を連続
的に変えることで、濃度変化のグラデーション効果を出
すことができる。また、図14に示すように、色の異な
る網点14a,14b毎に2色のいずれかの色を発色さ
せることでその混合比の変化により中間色を表現したり
(図14(a),図14(c))、2色の網点密度の変
化により色濃度の調整(図14(b))を行うことがで
きる。更に、図15に示すように、レーザー光による発
色で直線15を複数本平行して表示したり、複数本平行
して表示した中に色の異なる直線15a,15bを表示
することで、中間色を表現したりしてもよい。
【0036】
【実施例1】基体2として厚さ188μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(東レ社製E−20)を用
い、この基体2の一方側の面にグラビア印刷法を用い
て、第1の光吸収層3、第1の感熱発色層4、断熱性中
間層5、第2の光吸収層6、第2の感熱発色層7、保護
層8の順に積層して、情報記録媒体1Aを作製した。こ
こで前記第1の光吸収層3には、近赤外光吸収物質(I
CI社製S110510)と、溶剤(ポリビニルアルコ
ール10%水溶液)と、イソシアネート硬化剤とを混合
したものを乾燥後1〜2μmの膜厚となるように形成し
た。
【0037】続いて、第1の感熱発色層4として、黒染
料(3−(N−エチル−Nアシルアミノ)−6−メチル
−7−アニリノフルオルラン)と、顕色剤(ビスフェノ
ールA)と、溶剤(ポリビニルアルコール10%水溶
液)とを乾燥後、第1の光吸収層3上に5μmの膜厚と
なるように形成した。
【0038】次に、断熱性中間層5として、ポリビニル
アルコール10%水溶液を用い、乾燥後2μmの膜厚と
なるように形成した。更に、第2の光吸収層6は、第1
の光吸収層3と同様の作製法にて、乾燥後1〜2μmの
膜厚となるように形成した。続いて、第2の感熱発色層
7として、赤染料(3−ジエチルアミノ−7−クロロフ
ルオルラン)と、顕色剤(3、3−ジクロロフェニチオ
尿素)と、溶剤(ポリビニルアルコール10%水溶液)
を混合したものを乾燥後、第1の光吸収層3上に5μm
の膜厚となるように形成した。第1の感熱発色層4及び
第2の感熱発色層7に用いる染料と顕色剤とは、サンド
ミドルにて十分分散させ、平均粒径が0.3μmとなる
よう塗料化し、可視光、近赤外光の透過率をできるだけ
妨げないようにした。
【0039】更に、耐候性向上のための保護層8を、紫
外線硬化型樹脂(ウレタンアクリレート)により、第2
の感熱発色層7に形成した。以上のようにして作製した
情報記録媒体に対して、波長780nmの半導体レーザ
ー光にてレーザー強度を変化させて照射して書込みを行
ったところ、低出力の書込みでは第2の感熱発色層7が
黒色に発色した。また、高出力の書込みでは第1の感熱
発色層4及び第2の感熱発色層7が共に発色し、赤色相
と黒色相が加色され、最終的に赤色での印字が可能であ
った。この時、黒色印字の縁部分での色のにじみはな
く、鮮明な表示記録が得られた。
【0040】
【実施例2】実施例2では、基体2として厚さ188μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ社製E
−20)を用い、この基体2の一方側の面にグラビア印
刷法を用いて、第1の光吸収性感熱発色層9、断熱性中
間層5、第1の光吸収性感熱発色層10、保護層8の順
に積層して、情報記録媒体1Bを作製した。ここで、第
1の光吸収性感熱発色層9として、黒染料(3−(N−
エチル−Nアシルアミノ)−6−メチル−7−アニリノ
フルオルラン)と、顕色剤(ビスフェノールA)と、溶
剤(ポリビニルアルコール10%水溶液)を混合したも
のに、近赤外光吸収物質(ICI社製S110510)
を分散させた。このようにしてできた近赤外光吸収剤を
含む塗布液を乾燥後、基材上に5μmの膜厚となるよう
に形成した。
【0041】また、第2の光吸収性感熱発色層10とし
て、赤染料(3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオル
ラン)と、顕色剤(3、3−ジクロロフェニチオ尿素)
と、溶剤(ポリビニルアルコール10%水溶液)を混合
したものに、近赤外光吸収物質(ICI社製S1105
10)を分散させた。このようにしてできた近赤外光吸
収剤を含む塗布液を乾燥後、断熱性中間層5上に5μm
の膜厚となるように形成した。第1の光吸収性感熱発色
層9及び第2の光吸収性感熱発色層10の染料と顕色剤
とも、サンドミドルにて十分分散させ、平均粒径が0.
3μmとなるよう塗料化し、可視光、近赤外光の透過率
をできるだけ妨げないようにした。
【0042】断熱性中間層5及び保護層8は、実施例1
と同様にして形成した。以上のようにして作製した情報
記録媒体に対して、波長780nmの半導体レーザー光
の焦点をずらして変化させ、第1の光吸収性感熱発色層
9及び第2の光吸収性感熱発色層10の部分に焦点が合
うようにして書込みを行ったところ、第1の光吸収性感
熱発色層9に焦点を合わせた場合には、赤色のみの印字
が可能であった。また、第2の光吸収性感熱発色層10
に焦点を合わせた場合には、黒色のみの印字が可能であ
った。この時、黒色印字及び赤字印字の縁部分での色の
にじみはなく、鮮明な表示記録が得られた。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
情報記録媒体とその記録方法は、カードに表示記録を行
う際に機械的な応力を加えることなく表示記録を行うこ
とができ、しかも保護層を厚く形成しても表示記録への
影響が少なく、また2色の異なる色による表示記録を選
択して行うことができる。また、第1の感熱発色層と第
2の感熱発色層に発色温度の異なる感熱発色層を設ける
ことにより、レーザー光の出力を変化させることで、発
色させる感熱発色層を選択できる。そして、第1の光吸
収性感熱発色層と第2の光吸収性感熱発色層を設けるこ
とで、積層数を少なくした構成により異なる色の発色を
行うことができる。また、第1の光吸収性感熱発色層と
前記第2の光吸収性感熱発色層に発色温度の異なる光吸
収性感熱発色層を設けることにより、レーザー光の出力
を変化させることで、発色させる層を選択できる。
【0044】また、第1の感熱発色層と第2の感熱発色
層、第1の光吸収性感熱発色層と第2の光吸収性感熱発
色層、のそれぞれに発色温度の異なる層を設けた情報記
録媒体に、レーザー光の強度を選択して照射することで
各層を選択的に発色させて表示記録を行うことができる
ので、表示記録の選択を行いやすく便利である。更に、
第1の感熱発色層と第2の感熱発色層、第1の光吸収性
感熱発色層と第2の光吸収性感熱発色層、を設けた情報
記録媒体に、レーザー光の焦点を前記各層に選択的に合
わせて照射することにより、前記各層を選択的に発色さ
せて表示記録を行うことができるので、表示記録の選択
を行いやすく便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録媒体の第1実施形態の断
面図である。
【図2】本発明に係る情報記録媒体の第2実施形態の断
面図である。
【図3】第1実施形態の情報記録媒体にレーザー光を照
射して第1の感熱発色層に表示記録を行っている状態を
示す図である。
【図4】第1実施形態の情報記録媒体にレーザー光を照
射して第2の感熱発色層に表示記録を行っている状態を
示す図である。
【図5】第1実施形態の情報記録媒体にレーザー光を照
射して第1の感熱発色層及び第2の感熱発色層に表示記
録を行っている状態を示す図である。
【図6】第1実施形態の情報記録媒体の第2の光吸収層
に焦点を合わせてレーザー光を照射して、第2の感熱発
色層に表示記録を行っている状態を示す図である。
【図7】第1実施形態の情報記録媒体の第1の光吸収層
に焦点を合わせてレーザー光を照射して、第1の感熱発
色層に表示記録を行っている状態を示す図である。
【図8】第2実施形態の情報記録媒体にレーザー光を照
射して第1の光吸収性感熱発色層に表示記録を行ってい
る状態を示す図である。
【図9】第2実施形態の情報記録媒体にレーザー光を照
射して第2の光吸収性感熱発色層に表示記録を行ってい
る状態を示す図である。
【図10】第2実施形態の情報記録媒体にレーザー光を
照射して第1の光吸収性感熱発色層及び第2の光吸収性
感熱発色層に表示記録を行っている状態を示す図であ
る。
【図11】第2実施形態の情報記録媒体の第2の光吸収
性感熱発色層に焦点を合わせてレーザー光を照射して、
表示記録を行っている状態を示す図である。
【図12】第2実施形態の情報記録媒体の第1の光吸収
性感熱発色層に焦点を合わせてレーザー光を照射して、
表示記録を行っている状態を示す図である。
【図13】本発明の記録方法を用いて網点密度を変化さ
せて表示した場合の例を示した図である。
【図14】本発明の記録方法を用いて網点密度の変化及
び異なる色の網点を組み合わせて表示した場合の例を示
した図である。
【図15】異なる色の直線を組み合わせて表示した場合
の例を示した図である。
【符号の説明】
1A,1B 情報記録媒体 2 基体 3 第1の光吸収層 4 第1の感熱発色層 5 断熱性中間層 6 第2の光吸収層 7 第2の感熱発色層 8 保護層 9 第1の光吸収性感熱発色層 10 第2の光吸収性感熱発色層 11 対物レンズ 10 発色部 11 対物レンズ 12 レーザー光 13 レーザー光光源

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、この基体上の少なくとも一方側
    に形成された第1の光吸収層と、該第1の光吸収層の上
    に形成された第1の感熱発色層と、該第1の感熱発色層
    の上に形成された断熱性中間層と、該断熱性中間層の上
    に形成された第2の光吸収層と、該第2の光吸収層の上
    に形成された第2の感熱発色層と、を具備したことを特
    徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記第1の感熱発色層と前記第2の感熱
    発色層とは、加熱された際の発色温度が異なる各々の感
    熱発色層であることを特徴とする請求項1記載の情報記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 前記第1の光吸収層及び前記第1の感熱
    発色層の2層が、第1の光吸収性感熱発色層で形成さ
    れ、また前記第2の光吸収層及び前記第2の感熱発色層
    の2層が、第2の光吸収性感熱発色層で形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記第1の光吸収性感熱発色層と前記第
    2の光吸収性感熱発色層とは、加熱された際の発色温度
    が異なる各々の光吸収性感熱発色層であることを特徴と
    する請求項3記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 基体と、この基体上の少なくとも一方側
    に形成された第1の光吸収層と、該第1の光吸収層の上
    に形成された第1の感熱発色層と、該第1の感熱発色層
    の上に形成された断熱性中間層と、該断熱性中間層の上
    に形成された第2の光吸収層と、該第2の光吸収層の上
    に形成された、前記第1の感熱発色層と加熱された際の
    発色温度が異なる第2の感熱発色層と、を具備した情報
    記録媒体に対して表示記録を行う情報記録媒体の記録方
    法であって、 前記情報記録媒体の上から、レーザー光の強度を選択し
    て照射することにより、前記第1の感熱発色層又は第2
    の感熱発色層を選択的に発色させて表示記録を行うこと
    を特徴とする情報記録媒体の記録方法。
  6. 【請求項6】 基体と、この基体上の少なくとも一方側
    に形成された第1の光吸収層と、該第1の光吸収層の上
    に形成された第1の感熱発色層と、該第1の感熱発色層
    の上に形成された断熱性中間層と、該断熱性中間層の上
    に形成された第2の光吸収層と、該第2の光吸収層の上
    に形成された、前記第1の感熱発色層と加熱された際の
    発色温度が異なる第2の感熱発色層と、を具備した情報
    記録媒体に対して表示記録を行う情報記録媒体の記録方
    法であって、 前記情報記録媒体の上から、レーザー光の焦点を前記第
    1の感熱発色層又は第2の感熱発色層に選択的に合わせ
    て照射することにより、前記第1の感熱発色層又は第2
    の感熱発色層を選択的に発色させて表示記録を行うこと
    を特徴とする情報記録媒体の記録方法。
  7. 【請求項7】 基体と、この基体上の少なくとも一方側
    に形成された第1の光吸収性感熱発色層と、該第1の光
    吸収性感熱発色層の上に形成された断熱性中間層と、該
    断熱性中間層の上に形成された第2の光吸収性感熱発色
    層と、を具備した情報記録媒体に対して表示記録を行う
    情報記録媒体の記録方法であって、 前記情報記録媒体の上から、レーザー光の強度を選択し
    て照射することにより、前記第1の光吸収性感熱発色層
    又は第2の光吸収性感熱発色層を選択的に発色させて表
    示記録を行うことを特徴とする情報記録媒体の記録方
    法。
  8. 【請求項8】 基体と、この基体上の少なくとも一方側
    に形成された第1の光吸収性感熱発色層と、該第1の光
    吸収性感熱発色層の上に形成された断熱性中間層と、該
    断熱性中間層の上に形成された第2の光吸収性感熱発色
    層と、を具備した情報記録媒体に対して表示記録を行う
    情報記録媒体の記録方法であって、 前記情報記録媒体の上から、レーザー光の焦点を前記第
    1の光吸収性感熱発色層又は第2の光吸収性感熱発色層
    に選択的に合わせて照射することにより、前記第1の光
    吸収性感熱発色層又は第2の光吸収性感熱発色層を選択
    的に発色させて表示記録を行うことを特徴とする情報記
    録媒体の記録方法。
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